寄り添う装い - MARINA YEE -

島津 悠 2021.08.15

<MARINA YEE(マリナ イー)>のアイテム達がお店に到着致しました。20AWひっそりとオーダーさせて頂いておりましたが、前回はブログでご紹介する間もなく、入荷後瞬く間に売れてしまいました。この秋冬も3型ご用意しておりますので、ご紹介させて頂きます。


M.Y. CABAN COAT(65-19-709/¥242,000-)


新たにオーダーしたショート丈のコート。ゆったりとした身幅に対して、MARINA YEE らしいショルダーや細身のアームがバランスの取れた一着。


ミリタリーなムードを感じる襟を立てると硬派な印象。


襟元を開けるとアシンメトリーなシルエット。高めの襟が、首筋のシルエットを強調してセクシャルな魅力を引き立てます。


羽織るだけでも様になる。フレアーのシルエットがグラマーなムードを高めます。


フロントの大胆なハンドステッチのディテールにクラフト感が漂う。表から見て取れる、アイコニックなショルダーを形作る縫い合わせ。センターベントの根元に施された二重のステッチ。


シンプルなアイテムながら、それぞれのディテールにブランドのマインドを宿します。



M.Y. IMPER COAT(65-19-0708/¥264,000-)


ブランドを代表するアイテムのトレンチコート。新たに M.Y.project をスタートさせた時に、先ず始めに思い描かれたアイテムでもあります。オーバーなサイズ感をザバッと着るスタイルがお勧めだそう。


ウエストをシェープさせた時、アンブレラヨークとのメリハリや裾にかけてのフレアーが、洗練されたシルエットに。太めのアームがモードなムードを高めます。


ダークなカラーだからこそ、シルバーのパーツがアクセサリーの様なアクセントとなります。



袖口をギュっとウエストをギュっと強く絞る事で、ボリュームをドラマティックに演出。縁取られたデコルテが、女性らしさを引き立てます。



ラフに羽織った時こそ格好良く決まる。長年愛用するアイテムだからこそ重要なポイントです。



全体のバランスを整えるショルダーから生まれる丸みのあるシルエット。MARINA YEE のサインとなる前立ての独創的なカッティング。細やかなこだわりを感じる加工が施されたボタン。



定番的なアイテムは、自分のボディに合わせて着こなす事で、特別なセンシュアルな魅力が溢れ出す。



“DEAR JOE”DUO JACKET(65-16-0296/¥338,800-)


アップサイクル クチュール コレクションからご用意したジャケット。古着のジャケットを組み合わせレイヤードされたデザインが印象的。


オーバーなサイズ感ながら仕立て直したシルエットは、モダンでいてバランスのとれた一着。


シングルのジャケットに新たに配置されたもう1列のボタン。それぞれの留め方で少し変わる印象。少しアンバランスなシルエットが面白い。前合わせを深くしてベルトで閉じても格好良いかなと個人的に思っています。


現代にないファブリックを繋ぎ合わせるストライプのグログランテープ。残されたタグに重ねられた[MARINA YEE]。少しくたびれたライナーの生地。


実験的なコレクションを発表してきた MARINA YEE が、今のファッション業界の課題に向き合いアウトプットしたカタチでもあります。




MARINA YEEの名前を一躍有名にした「アントワープ・シックス」を脱退した後、彼女はファッションシステムへ疑念を抱き身を引きます。


様々な事を経験した彼女が再びコレクションを発表するプロジェクトは「メインディッシュに特上のいいものを少しだけ」というスタンスに回帰し、マテリアルやサイズも最小限なものとして4型2サイズからスタート。
ミニマムな展開ながら、細かく構築されたシルエット、アーティザナルな手法によってツイストを加えたディテールは、性別、年齢、体型を問わず、何年も普遍的に着る事ができるスタンダードを目指します。


至極私的な話で恐縮ですが、口紅をしなくなったこの1年半ほど、自分自身が今まで意識しなかった「年齢」「見た目の老い」を感じるようになりました。不思議とこれまで着ていたもの、好きだったものがしっくりと腑に落ちなく、毎朝が「あれでもない、これでもない」と一悶着。なんだかバチッと決まらずモヤモヤ。。。10戦8敗の日々。

そんな抗いの日々で、気になり始めるのが、タイムレス、ジェンダーレス、エイジレスというキーワード。

年齢を重ねたからこそ手を伸ばしたくなるスタンダードなアイテム。

MARINA YEE の洗練されたオーバーなシルエットは、自分のボディを覆う事で、自分だけの魅力を引き立てる。

男でも女でもない、大人でも子供でもない、どんな私にも寄り添う。

後はリップのカーブに口紅を走らせるだけ。

Shimazu


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