スタッフ「神本 直也」の記事

チェック神本の要チェック PART 73


[チェック神本のAll Night BEAMS PLUS]




皆様こんばんは、いつもBEAMS PLUSのレーベルブログをご覧頂き誠に有難う御座います。

ビームス ライフ 横浜 のチェック神本です。


最近の私事情ですが、高校・大学と同じ学校、部活に所属していた友人と焼肉を食べに行く機会がありました。


自分たちではあまり意識していませんでしたがかれこれ10年の付き合いであると、喧嘩するほど仲がいいという言葉がありますが記憶辿ると喧嘩した思い出はないです。恐らく(笑)。


それは、一緒にいる時間が長いとお互いのされて嫌な言動を無意識的にしなくなっているからであると思います、彼は彼女と同棲をしていて幸せそうですがわたくしは、、、


それでは今回ご紹介させていただくアイテムはこちら!!




BEAMS PLUS MISH JC WOOL
カラー:グリーン ネイビー
サイズ:S M L XL
価格:¥38,500(税込)
商品番号:38-18-0834-791


昨秋冬シーズンのジャカード織りで迷彩柄が表現されていた同型が、国内外で人気を博し瞬く間に店頭から姿を消した思い出が今でも鮮明に覚えております。


BEAMS AMERICA にてBEAMS PLUS Limited Storeを行った際にアパレル関係者の目を惹きまくっていたという話も。

こちらはコットン×ポリエステル素材で作られており、少しシャリ感のようなパキッとした生地感であったと記憶しております。


今シーズンはウール100%での生地組成となっており、ウール特有の光沢感と艶っぽい表情が何処か品の良ささえ感じさせてくれます。




やや大きめな両胸のフラップポケット、ミリタリーシャツジャケットとその名の通りにUS ARMY Utility ShirtsのようでUS NAVY CPO Shirtsのようにも見えるディテールワークです。


Utility Shirtsは生地がコットン×サテンであったり、コットン×ポリエステルの物をよく目にしますがウール素材で作られているものもございます。

ネイビー色かつウール素材であるという点からCPO Shirtsとの共通点が多いと私には感じとれ、ヴィンテージから着想を得るBEAMS PLUSらしさを感じ取れます。


ですが、ヴィンテージをそのまま再現するだけではなく「アップデート」して現代に落とし込むのがBEAMS PLUS Style。







Utility Shirts CPO Shirts 調べてみるとどちらもウール素材を使用したモデルが存在し、年代も50年代から70年代のもの、CPO Shirts は10年代から70年代まで支給されていたそう。

共通点は多いですが大きく違う点が「ウール素材の質感」であります。


軍用として当時着用されていたものに使用されているウールは防縮加工が施されているものが多く、着用されていた背景を考えれば施されていて当然ですし納得がいくと思います。

生地表面にウール特有の光沢感が見られずマットな質感、粗野な雰囲気を感じます。


その質感に対してボタンに光沢感のある物が使用されている・組み合わさっている個体が殆どであります。




それに対してBEAMS PLUSは光沢感のあるウール素材でありますが、ミリタリーウェアらしいドーナツボタン、ボタンに光沢感はなくマットな表情で言ってしまえばヴィンテージのものと真逆な使い方をしております。




生地表面の見え方も異なり、綾織り(糸を交差して織る織り方)の編み模様の立ち上がり方が特徴的であり、品のあるウール素材の雰囲気と前述させていただきましたが、秋服もののジャケットやオーダーしたインポート生地のジャケットの綾織りと比較すると、少し近くに寄っただけで綾織りであると認識出来るぐらいに畝が立っておりもはや模様にすらみえてきます。


その点がどこかヘリンボーン柄を彷彿とさせミリタリーシャツらしさを感じさせてくれます。




インパクトのあるダブルポケットのディテールも、ポケットの底が斜めに切られておらず、角のある四角く切り取られておりどちらも内側だけがマチ付きとなっておりヴィンテージと大きく違う点であります。


片側だけマチが付いている仕様はわたくし的に新鮮であり、収納力を上げる為に踏襲されている事はマチガイナイですが、両側にマチを付けるとボリュームが出過ぎてしまうないしは物を入れた際に重量によってポケットが垂れてしまう事の防止策ではないかと考察します。




肩についているポケットは、9mm弾の弾薬の箱をイメージした大きめのホッチキスの替芯の箱が入ります(笑) 実用性を考えるとワイヤレスイヤホンなどが入るサイズです。




コーディネート提案は、ミリタリージャケットにタイドアップスタイル王道ではありますが、ウール素材のジャケットであれば秋冬の起毛感の強いウールトラウザーズで合わせても上下の生地感にギャップが生まれないだろうと思いこの組み合わせを。

オックスフォード生地のボタンダウン、キャンディストライプ柄と悩みましたが最近自身が購入した事とジャケットの生地感に合わせてシャツをブロードにネクタイはシルク素材に質感を統一させた点がポイントです。


私が狙っているのはグリーン。

前回ご紹介したワークシャツもグリーン。


それではまた来週、


グリーン神本

チェック神本の要チェック PART 72

[チェック神本のAll Night BEAMS PLUS]



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ビームス ライフ 横浜 のチェック神本です。

突然ですが、「秋の夜風」っていいですよね、昨年に引き続き秋を感じずにすぐに冬になってしまうのかなと思っておりましたが今まさに秋を感じる事が出来ております。

私の好きな季節は秋、洋服屋らしい理由で言えば気温の低下が緩やかで重ね着が出来てコーディネートを組むのが楽しいから、ロマンチスト的なことを言うと草木が散りゆくその様が儚くて感慨深く好きなのです(笑)

BEAMS PLUSは毎週金曜日にローンチされるアイテムの数々、購入してすぐに着用できる気温になってきたので何から購入しようか悩ましいですが、、、

本日ご紹介させていただくアイテムはこちら!!




BEAMS PLUS Work light TWL Shirts
カラー:RED GREEN BLUE
サイズ:S M L XL
価格:¥30,800(税込)
商品番号:38-11-1662-139

自身のクローゼットを見返すとこれまであまり手にした事がなかったワークシャツ、自分でも無意識のうちにボタンダウンシャツやオープンカラーシャツに惹かれる事が多くタイドアップするスタイルやスカーフを巻くスタイルが日常的であったからでしょうか。

苦手意識があったわけではなく着用するシーンがプライベートを含め少なかった私ですが、このアイテムにはビビッと・ああこれカッコいいな購入しようと思ったワークシャツです。



RED



GREEN



BLUE 


その理由はこの独特な3色のカラーリング。

ワークシャツというと誰しもがイメージするカラーとして「インディゴ」が挙げられるでしょう。

作業着として着用されていた当時は生成り(無染色)の色で着用されていたようですが、天然のインディゴ染料は草木・植物から抽出された染料でありその中にピレスロイドという成分が含まれており虫よけ成分が含まれています。

今日の私たちにも馴染み深い殺虫剤にも使われている成分が天然のインディゴ染料にはある為、ワークシャツやデニムに使用された事が始まりという一説があります。



サンフェードしたかのような、古着のような、着古された哀愁漂うこの雰囲気に一目惚れした私でありまして、こちらはインディゴ染めではなく「顔料コーティング」という手法でこのカラーリングが表現されております。

さて、私自身もあまり聞き馴染みのない顔料コーティングとはですが、〜染めは皆様もご存じの通りに「藍染め」や「インディゴ染め」など無数に存在するかと思いますが、染料に浸すないしは生地や糸の繊維の中まで色を入れる・染み込ませることで色を入れる染色方法が〜染め。



顔料コーティングとは生地・糸の中まで染料を染み込ませるのではなく表面に塗布する、コーティングして色をつける方法です。

恐らく比率的に男性の方がこのブログを読んで下さっていると思いますので、少しイメージが湧きづらいかと思いますが、爪に塗るマニキュア(私も小学生の時、母と一緒に付けてました笑)と同じ原理、爪の内部までは色は入っておらず表面にだけ色が付く非常に近しい染色方法です。



そしてこの顔料コーティングの上から「ボールバイオ加工」を施しております。

またまた珍しいワードが登場しましたが、「バイオ加工」これは以前の私のブログ、PART 56にてご紹介したバイオウォッシュと同義であり、コットンの生地表面を酵素が分解し柔らかく古着のような風合いをだしてくれる加工。

それに加えて「ボール」と一緒に生地を洗うことで生地に物理的ダメージや摩擦を与えて、白く・白化した表情を出すことが出来ます。

顔料コーティングとボールバイオ加工をする事でこのヴィンテージと一見見間違える生地の表情と雰囲気が既製服・吊るしで購入出来るというBEAMS PLUSの魅力が詰まっております。

私はグリーンのLサイズを購入します!!!

ハードな洗いの加工をかけている兼ね合いからか、この定番のWORK SHIRTS 型よりも袖丈が短くなっていると私は感じましたので、購入される際は袖丈に要チェック。

最後にコーディネート提案を、



このコーディネートを組んだ際に「神本やん!」とツッコまれてしまいましたが、ワークシャツをワークシャツらしく合わせるか、正反対の属性のアイテムで合わせるか悩みましたが自身のワードローブとの相性と着慣れていないのでまずは正統派な合わせで。

シャツの生地はコットンツイルであり見た目がデニムに似ておりますが、経糸にインディゴ染めされた糸を使用していない為、パンツにデニム生地を合わせてもいなたくなりすぎないと思い加工感のあるミルトラウザーズをチョイス。

カナダ軍のディテール踏襲したミリタリーレザージャケットで男らしくこってりした合わせかなと思ってます(笑)

首元のドット柄のバンダナもなくてはなりません。

見た目以上に生地ウェイトも軽く気温が安定しない今時期に第一線で活躍してること間違いなし。

それではまた来週、

チェック神本

チェック神本の要チェック PART 71

[チェック神本のAll Night BEAMS PLUS]




皆様こんばんは、いつもBEAMS PLUSのレーベルブログをご覧頂き誠に有難う御座います。

ビームス ライフ 横浜 のチェック神本です。


ご存知の方も多いかと思いますがBEAMS PLUSのラジオ局 「プラジオ」を聴いてくださっておりますでしょうか。


私、チェック神本久方ぶりに復帰致しましてプラジオリスナーの皆様ド待望??の収録だったかと思いますが(笑) 勿論聴いてくださいましたよね?

