【第58話。マイケル】

赤松 優一 2025.03.27

リニューアルオープンを迎えてはや一週間が経とうとしています。



気温が上がってきた事もあり大変たくさんのお客様にご来店頂けました。



誠に有難うございます。



皆様こんばんは。ビームス 神戸、赤松でございます。




個人的にはドレスラインのカジュアルアイテムが追加された事は大変嬉しく、


ビームス 神戸、メンズフロアの最後尾にて皆様をお出迎えするこちら。










うーん、凛々しくもどこか影のある、まさしく大人ないでたちの彼。



これからわたくし赤松と同店の増田と苦楽をともにしていく彼。



無口で顔面蒼白の彼は毎日文句も言わずに服を着せられたり脱がされたり。



そんな彼を「マネキン」なんて括りで向き合っていてはいけない。



そう決起した赤松はこのヨーロピアンなスタイルの彼に



【マイケル】



という名を与える事にしました。



つけ終わったあとに何だかすごいアメリカンな名前をつけてしまったなと少し後悔もしましたが

いかんせんこれを思いついた直後に仲間たちに



「ちょっとマジな話なんやけどな」


「どうしたんすか」


「いや、これから神戸店もドレスアイテム入ってくるやろ。俺も担当やんか。もっとちゃんとこいつ(マネキン)と向き合う必要があると思ってな」



「マイケルって名前にしようと思うねん」



的なやり取りを3人くらいと済ませてしまっており今更やっぱり改名しますとは言えなくなってしまっておる次第。



そんなこんなで【マイケル】と名付けられた彼とこれからビームス 神戸の一旦から少し上品なアイテムたちをご紹介していければという決意表明でございます。



とは言えわたくし、ドレスの【ド】の字もしらんくらい何にもわかりません。


いやスーツ売ってるわけでもないので関係ないのですが

やはり繋がる部分もあろうことかと存じます。



そこで我々ビームス 神戸のドレス大先生、増田ことライゾウ先生と共に



【正統派、有識者担当】の増田と

【邪道担当】のわたくし赤松で



切磋琢磨していきたい所存でございますので皆様よろしくお願いいたしますですというお話でございます。




本来ビームス的にはドレス店に並ぶようなアイテム群をカジュアル店に並べてもらえるという喜び。



わたし、増田のようなアラフォー、アラフィフ世代だけでなく

若いニュージェネレーションたちのファッションセンスの力を借りつつご提案したい。



伝統ある名作をよりカジュアルに楽しめる喜びを皆様に。








革靴の中でもとりわけカジュアルファッションとの親和性の高い名作【paraboot】(パラブーツ



何を隠そう私が革靴に目覚めたきっかけになった一足。



それまではスケーターやHIPHOPのなかでもオールドスタイルに括られるようなオーバーサイズの洋服が好きだった私は



【中年でも成立するオーバーサイズのスタイル】



を目指しておりその足がかりに


大きな洋服と革靴の親和性を求めた結果辿りついた一足でした。














名の通った有名な革靴の中でもぽってりとしたフォルム、ボリュームのあるソールが本当に様々なスタイルに溶け込んでゆくのがparabootの良さ。



この辺りから革靴の楽しさ、難しさに目覚めて

同じくドレス部門を持つビームス 梅田勤めだっこともあり一年ほどかけて

今のようなスタイルまで変化してきました。(所属はカジュアルセクションですが)



今ではパンツの太さ以外はジャストサイズばかりです。



ドレス店は緊張するから入れない

見に行ったら買わない時のプレッシャーがすごい


なんて敬遠している方もいらっしゃると思います。



私も系列店の中でもドレス店に行く時はふんどしを8回くらい締めるのでよくわかります。



そんな気持ちの皆様。



まずはお手軽にビームス 神戸まで。


たくさんお話しましょう。



いかんせんイタリア系のブランドは名前の区別がつかなくて覚えられません。



たくさんお話しましょうというより

たくさん教えに来てください。



よろしくお願い申し上げます。