すっかり秋の空気になり、季節の歩みを感じますね。いかがお過ごしでしょうか?
店頭ではスタッフもマネキンも秋の装いなのはもちろんのこと、新宿では秋のイベント『柿渋のちから』を開催中。そして原宿では季節の模様替えを行いました。

<松本民芸家具 × fennica>のローテーブルを囲うように並ぶ、同じく<松本民芸家具 × fennica>の低座椅子、<天童木工>のチェントロソファにマットソンチェア。
<倉敷緞通>の絨毯(非売品)の赤は紅葉色に映り、秋らしいコーディネートになったのではないでしょうか?

<松本民芸家具 × fennica>ローテーブル
カラー:BEAMSカラー
サイズ:W1150 × D760 × H 400
価格:¥188,000+税
商品番号:66-93-0013-079
こちらのローテーブル。改めてご紹介させていただきますと、木工漆工芸の人間国宝 黒田辰秋が<松本民芸家具>の工房で制作をしていた時期に監修したという「#67型座卓I」をベースにしています。

元々天板の高さが32cmのつくりなのですが、40cmに変更してオーダーした特別モデル。この8cmの差により、ソファ前のローテーブルとしてレイアウトしたり、床に座ってくつろぐ場面でも丁度良い、絶妙な高さに仕上がっているのです。

天板四隅は斜めにカットされ、そこから八の字に伸びた板脚。隅が鈍角状になるとシャープな印象を和らげますし、斜めに伸びた板脚はテーブル下に脚を入れる際にゆとりが生まれますね。
この洗練されたデザインにより、天板の杢目の美しさも引き立つように思います。

<松本民芸家具 × fennica>低座椅子
カラー:BEAMSカラー
サイズ:W550 × D450 × H650(SH300)
価格:¥136,000+税
商品番号:66-91-0015-079
低座椅子は「L型布地ローチェア」がベース。<fennica>ディレクター エリスのイメージを伝え、既存のラインナップにはないライトブラウンの生地を使用しています。

<松本民芸家具>の布張り椅子と言うと光沢のあるベルベット生地を連想しますが、このざっくりとした織り生地もまたマッチするんですよね。

このローテーブルと低座椅子の製作依頼をした当時というのは、原宿ではじめてアフリカのクラフトに焦点を当てたイベントを行った時期と重なります。テーブルやソファだけでない床での生活スタイルは、アフリカンクラフトを取り入れる提案とも繋がるという訳です。ロースタイルは天井までの空間に余裕が生まれ、部屋を広く感じられるメリットもありますよね。
そして、拘りのラッカー仕上げのお話も。
<松本民芸家具>を取り扱いし始めたのは、2009年の秋に遡りますが、当初より“BEAMSカラー”という特注色でご紹介しているのはご存知でしょうか?

主要材として用いられるミズメザクラは、丹念に手塗りでラッカー塗装を重ねることで濃い赤茶色になります。その色目は<松本民芸家具>の特徴の一つ。ですが、長年使い込まれた時にはじめて最良となる塗装をしているという職人の話にあるように、経年で色が透け飴茶色に育った色目がまた美しいのです。
<fennica>では、日々手入れしながら使い込み3年が経過した頃のような、ワントーン明るいフィニッシュでご紹介をしています。
これには<松本民芸家具>を取り扱う前から並ぶ<ARTEK>などの白木の家具とも調和するようにという狙いもあるのです。

お手持ちの家具や床材の色に捉われず、美しいと思う感覚を大事にして、ミックスしていくスタイルを楽しんでいただけたらと思います。
過去に公開されたコンテンツ「fennica things」で<松本民芸家具>の特集をご覧いただけますよ。
こちらのローテーブルと低座椅子はInternational Gallery BEAMS(原宿)にてご覧いただけます。
9/18(金)から24(木)まで「BEAMS CLUB ダブルポイントキャンペーン」を開催しておりますので、ぜひお得な機会にご検討ください。
※<松本民芸家具>のご案内は下記<fennica>各店の店頭にて承ります。
◼︎International Gallery BEAMS 2階(原宿)/TEL:03-3470-3948
◼︎BEAMS JAPAN 5階(新宿)/TEL:03-5368-7304
◼︎BEAMS KOBE B1階(神戸)/TEL:078-335-2720
Mori
