銀座 本日の991(2019秋冬商品紹介)

北角 元 2019.10.08

銀座よりこんにちわ、北角です。



11日からのMORE VARIATIONに向けて引き続きこちらのブランドからご紹介。



佐藤繊維の〈991(キューキューイチ)〉です。



991 SULTAN 15ゲージ ウールニット 2ボタンジャケット
カラー:ブラック、ネイビー
サイズ:46、48、50
価格:¥99,000+税
商品番号:24-16-1287-457


アップしてみました。



このアイテムの素材であるSULTANはオーストラリアのアヴィントンファームで育てられた羊の毛のみを使用。カシミヤを超える14.5ミクロンの細さで極上の柔さかを持ち上質感のあるアイテムとなります。



このジャケットを作る際にまず布帛のジャケットをニットで作れないかという部分からスタートし、特に拘った点が「シルエット」との事。



参考になればと着て頂きました。



この時点で他のニットジャケットとはまた違うダボ付きのないキレイなシルエットが見て頂けるかと。



まずはこちらから。




ジャケットを着る上で大切な点のひとつである首が抜けない様にする為、





上襟の外側の編みのテンションはどちらかというと伸びが出るようにし、





逆に首に当たる内側の部分は伸びがあまりないような編みのテンションに変える事で綺麗に首に沿って着て頂け、ジャケットの重みが綺麗に分散し軽い着心地を感じて頂けます。


加えて、



ニットのジャケットは本来は脇で整形をしてどちらかと言えばカーディガンみたいな感じとなる物がほとんどですが、




よく見ると布帛のジャケット同様に身頃にダーツが入っております。こうする事でニットでありながら立体的なジャケットのシルエットが完成、これは佐藤社長曰く「世界で初めて。」と。



また、こちらもご覧下さい。



人が腕を下ろした際には当然真っ直ぐではなく、肘から指先にかけてカーブしております。



アップしてみました。




お解り頂けますでしょうか?肘の辺りから編みの目が斜めになっているのが。これはその腕のラインに対して綺麗に沿うようにしておりダボつかず流れるようなシルエットに。




最後に、






ニットの欠点である編み出しの部分(端の事)がくるっと丸まる点も佐藤繊維の技術によって、ラペル(襟)の端ややポケット部分も綺麗に馴染んでおります。



と、これでもかとの拘りが詰まったニットジャケット!シンプルな見た目からはなかな分かりにくいですが少しでも参考になれば幸いです。




イベントの詳細はこちらからご覧下さい。




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