夜更かしの皆さん、こんばんは。
木曜日担当のJUNICHI YANAIです。
さて、本日は商品紹介の前にほんのちょっとしたお知らせがございます。
今回の回を持って私BEAMS PLUSレーベルの『ALL NIGHT BEAMS PLUS』を卒業させて頂く事となりました。
卒業と言うと少し大げさかもしれませんが・・・自分にとっては何だか日課となっていた事に一旦は終止符を打つという意味で、少し切なさも感じます。
コロナ禍に突入し、我らBEAMS PLUSのリーダーでもあり、最先端を常に走り抜いているディレクターMZOが発案したこの企画。
思い返すともう1年以上書かせて頂きました。
こちら側の話にはなってしまいますが皆さんが良く目にして下さっているオンラインのスタイリングやブログ等、個人で投稿したり、店舗から投稿したり、はたまた今回の様にレーベルから投稿したりと・・・色々な形態で投稿されていました。言葉足らずでなかなか上手くお伝えができませんが、今回のレーベル発信のALL NIGHT BEAMS PLUS。多くのスタッフがいる中で、レギュラーとしてレーベルブログを書かさせて頂いた事は自分にとって非常に光栄であり、少しでも誰かの為になっている(思い込みかもしれませんが)事が非常にやりがいを感じていました。
ビームス プラス 有楽町へ配属され、その時の上司から色々とBEAMS PLUSのモノ・コト、はたまた洋服の楽しみ方を教えてもらい、6年近く経った今、こうやってアウトプット出来ている事が本当にしみじみ思います。
ALL NIGHT BEAMS PLUSを通し、今まで以上にとにかく『カッコ付けて着る』事を意識し、ある意味変な方向へ走っていたかもしれません(笑)
ただ、BEAMS PLUSが取り扱っているアイテムや、世界からも人気の高い『BEAMS PLUS』の商品をちゃんと見つめ合い、自分だったらという反復が更に身に付いた事が自分にとっては本当に糧となりました。
ストーリーあってのBEAMS PLUS。単にファッションアイテムだけでなく、しっかりとルーツを掘り返し、整合性のあった着こなしのクロスオーバー。
正解不正解は正直自分も分かりませんが、自分なりにこうじゃないか。と思える様になったのは確かです。
こんなご時世だからこそ、販売員として人一倍洋服を楽しみ、物欲を切らさない。いえ、切らしてもらえないのがBEAMS PLUSです。
卒業といってももちろん退社するわけでも無ければ、まだビームス プラス 有楽町に居座ります(笑)
今までレーベルページのALL NIGHT BEAMS PLUSから引き、今度はビームス プラス 有楽町から発信は続けていきます。
今度は自分も皆様と一緒にALL NIGHT BEAMS PLUSの読者として、洋服を楽しませて頂きます。
ALL NIGHT BEAMS PLUS卒業という事もあり・・・
商品紹介の前に、ダラダラと自分なりに振り返り、改めてレギュラーメンバーをご紹介させて頂きます。長いので興味のない方は高速でスクロールして下さい。(笑)
月曜日
バイヤーであり、今ではBEAMS PLUSのファッショニスタでもあるサミュエル金子。
ALL NIGHT BEAMS PLUSではサミュエル金子も卒業ですね。。
とにかく変進開花を満開にさせ、自身のリアルクローズとして洋服の楽しみ方を色々と教わりました。アイテム単体で見るのと、サミュエル金子が着たのを見ると・・・え、こんなに変化するんだ。と。多くのお客様・スタッフに影響を与え、そのアイテムのルーツをコーディネートで語るスタイルはまさにファッショニスタ。
卒業ではありますが・・・プライベートを含む彼のInstagramは毎日更新されます。
今シーズンの物から、過去のアーカイブまで。Instagramを利用されている方、是非お気軽にフォローし、BEAMS PLUSバイヤーの"今"を覗いてみて下さい。
火曜日
関西のファッショニスタと言えば・・・やはりこのお方、三谷です。
まさに全包囲網のジャンルを上手くミックスし、とにかく新しい着こなしを見せてくれる関西代表のBEAMS PLUS牽引者。
ジャンルレスで様々なスタイリングを披露しつつも、決して着せられた雰囲気でなく、三谷らしさが自然と感じさせるスタイリング。
