イタリア出張ミラノ編 LARDINI

無藤 和彦 2024.07.16

こんにちは無藤です。

ミラノ二日目はもちろんラルディーニからのスタートです。タリアトーレが打ち出していたカラーやアイテムとどのように違うのかが楽しみです。
それぞれがイタリアのトレンドを発信する代表的なブランドだといえるので、比べてみると来シーズンの傾向がはっきりとわかってくると思います。




ショールームの入り口を入るとリゾート感満載のベージュとホワイトのコーディネートです。タリアトーレでも打ち出されていましたが、ラルディーニでもダブルブレストのジャケットの打ち出しがとても目立っていました。
ベージュとホワイトのカラーコーディネートはとても上品でリッチだと思います。




このようにショールーム内のハンガーにもカラーコーディネートをして商品を見せています。1月のPITTI UOMOでは全身ホワイトといったカラーコーディネートが多くの サプライヤーから紹介がされていましたが、こちらのベージュ系とのコーディネートのほうが大人っぽく見えますね。



そしてラルディーニでもピンクの打ち出しです。PITTI UOMOやタリアトーレと同様に柔らかいソフトトーンのピンクがいろいろなアイテムに使われています。
ラルディーニではピンクにベージュを コーディネートしていて何ともエレガントでした。




ベージュのメタルボタンブレザーに柔らかいピンクのオープンカラーを襟を出しての コーディネート、けっこうキザなアメリカンジゴロ風とでも言いましょうか、でも着てみたい気持ちもありますね。




そして出ました、グリーン系の打ち出しです。色のトーンもタリアトーレとほぼ同じです。なんでここまで同じようなカラーの打ち出しになるのでしょうか。
グリーン系も様々なアイテムに使われていました。ラルディーニではこれらのグリーン系にはホワイトをコーディネートしていました。




そして出ましたラベンダーの打ち出しです。タリアトーレとほとんど同じカラーが使われています。
ダブルブレストのジャケットとメタルボタン使いも様々なサプライヤーから打ち出されていて、来シーズンのトレンドといえるのではないでしょうか。
それにしてもここまで色が同じだというのも面白いですね。



夕方に行われたラルディーニのパーティーでのモデルたちのコーディネートです。  ベージュ、ホワイト、ピンク、グリーンの打ち出しとコーディネートが良くお判りいただけると思います。

タリアトーレでもピンク系やグリーン系をアンサンブルでコーディネートするという打ち出しが見られました。この着こなしも来シーズンはいろいろなところで見られるのではないでしょうか。




ラルディーニでもザックリ系のニットが数多く打ち出されていました。ラルディーニではこのようにアンサンブルでのコーディネートです。
このように着れば透け感は気にならないと思います。




ルイジ・ラルディーニ氏のコーディネートです。かっこいいですね。大人の余裕が  感じられます。

ラルディーニの皆様はなんかとてもクールで、「写真を一緒に撮りましょう」とは言いづらい雰囲気を持っています。

同じアドリア海側でもラルディーニの中部マルケ州とタリアトーレの南部プーリア州では陽気さが違うのでしょうか。



アレッシオ・ラルディーニ氏はウエスタン風のコーディネートです。PITTI UOMOでもこのようなウエスタンコーディネートの来場者が多く見られました。
ウエスタンは、シャツやベルトなどで雰囲気だけ取り入れるのが良いのではないでしょうか。
我々がここまでやってしまうと、ちょっとコスプレっぽくなってしまうと思います。




シューズもウエスタンブーツです。完璧な着こなしですね。アレッシオ氏はいつもこのように新しいモードを取り入れたコーディネートを見せてくれます。


いかがでしたしょうか。
ミラノ編、まだまだ続きますので、お楽しみになされてください。


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