タグ「松本民芸家具」の記事

特別な座卓-松本民芸家具 for fennica-

和と洋を融合した質実剛健な家具を作り続ける<松本民芸家具>。

<fennica>では2009年秋より取り扱いをスタートし、<fennica>ならではの視点で今ご提案したい特注色や特注型の製作、様々な手仕事とのミックススタイルをご紹介してまいりました。


今回ご紹介する座卓もまた、<fennica>で特別にオーダーしたスペシャルアイテムです。

<松本民芸家具 × fennica>座卓
カラー:BEAMS fennica 特注色
サイズ:幅 115cm/奥行き 76cm/高さ 40cm
価格:¥235,400→¥164,780(税込)
商品番号:66-93-0013-079


ベースとなったのは、木漆工芸の人間国宝 黒田辰秋による監修で生まれた「#67型座卓I」。

四隅を斜めにカットした天板と、そこから伸びる板脚が印象的な「#67型座卓I」は、2年前に<fennica>POP-UP SHOPでお邪魔させていただいた<濱田窯>のリーチルームでも使われていました。


こちらはその時の様子。趣きあるリーチルームと調和した、なんとも素敵な空間でした。


<fennica>ではこの「#67型座卓I」を、床座でもソファに腰掛けた際にも丁度良い脚の長さに変更。


通常32cmの高さから40cmにし、美しいデザインを活かしながら、時代とともに変化した現代のスタイルにマッチする高さに調整しました。


高さを出すことで脚の傾斜もやや立ち上がり、面取りと相まってすっきりとした印象に。


床に座る際も天板下に入る足にゆとりが生まれます。


<松本民芸家具>の主要材であるミズメザクラは、本州や九州、四国の山地に広く分布するカバノキ科の落葉高木で、木工芸や昭和初期は電柱や線路の枕木に使用されていました。堅く粘り強く狂いにくい特性は家具にも適しているとされています。


しかし、伐採しづらい高山地帯に生育し、家具に使われる200〜300年の歳月を経たミズメザクラを探して入手することは大変困難なことで、家具製作時の扱いには熟練の技を要します。

それでも<松本民芸家具>がミズメザクラに拘るのは、長年の使用に耐えることができ、使い込むほどに美しく存在感を増していくから。


太く健康的な木の価値がさらに高まる今日、このような大きな天板のテーブルを作ることは大変貴重です。

そしてこの大きな天板はミズメザクラの特徴的な“虎斑”、虎の紋様のような杢目が見て取りやすいことと思います。


色の濃淡に差のある杢目は、職人が丁寧に塗り上げるラッカー塗装によって深い黒光りした色目に。

<松本民芸家具>の特色の一つであるラッカー塗装は、熱に強く傷付きにくいポリウレタン塗装とは真逆の性質を持ちますが、使い込むほどに色が透けて深い色艶を増し、味わいある表情へと変化する魅力があります。


<松本民芸家具>は、長い月日の中で丁寧に使い育った姿が最良となるような仕事を続けておられるのです。

<fennica>ではヴィンテージ家具や北欧の白木の家具と調和するよう、特注色として3〜4年使い込んだようなワントーン明るいフィニッシュで製作していただいています。これも熟練の技があってこその表現。この大きな天板でその丹念な仕事をご堪能いただけたら。


この度、日頃の感謝を込めまして大変お求め易い価格へお値下げしております。

どうかお好きな方のもとへ届きますように。この機会にぜひご検討ください。



お問い合わせや店頭でのご案内は下記<fennica>店舗にて承ります。

【fennica 展開店舗】

[東京 新宿]BEAMS JAPAN 5階 / TEL:03-5368-7304
[兵庫 神戸]BEAMS KOBE B1階 / TEL:078-335-2720



Mori



ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。

9つの家具、暮らしのアイデア-松本民芸家具 Forming the Folk Art Interior-

<松本民芸家具>の企画展も早いもので今週末までとなりました。

今回は期間中にご検討されている皆さまへ、暮らしに取り入れるヒントになるような写真とともに、9つの家具をご紹介いたします。


|クリケットテーブル|


<松本民芸家具>のループバックチェアやスラント書棚、奥にはドゴン族の梯子や<ARTEK>のSTOOL 60が置かれた<fennica>ディレクターの自宅の一角。中央に据えたのが“クリケットテーブル”です。


<松本民芸家具 × fennica>クリケットテーブル
カラー:BEAMSカラー
価格:¥154,000(税込)
商品番号:66-93-0061-079


この名前は英国球技、クリケットのゲートの3本脚に似ていることに由来。三脚は欧米のような石床や屋外用にも適していたという背景があります。


一般的にはストレッチャー部分に板が乗りますが、<松本民芸家具>が収蔵する基となったクリケットテーブルに棚板が無かったことからこのデザインに。

脚の面取りにはジャコビアンスタイルの影響も見られます。


<fennica>では天板の直径を78.2cmから90cmへ変更。12cm程広がりを出すことで、対面した時の距離感や食卓に少しゆとりが生まれるんですよね。

そして<fennica>の特注色、ワントーン明るいラッカー塗装は、異なる色目の家具とも調和するよう考えています。


一枚目の写真のように<松本民芸家具>で揃えることは勿論、このように<天童木工>のRING STOOLや<ARTEK>のSTOOL 60を並べても良い。自由にインテリアを楽しんでいただければと思います。


|85リーチ型アームチェア|


<松本民芸家具>85型リーチアーム
カラー:BEAMSカラー
価格:¥103,400(税込)
商品番号:66-91-0088-079


こちらは英国の伝統的なウィンザーチェアと米国東海岸で見られた軽いタイプのウィンザーチェアを参考に作られた“85型リーチアーム”。


小ぶりで座ると一体感がありますから、ダイニングテーブルとも相性が良いですね。

肘掛け先端の丸みが愛らしく、曲線は腕に優しいあたりです。



|509C型ウィンザーチェア|


<松本民芸家具>#509C型ウィンザーチェア
カラー:BEAMSカラー
価格:¥151,800(税込)
商品番号:66-91-0190-079


<松本民芸家具>の代表的な仕事の一つ、ウィンザーチェア。こちらは数あるウィンザーチェアの中でも「美しいイス」として取り上げられることの多い“509C型ウィンザーチェア”です。