特に買おうと思っていなかったアイテムも・・・三谷が着たり紹介すると物欲も勝手に・・・今年のBEAMS PLUS ECWCSも完全に影響して購入しました(笑)
もちろん店頭だけでなく、SNS関連でも知名度が高い!?スタッフでもあります。
関西圏内のBEAMS PLUSファンの方、是非一度ビームス 神戸の三谷へ会いに行って下さい。
今年から更にスポーツコートフェアを経て、BEAMS PLUSのTailor Lineのコーディネートもより見えてくる!?と勝手に期待しております(笑)
関西フレーバーもしっかり見せるという事で・・・三谷は引き続きレギュラー陣として活躍していきます。
水曜日
ビームス プラス 原宿を経て、とうとう新バイヤーとしてオフィス勤務となった佐久間。
甘いルックスと、どんな洋服も似合ってしまうズルい体型のまさにBEAMS PLUSのアイドル的存在。
真面目かつ些細な気付きをする佐久間のブログは、事細かくブログを紹介し、オンライン上で買う際にとても親切な内容です。
サイズバランスの説明だったり、コーディネートの提案、まさにオンライン上で購入するには教科書の様な徹底したブログ。
サミュエル金子に代わり、今後は佐久間よりBEAMS PLUS別注アイテムの裏側や最新情報が聞ける!?はずです。
今後のBEAMS PLUS牽引者として、今後の期待に要注目です!
金曜日
多くのスタッフが在籍し、数多くのレーベルがある中でBEAMS PLUSに兄弟がいるのも非常に珍しい事。
未だに『本当に兄弟なの!?』という質問を頂きますが、正真正銘の兄弟でございます(笑)
ビームス プラス 原宿のショップマネージャーであり、力の抜けた『洒落感』を上手に醸し出すスタイリングはまさにお客様だけでなく、スタッフも多いです。
兄に対して対抗意識が強い正志(弟)も唯一・・・『サイズバランスが素晴らしい』と絶賛。
ワーク、ミリタリー、インディアンジュエリーをメインに、決して背伸びをせずにデイリーウェアとしてBEAMS PLUSを表現しているスタッフです。
それに対して正志(弟)はビームス プラス 有楽町に異動してアメリカントラディショナルにどっぷりつかりました。
ミリタリーやワーク、アスレチックウェアを彼なりの『アレンジを利かせた』トラディショナルスタイルは、身近にいる自分も本当に勉強させて頂いております。実は兄に対して尊敬の意が強い彼も『スポーツコートスタイルだけは自分の方が洒落てる』との追撃コメント(笑)
対照的なスタイルのお二方ですが、実は兄弟愛の強さが垣間見える山田ブラザー。
今後、更に山田兄弟の絡みを拝聴できる企画が進行中だとか・・・今後も見逃せない山田兄弟です!
最後は・・・
BEAMS PLUSのディレクターでもあり、このALL NIGHT BEAMS PLUSの構成作家でもある溝端 秀基ことMZO。
SNSやオンライン上でもあまり露出が無く、どちからと言うと常に周囲を巻き込み、BEAMS PLUS内で商品だけではないムーブメントを起こすディレクターです。
自分にとっては洋服を買う指標の方でもあり、ディレクターは何を着てどんな合わせをしているのか?今シーズンは何を買うのか??と常に気になる存在。
BEAMS PLUS内のメンバーをまとめ上げ、全員を立てるその気配り、誰よりも最新の情報や着こなしを取り入れるスタイルは、入荷してきた商品から垣間見える事が多々あります。
真似事だけは避けたいですが、やはりBEAMS PLUSのトップが着用する洋服やこなし、今後も参考にして楽しんでいきたいと思います。
と、二人抜け、三人レギュラー継続。
その二人分の枠は・・・もちろん新しく選抜されたレギュラーが入ってきます。
ここに関しては後々発表がありますので、乞うご期待下さい。
BEAMS PLUS ALL NIGHTの新体制。
今後も自分は『BEAMS PLUSの情報収集』として、読ませて頂きます。
ラストにして何だか思い出話が長くなりましたが、ここからは商品のご紹介を。
今シーズン入荷前から『絶対買う』と意気込んでいたアイテムが入荷し、早速購入しましたのでラストブログとしてご紹介させて頂きます。

