ご機嫌いかがでしょうか、銀座店の新井です

30,000円以上お買上げのお客様にお配りしているカタログ、有難い事に沢山のお問い合わせを頂いております。個人的にお客様のお気持ちを察しますと、スタイリングアイテムの品番の記載とQRコードで直ぐにオンラインサイトに飛べる様に何故してない?って感じだと思います。私も本当にそう思います。次回からは反映される事を願って関連部署に要請しておきますね。
カタログで見るとどのアイテムもすごく素敵で欲しくなるお気持ち、かなり分かります。でもこのブログでは、その中でも自分が絶対に着たいなってブランドの事しか話さない様にしてるんですよね。だから文が長くなるんですが。それだけの熱意と興味を持って頂ければありがたいです。
個人的にかも知れませんが、ここ数年はやたらとイエローからマスタード、ゴールドのカラーリングアイテムがいい感じですよね。

レザーブルゾンもゴールドパーツ。

チーフもゴールドの差し色。

ローファーにもゴールドビット。

そして勿論ブレザーにはゴールドメタルボタン。
アンティークゴールドやブリティッシュクロスのゴールドカーキの色合いがすごく今の気分にマッチします。
ざっくりゴールド繋がりですが、玉虫カーキカラーの新作オリジナルコート
F SINGLE RAGLAN
商品番号:21-19-0715-287
カラー:ベージュ
サイズ:36,38,40,42
価格:¥99,000(税込)
まだ店頭には出ていないですが、予約でほほ埋まってきてます。まだそんなに露出多くない筈なのにすごい人気です。
ここ10年単位で見てもこのオリジナルコートは最高傑作じゃないですかね。
とにかく生地がいいですね。オルメテックス社製高密度コットンギャバ生地。ずっしりと打ち込みも強く尚且つ適度な光沢と滑らかな肌触り。生地がハリコシがあるので縫製もとても綺麗です。正直最近のグレンフェルやらバブアーと比べてもずっしりしてます。
アウター縫製工場には色々な国で交渉や見学で行ってましたが、やっぱり日本の工場はスゴイ丁寧でしたね。あとはアジアではダントツでベトナムでした。適度なスピードでミシンを踏む感じとか、流れ作業で有りながらも適正な管理体制や規則正しい動作とか。どんなに良い生地を使っても縫製次第では台無しになりますので、特に左右の襟の均一なテンションで縫い上げる感性とか首周りに沿う様に仕上げる手間とか。私が特に気を付けてお願いしていたのは裾の縫い上げですかね。裾が波打ってヘロヘロだと台無しですし。日本とベトナムさんは国民性が非常に似ているとも感じました。最近は他社セレクトさんはほとんどのアウターをこのベトナム工場や中国の工場で縫製になってますので、よりウチのこのオリジナルの国内縫製傑作コートは引き立ちます。
イタリアやイギリス製のアウターと全く引けを取らないと言っても過言では無い出来上がりだと思います。こういった商品こそ老舗セレクトであるウチが作るべきオリジナル商品ですよね。インポート物よりもしっかりとした安心感というか堅実な感じがちょっと雑な位ガシガシ着て長年楽しめるかなと。プライスも今となってはそこまで高くないので。
服好きやヴィンテージ好きが大好きなデザインディテールも満載。こんなにしっかりとデザイン、縫製クオリティ、素材と全ての要素が詰め込まれたオリジナルは滅多にお目にかかれないのでは。もはやインポート物ではこのレベルは20万コースが当たり前になってきましたからね。このコテコテ感がなぁ〜って人もいるかも知れません。
だがそれがイイ。
もはや外出機会の減少は継続していく時代ですので、それならばコスプレの様におしゃれを楽しむべきだと最近はつくづく思います。気晴らしの機会が減っちゃいましたからね。
こういった名作オリジナルがこれからもどんどん作って欲しいし、スタッフが売りたいし、お客様に着て欲しいですよね。スタッフもインポートブランドの知名度頼りで安直にご案内するのでは無く、こういったオリジナル企画の良さをしっかりと勉強して熱意をお客様にお伝えするべきです。ビームススタッフが作り上げるオリジナル商品は凄いんですと。
なんなら同型で間に合うならツイードヘリンボーン生地でも期中に作って欲しいくらいです。中途半端な惰性のインポートなんて無くて良いかも知れません、ごめんなさい。
ぼちぼち予約分は半分位入荷してますが、残りは今月末位以降になりそうです。そして予約の残り枠も各サイズ数点という状況ですのでお早めにドレス店舗にお問い合わせ下さいませ。
表題は20年初頭に大ヒットを重ね、2000年代を代表するイギリスロックバンドCの最初に大ヒットした名ロックバラード。私が思うにこれがブリティッシュロックバラードの完成形と言っても過言では無い筈。低く憂いを帯びたボーカル、緩急を付けたバンドアンサンブル、そして何より心に何かしらのノスタルジックな感情を呼び覚ますメロディーライン。そして綴る歌詞は無償の愛を表現する非常にシンプルな言葉。完璧です。これこそ普遍的な傑作ってやつですよ。
そんな歌の様にイエローに輝く傑作ギャバラグランコート。どちらも普遍的にいつになっても輝き続ける事を私は確信してます。
それでは銀座でお会いしましょう
新井
定期投稿はずれ込むので水曜土曜の朝頃になります。