背柱を9本持つ上等な顔。肘掛けを支えるツカ柱は、後ろへ逃すことで足回りにゆとりが生まれます。


前脚のみ入ったロクロ挽きがアクセントに。


|201型茶卓Ⅱ|


<松本民芸家具>201型茶卓Ⅱ
カラー:通常色
価格:¥93,500(税込)
商品番号:66-93-0060-079


スカンジナビアデザインの影響を受けた“201型茶卓Ⅱ”。

脚板には雑誌や文庫箱など置いても良いですよね。丁寧に面取りされ、テーパーした脚も美しいです。


|座卓|


<松本民芸家具 × fennica>座卓
価格:¥206,800(税込)
商品番号:66-93-0013-079


#67型茶卓Ⅱを基に、高さを32cmから40cmへ変更した<fennica>スペシャルモデル。八の字に開いた脚は座った際にゆとりが生まれ、面取りも相まってすっきりした印象です。


この広い天板になるとワントーン明るいフィニッシュのBEAMSカラーがよりわかりやすいでしょうか。

ミズメザクラの杢目に見られる特性、虎斑が明暗を与え、豊かな表情にします。



|低座椅子|


<松本民芸家具 × fennica>低座椅子
カラー:BEAMSカラー
価格:¥149,600(税込)
商品番号:66-91-0015-079


座卓と同時期に特注した低座椅子は、木部のBEAMSカラーと布張りの生地を変更しています。


<松本民芸家具>既存の布張り椅子というと光沢あるベルベット生地を連想しますが、ホームスパン調のブラウン生地に乗せ替えることでまた新たな表情に。


茶卓を低座椅子、そして<天童木工>のCentro Sofa、Margarita Sofaで囲んだスタイルサンプル。

目線が低くなる床で寛ぐ生活スタイルは、アフリカンクラフトを取り入れるスタイルに繋がります。企画展を通して、そのミクスチャースタイルにもご注目ください。


|スラント書棚|

<松本民芸家具>のオープンタイプの棚の中では最も新しいデザインの“スラント書棚”。

幅75cmとレイアウトしやすいサイズもご好評いただいている秘密です。

<松本民芸家具>スラント書棚
カラー:BEAMSカラー
価格:¥110,000(税込)
商品番号:66-97-0020-079


最上段は新書、最下段はA4サイズに合わせ、その名の通りスラント=傾斜したデザイン。下段まで光が当たるため、飾り棚としても最適です。


棚板の木口も傾斜に合わせ、斜めに揃えられています。ここが真っ直ぐだと設計として面白くならないと伺いました。

サイドの飾り一つとってもそうですが、細部に至る拘りを見聞きする度、改めてそばに置きたくなる家具だなと感じます。


#520Lラッシチェアを横に置けば、素敵な読書コーナーに。


|22型スツール|


花器をのせ、ディスプレイ台としてレイアウトした“22型スツール”。奥には壺やこけしを並べたスラント書棚も見えますね。


<松本民芸家具>22型スツール
価格:¥26,400(税込)
商品番号:66-92-0089-079


<松本民芸家具>のプロダクトの中で極めてシンプルながら、脚の転びの方向や鉋の歯の根を残した荒削りな部分が面白い“22型スツール”。アメリカの開拓時代に作られたものを参考にしたのだそう。


上に乗せる板材は接合のために十分な厚みをとりながらも、僅かに削ることですっきりと見せ、軽さにも繋がっています。

スツールやサイドテーブル、ディスプレイ台とフレキシブルに使える点も魅力ですよね。




|S型スツール|


<松本民芸家具>S型スツール
カラー:通常色
価格:¥33,000(税込)
商品番号:66-92-0124-079


こちらは今回の企画展で<fennica>のラインアップに加わった“S型スツール”。


S型のSはStackingのSで、重ね置くことができる来客時の補助椅子として作られたプロダクトです。


少し間が空いた状態で留まるのは座面に傷が付かないようにとの配慮から。こんな感じで棚のように見せる使い方も良いですよね。

こちらはソファ前のテーブルとしてレイアウトしたところ。


スツールの上にはエチオピアの枕、ソファにはエヴェ族のエヴェクロスを掛けた<fennica>が提案するアフリカンクラフトとのミクスチャースタイルです。


家で過ごす時間が増えた今、熟練の職人によって作り出される<松本民芸家具>は暮らしを楽しく、日々に寄り添います。

<松本民芸家具>の素晴らしい手仕事を、ぜひ取り入れてみてください。


会期は8/15(日)まで。

期間中、開催店舗(ビームス公式オンラインショップ含む)にて<松本民芸家具>をご購入またはオーダーいただいたお客様に限り、BEAMS CLUBポイントが2倍になるキャンペーンを実施します。(※ポイントアップ分は有効期限が3ヶ月の期間限定ポイントです。

この機会にぜひ<松本民芸家具>のプロダクトに触れてみてください。


▶︎これまでのイベントブログはこちらから


『松本民芸家具 Forming the Folk Art Interior』
会期:7/31(土)-8/15(日)
場所:BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO


<fennica>に纏わるモノ、コトを発信していくコンテンツ“fennica things”vol.02「松本と松本民芸家具」もぜひご覧ください。




Mori

フェニカロッカーができるまで-松本民芸家具 Forming the Folk Art Interior-

今回は先日のブログでも触れた、<松本民芸家具>を取り扱うきっかけとなる“fennica Rocker”のお話を<松本民芸家具>製作工程を踏まえながら改めてご紹介いたします。


<松本民芸家具 × fennica>fennica Rocker
サイズ:W 59/D 89/H 90/SH 44
価格:¥156,200(税込)
商品番号:66-91-0091-079


製作の経緯は先日のブログで書いた通り、<fennica>ディレクター エリスと北村が自宅用にと、二つの椅子を掛け合わせたロッキングチェアを依頼したことに始まります。