いらっしゃらないかと思いますがまだの方はぜひお時間ある際に1.2 1.5倍ぐらいでのご視聴をお勧めします。(笑)


調子に乗るのも此処までにして今回ご紹介させていただくアイテムはこちら!!







BEAMS PLUS 4B Cuffs Jacket
カラー:カーキ ブルー グリーン
サイズ:S M L XL
価格:¥38,500(税込)
商品番号:38-16-0669-874

素材や柄を変えてオールシーズンBEAMS PLUSで展開してしている定番アイテム4つボタンカフスジャケット。

昨シーズンは起毛感の強いツイード調の地厚な生地感が特徴的なアイテムであったと記憶しておりますが、




今シーズンはポリエステル素材でやや軽めな生地感で玉蟲色を彷彿させる独特な光沢感とカラーリングが特徴的であります。

この秘密は経糸・緯糸を変えて縫製されており経糸を「タスラン糸」 緯糸を「カスリ」という特殊な糸染めをした糸を使用しているから。




タスラン糸とは繊維に対して空気を使用して加工を施し、ふんわりとした柔らかい雰囲気とボリュームを増やす大きく見せる加工がされている糸になります。


見た目以上の軽さとドライなタッチ感、タスラン糸のほとんどは化学繊維 今回のポリエステルやナイロン素材から作られており2本の糸を空気の力を使って繊維同士を絡み合わせて1本にしている為、強度にも定評のある加工糸なのです。

似た加工で糸同士を撚って1本の糸にする撚糸がありますが、イメージがわきやすいかと思います。




特殊な糸染めである「カスリ」は、別名 段染め糸とも呼ばれており1本の糸に複数色の色染めがされたものを指します。

1本の色の中でも色が変化することで良い意味でのムラ感というか、グラデーションというか光の当たり具合によってもカラーリングが異なって見える、まるでカメレオンのようです。


メランジ調の雰囲気というと伝わりやすいでしょうか、メランジは2色の糸を掛け合わせて色を作り出しているので「カスリ」との違いは1本で複数色か2本の異なる色の色で複数色を表現しているかになります。



メランジ感が伝わりやすいのがBLUE。表地と裏地のコントラストが写真上で目に見えて感じ取れます、袖部分の緯糸のカラーリングはまるでボーダー柄のように段々で色が異なっており深みのある類を見ない表情であると。


「4つボタンカフスジャケット」この形をどう捉えるかによってその見え方が変わっていくコーディネートありきのアイテムだなと最近思い始めた私。


ジャケットとしてなのかカバーオール的解釈も可能な「ブルゾン」と位置付けてもいいのではと。


袖口のカフス仕様からシャツジャケットと呼んだりもしますが、3つボタンではないもののパッチポケットのディテールはクラシックな見え方でタイドアップスタイルでもはまる優れものであることは周知の通りです。




ビームス プラス 丸の内のレジェンドスタッフであるスタッフ丹羽に協力いただき2パターンでのコーディネート提案です。

タイドアップスタイルにデニムパンツを合わせて足元は恐らくプレーントゥのレザーシューズでしょうか、私の思うスタッフ丹羽のイメージカラーであるブラックがVゾーンからシューズにかけて取り入れられている丹羽スタイルが表現されているコーディネート。



トータルコーディネートで柄が入っていない為か、ドット柄のチーフではなくコットン素材のバンダナをチーフとしてVゾーンを形成している纏まりの良さ。


入荷時はトップボタンを含めると3つ目のボタンで留める事が想定されている為、ラペル部分の折り返しをアイロンで当て直し1つ上のボタンで留めて、3つボタンジャケットの上ふたつ留めを彷彿とさせるクラシックな着こなしが非常に美しいです。




私が提案するのはカバーオール解釈でのコーディネート提案になります。

パンツはフレアシルエットに見えますが、BEAMS PLUS ペインターパンツ デニムです。

ブルー グリーン カーキと3色どれも魅力的なカラーリングではありますが、私が気になるのはカーキ ブラウンに近い濃い色味に対して色落ちしたフェード感のあるサックスとのコントラスト付けが好みな合わせ方。



首元とタックアウトして合わせているタッターソールチェックのボタンダウンシャツが少し見える事で差し色のニュアンスを持たせています。

光のあたり加減によって青みも生まれるカラーリングなのでその点も好みです。

ご自身の解釈でコーディネートをお楽しみいただければと思います!!


それではまた来週、


チェック神本

チェック神本の要チェック PART 70

[チェック神本のAll Night BEAMS PLUS]



皆様こんばんは、いつもBEAMS PLUSのレーベルブログをご覧頂き誠に有難う御座います。

ビームス ライフ 横浜 のチェック神本です。

9月も終わりに差し掛かっておりますが日中はまだ暑さの残る日々が続きますね、日本の良さといえば「四季」でありそれぞれに風情がある点が好きなところでもありますが、今年も秋が短くなりそうですね。

秋といえば金木犀、子供の頃から近所に金木犀があり自室から窓を開けて夜風と共にその香りを堪能していますが今年はいかがなものか。

それでは今回ご紹介させていただくアイテムはこちら!!




BEAMS PLUS 2プリーツリラックス ネルパッチワーク
カラー:パッチワーク
サイズ:S M L XL
価格:¥28,600(税込)
商品番号:38-23-0330-874

25SSシーズンより新たに登場した2P Relax型、パッチワークマドラスとリネンソリッドの2型で展開しておりましたが秋冬シーズンはフランネルパッチワークで登場。

ようやく「チェック神本」の本領を発揮することが出来そうです。

まずはこちらの新型2P Relax 型の特徴として、横から見た時のシルエット テーパードを控えめにしてストレートに近い太めのシルエット。



昨今のトレンド感のあるシルエット感という捉え方も出来ますが、私個人的にはパンツが太くて合わせずらいなと思った経験が少ないです。

トップスをジャスト目に合わせてパンツにゆとりを持たせてトータルバランスを取るも良し、ゆとりを持たせたトップスを合わせてゆったり目な印象で合わせても良し。

BEAMS PLUSが提案するボックスシルエットのジャケットとのトータルバランスも取りやすく非常に扱いやすいシルエット、パンツなのではないかと実際に着用していて感じております。



ベルトループもありますがドローコードでウエストを調節出来るので大きめのサイズで着用しても問題なく着用いただけます。



私のウエスト実寸値74cmですが着用サイズはLサイズ、オンラインサイトにて推奨している最小サイズは83cmからとなっておりますがドローコードをキツめに締めることで着用が可能になっております。

シルエットに太さを求める為にあえて大きく着用しているわけですが、平尻(お尻があまり出ていない)わたくしでも、パンツの作り上股上が長めに設定されていてハイウエストぎみに着用する事で、サイズを上げて着用する事で生まれるお尻部分のもたつき・あまりが気にならないと私は思っております。

9/8にBEAMS PLUS の公式インスタグラムにて投稿されている9/12リリースアイテムの紹介、5枚目の投稿にローファーで合わせているコーディネートがありますが、私もルームシューズで合わせるコーディネートを組みたいなと考えております。

ローファーの語源は「怠けもの」 ルームシューズもその名の通りに元はパジャマ・ルームウェアを着る際の室内履きのシューズです。



どちらにも共通している点はリラックステイストとカテゴライズできるという点。

このパンツにもリラックスと名前が付いている点とフランネル生地の柔らかい起毛した生地感がどこかルームウェアの雰囲気を漂わせていると私には感じ取れ、あえてルームシューズとゆったりとしたシルエットのジャケットで合わせた点が私なりのこだわりであります。

最後にそれぞれの「チェック柄」のご説明を、

まずはご存知の方も多いであろう「ブラックウォッチ柄」

タータンチェックと一括りにして呼ばれることが多いですよね。




イギリスはスコットランド地方で生まれ、柄によって種類別がされているのが特徴的です。

クランタータン・ミリタリータータン・ロイヤルタータンとタータンチェック内で3つに区分分けされており、ブラックウォッチはミリタリータータンに属しています。

それぞれ簡潔にご説明すると、クランタータンは氏族、日本でいうところの「家紋」にあたります。

〜家に古くから伝わる柄として位置しており認知度が高い柄だとドレスゴードンがそのひとつです。

特にクランタータンはスコットランドの自然・景観に合わせたダークトーンのチェック柄が主流とされているようです。



ロイヤルタータンは貴族や王室で使われていた柄、ハリントンジャケットの申し子、BARACUTA G9の裏地に使われているチェック柄、別名フレイザータータンと呼ばれておりますがこれはラヴァト卿から許可を得てその名前がついております。

ミリタリータータンは軍隊で使用されていた背景を持つタータンチェックであり、目視でどこの分隊なのか敵か味方か判断する為に使われていました。

今日のイギリス国内でもパレードが行われる際に伝統的な衣装である「キルト」に落とし込まれているのをよく目にします。

ブラックウォッチ(Black Watch)はミリタリータータンに属しています。

「Watch」には警戒のための、見張り・監視という意味があり

黒い見張り番という通称が正式名称となったとされています。

タータンチェックは1000種類以上のパターンがあり、明言出来る確証がない為、以下2つの柄は私が調べた近しいパターン・モチーフとしてご紹介致します。



ロイヤルスチュワートモチーフ

スチュワート家に伝わり王室御用達のパターンである為、クランタータンに属されるでしょう。



パッファローチェックモチーフ

アメリカはウールリッチ社で生まれたチェック柄であり、タータンチェックには分類されないものの、猟師・ハンター間での誤射を防ぐために生まれたチェック柄であり、人と動物を識別する為に生まれたという点では近い出自があると考えられます。

チェック熱が出てしまい少し長い文章になってしまいました。

25秋冬ベストバイにノミネートされる事はマチガイナイ。

それではまた来週、

チェック神本

チェック神本の要チェック PART 69

[チェック神本のAll Night BEAMS PLUS]



皆様こんばんは、いつもBEAMS PLUSのレーベルブログをご覧頂き誠に有難う御座います。

ビームス ライフ 横浜 のチェック神本です。

先週は私の代わりに吉澤九十五(スタッフ吉澤)がブログを担当してくれました。

彼は私よりもBEAMS PLUS歴が長く、アメリカを愛しているスタッフなのでその知識量やスタイリングの組み方に定評があるスタッフであり私も彼を尊敬しています。

普段から接しているからわかる事なのですが、ブログになると口調が変わる所が好きなんですよね自信に満ち溢れている感じがして(笑)

復調致しましたので今週から再度チェック神本の要チェック宜しくお願い致します。

それでは今回ご紹介させていただくアイテムはこちら!!




