【第36話。娘の誕生と桜】

赤松 優一 2024.03.18

もうじき桜の季節でごさいますね。



わたくしこんな顔でございますが

むちゃくちゃ桜が好き。

超さくらが好き。



いかんせん旅行や観光に全く興味のない私ですが

桜の時期だけは行かねばという気持ちが溢れてまいります。



特段遠方である必要はなく、近場でも何でもたくさん咲いている所が好きで



何と申しますか



作られた物ではなく自然のもの


咲く時期が異様に短いこと


優しいふんわりとした桃色


落ちてなお趣のある花びら


新芽が出て青葉を茂らせる過程までの全てが美しく

儚くもあり


その一瞬を見るために毎年満開の時期と自身の休みを睨めっこをして何とかならぬかと四苦八苦しております。




皆様こんばんは。ビームス 梅田、赤松でございます。




じき暖かくなりますでしょうか。



娘が生まれて三度目の桜です。





一度目の桜は本人は知りません。


というのも生まれたその日が満開だったからです。



朝から体調の異変を唱えていた妻を車に乗せて病院へ向かうも子宮口がまだそんなに開いていませんので一旦おかえり下さいと一度帰宅。


聞いていた予定よりもかなり早めに再度苦しみだしたのでまたすぐ病院に向かいそのまま入院になり。



時間が掛かるので帰るよう言われましたが

何となくそんな気になれずずっと車で待っていた、



そんな思い出です。



結果蓋を開けてみれば、昼過ぎに入院して無事その日のうちに出産が終わり。



入念にマスクをつけられ初めて会った娘はシワクチャのドロドロで

あの時の感情は私の人生で経験した事のないものでした。



「感動」で済ますにはあまりにも足りなく

期待や不安、様々な気持ちの入り混じった

何とも形容しがたいものだったと強く記憶しています。



じき40になりますが未だにあの時の感情の名前を知りません。



コロナ真っ只中のため時間もそこそこに帰らされたのですが

その帰り道に病院の麓に立っている桜の木が満開で


神戸の山手のローカルタウンでありながらその桜の木を下からライトアップしているという粋な計らいもあり、何とも幻想的で、運転中の車から見えた一瞬の桜でしたがとてつもなく記憶に残った一本でした。



娘の名前は基本的に妻に委ねようとしていましたが退院後にこの桜の話をして、

私たちが生きてきた人生の中で1番美しい春になったがな、そんな気持ちから


【美春】


と名づける事になりました。




我が家では名前に【こんな人になって欲しい】という気持ちをこめて命名したり

画数を気にかけて考えたりするのはやめようという話は以前から出ており



決して他所のご家庭のそれらの気持ちを否定する意味ではなく


自身の経験から画数に運命を決められる訳がないという気持ちが強くあった事と


娘は私たちの子として生まれましたが、娘の生き方は娘が決めるべきだという気持ちからです。



私は決して裕福な家の出ではありませんが立派な両親の元に生まれたと思っていて


若い頃は周りにいる色んな大人たちに尊敬の気持ちを持っていましたが

今ではこの言葉は私にとって両親に向けての言葉みたいなものになっています。



勿論今でも敬うにあたいする人、一緒にいて楽しい人、たくさんの学びを与えてくれる人はたくさんいて、それらは尊敬という気持ちと近いものがありますが


それでも今の私にとっての【尊敬】という言葉は両親への言葉のように思います。



そんな両親の元に生まれながらも

残念ながら私はこんな風になり


そしてそれらを受け入れられて今もこうして暮らしていけています。


体に彫ったものは消せませんが

もし娘が何かを強く決心したときに、それが私の意にそぐわないものだったとしても

親が私にしてくれたように、私も娘にそのようにしてやりたいと思い


こんな風に育って欲しいという願いを名前に意味を込める事はせず、ただ前向きな文字になるようにしました。



ちなみに余談ですがもうひと候補に【赤松さくら】がありましたが知人の水商売をしている人間の源氏名がさくらであった為こちらは断念しました。




相変わらず意味のない話を繰り広げておりますがお花見に話を戻しますと


2回目の桜は自宅近くの桜並木と

近場にある穴場的スポットと二箇所。






一回り小さい娘

まだ髪の長かった嫁松に感慨深いものがあります。





今年は娘も大きくなり楽しい桜になりそうです。



皆様も関西圏くらいまでで素敵なスポットがあれば是非赤松まで。





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大変嬉しい限りです。


チームあかまchu、会員数100名突破の暁には皆様にわたくしの長髪時代のお写真を披露致しますとの約束、忘れておりませんが


本当に100名も行く訳ないと開き直っての発言でしたので、現在あかまchuクラブ会員数が80名を超え


「あっまじで披露せなあかんかも」


と焦りつつも覚悟を決めたい思います。



本日も素敵なお洋服と楽しい出会いが皆様に訪れますように。


赤松優一