基となったのは英国の陶芸家であり民藝の先駆者であるバーナード・リーチ監修の“#508D型ウィンザーチェア”。これは英国を源流とする伝統的な椅子を<松本民芸家具>と細部まで話し合い、改良を重ねて形にしたものです。

このウィンザーチェアにロッカー(ソリ脚)を取り付ける…言葉にすればシンプルですが、バランスをとるには脚の角度やロクロ挽きの位置を変える必要があります。細かな修正を加えることで座った時やデザインとしてバランスのとれた仕上がりになりました。


<松本民芸家具>の製作工程は大きく分けると4つの専門職、[1.設計職 2.木取職 3.組立職 4.塗装仕上職]に分類されるのですが、ここが設計職による仕事ですね。


次の木取職は聞き馴染みのない工程かもしれません。これは木材の仕入れや管理、製作する家具の設計に沿って膨大な種類と量の材から最適な材を選び出し、粗取りをする専門職。


“fennica Rocker”には<松本民芸家具>の主用材ミズメザクラと、肘掛のツカ柱の曲木にはナラを使用しています。

曲線に合わせた材を選んだり、杢目に見せ場のあるところを選ぶなど、実はこの段階で8割が完成すると言われるほど重要な工程なんですね。


そして木取職が選んだ材は組立職へ。設計職の図面や指示にしたがって加工し、組み立てていきます。




機械工業生産の家具メーカーではライン化し複数人で行うのが一般的ですが、<松本民芸家具>では一つの家具に対し一人の職人が一貫して行うという点も大きな特徴。

また、“fennica Rocker”のように型によって曲木やロクロといった工程が加わります。


最後に塗装仕上職。組立色が作り上げた白木地状態の家具に塗装を施し、製品によっては金具を取り付け仕上げる工程です。


こちらは“fennica Rocker”が塗装の工程毎に並べられた写真。段々と色艶が増していく様が面白い。

はじめに染料を木地に染み込ませステインを塗る下塗りがあり、ラッカー塗装を施す13工程を重ねていきます。どの工程も木地の特性を見ながら手刷毛で丹念に塗り上げることで、<松本民芸家具>の色になるんですね。


この特徴的なラッカー塗装ですが、<fennica>では取り扱い当初よりワントーン明るいフィニッシュを特別に依頼しています。

これは元々取り扱っていた北欧の白木の家具などとも調和するようにとの考えから。


工程数は同じ数を踏んでいますが、塗料の調合の調整により、おおよそ使い込んで3年経過した頃合いの色の透け具合を表現しているんです。

取り扱いから10年以上の月日が経ちました。その当時に旅立った“fennica Rocker”も更に良い味わいが出てきている頃でしょうか?


ロッキングチェアは重心移動に一体感がありながら加重により安定するため、ワーキングチェアとして、またはリラックスチェアとして、様々なシーンに寄り添ってくれます。


コンパクトな作りの“fennica Rocker”は、ダイニングテーブルと合わせても良いですし、ロッキングチェアは単体でも成立する家具なので<松本民芸家具>を取り入れる最初の一脚にも最適でしょう。


<松本民芸家具>の熟練の職人による技術が詰まった“fennica Rocker”。

まずはぜひ一度腰掛けて座り心地をお試しください。


<松本民芸家具>の仕事は公式YouTube「松本民芸家具の日々」でもその様子を見ることができます。



会期も早いもので今週末までとなりました。

期間中、開催店舗(ビームス公式オンラインショップ含む)にて<松本民芸家具>をご購入またはオーダーいただいたお客様に限り、BEAMS CLUBポイントが2倍になるキャンペーンを実施します。(※ポイントアップ分は有効期限が3ヶ月の期間限定ポイントです。

この機会に改めて<松本民芸家具>のものづくりにご注目ください。


▶︎これまでのイベントブログはこちらから


『松本民芸家具 Forming the Folk Art Interior』
会期:7/31(土)-8/15(日)
場所:BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO


<fennica>に纏わるモノ、コトを発信していくコンテンツ“fennica things”vol.02「松本と松本民芸家具」もぜひご覧ください。




Mori

7つのラッシチェア-松本民芸家具 Forming the Folk Art Interior-

開催中の企画展より、<松本民芸家具>のラッシチェアの歩みをご紹介した前回のブログはご覧いただけましたでしょうか?

今年育った太藺草も先頃刈り取られた模様。<松本民芸家具>のInstagramでも青空の下、太藺草が背高く育った光景がUPされていました。こちら

大切に育てられた太藺草は、ここから天日で乾燥、そしてラッカー塗装の工程までを終えた座枠に職人の手仕事で丁寧に編み上げられます。そして店頭へ…

それでは、本展に並ぶ7型をご覧いただきましょう。


|#512型寝椅子|


<松本民芸家具>#512型寝椅子
価格:¥400,400(税込)
商品番号:66-91-0191-079


力強い手仕事が揃う本展の中でも、一際目を惹く“#512型寝椅子”。

日本民藝館で使用するために設計されたもので、デッキチェアのように寛ぐことのできる休息椅子です。

傾斜はアイアンバーで3段階に調節可能。


今回の展示に合わせて、角度を僅かに起こした設計に改良された製品が届いております。

1段階目:膝上でパソコンや手芸など作業をする時に良い角度ではないでしょうか?