BEAMS PLUS ボタンダウン クラシックフィット グラフチェック
カラー:ライトグレー ホワイト ブラック
サイズ:S M L XL
価格:¥15,400(税込)
商品番号:38-11-1668-139

「Classic Fit」シリーズよりニューフェイスが登場して参りました。

何度か私のブログ内でもこのクラシックフィットのシャツをご紹介させていただいておりますが今回の彼は生地感に特徴があります。



WHITE



BLACK



LT.GREY

Classic FitとはBEAMS 百名品にもノミネートされているBEAMS PLUS定番のボタンダウンシャツよりも、身幅・肩幅・着丈にゆとりを持たせた一角カジュアルな要素が強くなったFit、シリーズでございます。

私も半年ほど前からこのシリーズにハマり始め、アメリカンオックスフォード(38-11-0674) PALACE × BEAMS PLUS (38-11-0921) 2色買い、とその魅力に気付き始めております。

皆様は「ボタンダウンシャツ」にどのようなイメージをお持ちでしょうか。




レギュラーカラーやワイドカラー、タブカラーなどの襟型よりもカジュアルな印象で着用可能であり、冠婚葬祭では不向きとされておりますが、私的にはタイドアップ良し・ボタンを2個開けしてあえてスチームを当てずに洗いざらしの表情でカジュアルに合わせられる万能な襟型だと思っております。

その一方でBEAMS PLUSが提案する時代観で考えると、アイビーリーガーやPreparatory School (プレパラトリースクール)に在籍している、いわゆる「優等生」や「いいところの坊ちゃん」が着用しているシャツというイメージを持つ方もいらっしゃると思います。

BEAMS PLUS HARAJUKUのとあるスタッフが、「俺はボタンダウンは着ないねん、優等生じゃないからな〜」と口ずさんでいた事を思い出しました。(笑)

そんな優等生な捉え方も出来ますがサイズ感が大きくなる、クラシックフィットになる事で真面目な着方ではなくラフな着方がしやすくなっているのがいいところであると私は感じております。

真面目に着用したい時はスタンダードなボタンダウン、カジュアルにラフに着用したい時はクラシックフィットのボタンダウン、とその日のコーディネートの雰囲気や気分によって使い分けております。

少し話が逸れて脱線してしまいましたが、特徴的な生地感、これは是非店頭で手に取って触れていただきたいのですがオンラインサイトでは「ペーパーライクな〜」と表現されておりますがまさにその通り。



最近のBEAMS PLUSでニットポロやソックスに使用されている分類外繊維(紙)が使われているわけではなく、「ワッシャー加工」を生地に施して洗いざらしのような自然なシワの入り方とガシガシとした生地の表情に仕上がっております。

BEAMS PLUSで取り扱いのあるアイテムで近しい生地感のものをあげるとすれば、同型アメリカンオックスフォードでしょうか。それよりも生地ウェイトは軽く、シワの復元力が弱くそのまま残る立体感のある生地感であります。

それだと、素肌に触れた時にざらざらして着心地が悪いんじゃないの?と思われる方もいらっしゃると思いますが、私が実際に着用した感想として「シアサッカー生地」のような凹凸のある生地感であると思いました。



クラシックフィットの特徴であるボタンの数を6つにする事でボタンスタンスが広がり、ボタンを開けて着用した際の襟の開きのセクシーさ、生地の特徴と合まり立ち上がりがよく私の好きなポイントのひとつです。

残暑が厳しい今時期のスタイリング提案を、



イメージしているのはIVY STYLEのバイブル TAKE IVY のカレッジファッション 3ページの自転車を持っている学生。

着用前に軽くスチームを当てましたが袖口の部分を見て頂くとパリッとした生地の表情が伝わるかなと、クラシックフィットシリーズは、L M Sサイズで所有しておりますが3サイズ試した結果しっくり来たのはSサイズ。着用しているサイズもSサイズです。

真面目な雰囲気もあるボタンダウンという襟型シャツに、シワの入りやすい加工が施されたリラックス感のあるフィッティングの組み合わせ、堪りません。

それではまた来週、

チェック神本

チェック神本の要チェック PART 68


[チェック神本のAll Night BEAMS PLUS]




皆様こんばんは、いつもBEAMS PLUSのレーベルブログをご覧頂き誠に有難う御座います。

ビームス ライフ 横浜 のチェック神本です

突然ですが皆様、BEAMS PLUSのInstagramアカウントをフォローされていらっしゃいますでしょうか。

8/23より2025年秋冬シーズンのルックが公開されております、担当スタッフはお客様よりも少し早くアイテムを見る機会がありますが着画として見るのは私も初めて。


お気に入りのLOOKはポニー柄のグリーンのストールを頭に巻いてその上からハットを合わせているスタイリング。


複数の柄が使われておりますが柄通しがケンカすることなく纏まって見える、多彩な色使いと見せてブラウン系統の色が全てのアイテムに取り入れられているから纏まって見えるのでしょう恐らく


いつか自分もこんなコーディネート組みが出来るようになりたいと思いました。


今回ご紹介させていただくアイテムも新作のアイテムになります!!




BEAMS PLUS 5 Pocket Wide Denim Used
カラー:USED
サイズ:S M L XL XXL
価格:¥33,000(税込)
商品番号:38-21-0074-791

定番の5ポケットワイドデニムより新色が登場、仕様や形が少し変化しております。






私この5ポケットワイドデニムの形が好きで既に展開している、ブラック・インディゴ (38-21-0040-791)を2色買いしておりかなり気に入って着用していて薄い色味で欲しいなと思っていた次第であります。

現在BEAMS PLUSで取り扱いのある色落ちしたインディゴ、USED WASHとでも言い表しましょうか、はBEAMS PLUS Painter Pants Denim・別注 WAREHOUSE & CO. Lot 1105の2品番でしか取り扱っていないカラーリングです。


何故今まで取り扱いがなかったのか真相は分かりかねますが、私の考えですと、ワークウェアとして生まれたデニムがファッションとして取り入れられる「デニム」となったのが、1950年代ごろだと考えております。

当時はあえて生地にダメージを与えて色を抜く手間となってしまう工程は省くでしょうから、濃い色のデニムが多く流通していたと推測され、色落ちした表情で履くには相当な年月が掛かるでしょう。


時代観的にUESDと言われる色味のデニムはあまり着用されていなかったから? BEAMS PLUSで5ポケット型として作っていなかったのではないでしょうか。


プライベートではもっぱらデニムを履く事が多い私、加えてこのぐらいの色味を好んで着用しており複数着所有しておりますが、このシルエット感の物は初めて。


恐らく誰しもが持っているであろう、世界的なデニムブランドの定番中の定番の型番5?1は私の体型ではカッコよく着用する事がどうしても出来なかった為、所有しておりませんでした。


BEAMS PLUSから登場してくれて大変助かっている次第であります。

既存の2色とシルエットに関してあまり大きな差は感じませんでしたがどちらもMサイズで着用して比較致しましたので是非ご参考にしていただければと思います。






まずは畳んだ状態で比較してみると、5 Pocket Wide型の特徴である ワイドテーパードシルエット。

この状態で見て見るとさほど違いは感じられませんが実際に着用して見ると、、、






USEDの方がスッキリとしたシルエットで同じ腰位置で着用しているもののシューズに対する裾のクッションのつき具合が異なっている事が分かります。

全長はどちらも変わらないもののデニム生地の軽さが異なる為ボリュームの見え方に違いが生まれているのでしょう。

明確なオンス数は分かりかねますが8ozから10ozでしょうか、多く流通しているデニムより軽い事が着用していて分かります。






横から見た際のヒップから裾にかけてのテーパードのかかり具合・シルエット感はあまり変わらず美しいという表現が適切か悩ましいですが美しく着用できていると思います。

オンライン表記サイズを参考にすると同Mサイズで、ウエストが−3.5cm 股上が+1cm 。

ウエストサイズが1サイズ差異なっており、股上はUSEDの方が長く設定されていますがこれは私の体感になってしまうのですが、若干短くなっていると感じました。


ブラックデニムは太めに着用する為にMサイズを購入しましたが、こちらのUSEDはジャストで着用するのであればMサイズ、太めに着用するのであればLサイズを購入しようと考えております

そしてデニム好きの方には堪らないであろう仕様が裾に隠されています。




このアイテムの名前でお気づきの方もいらっしゃるかと思いますがセルヴィッチ(耳つき)になっております。

シャトル織り機ならではのほつれ止めの為の仕様ですが、作業着として生産されていた当時、生産効率を上げる為に生地末端処理を行わずにする為のもの。

自身で色を塗ったり通称「赤耳」でない事を分からないようにあえてダメージを加えてヴィンテージのデニムを履いている方もいらっしゃるとか。


インディゴの色落ち加減・色味の雰囲気はユーロリーバイスの縦落ち感が個人的に1番伝わりやすいかなと、、、






ボタンも「BEAMS PLUS JAPAN」と刻印が。


既にブラック・インディゴをお持ちの方は1度お近くの店舗にてご試着いただき検討して頂くことをお勧め致します。


それではまた来週、


チェック神本

チェック神本の要チェック PART 67


[チェック神本のAll Night BEAMS PLUS]




皆様こんばんは、いつもBEAMS PLUSのレーベルブログをご覧頂き誠に有難う御座います。

ビームス ライフ 横浜 のチェック神本です。


8月も終わりに差し掛かっておりますが、暑い、もはや先週よりも暑くなっていると感じますよね、これが残暑というものか。


アパレルで勤めている方あるあるかと思いますが、もう間も無く私たちは衣替えの季節です。


毎年経験する事ではありますがこのままの暑さだと危ない(笑)この時期はデニム素材のアイテムが重宝するんですよね。


それでは今回ご紹介させて頂くのはこちら!!


