ご機嫌いかがでしょうか、銀座店の新井です。
先日に銀座店の私の敬愛する先輩が卒業されていきました。

仕事をご一緒出来たのは銀座店に復帰して半年足らずの短い期間。でも営業時間の間に色々お話出来た体験は私の一生残る財産と思えてしまう位。暇を見つけては先輩に下らない話から洋服の事までしつこい位話しかけてしまってご迷惑をおかけしてしまったと思います。でも四十過ぎてこんな刺激的な稀有な出逢いはこの先も滅多に無いと言い切れますね。ロスが激しくてまたすぐに会いに行っちゃうと思いますが。
実はそんな先輩が端を発してる隠れツルタ企画がこのニット。
RAffa MOLINA/アルパカクルーネックニット
カラー:グレー、ブラック、ブルー、ネイビー
サイズ:S,M,L
価格:¥41,800(税込)
商品番号:21-15-0646-343
このニットの販売代理店の営業の方が先輩と面識があったらしく、バイヤーに提案する為にちょくちょく銀座に来て相談してたのがそのまま展開が決まったという流れ。奇をてらわず普遍的なサイジングのクルーネックという潔い程のザ・ベーシック。
アルパカニットは昔から通年対応で春先の寒い時期も重宝してました。もともと南アメリカ大陸の山脈元のお国出身のニットなので寒暖差に対応できる万能タイプ。
世界でも希少になりつつあるパール編みの織機により編まれたストーリー性がまず胸がときめくポイント。伸縮に優れながらも毛玉になりにくく程良い膨らみのある生地感は着ちゃうと病みつきになると思います。スタッフが2色買いしてるのもよく見かける納得のユーティリティ感。
今買っとかないとその内手に入らなくなるんじゃ無いかと思わせる希少性が琴線をくすぐって毎日お店で触ってます。そのうちツルタパイセンシャツと合わせてまとめ買いしちゃいそうです。なんなら買いましたって報告を理由にパイセンをご飯にお誘いしようかと作戦考えてます。まだお別れして2日目なんですが。
このニットをお客様にオススメして、おまけにそのニットを着てパイセンのいるトコに会いにいってもらえる様にご案内してるかもしれませんね、その内。
この商品が入荷した時はパイセンと一緒に、こういったニットはずっと店頭で毎年定番で置いてあって、とりあえず買っておいて損は無いっすよって薦められる物だと勝手に盛り上がっていたのを見る度に思い出します。
これだけ洋服が世の中に溢れかえり、色んな物が何処でも買える時代。野菜じゃ無いですけど作り上げた人が背景に見える商品ってすごく信頼性を感じるし、想いがこもっていて良いですよね。
「この盃を受けておくれ
どうぞ並々注がせておくれ
花に嵐の話もあるぞ
さよならだけが人生だ」
今は必然の様に河の流れが分かれる時でした。でもまた必ず流れは交わると確信してるんですよね。その時までしばしのお別れです。
表題は90年代のアメリカを代表する、プロテストフォークシンガーの父親を持った天才と言われた今や伝説の様に語られる男性ロックシンガーソングライターJの最初にして90年代最高峰と言われたアルバムの一曲。彼の声は正に奇跡の声。
私の凡庸な人生の中でも節目節目の別れが有りますが、必ず聴いてしまう曲はこれです。
30歳手前で夭折してしまった彼は正に伝説となってしまいました。そうなる事で更に神格化してしまうのは必然の理。
パイセン企画も貴方が去った後にも皆んなに愛されていくと思います。
コンテンポラリーモデルのジャケットや変態ドレスシャツ、そしてこのアルパカニット。
今日も銀座店ではそのどれかをスタッフが着てるのを必ず目にしてますから。
それでは銀座でお待ちしております。
新井
定期投稿土曜朝位になります。