2段階目:少し楽な角度は本を読む時に。


3段階目:リラックスした姿勢で音楽を。窓の外の空を見上げるにも良い角度。


そしてフラットに。まだ青さの残るこちらは、藺草に似た爽やかな香りが漂います。畳の上で寝転ぶように、気持ち良くお昼寝できるでしょう。


乾燥させた太藺草を柔らかくするためにお湯で戻し、太さの異なる草を併せ均一な縄状になるよう縒りながら編み上げる…これだけの大物になると乾燥させながら徐々に徐々に詰めながら編み上げるために時間を要します。

ぜひ店頭でご覧いただきたいですね。


|#519型長スツールⅠ|


<松本民芸家具>#519型長スツールⅠ
価格:¥198,000(税込)
商品番号:66-92-0125-079


こちらは日本民藝館で行われる立礼式での茶会用に考案されたもので、今もなお日本民藝館で使われる“#519型長スツールⅠ”。長年来客者をもてなしてきた長スツールは、深い色艶に変化していてとても美しいんですよね。


横から見ると、くっと両端が反り上がっているのがわかります。このどっしりとした佇まい、惹かれますね。

部屋を区切るようにレイアウトしたり、壁付けしたりとイメージも広がります。




|514型ラッシスツール|


<松本民芸家具>514型ラッシスツール
価格:¥88,000(税込)
商品番号:66-92-0123-079


同じく日本民藝館の什器として設計された“514型ラッシスツール”。

“#519型長スツールⅠ”同様に反り上がった両端、脚の面取りも美しい。

長スツールと組み合わせたり、玄関先に置いて靴を履く際に使うスツールとしても。コンパクトなサイズ感でレイアウトしやすいのも魅力です。


|#222鞍型スツール|

<松本民芸家具>#222鞍型スツール
価格:¥90,200(税込)
商品番号:66-92-0126-079


民藝同人による監修で、馬の鞍をモチーフに製作された“#222鞍型スツール”。基はどんなものだったのか調べると、農耕馬の鞍にこのような木製のクロスしたものを見つけました。

どっしりとした骨太な脚は、手にすると重さもしっかりと感じられます。存在感のあるデザインですね。


|518型ラッシ編みスツール|

<松本民芸家具>518型ラッシ編みスツール
価格:¥66,000(税込)
商品番号:66-92-0052-079


民藝同人による監修で、スカンジナビアデザインに影響を受けた“518型ラッシ編みスツール”。


ふっくらと丸みを持たせた脚は、強弱のある線ですっきりと軽やかな印象。北欧の家具とも組み合わせやすいデザインです。


青さがなくなり中程度まで変化した状態はぜひ店頭でご確認いただければと思います。


|520L型ラッシチェア|

<松本民芸家具>520L型ラッシチェア
価格:¥124,300(税込)
商品番号:66-91-0188-079


こちらも民藝同人監修によるデザイン。シートハイは35.5cmと、一般的なダイニングチェアより5cm程度低い中座です。後ろから支えるようにカーブした脚の曲線が良いシルエット。


高さ33cmの518型ラッシ編みスツールをオットマンのように組み合わせて配置しても素敵。


ビームス 神戸スタッフ安本も#521L型アームチェアに#514型ラッシスツールを組み合わせていました。




|517型ラッシチェア|

<松本民芸家具>517型ラッシチェア
価格:¥99,000(税込)
商品番号:66-91-0189-079


英国伝統の椅子に多く見られる、はしご状の背もたれデザイン。こちらは4段のラダーと角脚が特徴の“517型ラッシチェア”です。

4段のラダーはシンプルな飾りも美しいですね。

コンパクトな背もたれの幅に対し、座面は台形で膝周りにはゆとりがあります。


こちらもスタッフ安本が愛用する長く使い込んだ#63型ラダーバックチェア。


ここまで色が透け、深い色艶になるまでは長い時間を要しますが、暮らしの中で座って拭きあげてを繰り返し、育ててゆくのも所有する醍醐味です。


もともと浜松で盛んに生産されていた太藺草は、シート状に編まれたものを割物などの緩衝材として使用されていました。

柔らかな皮の中に海綿体が詰まった太藺草は、その柔らかさが強さに繋がり固くしまっていきます。


青から茶、そして徐々に飴色へと移ろう、どの瞬間も美しい発色であることも太藺草だからこその特色で、他の類似した草では表現できないと伺いました。

ぜひ、長くそばに置き、その変化をお楽しみいただきたいです。



会期は8/15(日)まで。

期間中、開催店舗(ビームス公式オンラインショップ含む)にて<松本民芸家具>をご購入またはオーダーいただいたお客様に限り、BEAMS CLUBポイントが2倍になるキャンペーンを実施します。(※ポイントアップ分は有効期限が3ヶ月の期間限定ポイントです。

この機会にぜひ<松本民芸家具>のプロダクトに触れてみてください。


▶︎これまでのイベントブログはこちらから


『松本民芸家具 Forming the Folk Art Interior』
会期:7/31(土)-8/15(日)
場所:BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO


<fennica>に纏わるモノ、コトを発信していくコンテンツ“fennica things”vol.02「松本と松本民芸家具」もぜひご覧ください。




Mori

ラッシチェアのお話-松本民芸家具 Forming the Folk Art Interior-

先週末よりスタートした、<松本民芸家具>企画展『松本民芸家具 Forming the Folk Art Interior』。

手仕事の力強さ溢れる、がらりと様変わりした店内を皆様に楽しんでいただけて嬉しい限りです。店内の様子はこちら


今回は本展でフォーカスを当てた「ラッシシリーズ」についてのお話を。


まだ畳に座卓が当たり前だった時代より、民藝運動の同人の助力を得ながら、東西の伝統を活かした新しいものづくりの可能性を切り開いてきた<松本民芸家具>。

ウィンザーチェアとともに代表的な仕事の一つであるラッシシリーズですが、素材探しや日本の家具作りの伝統技法に無かったラッシ編みの習得は難を極めたそう。


手探りの中で、素材は当時陶磁器などの緩衝材に用いられていた水草の一種、太藺(ふとい)草に着目。ラッシ編みは濱田庄司から蒐集品の古いラッシチェアが提供され、その解体と再生により技術習得されました。


その後多くの民藝運動同人による助力により名作が次々と生まれ、<松本民芸家具>を代表する製品へと成長していきます。

このブログをご覧の方なら日本民藝館に足を運んだことのある方も多いでしょう。

民藝館の彼処に置かれた<松本民芸家具>のラッシチェアに腰掛けたことはありますか?