BEAMS LIFE YOKOHAMAでは初めてとなるBEAMS PLUSのイベント BRIEFING MORE VARIATION。




簡潔にご説明するとMORE VARIATION とは、通常BEAMS で取り扱っていないBRIEFINGのインライン(通常展開)アイテムをイベント期間限定で販売するイベントです。








私自身はビームス プラス 有楽町時代に2回?経験したイベントではありますが、その時には無かったアイテムや見覚えのあるアイテムだったりと懐かしい気持ちにも新鮮な気持ちにもさせてくれるイベントです。


イベント開始日(8/23)に発売が開始になったBRIEFING×BEAMS PLUS TA -PACKに関しては、バイヤー佐久間のブログをご覧いただければと思います。


私はMORE VARIATION の中で気になったアイテムを掻い摘んでご紹介させていただきます!!


まず1つ目はこちら!

W RING BELT(3色展開)とCOBRA BUCKLE BELT(2色展開)。

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これは今まで見たことがなかった新鮮なアイテムであり、バックだけでなくベルトも作っているのか!と驚かされたアイテムです。


BRIEFINGはアイテムの種類ごとに〜COLLECTIONとしてテイストや提案するイメージがそれぞれ異なります。


こちらのベルトはMADE IN USA COLLECTION。

ブランドが設立された1998年から「ミリタリズム」を追求し、アメリカが本気で生み出す強靭なパーツや最高峰の技術や機能がアイテムに落とし込まれているとの事。




ダブルリングベルトはBEAMS PLUSでもお馴染みのアイテムであり、明確なウエストサイズに指定がない為幅広い方にご着用頂けてベルトを垂らして着用する事でプレートベルトのようにコーディネートのアクセントとしてもご利用いただけそうです。


続いてコブラバックルベルト。

実にミリタリーらしさを感じさせてくれるCOBRAバックル、軍物は勿論パラシュートやハーネス、アウトドア用品にも使われている機能性と実用性に優れたアイテムです。

このコブラバックルが中々手に入りづらいようでして、入荷するタイミングが少なくあまりお目にかかれないベルトとの事。




通常のベルトとしての使い方は勿論のこと、BEAMS PLUS 別注のDT Pouchと組み合わせてショルダーバック・ウエストポーチのようにカスタマイズも可能です!(自己流です笑)


2つ目はこちら!

PC 14 SLEEVE(3色展開)

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こちらも先ほど同じくMADE IN USA COLLECTION アメリカ製でのお作り。

昨今のインポートアイテムの値上がりが著しく中々手が出せない価格にまでなってきておりますが、アメリカ製でありながらお買い求めしやすい価格になっております。




その理由は素材に使われている420デニールナイロンが他のアイテムを作った際に出た余り生地を再利用して製造しているから。




バックインバックとしての使用を想定しシンプルかつソリッドな見た目にあえてしている点がポイントであり、スタイリッシュな見え方をするのでビジネスシーンに活躍してくれる万能アイテム。




大きさは14インチのPCが収納可能な大きさでBEAMS PLUS 別注のREPORTER 13に近い大きさとなっております。


3つめはこちら!

DELTA MATER TOTE  TALL SQD(2色展開) M SQD(BLACKのみ)

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38-61-7195-106



BLACK



NAVY



BLACK


テイストとしてはベーシックなスタイルに新たな解釈を加えた「耐久性のある機能美」 「BRIEFINGの新たなスタンダードを作りたい」という思いからつくられた、新シリーズになります

BEAMS PLUS 別注モデルでも使用されていて皆様にも馴染み深いバリスティックナイロンが素材に使われており、ブランドを象徴とする黒ベースに赤文字のブランドネームではなく、黒のブランドネームになっている点もこのシリーズのみの特徴です。





3way bagを初めてとした数々の名品にも共通しておりますが、よりビジネスシーンやジャケットスタイルに落とし込みやすくなったと私個人的は思います。


最後に私が個人的に欲しいアイテムを、

SQ SHOULDER LE (ブラックのみ)

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 LESIT COLLECTION 

「LEAVE」 「VISIT」をかけ合わせた造語である) LESIT 離れると訪れる 旅をもっと身近に感じていただきたいという思いから生まれたコレクションです。

丁度いいサイズ感のポーチ・ショルダーバックをここ数年探し求めている私、どのようなコーディネートにもはまりやすい素材・ビジュアル・大きさ・色である事が私の判断基準。


プライベートでバックは持たない主義の私、アウターを着用してポケットに余裕がある秋服シーズンは困ることが少ないですが今時期が難しい。パンツのポケットに物を入れすぎてしまうとシルエットが崩れてしまうし片手が塞がってしまうバックは持ちたくない。


そこで必然的に選ばれるのがショルダーバックかポーチ。


プライベートでは様々なスタイル・テイストの洋服を着用する為、ちょうど良い塩梅のものが見つかっておりませんでした。




このアイテム、見た目以上の収納量・ブランドロゴが正面ではなくサイドにある為主張が控えめで良し、落ち着いた色味とソリッドな見た目でスタイルを選ばずにコーディネートに落とし込める。


私が普段外出する際の荷物もばっちりと入りまだ余剰がある、これぞ求めていた容量。


本イベントは〜8/31までビームス ライフ 横浜 ビームス プラス 丸の内 BEAMS 公式オンラインショップにて開催しておりますので、ご来店是非お待ちしております。


それではまた来週、


チェック神本

チェック神本の要チェック PART 66

[チェック神本のAll Night BEAMS PLUS]




皆様こんばんは、いつもBEAMS PLUSのレーベルブログをご覧頂き誠に有難う御座います。

ビームス ライフ 横浜 のチェック神本です。


前回のブログで四国旅行に行く予定ですと書かせていただきましたが行って参りました!!!

2泊3日の旅行中最終日以外雨、もはや最終日も雨でした。

道後温泉から蛇口からみかんジュースの出る愛媛県、厳島神社とかなり充実した3日間となりました。

みかんジュースのオススメは「不知火」、初挑戦の「牡蠣」はあたるのが怖く焼き牡蠣を食べてみましたが、今後自主的に食べる機会は無さそうです(笑)


そろそろ本題に入らせていただこうかなと思いますが、今週は「チェック神本の要チェック Best Buy」をご紹介したいと思います。


私のReal Buy な物になりますので、チェックこれ買ったんだ このアイテムは盲点だったな などと普段のブログとは違った視点でお楽しみ頂ければ幸いです。


エントリーナンバー 1

BEAMS PLUS Oxford Shoes Suede (38-32-0072-302)




ずっと君を探していた、と恋愛ドラマのワンシーンで言いそうな台詞ですが本当にずっと探しておりました。


アメリカ製で根強い人気のあるWALK OVER。

BEAMS PLUSで過去に別注でお作りしていたALDEN。

BEAMS Fで取り扱いのあるLloyd Footwear。

他セレクトショップでのSANDERS。などなど、


こう見ると様々なブランドで取り扱いがあるように思えますがここ最近出始めてきた印象です。

夏が始まると必ず欲しくなり、昨年までは毎日2次流通サイトでウォークオーバーとオールデンのホワイトバックスをずっと探していました。(真実です!!)


イギリスの伝統的な2ブランドも間違いないですが、やはりアメリカ製ないし日本製のものでトータルコーディネートを組みたいのが本心ですので見つからなかった・購入しておりませんでした。


そこでBEAMS PLUSカリスマバイヤー柳井にサンプルを試してみて欲しいとBEAMS PLUS HARAJUKU在籍時に試着し必ず購入しますと、待ってましたと歓喜しておりました。(笑)

シューズの詳細な説明はスタッフ鈴木のレーベルブログをご覧頂いて、私は購入して4ヶ月の経年変化をご紹介。




着用されていた背景は簡潔にお伝えするとスポーツ観戦時やレジャーシーンで履かれていたとの事。

ホワイトバックスのコーディネートで初めに思い浮かぶのは、ベージュのコットンスーツ・シアサッカーのスーツでしょうか。

お決まりの合わせ・いわゆるな合わせ方、言い換えれば正統派でありますがそれでは少し面白みに欠けるので私はデニムやチノトラウザーズ、カジュアルに合わせる事が多いです。






それはそれで王道かもしれませんが(笑)日常のスタイルに落とし込んでガシガシ履いていて汚れを気にせずに履き込んできました。

お店出しているものと比較すると一目瞭然、履きジワ・つま先の黒ずみ・毛羽立ち、購入当初は少し皮が硬い印象でしたが今では柔らかく馴染み履きやすいのなんの。

デニムと合わせた際のインディゴ移染も今ではいい味です。


IVY PREPPY Style のマスター・マストピースのひとつがホワイトバックスであるとそう思っております。 

まだお持ちでない方は是非、私は2足目を購入検討中です!


エントリーナンバー 2

KENNETH FIELD Double Breasted Jacket Madras Patch Work (38-16-0681-066)




こちらのアイテムもホワイトバックスに続いて、私が探し求めていたアイテムのひとつ。

Summer IVY STYLE における必要不可欠なもの「マドラスチェック」 

今シーズンのBEAMS PLUSでは新型 Swing Jacket

2 Pleats Relax Trousers・Easy Shorts 定番のボタンダウンシャツ 全身マドラスチェックでのコーディネートが可能となりましたね。


コーディネートのどこかにマドラスチェックを取り入れたくなるの時期であると思うのは私だけではない筈、鮮やかなカラーリングと唯一無二の柄行きを表現する為に上物ないしパンツに取り入れたいのが私流。




マドラスチェックのジャケットも中々探しても出てこない代物であり、私のブランド知識が浅い事もありますがよく見かけるのは古着のRalph LaurenやJ PRESS、BEAMS Fで取り扱いの始まったBrooks Brothersなどでしょうか。

BEAMS PLUS MAUNOUCHI で開催されるSport Coat Fairでオーダーも考えましたが、自分好みの色味のものが生地に無く購入はまた来年に持ち越しかなと諦めておりましたがそこで見つけたのがこちらでした。


マドラスチェックに対して私が持つイメージは、実にアメリカらしい雰囲気と言いますかコテコテのイメージと言いますか、IVY PREPPYを象徴とする柄であると。




いなたいと言うと少し違いますが、ザアメリカ!!と強く感じる為それを良い意味で和らげてくれる雰囲気のマドラスチェックジャケットを探しておりました。






ディテールはダブルブレステッド型でありますが6ボタン、やや広めに取られたラペル幅、袖口の4つボタン並びの仕様にドレス的な解釈が詰まっており、アメリカらしいパッチワークのマドラスチェックパターンとの組み合わせに実にブランドらしいアプローチの仕方を感じそこが購入の決め手になりました。




裏地なしの仕様も夏場での着用を快適にしてくれる為大変助かっております。


少し長くなってしまいましたが次が最後になります(笑)


エントリーナンバー 3

BEAMS PLUS 2 Pleats Shorts Wool Tropical (38-25-0015-277)



私がBEAMSに入社する前からあった、定番中の定番であり原点にして頂点でありもはや説明不要の名品であると心から思っております。




過去のブログでもご紹介させて頂いておりますが、股下の長さを膝上にウエストをジャストに修理して着用しております。

若いスタッフを中心にショーツを膝下で履くスタイルがトレンドとなりつつありますが、私が求めているのは「クラシックさ」お坊ちゃんのような優等生のような、そんな雰囲気で着用したい。




共に働くスタッフには某名探偵のキャラクターに似てるねと言われておりますが(笑)、そのキャラクターの格好をよく見てみるとネイビーブレザーにボウタイ・グレーのショーツ、実にトラッドですよね。


私からすれば褒め言葉です、2001年に設立されたトム ブラ◯◯のようであると言われたのが1番嬉しかったです。


チェック神本のBest Buyいかがだったでしょうか?


