本日はこちら。
1967年創業から現在に至るまで、今も尚アメリカで靴作りを続ける数少ないブランドでもあるRancourt。
先日のKUWATAに引き続き、私からはBEAMS PLUSスタッフの夏の足元には欠かせない“ベネシャンローファー”のご紹介。
別注でリリースをしてから、もうかれこれ10年以上展開している名作なのですが、実はBEAMS PLUS 20周年のこのタイミングで、若干の仕様変更されているのです。

左が今までやっていた旧モデル。右が今年入荷の新モデルです。この角度ですとデザインは同じなのですが…
旧モデルはホーウィン社のクロムエクセルレザーを使用しているのに対し、新モデルは“ラフィアン”というRANCORT社の中では手で縫うことが出来る限界の厚さのレザーを使用しております。
厚いとはいえ、ライニングなしの1枚皮仕様の為、足馴染みが良いので履き始めからストレスを感じません。
次はソール。

旧モデルはコルクが練り込まれたラバーソールを使用しているのに対し、新モデルはウレタン製の通称キャンプモックソールという物に変更されています。
私も早速新モデルに新調して変化を確かめてみました。
どちらも軽量なのですが、今まではフラットなソールでしたので足裏が地面にぺったりと着いていた印象でした。
一方、今回のソールは若干丸みを帯びており事により足裏の感覚がソフトに感じ、歩き易くなった印象です。

若干ですが厚みも増しています。
Rancourtは、BEAMS PLUSでもオーセンティックなモカシンシューズとして、長きに渡りご紹介させて頂いております。このベネシャンローファーもつま先のハンドステッチやキッカーバックに施されている手縫いの技術が際立つシューズで、そんな面持ちを保ちながらもこんな部分でしっかりと時代に合わせてアップデートしています。
これからもずっと履き続けたい、そんなシューズです。
是非、お試しください!
YOSHIDA
<ビームス プラス>20周年を記念し、その20年の軌跡と未来を20分に凝縮したドキュメンタリー『What is BEAMS PLUS?』を公開
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@beams_plus_yurakucho