長年使い込まれたラッシチェアは固く締まり、艶のある飴色でとても美しいですよね。

これが太藺草、そして職人の手仕事による魅力。


既に編まれた(縒られた)ロープやペーパーコードを用いた椅子とは違い、ラッシは職人が力を込めて草を縒りながら直接座枠に編み込んでいくため、非常に緩みの少ない仕上がりになるんですね。

<松本民芸家具>で初期に作られたラッシチェアは約80年経ったものも現役と言いますから、次の代へ受け継ぎながら歴史を刻むことができることでしょう。


こちらはビームス 神戸スタッフ安本が愛用する使い込まれた#63型ラダーバックチェア。ラッシの経年変化とともに背のラッカー塗装も色が透け良い雰囲気ですね。


実はこのラッシシリーズ、時代と共に生産農家が減少し、素材枯渇による生産存続の危機を乗り越えているんです。

唯一の生産農家も廃業せざるを得なくなった5年前、この仕事を絶やすまいと自社で生産することを決意。


静岡で生産されていた太藺草を、長野の寒い土地で同じように育てるには試行錯誤を重ねたそうですが、現在では生産も安定し、板座の家具と同じ程の納期で仕上げられるようになりました。

先頃<松本民芸家具>の池田素民さんが百貨店での催事を終え、新宿に立ち寄ってくださいました。


今年の太藺草の刈り取りは今週行われるとのこと。暑い中で大変な重労働だと思います。しかしこの汗水垂らす経験が、ものづくりは原材料を生産する方々の仕事の上で成り立つものだと改めて学ぶ機会になったのだそう。そして、この生産者の努力こそ民藝を残していくために伝えるべきこととお話しされる姿が印象的でした。


本展ではラッシの刈り取りから職人が編み込む映像をご覧いただけます。ご来店が難しい方も<松本民芸家具>公式YouTube「松本民芸家具の日々」でラッシ編みの仕事をご覧になってみてください。こちら

<松本民芸家具>の歴史と共に丁寧なものづくりの背景を知ることで、製品の奥行きがより深く感じられることでしょう。

今回ご用意したラッシシリーズは7型。

<松本民芸家具>#512型寝椅子
価格:¥400,400(税込)
商品番号:66-91-0191-079


<松本民芸家具>#517型ラッシチェア
価格:¥99,000(税込)
商品番号:66-91-0189-079



<松本民芸家具>#519型長スツール
価格:¥198,000(税込)
商品番号:66-92-0125-079



<松本民芸家具>520型ラッシチェア
価格:¥124,300(税込)
商品番号:66-91-0188-079



<松本民芸家具>#514型ラッシスツール
価格:¥88,000(税込)
商品番号:66-92-0123-079


<松本民芸家具>518型スツール
価格:¥66,000(税込)
商品番号:66-92-0052-079



<松本民芸家具>#222鞍型スツール
価格:¥90,200(税込)
商品番号:66-92-0126-079


詳しくは次回のブログでご紹介します。



期間中、開催店舗(ビームス公式オンラインショップ含む)にて<松本民芸家具>をご購入またはオーダーいただいたお客様に限り、BEAMS CLUBポイントが2倍になるキャンペーンを実施します。(※ポイントアップ分は有効期限が3ヶ月の期間限定ポイントです。


▶︎これまでのイベントブログはこちらから


『松本民芸家具 Forming the Folk Art Interior』
会期:7/31(土)-8/15(日)
場所:BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO


<fennica>に纏わるモノ、コトを発信していくコンテンツ“fennica things”vol.02「松本と松本民芸家具」もぜひご覧ください。




Mori

始まりました-松本民芸家具 Forming the Folk Art Interior-

いよいよ<松本民芸家具>の企画展、松本民芸家具 Forming the Folk Art Interiorが始まりました。




昭和23年に創業し、民藝同人の影響を受けながら、“美しく質実剛健な木製家具”を作り続ける<松本民芸家具>。

11年ぶりの企画展を皆さまへお届けできることに、私達も胸が高鳴っております。





この度フォーカスを当てる「ラッシシリーズ」は、本展のためにご用意した寝椅子や長スツール、椅子など7型が揃う充実のラインアップ。




<fennica>ディレクターの依頼から誕生したロッキングチェア“fennica Rocker”や、BEAMSカラーと名付けたワントーン明るいラッカー塗装など、当初から紹介している<fennica>だけの特別なプロダクトも揃います。


そして、<松本民芸家具>の手仕事の持つ力強さと、アフリカンクラフトのプリミティブな力強さとが合わさったインテリアは、今<fennica>が提案したいスタイル。

手仕事の力強さに溢れる空間をぜひご堪能ください。


期間中、開催店舗(ビームス公式オンラインショップ含む)にて<松本民芸家具>をご購入またはオーダーいただいたお客様に限り、BEAMS CLUBポイントが2倍になるキャンペーンを実施します。(※ポイントアップ分は有効期限が3ヶ月の期間限定ポイントです。


▶︎これまでのイベントブログはこちらから


『松本民芸家具 Forming the Folk Art Interior』
会期:7/31(土)-8/15(日)
場所:BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO


<fennica>に纏わるモノ、コトを発信していくコンテンツ“fennica things”vol.02「松本と松本民芸家具」もぜひご覧ください。




Mori

松本民芸家具とfennica-松本民芸家具 Forming the Folk Art Interior-

神戸にて開催の『柴田雅章と3人の弟子たち展』は先週末で終了。

ご好評の声は東京まで届いておりました!誠にありがとうございました。


先日のブログでご案内しましたが、次なる企画展は『松本民芸家具 Forming the Folk Art Interior』。<松本民芸家具>の企画展は実に11年ぶりで、久々の家具を軸としたイベントです。


2009年秋より取り扱いをスタートした<松本民芸家具>。それまでの<fennica>は、北欧のテーブルに民藝の器を置くようなミックススタイルを提案してきたこともあり、スタッフから見ると<松本民芸家具>の取り扱いは大きな変化に思えました。