皆様のBest Buyもご来店頂いた際にお聞かせ頂ければ幸いです。

私がご案内させて頂いた・ブログを見て購入したアイテムが皆様のBest Buyに入っていれば販売員としての冥利に尽きます。


それではまた来週、


チェック神本

チェック神本の要チェック PART 65


[チェック神本のAll Night BEAMS PLUS]



皆様こんばんは、いつもBEAMS PLUSのレーベルブログをご覧頂き誠に有難う御座います。

ビームス ライフ 横浜 のチェック神本です。

今年の立秋は8/7だったそうで、思い返せばこの日を境に気温が下がり日中外に出る事がぎりぎり苦でなくなったと感じます。

このブログが公開されている日に私は地元の古い友人と四国旅行を楽しんでいる事でしょう(笑) 広島県にも行く予定なので人生初の「生牡蠣」を食べてみようかなと、あたったら怖いなあ。

それでは今回ご紹介させて頂くアイテムはこちら!!




ENGINEERED GARMENTS BEDFORD JACKET
カラー:Natural
サイズ:XS S M L
価格:¥39,270(税込)
商品番号:38-16-0685-334

私が思うENGINEERED GARMENTS 2大名品ジャケット 以前ブログでご紹介させて頂いた「Loiter Jacket」と今回ご紹介させて頂く「Bedford Jacket」。



パッと見た時の印象は両胸のパッチポケットに目が行き、ハンティングジャケット?(フラップ付きの物が殆どですが) ミリタリーのカバーオール? と何をモチーフにしたのか分からなかったというのが本音です。





それに対してラペルが上向きに剣のように尖っている仕様のピークドラペル、ダブルブレステッド型のジャケットによく見受けられる衿型でありBEAMS Fで取り扱うジャケット・スーツに同じ仕様のものが、

この違和感と斬新なデザインの組み合わせがEG、ブランドらしさであるからアイコニックなジャケットであり愛されているのだなとしみじみと思います。

言い換えれば如何様にも調理可能で合わせるアイテムによって表情を変えてくれる優れもの。生地組成はコットン90% リネン 10% 着用感と生地の見た目からするとリネンの混率がもう少し多い様に思えますがその要因は織り方にあると私は思います。



縦糸と横糸が均一に織られているジャバクロスと呼ばれており、普遍的で多く流通しているベーシックな手法であります。ブランドの特徴でもある洗濯可能で洗いをかけた状態で納品される事でステッチのパッカリング具合や糸の毛羽立ちが良い意味での粗野な風合いを生み出しておりその表情が水通しされたリネンのようであり、もう少し混率が多い様に感じました。





4つのパッチポケットのディテールに目が行きがちですが両肩とポケットの部分に注目してみるとあまり見ない所にステッチが入っているのがわかります。

ジャケットを裏返す事はあまり無いかと思いますが(笑)、補強布が両肩とポケット上部に縫い付けられている事が分かります。


この点がハンティングジャケット的な要素を感じさせ、生地が破けた際に表側から縫い付けるのではなく事前に擦り切れやすい部分や手が引っかかりやすく糸がほつれがちなポケット上部にだけ補強布を当てている点が実に実用的。



春夏用の軽めな生地感である事から注視して見ると裏の補強布が浮き出ている事が伺えます。



袖口の仕様は簡易的なボタン無しの筒袖の仕様、本切羽仕様の並びボタンではないようです。

そこまでのドレス要素を入れてしまうと違和感ではなく妙な見え方になってしまうのではないかと私は思います。

コーディネートは無限大という事で私なりに多種多様な合わせ方でスタイリングを組んでみました。



ジャケットが無地のソリッドな表情なのでパンツないしインナーに必ず柄を取り入れたいと思いBEAMS PLUS 25ss シーズンの中で最も目を惹いていたであろうトロピカル柄のシャツをインナーに合わせてみました。

偶然にもスタッフすずきhttps://www.beams.co.jp/styling/tjd/1099371/と同じ合わせ方になっておりますが、偶然です(笑) 

コットンリネンファブリックのこの雰囲気が何処かリゾートなムードを感じさせ、アロハシャツのエッセンスを感じるトロピカル柄と組み合わせたくなるのは必然なのかと。



タイドアップスタイルで合わせたジャケットとしての解釈を強めたコーディネート。

夏らしく爽やかな印象を与えてくれジャケットの生成色との相性の良いサックスのボタンダウンをインナーにチョイス。

これは人それぞれかと思いますが、シャツの色の中でも白と青・サックス系の色がビジネスシーンでも着用可能であり一角フォーマルな見え方を感じさせると私は思っております。

ですが、青 特にサックス色はそこまで硬い印象を感じずどちらかと言うとカジュアルな雰囲気で私は捉えており、振り幅広く使いやすいかと、自身が好きな色だからというのも関係しているのかも知れません。

ネクタイのチョイスを黒のニットタイと悩み、寒色が多いカラーリングとなっているので黒色を差して全体を色味を締らせようかなとも思いましたが、柄がない点が面白みがないと感じレジメンタルタイを合わせました。

綺麗すぎる見え方をし過ぎないようにパンツはユーティリティショーツを合わせ若干の土臭さをプラス、足元は素足にランコート ベネシャンを合わせたい。

ジャケット自体が身幅の広く取られたシルエットとなっているので個人的なおすすめは裾幅の広いパンツで、ショーツ合わせが「こなれ感」を感じさせます。

それではまた来週、

チェック神本

チェック神本の要チェック PART 64


[チェック神本のAll Night BEAMS PLUS]




皆様こんばんは、いつもBEAMS PLUSのレーベルブログをご覧頂き誠に有難う御座います。


ビームス ライフ 横浜 のチェック神本です。


年齢を重ねる毎に「夏らしいこと」をする機会が減ってしまったなと思います、海・プール・花火 etc. 数年前の大学生時代はこの灼熱の中で部活動に励んでいたと思うと背筋がゾワッとします。


これでも副主将だったんですよ!!(因みに体育会系のソフトテニス部です。) 


それでは今回ご紹介させて頂くアイテムはこちら!!



BEAMS PLUS Military Athletic Shorts Indigo Print
カラー:INDIGO
サイズ:S M L XL
価格:¥21,560(税込)
商品番号:38-25-0146-791

チェック神本のショーツご紹介ブログ、これでもう3-4回目になりますがまだご紹介出来ていなかった形のアイテムがございました。

「Military Athletic Shorts」 スタッフはミルアスレチックショーツと呼んでおり、遡ること2023年の春夏シーズン。






ビームス プラス 有楽町・ビームス プラス 原宿のスタッフ間でかなり盛り上がっていた事を覚えております。


ランニング時に着用したり、水場遊びの際に履いたり、ちょっとした外出時に、と様々な用途で着用可能で便利、複数色買っているスタッフもいましたね。(笑)


 Athletic(運動競技[選手]の)とその名の通りに、運動用に着用されていたモデルをベースに現代的にアップデートされております。




裾部分のサイドスリット、動きやすいように足の可動域を増やす為のディテールでありますが、そういえばテニスをする際に着用していたパンツにも同様のディテールだったなと思い返していました。




左腿部分に三角形型に取られたポケットにはワイヤレスイヤホン(私物の少しお大きめの物も入りました)や小銭・鍵などちょっとした物が入る仕様に。ウエスト部分の左右のポケットに入れたくないor入らないシーン、ランニング中などに大変助かるポケット仕様。


私個人的に大変助かるのがウエスト部分のコードストッパー。




ウエストはドローコードで調節可能で幅広い体型の方にご着用頂けて着脱がしやすいわけですが、このディテールワーク、紐だけの仕様のものが多いなと個人的に思います。


ドローコードを引っ張って縛ってから蝶々結びで固定する、一連の流れかと思いますがウエストが細い私はパンツにシルエットを持たせる為にウエストジャストよりも大きいサイズを選ぶとパンツがずり落ちてきてしまう。


何をお伝えしたいかと言いますとお手洗い後に非常に手間がかかるんですよね(笑)


ある程度ストッパーを緩めれば着脱が可能になるので大変助かるディテールなんです!




