今晩は、銀座店の新井です。
銀座店のドレスフロアってモードテイストの商品達も混在する結構カオスな魅力の秘めた売り場だなって改めて思います。都内だと同じ様な商品構成の店舗は原宿か六本木ヒルズ位になりますかね。
久しぶりに帰ってくると、ビームスのドレス売り場ってクラシックとモードの振り幅が大きくてやっぱりカオスだなって。

そんなカオスなアイテム達もちょこちょこ新入荷もしてきてます。その中でもこれは間違いなく欲しいヤツですね。

ノーカラーのゴートスエードジャケット。ごぞってスタッフも着用してるヤツです。うちの店だけでも3人購入してます。
シンプルなアイテムでリアルスエード素材でイタリア製なのにこのプライスは非常に魅力的。
職業柄、企画もやってたのもあるのでテーラードジャケットの歴史的な変遷を調べたりするものなのですが、ラペルレスジャケットはよく分からなく、曖昧な感じしますね。
この数年だと巨匠デザイナー、マルさんのノーカラージャケットが有名でしょうか。ここ数年はジェンダーレス化もあり一般的になってきてますね。
で、、ぼんやりと見えてくるのはノーカラージャケットが一躍日の眼を浴びたのは60年代のイギリスの世界イチ有名なロックバンドさんの衣装ですかね。彼らが着ていたのはラウンドタイプのノーカラーでしたが。
ピエールさんがその衣装をデザインしたのは誤解みたいですが、ノーカラー ジャケットデザインの代名詞的な感じはピエールさんのイメージか強いですね。
そのピエールさんの弟子デザイナーGさん、またそのアシスタントのマルさんときての前述の彼のノーカラージャケットと、流れが繋がっているの様に感じます。何となくですが、一本の筋の様にノーカラージャケットの変遷や由来が見えてきた気がしますね。

素材はゴートスエードつまりは山羊革
巷で流行ってるリモートワーク向けノーカラー ジャケットのダンボールニットジャージー素材とは対極の素材。
時代性を象徴するデザイン、シルエットながら素材は機能性とは対極って。ありそうでなかなか見ないですよ。この素材とデザインのマッチングは。
一見するとシンプルデザインのアイテムですが私的には色々とエッセンスが入り混じり、混沌を内包した非常に惹かれるジャケットです。色々な要素がミックスされ、かつ最終的には研ぎ澄まされ、省かれて削り出されるシンプルさとでも言いましょうか。
表題はヤギ繋がりで
英国の大巨匠ロックバンドの
特に神がかっていた60年後半から70年前半の数ある傑作アルバムのひとつ。
彼らロックおじ様達の音楽ってあまりにメジャー過ぎてロックの入門的な感じで聴き出しましたが、実は難解。
さまざまな楽器が入り乱れながらひとつのグルーヴを紡ぎ出していく感じ。ブルース、ソウル、カントリー、フォークなどのルーツを掘り起こして、更に様々な形で咀嚼して産み落とすオリジナリティ。
多量の情報が混在しごちゃごちゃした多層的ながら
アラベスクの様に組み上げられている綿密な音楽。
ガキンチョが一聴してもよく理解出来なかったっすよ、難解で。ミックおじ様の声は耳にまとわりつく感じでちょっと嫌でした。
でも聴いていく内に、霧が晴れていくようにごちゃごちゃしていたものがシンプルなひとつの線の様に感じてくるんですよね。
それがロックという大衆音楽のひとつの高みに到達するものではないかと。
このノーカラーゴートスエードジャケットは、一見シンプルながらも勝手な私の解釈ではそんなロックおじ様達の音楽が聴こえてくる様な気がする逸品。
実際にキースさんやブライアンさんが当時着てそうな感じがしてきました。
それでは銀座でお待ちしております。
新井