取り扱いに至るきっかけは遡ること15年前、<fennica>ディレクター エリスと北村が自宅用にオーダーした一脚のロッキングチェアにあります。

当時、新大陸に興味を持っていたエリスは、60年代のアイビーリーグに通う学生のファッションとともにキャンパスに置かれた家具にも注目していました。


アイビーリーガーたちを囲むイギリスに源流をおいたテーブルや椅子。様々なジャンルをフラットな目線で見てきた二人にとって、アイビーファッションとウィンザーチェアの組み合わせから<松本民芸家具>へ繋がるのは自然なことだったのです。


今日も変わらず手作りでウィンザーチェアを作り続ける優秀な工場は世界中探しても<松本民芸家具>しかない…

二つの椅子を掛け合わせたものが作れないかという相談から生まれた個人オーダーのロッキングチェアは、ぜひ皆さんにもご覧いただきたいと、2009年9月<松本民芸家具 × fennica>のプロダクト“fennica Rocker”として初お披露目されました。

その時にインターナショナルギャラリービームスで開催したイベントが『BROWN BLUE WHITE』。


<松本民芸家具>を中心に、ラオスで作られる草木染めの布や<ANATOMICA>のジーンズ、<出西窯>をはじめとする陶器とが並べられ、“松本民芸家具の茶”、“藍染の青”、“陶器の白”の3色で構成した企画展でした。

手刷毛で施される木地を活かしたラッカー塗装は、手仕事による陶器の釉薬が均一でないことや、使い込むほどに味わいを増していくデニムに通ずる…そんな重なりを表現した展示でもあったんですよね。


翌年2010年4月には『ロッキングチェアのある暮らし』と題し、“fennica Rocker”とともに<松本民芸家具>既存のロッキングチェア8脚を並べた企画展を開催しました。


「TAKE IVY」をイメージしたビューローとロッキングチェアを並べたコーナー。


こちらは<Bruno Mathsson>、<WOOD NOTES>などのスカンジナビアデザインと<松本民芸家具>のミクスチャースタイル。アクセントとしてアフリカンワックスプリントを天井から下げています。

久々に10年前の展示を見返しましたが、時間の経過という意味で懐かしさは感じつつ、今見ても色褪せないものがあります。

この頃の展示にもアフリカの匂いというのは漂っていたんですよね。


こちらは民藝の先駆者、染色家 芹沢銈介の自邸。日本の民藝にアフリカンクラフトをはじめ世界各地の民藝がミックスされています。


ヨーロッパで高く評価されていたアフリカンクラフトを、芹沢銈介は日本でいち早く取り入れていたんですね。エリスと北村はこの芹沢銈介のスタイルから大きく影響を受けているのです。そして、このスタイルは今後更に重要になっていくと話しています。


7/31(土)からスタートする『松本民芸家具 Forming the Folk Art Interior』では、<松本民芸家具>を中心にアフリカをはじめとするクラフトとのミクスチャースタイルを表現いたします。

<松本民芸家具>と<fennica>の今を、ぜひご堪能ください。

『松本民芸家具 Forming the Folk Art Interior』
会期:7/31(土)-8/15(日)
場所:BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO


<fennica>に纏わるモノ、コトを発信していくコンテンツ“fennica things”vol.02「松本と松本民芸家具」もぜひご覧ください。




Mori

『<松本民芸家具>Forming the Folk Art Interior』開催します!

皆様こんにちは。


今回は、7月末から開催するイベントのお知らせです!









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<松本民芸家具>Forming the Folk Art Interior

  

この度<fennica>では 新宿「ビームス ジャパン」5Fの「fennica STUDIO」にて、20104月以来11年ぶりに<松本民芸家具>の企画展を開催します。



今回は素材調達の難しさという課題を企業努力によって乗り越え、生産を安定させた「ラッシシリーズ」にフォーカス。

同時に注目する「ウィンザーチェア」や、長き渡ってご紹介を続けてきた「スラント書棚」をはじめ<fennica>厳選の充実したラインアップを取り揃えます。

期間中、対象の松本民芸の家具をご購入・オーダーいただいたお客様に限り、BEAMS CLUBポイントが2倍になるキャンペーンを実施します。



さらに特別にピックアップした数々のアフリカン民芸品も取り揃えて展示・販売いたします。


この機会に優れたプロダクト達が持つエネルギーを肌でご体感ください。



<松本民芸家具>

昭和23年創業、長野県松本市を拠点に活動する日本を代表する民芸家具メーカー。

熱心な民藝運動家だった創始者 池田三四郎は、柳宗悦やバーナード・リーチとも親交が深く、古典的な西洋家具の写しに留まらず、彼らの監修品など数々の名作を残しました。

現在でも一貫してミズメザクラなどの国産材に拘り、木取から組み立て、塗装、座面のラッシ編みなどすべての工程において熟練職人が手作業で行われ、

美しく質実剛健な木製家具を作り続けています。




開催期間 2021731日(土)〜815日(日)

開催店舗 ビームス ジャパン(新宿)5Ffennica STUDIO

     ビームス公式オンラインショップ




BEAMS CLUB「ダブルポイントキャンペーン」

開催期間 2021731日(土)〜815日(日)

対象店舗 ビームス ジャパン(新宿)5Ffennica STUDIO

     ビームス公式オンラインショップ

対象商品 <松本民芸家具>店頭展示モデル各種




オーダーでのご注文のポイントは商品お渡し時の付与となります

2倍となるポイントは3ヶ月間の期間限定となります     

詳細はスタッフまでお問い合わせください

 

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個人的にも大好きな<松本民芸家具>。今回は、企画展を約11年ぶりに開催します!




