日本を代表する家具「バタフライスツール」が生まれてから60年。
成形合板技術の集大成ともいえる「ヘロンロッキングチェア」が生まれてから50年。
半世紀以上が過ぎてもブランドのアイコンとして名作であり続ける、二つの家具を記念して、発売当時の使用をほぼ再現した特別モデルを数量限定で発売致します。
■ 特設サイト
『 天童木工 | Butterfly Stool & Heron Rocking Chair Anniversary Revival Edition 』
https://tendo-mokko.tumblr.com/
BEAMSでの販売・抽選方法につきましては、2月中旬にBEAMSオフィシャルサイトにてご案内の予定です。
オフィシャルサイトでのご案内前には、店頭・お電話でのお問い合わせにはお答え致しかねますので、予めご了承下さい。
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あまりにも有名なチェアの一つとして挙げられる、柳宗理がデザインした”バタフライ スツール”。
私も2年前の夏に、山形県天童市にある工場にお邪魔し、そのプレスする機械を見たときに、非常に感慨深いものがありました。
1990年代半ば、その時は取り扱っている所も少なくなっていたバタフライスツール。
fennicaレーベルのバイヤー、テリー・エリスと北村恵子は、是非取り扱いたいという事で紆余曲折はあったものの、様々な出会いがあり販売させて頂く事となりました。
(詳しい経緯やストーリーは書籍”日本最高の手仕事”や、”fennicaスタイルブック”に記載されています。)

バタフライスツールはあまりにも有名な椅子なので、今回は周年記念モデルのディテールにクローズアップした内容でお届けしたいと思います。

現在インターナショナルギャラリー ビームスの店内には4脚のバタフライスツールが。
上から2番目のものが今回の周年記念モデルです。
下2段は現在販売されている物(只今ビームスでは在庫を切らしており、こちらは予約受付中です!)と、一番上段にあるものは参考商品で1990年代半ばに少量作られたローズウッドのタイプ。
ディレクターの私物で、1994年のクリスマスに入った1本の電話をきっかけに、当時のインテリアレーベルであるビームス モダンリビングで販売もしていました。
この3種類を比べてみましょう。

右が今回の周年記念モデル、左上が1990年代半ばのローズウッドモデル、左下が現在販売されているものです。
違いが分かりますでしょうか?
写真だと少し分かりにくいのですが、表面の仕上げが違っています。目弾きと言って、表面に木目の凹凸がやや現れる仕様。
素材感がより強く出るのと、経年変化で色が抜けていき、明るくなっていくそうです。
使っていく中で育てるような楽しみが待っているのも、今回の周年記念モデルの醍醐味かと思います。

ただこれもお好みとなっております。現在販売されているつるっとした仕上げの方が、かたちの曲線美がよりはっきりとしていて綺麗な印象です。
現在のモデルは、デザイナーである柳宗理氏が少しづつ修正・アップデートしたもので、完成形とも言えるのではないでしょうか。
この辺りは、お部屋のインテリアの取り合わせによって、お好きな雰囲気を比べて頂ければと。

周年モデルの内側には、今回の120脚だけにつく古いマークのシールも付いています。
お好きな方には堪らないのでは・・・
展示は2月19日(日曜日)までとなっております!
ご興味のあるい方は、ぜひこの機会にお越し下さい。
次回はヘロンロッキングチェアをご紹介します!
ASAMI
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