5年振りのオーダー (後編) & オススメのハウンドトゥース

2019.08.30

こんばんは。


昨日の個人オーダーのお話の続きです。




こちらの<BEAMS F>のジャケットを着用してオーダーの採寸をしました。


これまでお作りいただいた方はご存知かと思いますが、オーダーといっても0からイメージを作り上げるのではなく、<BEAMS F>の既製品のオリジナルのジャケットやスーツをベースにしてサイズを選び、寸法補正や体型補正をしていきます。


私はパッチポケットモデルをセレクト。






サイズ46を着用し




ジャケット単品だと袖丈以外は修正なし


胸のラインもキレイ。オリジナルのジャケット良くできていると思います。




ボタンを留めると胴回りと腰が張るので…

中胴から裾にかけて2センチ程広げるのも一つの調整の考え方なのですが、実際前を留める機会はほとんどないのと、その分シェイプが緩くなるので、身幅の修正は無しにしました。


肩幅と胸板と背筋がなくて、お腹ちょい出ていておしりがデカくて垂れている…?自分の身体のラインを出すように調整を加えるのは、必ずしも最善の策ではないと思います。


なんて語っていても、オーダーに関しての難しいことは私、正直よくわかりません。未体験の領域は、当店の百戦錬磨のオーダー番長達に助けを求めます…


ところで




実際に着てみて、風合いや着感の良かったこちらのモデルを簡単にご紹介します。






BEAMS F TALLIA DI DELFINO ハウンドトゥースジャケット
カラー:ライトブラウン
サイズ:42〜52
価格:¥88,000+税
商品番号:21-16-1660-731

大柄のハウンドトゥース柄が程よくインパクトありますが、上品な色合い、風合いの生地です。




既製品のジャケット単品で9万弱なので、かなり高級生地です。

仮にオーダーの生地であるとすると、オーダーだと10万円台半ば位のランクの生地かと。


既成で気に入ったモデルがあれば、それもまた良しです。


ポケットをパッチポケットではなく、チェンジポケット付きにしたい場合は、こちらの形をベースにつくることも可能です。






BEAMS F TORELLO VIERA ハウンドトゥース ジャケット
サイズ:42〜52
価格:¥70,000+税
商品番号:21-16-1646-731


モノトーンの大きめのハウンドトゥース柄がも今シーズン注目の生地。

既製品でも人気です。

出足が早いので、お早目に…


本題に戻りますが

モデルとサイズを選んで、採寸が終わると
次は裏地とボタンのセレクトです。




裏地は、ライトグレーというかアイボリー風な色に




袖裏は、裏地と共地にもできますが、ストライプ地にしました。






ボタンは、淡いホーンボタンに。





こういうのを選ぶのもオーダーの楽しみでしょうか。


最終的にこのような内容に。




袖口は、既製品の時は自分はあまりこだわらないので…アキミセで良いのですが

オーダーの時は本切羽に。


そこに深い理由はないですが…

工場で仕上げると料金に含まれるのと、自分なりのオーダー記念です。


袖の長さは、袖付けや生地の伸び具合からくる仕上がり誤差が5mm位は起こりうりますが、これは自分で一発本切羽を選んだ宿命。

自らの決断には、責任が伴います。


自動制御の超精密マシンが切って縫って作っている訳ではないので、職人さんの手仕事の結果を楽しめる方は、本切羽も有りかと。


念の為、仮縫い袖にしておきたい方は、既製品の店頭分と同じように、ボタンホールもボタンも縫われていないフラシの仕上げで納品も可能です。(別途修理代が発生します。)




生地選びから採寸、付属選び、伝票作成まで自分は私物でサクサクと決めてはいたものの、写真を撮りながらやっていたので、30分位の所要時間。


実際に対お客様だと、慣れている方で30分〜、スーツだと1時間前後〜90分位でしょうか…


何はともあれ、久しぶりのオーダー、仕上がりが楽しみです。




このスーツも良し…




と思っていたら、Shibuya(左上)が写り込みに入ってきました。


着用しているのは、昨年オーダーした、ダブルのパッチポケットモデルのスーツとのこと。




ジャケットはサイズ44,パンツはサイズ50をベースにして、自分の好みのバランスに。

ウエストは調整可能範囲内で小さめにして、別途修理出しもしたようですが…






スタッフも色々と楽しんでおります。


気になる方はお早めに。

週末は時間帯によってはオーダーが集中するので、お時間のある方は、平日のご来店がオススメです。


KATO