ラッシシリーズにフォーカスした内容ですが、先ず始めのブログでは、<松本民芸家具>を使ったスタッフのリアルな自宅風景をご紹介していきますね。





こちらは、ディレクター エリス・北村の数年前のロンドン自宅。
fennicaで松本民芸家具の取り扱いが始まるきっかけとなった、<松本民芸家具 × fennica>フェニカロッカー。バーナードリーチ監修、508D型ウィンザーチェアをベースに、ロッキングチェアとして別注で製作して頂いた物です。









私、渡辺もこの椅子を愛用しています。

食卓テーブルに馴染む大きさで、在宅ワークにも丁度良い。











松本民芸家具 × fennica / 別注 フェニカロッカー
カラー:別注色
価格:¥156,200(税込)
商品番号:66-91-0091-079









リビングに移動して、同じく<松本民芸家具>コムバックアームチェアと合わせても使っています。木目の穏やかなチーク材のヴィンテージテーブルにも馴染みますね。









続いて、fennica別注色の22型スツール。このようにサイドテーブルとしても。

松本民芸家具 / fennica別注色 22型 スツール
カラー:別注色
価格:¥26,400(税込)
商品番号:66-92-0089-079








ディレクター エリスは、花器と合わせて。






アフリカの民芸品とのミックス。








最後は、エリスが現在住んでいる日本の自宅の全体像をお見せします。ここで活躍するのが<松本民芸家具>スラント書棚。

松本民芸家具 / fennica別注色 スラント書棚
カラー:別注色
価格:¥110,000(税込)
商品番号:66-97-0020-079





色々な物が所狭しと並んでおりますが、、






中でも今注目しているのはアフリカンアートとのミックスです。









今回、普段は店頭に並ばない<松本民芸家具>ラッシシリーズやウィンザーチェアに、アフリカ民芸品を組み合わせた、新たな<fennica>スタイルをご提案いたします。









肝心のラッシアイテムですが、こんな大物も入ってきますよ。









イベントに展示する商品は、また追ってご紹介していきますので、楽しみにお待ち下さい!









では今回はこの辺で。





Watanabe Tsubasa


松本民芸家具と暮らす

すっかり秋の空気になり、季節の歩みを感じますね。いかがお過ごしでしょうか?

店頭ではスタッフもマネキンも秋の装いなのはもちろんのこと、新宿では秋のイベント『柿渋のちから』を開催中。そして原宿では季節の模様替えを行いました。


<松本民芸家具 × fennica>のローテーブルを囲うように並ぶ、同じく<松本民芸家具 × fennica>の低座椅子、<天童木工>のチェントロソファにマットソンチェア。

<倉敷緞通>の絨毯(非売品)の赤は紅葉色に映り、秋らしいコーディネートになったのではないでしょうか?


<松本民芸家具 × fennica>ローテーブル
カラー:BEAMSカラー
サイズ:W1150 × D760 × H 400
価格:¥188,000+税
商品番号:66-93-0013-079


こちらのローテーブル。改めてご紹介させていただきますと、木工漆工芸の人間国宝 黒田辰秋が<松本民芸家具>の工房で制作をしていた時期に監修したという「#67型座卓I」をベースにしています。


元々天板の高さが32cmのつくりなのですが、40cmに変更してオーダーした特別モデル。この8cmの差により、ソファ前のローテーブルとしてレイアウトしたり、床に座ってくつろぐ場面でも丁度良い、絶妙な高さに仕上がっているのです。


天板四隅は斜めにカットされ、そこから八の字に伸びた板脚。隅が鈍角状になるとシャープな印象を和らげますし、斜めに伸びた板脚はテーブル下に脚を入れる際にゆとりが生まれますね。

この洗練されたデザインにより、天板の杢目の美しさも引き立つように思います。


<松本民芸家具 × fennica>低座椅子
カラー:BEAMSカラー
サイズ:W550 × D450 × H650(SH300)
価格:¥136,000+税
商品番号:66-91-0015-079


低座椅子は「L型布地ローチェア」がベース。<fennica>ディレクター エリスのイメージを伝え、既存のラインナップにはないライトブラウンの生地を使用しています。


<松本民芸家具>の布張り椅子と言うと光沢のあるベルベット生地を連想しますが、このざっくりとした織り生地もまたマッチするんですよね。


このローテーブルと低座椅子の製作依頼をした当時というのは、原宿ではじめてアフリカのクラフトに焦点を当てたイベントを行った時期と重なります。テーブルやソファだけでない床での生活スタイルは、アフリカンクラフトを取り入れる提案とも繋がるという訳です。ロースタイルは天井までの空間に余裕が生まれ、部屋を広く感じられるメリットもありますよね。

そして、拘りのラッカー仕上げのお話も。

<松本民芸家具>を取り扱いし始めたのは、2009年の秋に遡りますが、当初より“BEAMSカラー”という特注色でご紹介しているのはご存知でしょうか?


主要材として用いられるミズメザクラは、丹念に手塗りでラッカー塗装を重ねることで濃い赤茶色になります。その色目は<松本民芸家具>の特徴の一つ。ですが、長年使い込まれた時にはじめて最良となる塗装をしているという職人の話にあるように、経年で色が透け飴茶色に育った色目がまた美しいのです。

<fennica>では、日々手入れしながら使い込み3年が経過した頃のような、ワントーン明るいフィニッシュでご紹介をしています。

これには<松本民芸家具>を取り扱う前から並ぶ<ARTEK>などの白木の家具とも調和するようにという狙いもあるのです。


お手持ちの家具や床材の色に捉われず、美しいと思う感覚を大事にして、ミックスしていくスタイルを楽しんでいただけたらと思います。


過去に公開されたコンテンツ「fennica things」で<松本民芸家具>の特集をご覧いただけますよ。

こちらのローテーブルと低座椅子はInternational Gallery BEAMS(原宿)にてご覧いただけます。

9/18(金)から24(木)まで「BEAMS CLUB ダブルポイントキャンペーン」を開催しておりますので、ぜひお得な機会にご検討ください。



※<松本民芸家具>のご案内は下記<fennica>各店の店頭にて承ります。

◼︎International Gallery BEAMS 2階(原宿)/TEL:03-3470-3948

◼︎BEAMS JAPAN 5階(新宿)/TEL:03-5368-7304

◼︎BEAMS KOBE B1階(神戸)/TEL:078-335-2720




Mori

fennicaの定番のこと。

こんにちは。

今回はfennica(フェニカ)の定番商品に関して。ご存知の方もいらっしゃるでしょうから、ちょっとした復習といった所でしょうか。お店に行くと「いつもある」と思われがちなものですが、それら一つ一つはそれぞれ何らかの拘りの元に生み出されているのです。





fennica(フェニカ)のバイヤー兼ディレクターのテリー・エリスと北村恵子。彼らがレーベルの発足からコンセプトの組み立てや商品の買い付け、ディレクションの役割を担っています。