前述した水場で着用できるのと思われるかと思いますが、裏地をご覧頂くとご納得頂けるかなと思います。


前側ポケット バックポケット共にメッシュ仕様となっており通気性の良さと水抜きというと少し意味合いが異なりますが、水も抜けるようになっています。


私がこのショーツで最も好きな所が柄と生地・素材の組み合わせ方にあります。




まずは、50sの雰囲気を存分に感じさせてくれるBEAMS PLUSオリジナルの小紋柄 ネクタイやチーフによく落とし込まれているイメージですがイージーパンツとも言い表せられるこのパンツに落とし込まれている事が実にBEAMS PLUSらしいアプローチ。


素材の組成はコットン60% ポリエステル40%、アウトドア好きの方やアメリカ物好きの方であれば何処かで耳にした事のある組み合わせてある事はマチガイナイ、この比率である事で強度や透湿性が担保されているとも言えるでしょう。




光の当たる加減で生地の色味に濃淡が生まれている点もミソ、インディゴ染めされた糸を使用する事で経年変化も楽しめるという事。


トラディショナルとアウトドアの組み合わせありそうでない現代的なアップデートである点がこのパンツの好きな所なのです。


最後にコーディネート提案を、




トータルコーディネートを組む上で柄は2つまでにすると柄同士が喧嘩せずに見えるから、それ以上は取り入れない方がおすすめだよと以前共に働いていた先輩スタッフにアドバイスを頂いた事を今でも心がけています。(ご本人は忘れてしまっているかも)


キャンディストライプと小紋柄の組み合わせ、両者がクラシックな柄で個性がありますが色味を白とブルーで合わせている事から比較的挑戦しやすい合わせ方かなと思っております。


半袖のトップスに対してショーツ合わせだとやや幼く見えてしまう点もカバー出来ているかなと。




2つ目はミリタリーテイストで共通項を持たせて柄のない単色・同系色で合わせて小紋柄を引き立たせるように意識しました。


足元は白いキャンバス地のトップサイダーをシューレース無しで素足履きで合わせたい。


夏本番の今時期にお勧めのショーツ是非。


それではまた来週、


チャック神本

チャック神本の要チェック PART 63

[チェック神本のAll Night BEAMS PLUS]



皆様こんばんは、いつもBEAMS PLUSのレーベルブログをご覧頂き誠に有難う御座います。

ビームス ライフ 横浜 のチェック神本です。


夏本番!!という季節になってきて暑さにひいひい言っている私、最近の横浜地区は浴衣を着ていらっしゃる方をよくお見かけします。


浴衣で花火大会、青春であり男の憧れでしかない(私だけでしょうか笑) 因みに26年間の人生でそういった経験は1度もございません。


それでは今回ご紹介させて頂くアイテムはこちら!!




BEAMS PLUS ボタンダウン リネンソリッド
カラー:ホワイト ナチュラル ミントグリーン ブルー
サイズ:S M L XL
価格:¥9,900(税込)
商品番号:38-11-1154-139

毎週執筆させて頂いているAll Night BEAMS PLUS そろそろ要チェックするものが少なくなってきたかなと思っておりましたが、灯台下暗しとはこの事、万能すぎるこの子を忘れてしまっていました。


暑い時に何を着るの?ふと思いつくのはインディアンマドラスのインド綿かリネン素材のシャツが多いです。


カットソー1枚着でお店立ちする事がなく、長袖のシャツを巻いたり羽織ったり逆に1枚着でスカーフを合わせたりと暑い夏場でも思わず手が伸びてしまうのが長袖シャツ。


「リネン素材」 説明不要のファブリックかと思いますが、私もBEAMS に入ってから先輩スタッフに教わった知識だけご紹介させて頂きます。




リネン・麻・ラミー・ヘンプ 様々な呼び名がありどれも衣類の品質表示で見たことが1度はあるかと思います。


麻とは植物から作られる繊維の総称、リネン・ラミー・ヘンプなどは全て麻の一種であり、麻という大元の植物から種類わけされているのです。加えて、日本の品質表示法ではリネンとラミーのみが麻表示を許可されており、ヘンプやその他の素材は植物繊維と表示されております

こちらは「麻」表記、リネン100%でのお作りとなっております、PART 59でご紹介させて頂いた縫製工場様と同じ場所で作られております

フィッティングやディテールワークはベーシックなボタンダウンと変わらず、私も多くの定番ボタンダウンを保有しておりますが同じサイズまたは1つ上のサイズで着用しようかなと思っております。


1つ上のサイズでの着用の理由は2つ、素材が持つシワが入りやすい特性と生地の表情から真面目なサイズ感での着用ではなく少し大きめにラフに着用する事で良い意味での粗野な雰囲気を活かしたいからです。





(Mサイズ)







(Lサイズ)


「麻」と同じ品質表記であるものの質感や表情が全く異なり違う表情を見せてくれているのが、Brilla per il gusto (ブリッラ ペル イル グスト)のオリジナルのシャツ。




BEAMS LIFE YOKOHAMAの強みである多岐に渡るレーベルを活かしていきます。




2つのレーベルのテイストや世界観、国柄が真反対・大きく異なる為比較する事が適しているかどうかという点もありますがやはりブリッラの生地感は、リネン素材の粗野な雰囲気の中に上品さが感じられカッタウェイに近い幅広い襟型である事も合まり大人の男性と言いますかイタリアンな雰囲気を感じさせます。




肌あたりも滑らかで素肌に着用しても気になりづらいかと、「シャツは下着」を体現しているようで肌着を必要としない滑らかなタッチ感です。






BEAMS PLUSでは着慣れた・見慣れた?私からすると落ち着く雰囲気、ボタンダウンという正統派アメリカンスタイルの襟型や生地のネップ感、先染めシャンブレーのリネン素材を使用している事や縫製後に水洗い→乾燥をかけている事で生まれるムラ感が、アメリカの大量生産や合理的なものづくりの背景を感じさせ、粗野で男らしいそんな雰囲気を感じさせてくれます。




半袖に抵抗のある方・夏でも快適に長袖を着用されたい方是非お勧めの1着です。


それではまた来週、


チェック神本

チェック神本の要チェック PART 62


[チェック神本のAll Night BEAMS PLUS]




皆様こんばんは、いつもBEAMS PLUSのレーベルブログをご覧頂き誠に有難う御座います。

ビームス ライフ 横浜 のチェック神本です。


例年よりも私の体感では暑さを感じなくなっていると感じる私。


7月が始まってすぐに私の趣味である野外アイドルフェスにて永遠にサウナにいるような暑さの中で楽しんでいた事が要因なのでしょうか。非常に楽しかったです。


この話はまたどこかで機会があればお話しさせて頂きます(笑)


それでは今回ご紹介させて頂くアイテムはこちら!!




エンジニアードガーメンツ ロイタージャケット EMB
カラー:カーキ
サイズ:XS S M L
価格:¥61,600(税込)
商品番号:38-16-0683-334

エンジニアードガーメンツ ロイタージャケット マドラス
カラー:ネイビー イエロー グリーン
サイズ:XS S M L
価格:¥64,900(税込)
商品番号:38-16-0684-334

BEAMS PLUS 有楽町 (現 丸の内)にて私のBEAMS 人生がスタート致しまして、夏場でもタイドアップをしてジャケットを着用していたのでそのスタイルが今でも身体に染み付いております。


とはいえ流石にこの気候では通常のジャケットでは到底太刀打ちできない暑さなので少しでも快適に過ごせるアイテムをご紹介させて頂きます。


「Loiter Jacket 」 言わずと知れた名品でありお客様・スタッフ共に人気を博しており、私が在籍していたビームス プラス 有楽町では、スタッフ 石川 島向 落合が愛用していた記憶があります。


過去のモデルのスタイリング画像をどうぞ、



スタッフ石川



スタッフ落合



スタッフ島向


現在はディレクターを退任されていらっしゃいますがBEAMS PLUSと親交のある鈴木大器さんの過去のインタビューにてこのような事を仰っていました。


ブランドのオリジナリティとはという質問に対して、ベーシックでトラッドにとんでもないものを混ぜるのがかっこいい。

アイビーやトラッドに対する反発もあって、変なものが好き。2つの両極端なものを一緒に着る。1つの服に混ぜるのがかっこいい。


まさにその要素が盛り込まれているのがこのロイタージャケットであると私は思っております。




ディテールを紐解いていくと、IVY アメリカントラディショナルスタイルには欠かせない「I型」と呼ばれる3つボタン パッチ&フラップポケットの仕様。


インナーはカットソーからタイドアップまで幅広く合わせられて様になるのはトラディショナルなディテールワークたる所以かと。


ベントはなしの仕様、タキシードや礼服と言ったフォーマルなスーツによく見受けられるディテールですが、恐らくそのフォーマルさを表現しているというより作業効率を良くする為の大量生産性のニュアンスを私には感じ取れます。




ロイタージャケットの最大の特徴だと私は思っている襟部分のチンストラップと腰部分の身幅を調節できるディテール。

このアイテムをご紹介させて頂く際にカバーオールの感覚で合わせて頂けますとお伝えする私、チンストラップとトップボタンを留めて着用する事で本来の使用目的である風避けの要素とブルゾンのようなカバーオールのようなカジュアルな雰囲気でコーディネートに落とし込む事が可能になっている。




身幅にゆとりを持たせた所謂ボックスシルエット、サイズ展開がXSからと言う事もあり小柄な方からガッチリ体型の方までご着用頂け、ボタンを外側に付ける事で身幅が絞られややすっきりとしたシルエットになり、ジャケットとしての合わせや綺麗な見え方のするスラックスを合わせる際は付け替えるのも着こなしのひとつです。


素材や柄は毎年変更されており、シルエットは古いモデルをお持ちの方ですと1度袖を通して頂くことを推奨致します。


今シーズンBEAMS PLUSで仕入れているのは、マドラスパターンとGECKO(ヤモリ)パターンの2種類。




マドラスパターンは太陽光に当てると少し透け感が出るほどに軽く涼しい1枚仕立ての仕様。

シャツを羽織っているような感覚です。




GECKOパターンも1枚仕立ての仕様ではありますが少しハリコシを感じる生地感でジャケット・羽織りものを着用している着用感です。


柄の入り方はアソートとなっており現在ビームス ライフ 横浜にあるものが偶然そうなっているのですが、こちらのGECKOパターンは袖口に、、




可愛いという表現の仕方はあまりしたくありませんが非常にプリティな仕様になってます。


最後にスタイリングを、、




マドラスパターンはリゾート地からのお土産として持ち込まれたという背景があるのでリゾートスタイルに落とし込んでみました。


生地感が似ているBEAMS PLUSのマドラスショーツと組み合わせてバスクシャツ、モヒンダーズのサンダルで王道?なリゾートスタイルを表現しました。


スタッフ窪にはGECKOパターンでスタイリングを組んでもらいました。




キャップ ショーツ シューズがワントーンで纏められつつヤモリの刺繍と同系色のニットタイ、Summer IVY Style には欠かせないマドラスチェックのシャツで柄を利かせつつもお互いに喧嘩していない程よい塩梅に。


コーディネートのワンアクセントに如何でしょうか。


それではまた来週、


チェック神本

チェック神本の要チェック PART 61

[チェック神本のAll Night BEAMS PLUS]



皆様こんばんは、いつもBEAMS PLUSのレーベルブログをご覧頂き誠に有難う御座います。


ビームス ライフ 横浜 のチェック神本です。


7月も3週目に入り本格的な夏を感じることが多くなってきましたね。今年は蝉の鳴き声をあまり聞かないように感じます、ゲリラ豪雨や梅雨の短い昨今の日本の気候に、まだ夏が来ていないと勘違いしているのでしょうか。


虫は苦手ですのでいないに越したことはありませんが、それはそれで寂しいですね。


それでは今回ご紹介させて頂くアイテムはこちら!!




BEAMS PLUS ポケットTシャツ パイルストライプ
カラー:イエロー ベージュ ネイビー
サイズ:S M L XL
価格:¥11,000(税込)
商品番号:38-04-0086-156

正直なところ何を着ても暑い夏、カットソーとシャツのどちらを着用するか好みが分かれる部分かなと思いますがどちらかというとシャツを着ることが多い私、カットソー1枚着だとシンプルになりすぎてしまいおしゃれに見えづらい印象がありました。


そこで今シーズン挑戦してみようと思い立ったのがこちらのパイル地のポケットTシャツ。 長らく定番で展開している姿を陰ながら(笑)見ておりまして肌触りが気持ちいいなと思っておりました。








パイル生地、皆様が普段から目にして日常的に使用しているのはバスタオルやハンドタオルではないでしょうか。

直接肌に触れる布地に使われているのが殆どかと思います。


かう言う私も出勤時のバックに必ず入っているハンドタオル、同じ「パイル地」ではありますが生地表面の特徴であるループの長さに違いがあります。

これは私の体感になってしまいますが、ループの長短で肌に触れた時の感触・速乾性が異なっていくと感じます


タオルに使われるようなパイル地はループが長く触った時に凹凸感と言いますかループを感じるやや地厚なイメージ、参考までに私物のハンドタオルとの生地感の違いを。






ループの長いパイル地は、乾いた状態での最初の給水率は抜群にいいものの、その後の乾くまでに時間がかかり湿った状態が長く続く印象。

一方でこちらのTシャツのパイル地は、ループが短くサラッとした生地表面で手にかからない肌触り、昨シーズンまでのものと比較するとループが短く肌触りの変化と着用した際と持った際に軽さを感じます。


パイル地の特徴である吸水性はそのままに一角コーディネートに取り入れやすく変化したと私は思います。






肌に直接触れる裏地は肌離れのいいスポーツウェアのような汗をかいても蒸れず快適に過ごせそうな作りに。


パイル地と聞くと、ビーチやマリンの雰囲気をイメージする私、最後にコーディネート提案を、




サーフィン終わりの夕暮れのビーチをこんなコーディネートで歩きたい、、(⚠︎カナヅチです)

ナイロン素材の裏地がメッシュでの作りになっているショーツを合わせてマリンムードを表現しつつ半袖では肌寒い事を想定してリネンカーディガンを肩巻き。


足元は素足にトップサイダーのネイビー色かモヒンダーズを合わせたい、


この夏を乗り越えるカットソー、如何でしょうか。


それではまた来週、


神本

チェック神本の要チェック PART 60


[チェック神本のAll Night BEAMS PLUS]




皆様こんばんは、いつもBEAMS PLUSのレーベルブログをご覧頂き誠に有難う御座います。


ビームス ライフ 横浜 のチェック神本です。


ここ最近の出来事なのですが、共に働くスタッフを始めご来店頂くお客様に要チェック見たよ!!やチェック神本さんですか?と声をかけて頂く機会が増えまして感無量の私。


なるべく多くの自分の言葉で商品の魅力を伝えようとするあまり文字が長くなってしまう事がありますが、是非気軽に読んで頂ければ幸いです。


本日ご紹介させて頂くアイテムはこちら!!




BEAMS PLUS ミリタリーイージーパンツ
カラー:ネイビー イエロー
サイズ:S M L XL
価格:¥22,000(税込)
商品番号:38-24-0339-874

かなり早いタイミングで購入していたにも関わらず、ご紹介し忘れていた私の相棒アイテム、セットアップで着用頂けるシャツを紹介して満足しておりました、、。


日本特有の湿度の高い蒸し蒸しした暑い夏がやって来ましたね、今年からショーツを解禁し頼りがちになってしまっておりますがロングパンツも忘れては行けません。


ただこの猛暑に対応出来るパンツがあるのかとお思いの方が殆どかと思います、そこで今回ご紹介させて頂くこちらのMil Easy Pants。






シーズン問わず通年で生地を変え柄を変えて取り扱いのあるBEAMS PLUS 定番のミリタリーパンツです。


デザインベースがU.S Military という事で、BEAMS LIFE YOKOHAMA のヴィンテージ・特に軍物に詳しいスタッフ佐久間に取材した所、恐らく浅い年代(最近のもの)で見た事があるとの事。




私もいくつか調べてみた所、80年代のものに近しいものがございました。広く取られたシルエットにウエストドローコード・裾に恐らくゴムが入った裾が狭まっている仕様。




私もアメリカ軍ではありませんが(ポーランド軍)のものを何本か所有しておりますがディテールが異なり非常に興味深いです。


軍によって仕様が異なるのは当たり前と言われればそうかもしれませんがパジャマまで違うのは意外でした。


ウエストにドローコードは入っておりますが自身では調節出来ず裾の仕様もタタキでストレートに近い太いシルエット。


加えて柄も入っているので普段のコーディネートの外しとして着用出来るので重宝しております。(笑)




両ヴィンテージに共通している点はポケットがない事、就寝用としての使用用途の為、簡易的に如何に工程を少なく生産するかを考えられている仕様ですが、BEAMS PLUSにはあります。


しかもWポケット仕様で、普段使い・履きをする私たちのライフスタイルに合わせた着用しやすい仕様に、加えて男性にはかなり助かるフロントの開閉部分の比翼。


特徴的なダービータッターソールチェックの説明に関しては以前のMilitary Shirts ブログをご参照ください。


何故このパンツが猛暑にも着用可能なのか、その理由は生地の軽さと柔らかさ・風通しの良さです。


素材はポリエステル100%、シワになりにくい耐久性と速乾性・軽さがメリットとして挙げられますが通気性があまり良くないイメージをお持ちかなと思います。


ですが、かなりパンツのシルエット自体を太くしている事から否が応でも風が入って来まして(笑)気温に高低差があった

春先に着用していると風を通しすぎとまで思っていました。

肌触り・当たりもかなり良くシルクやレーヨンを彷彿とさせる柔らかさでリネン素材を素肌で着られない私でも違和感なく着用出来ております。


最後に私のスタイリングと着用する上での「こだわり」ポイントを、




まずはジャケットと合わせたコーディネートの外しとしての合わせ方です。 ダブルブレステッドブレザーと組み合わせてもアウトラインが揃うほどに太くストレートに落ちるシルエット、着用サイズはMサイズでウエスト・レングス共に完璧なサイズ感


ピマコットンのシャツをあえて洗いざらしで着用しラフな見せ方に合わせてこちらのパンツを合わせました。




ふたつ目はミリタリーという共通のカテゴリーでコーディネートを組んでみました。カバーオールとシャンブレーのミリタリーオープンカラーシャツ、トータルコーディネートで柄がなくさっぱりとした印象になってしまう為、差し色のニュアンスとしての合わせ方です。




「こだわり」のポイントは裾のドローコードを抜いて着用する事。 このパンツ以外にも何本が同じ形のものを持っておりますが全て抜いております。


裾のドローコードがある理由として、ブーツインやソックスイン、と言った防風対策としての用途、シルエットを変える事でボリュームのあるスニーカーなどと組み合わせるとこなれ感が生まれる事かなと私は思いますが、ズドンと太くボリュームのあるシルエット感が好きな私はあえて抜きます。


トップスをジャスト目で着用する事にも繋がっています。

ショーツに抵抗があり夏でも快適に過ごしたい方に是非オススメの1着です!!


それではまた来週、、、


チェック神本

チェック神本の要チェック PART 59

[チェック神本のAll Night BEAMS PLUS]



皆様こんばんは、いつもBEAMS PLUSのレーベルブログをご覧頂き誠に有難う御座います。


ビームス ライフ 横浜 のチェック神本です。


今回はBEAMS PLUSの定番シャツであるBD(ボタンダウン)Shirts などを生産して頂いている縫製工場様にお邪魔させて頂き、シャツが作られるまでを見学して参りましたのでその様子をレポートさせて頂きます。




福島県に工場を構え、新白河駅から車で約1時間の場所に位置しております。

約20年ほど前からBEAMS PLUSのシャツを作って頂いております。


早速作業工程を抜粋してご説明させて頂きます。


まずは生地の裁断工程、サイズごとに型紙が存在し何と機械を使わずにハンドでこのような裁断機を使って生地を切っております、1回に230〜250着分の生地が切れるそう。


生地を裁断する前に延反(えんたん)生地を伸ばし重ね合わせる工程があります。生地はこのように丸まって保管・納品される為シワや生地にヨレやストレスが掛からないように伸ばす大切な工程のひとつです。




丸まっている生地を反(たん)と呼び、1反は長さ約50m ・幅が約150cm 1着のシャツを作るのに単色・無地のもので1.9m、柄が入っているもので2.15m必要との事。


1反50mあり、生地の始まりと終わり部分では色ムラが発生する場合がある為、同じ生地の中でナンバリングする事で縫製をする際に全てのパーツが同じ色合いになるように工夫されております。


切った断面はミルクレープのように美しかったです。


柄が入っているものが必要な生地の長さが多い理由は、シャツの前側左右で柄のズレが生じないように、150cmの幅の中に横並びで型紙を置き裁断が必要でありどうしても余剰が出てしまうから。