今回は彼らが企画、提案したフェニカの定番商品を改めて見て頂きたいと思います。








フェニカのお店に訪れたことのある方であれば、目にしたことがあるかもしれません。天童木工のチェントロソファ。剣持勇によるデザインで、背面からアームと座面の2色の張り分けでのオーダーが可能です。同じシリーズでテーブルも作っています。



店頭ではサンプルのみのオーダー販売。生地のランクによって価格が異なります。店頭のサンプルに使われているのはBランクのNCという、フェニカでは最も人気のある生地です。色のバリエーションが一際多く、更に2色張り分けとなったら選ぶ選択肢は必然広がっていきます。但し張り分けが出来るのは同じランク同士のみです。勿論シンプルに単色でのオーダーも可能です。天童木工でも元々2色張り分けの仕様はありますが、フェニカでは張り分ける箇所を別で指定しており、この仕様はビームスだけのスペシャルです。









続いてこちらは松本民芸家具。サイズを小ぶりにしたり、高さを変えたりとフェニカならではの別注から、



塗装の色を薄くして木目の風合いを際立たせた仕上がりにして貰ったり。オーダー品に関しては、もちろん従来の濃いめの色での塗装も受け付けております。









富山の桂樹舎。手漉きで手染めの型染め和紙で作られた雑貨類。元々ある形状のものですが箱の側面を無地や別柄で指定することにより、モダンな印象になります。大きさの異なるものを重ねて置いてインテリアのアクセントにするのも良いですね。









宝島染工 天然の藍を100%使用し、昔ながらの染色技法や手作業で染色加工を行い、現在の市場に合わせた提案を行っている福岡の染色工房です。フェニカではトップスやシャツ、ワンピース等の幾つかの型を別注で作って貰っています。インデイゴ=デニム、和 といったイメージが根強いですが、本当の意味での藍染というのは決して多くはありません。それが天然藍を使ってきちんとした工程で作られている、というのはフェニカというレーベルにとってはとても意味のあることなのです。藍甕に漬ける回数でも色の深さは随分と異なりますし、泥染を併用することで深い色合いが生まれます。是非、店頭でそれぞれの色や風合いを手に取ってお確かめください。






書籍「ニッポン 最高の手仕事」。今回ご覧頂いた以外にもテリー・エリス、北村恵子の携わったフェニカの“こと”や“もの”がご覧頂けます。彼らが関わった中の一部ではありますが、どうぞご一緒に手しごとの旅へ。


定番や別注に関することもまた思い立ったら少しずつお話させて頂ければと思います。
その際には少しの時間、お付き合い頂けると幸いです。

ご不明な点などございましたら、下記店舗までお問い合わせください。



International Gallery BEAMS 2F

Katagiri


fennica Rocker

まだ暑い日もありますが、少しずつ秋を感じるこの頃。

秋の夜長の読書のお供に“fennica Rocker”はいかがでしょうか?


2009年秋より取り扱いしている<松本民芸家具>は、長野県松本市にて創業1948年から一貫してミズメザクラなどの国産材に拘り、木取から組み立て、塗装、座面のラッシ編みなど全ての工程を熟練の職人の手により生み出されています。


今回は当初からご用意しているfennica Rockerを改めてご紹介させてください。


<松本民芸家具×fennica>fennica rocker
カラー:BEAMSカラー
価格:¥142,000+税
商品番号:66-91-0091-079


商品化するきっかけとなったのは<fennica>ディレクターが自宅用にオーダーしたことに遡ります。今や<fennica>のはずせない定番アイテムのひとつとなりました。


英国の陶芸家 バーナード・リーチ監修の#508D型ウィンザーチェアにソリ部分を付け、調整を加え完成したfennica Rocker。


<松本民芸家具>の他のロッキングチェアと比べサイズはコンパクトで部屋に圧迫感を与えません。


それでいて、アームは低めで楽な姿勢で肘を置くことができ、そのアームを支える柱はバックに流れるので足も窮屈に感じさせません。


ロッキングチェアと言うと揺らすイメージがありますよね。

ですが、腰掛けるとその人の体重で安定すること、そしてコンパクトなサイズということもありダイニングテーブルと合わせることも可能。

重心移動にも一体感があるので長時間座っていても疲れづらい、ワーキングチェアとリラックスチェアの二面性があるんです。(読書にもぴったりという訳です。)


そしてもうひとつお伝えしたいのは、塗装も特別にワントーンあげたフィニッシュにしていること。これには北欧家具に多い白木の家具とも調和させるねらいがあります。


ロッキングチェア自体、単体で成立してしまう家具なので始めの一脚としてもレイアウトしやすいのではないでしょうか?



と、色々お伝えさせていただきましたが体型も人それぞれ。どの椅子にも言えますが、使う人に合わせ椅子敷きを敷くなどして調整も必要です。


ちなみにfennica Rockerとも好相性なノッティングの椅子敷きが先頃入荷したところ。

椅子敷き
価格:¥22,000+税
商品番号:66-98-0080-619


9/14(木)から19(火)の間は「BEAMS CLUB ダブルポイントキャンペーン」を開催しているので、ロッキングチェアで貯まったポイントを椅子敷きに使うというのもおすすめですよ!


重ねて9/7(木)〜11/23(祝・木)まで日本民藝館で特別展「ウィンザーチェア」も開催しているので、展覧会を堪能したあとに店頭でfennica Rockerをご覧いただくのも良いのでは。


使い込むほどに深い色艶が生まれ、その年月だけの味わいが出ていく熟練の職人による一生ものの家具。


ぜひこの機会に、腰掛けてみてください。



Mori