BEAMS PLUSの柄が入っているシャツ例えばブロックプリントやマドラスチェックは前見頃、横並びで柄を合わせています、ポケットも同様に。




柄のピッチが大きければ大きくなる度用尺が必要になります。




BEAMS PLUS ボタンダウン マドラス
カラー:ミントグリーン ピンク イエロー
サイズ:S M L XL
価格:¥13,200(税込)
商品番号:38-01-0160-139



BEAMS PLUS オープンカラー ブロックプリント
カラー:ブラウン
サイズ:S M L XL
価格:¥17,600(税込)
商品番号:38-01-0170-139


(店頭に並んでいる商品から、ポケット 前立て反対のポケットへと柄が一直線になっています。)

BEAMS PLUSではお馴染みであるマドラスチェックとブロックプリントが特に裁断・縫製をする上で難しい生地であり、1枚ずつ生地を裁断、ブロックプリントは柄を判子の要領で作り出す為1枚づつ柄を見て柄合わせを行わなければならない、人の目で丁寧に柄を選別しなければならないとの事。


職人芸とはまさにこの事、、。


月で約5000枚のシャツが作られているそうでして、機械が使われているのはほんの1部であり、作業工程の殆どが人の手にミシンによって縫製されています。脱帽です。


ここからは1着が作られるまでの工程を一部抜粋して写真と共にご説明致します。






PLUS マークのカンヌキステッチ、以前までは横に2回・縦に2回ミシンで縫っていたものをデータを記憶させる機械を導入し一気に縫えるようになったそうです。




襟の芯地は襟の表・裏・芯地を挟みプレス機にて接着、ストライプなどの柄があるものは入念に逐一表裏でズレていないか確認されておりました。








剣ポロ部分の製作風景です、幅が3cmのものは機械で3cm以下のものは手編みで織られております。

台紙を挟み職人さんによる素早いアイロンワーク。





アイロンで折り目を2回表裏でしっかりと付けてから、ポケット付け。






上衿の剣先を専用のプレス機で鋭角に尖らせて、台襟と接ぐ。






後ろ身頃とヨークをつける。






前見頃と後見頃を繋げる際のサイドシーム3mm幅、職人としての腕の見せ所との事、流れるように3mm幅が生まれていました。






カフ部分を機械でプレスからアイロンで2度掛けして袖口と縫い合わせておりました。


全ての工程ご紹介しきれない為、抜粋してご紹介させて頂きました。


1着のシャツが出来るまで30工程あり、流れるように次の職人へとFC バルセロナの「ティキ・タカ」のように美しい作業工程でした。


最後にご紹介させて頂くのは仕上げ作業の洗いに関してのこだわり。


1度は店頭スタッフから「この商品は洗いがかかっているので」と言われた経験があるかなと思います。


その通りでしてシャツが出来上がった状態で、「家庭用」洗濯機で水洗いされております。




工場なのに家庭用?と思われた方がいらっしゃると思いますが私も驚きました。


全ての工場がそうである筈がなく、こだわりとお客様目線な部分であります。


その理由は業務用洗濯機と家庭用洗濯機の違い、幾つか挙げられると思いますが肝になるのが「脱水」の工程。


業務用では脱水の威力が強く、洗濯後に乾燥機に入れる工程があるのですがそこで縮みが出なくなってしまう。


その為家庭用の洗濯機で5〜10分給水、6〜7分脱水を行ない乾燥機に入れる日本の生活環境に合わせた洗い方なのです。




乾燥機も一般的なコインランドリーでの温度と時間で設定されておりこれぞ真にお客様目線であると。

現在、made in Japanで生産されている工場は全体の約1.5%ほどと言われており数少ない貴重な存在です。


作業されている職人の方々に共通していらっしゃったのが、ものさしがすぐ近くにあり入念に何度も長さをチェックして作業されていました。


作業の大半が人の手で丁寧に作られておりmade in Japanと言いますか、made in Human と言いますか私たちが着用する1着1着に職人の思いや愛情が詰まっていると見学させて頂き実感致しました。




今回このような貴重な機会を作って頂いた皆様、誠に有難う御座いました。


まだ手に取った事がない方、是非この1着をお楽しみ頂きたいです。


それではまた来週、


チェック神本

チェック神本の要チェック PART 58


[チェック神本のAll Night BEAMS PLUS]


皆様こんばんは、いつもBEAMS PLUSのレーベルブログをご覧頂き誠に有難う御座います。

ビームス ライフ 横浜 のチェック神本です。

今回ご紹介させて頂くアイテムはこちら!




BEAMS PLUS OPEN PIMA
カラー:ホワイト
サイズ:S M L XL
価格:¥14,300(税込)
商品番号:38-01-0038-139

スタッフやお客様の着こなしから影響を受けて欲しくなるアイテムがしばしばある私、洋服屋であればよくある?経験のひとつでしょうか。

ビームス プラス 原宿に在籍時、業界を代表とするトップスタイリストの方がお店によく来てくださりコーディネートやトップスとパンツのバランスを参考に・盗ませて頂いておりました。

加えて共に働くスタッフ、同じ日に洋服が被ってしまうのは少し恥ずかしいですが(笑) 自分では考え付かない合わせ方や実際に着用して見るといいなと思うアイテムは結構あります。

それが今回ご紹介させて頂くアイテム、ショートスリーブオープンピマコットンシャツ。



今年27歳になる私、所謂アラサーになってしまったのですが「大人の男性」としてこれから挑戦していきたいシンプルな白シャツ。

私個人的にベーシックでありながら最も着こなしが難しいアイテムであり小物やサイズ感・着こなしでセンスを魅せなければただのシンプルなシャツになってしまいます。

如何様にもコーディネート出来ますが「着こなす」には難易度が高く洋服屋としての実力が試されているようでそういった観点でも楽しませてくれます(笑)



シルクのような光沢感と上品な印象を感じさせるその正体は「ペルーピマコットン」。

コットンの品質を決める判断基準として広く知れ渡っているのが繊維長、こちらのピマコットンは繊維長が35mmを超える超長綿に区分されています。

繊維長が長くなるにつれて希少性が高くなる事・滑らかで細い繊維である事から光沢感と肌触りが良い為、高品質であるとされています。

1本の糸を作る為に必要となる繊維が細くなる事で多くの量が必要となり、肌あたりの良さや光沢感が生まれるという事です。

そこに付随してPLY(プライ) 何本の糸を撚り合わせているかを表わす値があります。

私の体感ではカジュアルなシャツではあまり耳にしない表現でありますが、ドレスシャツやスーツ・ジャケットを手に取った際に聞くことがあるかもしれません。

糸の繊維長が細くかつ複数の糸を撚り合わせて1本の糸にしている糸を使用している物が高品質であり高単価である事の理由なのです。

話しが少し脱線してしまいました申し訳ございません。



襟型はBEAMS PLUS 定番のオープンカラー型、胸元のWポケットはフラップ付きポケット、オープンカラーでフラップポケットのシャツは私の記憶が正しければこちらのみです、かなり新鮮な印象を受けます。

カジュアルからフォーマルまで様々なスタイルに落とし込まれていますが、シャツの胸ポケットにデザインされているものはどことなくカジュアルな印象を受けます。

元は雨や埃がポケット内に入らないようにする為の実用的な機能として誕生したとされています。

ワークシャツやミリタリーシャツ、アウトドアテイストのアイテムによく見受けられどちらかというとカジュアルよりなディテールなのではないかと私は思っております。

シルクのライクなこの上品な面構えに対してカジュアルなディテールワークであるフラップポケットを組み合わせる事で綺麗面しすぎないコーディネートに取り入れやすくなっていると感じます。



フィッティングは縦に長いボックスシルエット、昨今のBEAMS PLUSはややシルエットが大きくなりつつあると感じておりますがそれと比較するとむしろ細身にも見えます。(こちらはM サイズを着用しております。)


裾部分のカッティングも直線的であり、あえてディテールを盛り込まない究極のシンプルささえ感じさせてくれます。



多くのシャツがサイドスリットが入っており動きやすさやタックイン アウト双方での着用のしやすさ、デザイン性をプラスしてくれるディテールですが、あえて入れていないあたりがなお好きです。

MサイズとLサイズでサイズ感を比較してみます。



(Mサイズ)



(Lサイズ)


トップスは基本的にタックイン・ジャスト目のサイズを選ぶ私、Mサイズ一択かと思っておりましたがLサイズの着丈のバランス感・タックインした強く出るブラウジングがこれはこれでありだなと。



合わせているパンツはvintageのLevi’s 505 ウエストジャストで着用している為、トータルバランスがVラインになっていて個人的な話になってしまいますがこれが新鮮で面白い。


パンツに太さを持たせてトップスをジャスト目に着用するのが最近の私のスタイルでして逆のバランスでコーディネートを組むとどこかスタイリッシュに見えますかね?(笑)

着用していて落ち着くのはやはりMサイズ、このシャツに合わせたいパンツはデニムか太めのシルエットのチノトラウザーズ。




パッと見た時の第一印象がドレスシャツのような上品な見た目である為、ウール素材や光沢感のある生地感のトラウザーズを合わせてしまうとトータルコーディネートととして綺麗な見え方になってしまいます。

その為、カジュアルな雰囲気のフラップポケットや柔らかく良い意味でシワの入りやすい生地感の良さが活かしきれず、綺麗な合わせ方に反して着用している事で生まれるシワがアイロンをしていないと受け取られてしまうかなと個人的に思っております。

その為カジュアルな雰囲気のパンツを合わせたい、肩が落ちるサイズ感であるLサイズだとトップスとパンツがカジュアルな印象でメリハリがないように見えてしまうので、ジャストサイズなMサイズを私はチョイスします。

生地の雰囲気や自身のスタイルに合わせてサイズ感やコーディネートの組み方を変えていくこれこそが洋服の楽しみ方ではないでしょうか。

BEAMS LIFE の日常!!



今回は2Fドレスフロアからスタッフ星野のご紹介。

22歳と若いながらにドレスの門を叩き、このキャッチーな見た目とは裏腹にオーダーや取り扱うブランドに対しての知識量が深くVゾーンの作り方に個性があり頼もしいスタッフです。

兄弟写真のように見えていますが(笑)、気軽にふざけ合える良き後輩です。

それではまた来週、

チェック神本