ENGINEERED GARMENTSがお好きな方はピンと来る方も多いかと思います。
前シーズンよりリリースされたフィールドシャツジャケット型のExplorer Shirt Jacket。
春夏ではシャンブレー、コットンリップストップ、ダークチェックをBEAMS PLUSでは取り扱いしており、気付けば早々と店頭から無くなっていた人気モデル。
Explorer(冒険者)というネーミングの如く、様々な物を収納できる多彩なポケットワークが特徴的です。
生地によってはミリタリーシャツだとかワークシャツ的な着こなしや見え方になり、個人的にも愛用しているモデルの1つです。
今回の生地は色鮮やかなシャギーネルを用いた一着。
今シーズンのENGINEERED GARMENTSのコレクションに見られるのがクラシックアウトドア。
デザインソースはクラシックなアウトドアウェアからミリタリーが多い今回のコレクションですが、ファブリックも重要なポイントです。
70年代から見られるアウトドアウェアに化繊素材の落とし込みが、今回のコレクションにも強く反映されています。
ナイロン素材やポリエステル素材を天然素材に落とし込み、生地や色使い等、アウトドアウェアの要素を感じさせてくれます。

今回のExplorer Shirt Jacketに使われているのもまさにポリエステル×ウールの混紡。
滑らかな毛羽と、ポリエステル素材によるトロっとした生地感は一般的なネル生地とは全く別のタッチ感です。
厚みはありつつも、トロッとした非常に柔らかい生地は、着用時のシルエットがとても綺麗に馴染みます。
ENGINEERED GARMENTSと言えばのポケットワークも同様に、この手の生地はマチ付きポケットに最適。洋服全体に立体感が生まれ、まさにこのブランドらしいディテールの盛り合わせが楽しめます。

ディテールもちょこっとおさらい。
フロントにはマチ付きポケットが5つ、ハンドウォーマー的な役割のサイドポケットが2つ、袖に1つ、バックもマチ付きポケットが2つ・・・トータル10ポケット盛り込まれ、圧倒的な収納力。

襟にはチンストラップが付き、風よけやスタイリッシュな見た目に最適です。
今シーズンの生地は特に肌触りが良く、まさに寒さ凌ぎの小ネタとしてここのディテールは大活躍しそうな予感です。
シャツ型のジャケットという事で、やはり袖はカフス仕様にラウンドした裾デザイン。
直線的なカットより、横から見た時のAラインシルエットは、個人的にも段差が付くシャツ型の方が好みです。

更に・・・春夏とは決定的に違うディテールの一つとして、袖裏に滑りが良いコットンポリエステルが使われています。
秋冬は特に防寒性の効果もありますし、ニットの重ね着がしやすくなる為、個人的には嬉しい仕様の一つです。

ディテールのてんこ盛りもそうですが、今回の決め手の一つは何よりも柄・色です。
ベーシックなチェックパターンに、ピンクやライムグリーン?の様な原色が挿し色的に入る今回の生地。
一件、可愛らしく見えないか・・・と思いきや着用してみるとすっと馴染む色・柄。
ハードなデザインにポップなチェックパターンは、まさに"映える"一着でした。
ミリタリーパンツ、コーデュロイパンツ、スウェットパンツ・・・BEAMS PLUSの得意とするボトムスと相性がとにかく良く、"男臭い"アイテムにも華が添えられる?と勝手に思っています(笑)
とにもかくにも試着したらダメでした、即決で購入。

まだまだ暑いのでしばらくはクローゼットで待機させますが、気温が下がってくればやりたいコーディネートとして・・・スポーツコートの上からサラッと。
コーデュロイのスポーツコートにブラウンオリーブのミリタリーパンツ。
秋冬の重厚感あるコーディネートに、温かみと洒落感をぐっと増してくれるはずです。
クラシックなアウトドアスタイルはもちろん、ミリタリーコーディネート、ツイードやコーデュロイとのカントリームード・・・個人的にも今年の冬やりたいコーディネートほぼ活躍してくれそうな予感です。
ディテール、生地、柄と色合い、BEAMS PLUS取り扱いアイテムとの整合性の取り易さ・・・自分の中では優勝な一着です。
そして最後に・・・
実はこれもMZOの影響も大きく、こんな合わせ方も。

共生地で作られたアノラックパーカー型のCagoule ShirtにExplorer Shirt Jacket。
展示会にてMZOがこの組み合わせを発案し、盛り上がった組み合わせ。
同じ生地柄だからこそ、口説くなく、フィールドシャツからフィールドパーカーにコンバーチブル。
もちろんExplorer Shirt Jacketは購入しましたが、ニコイチと言う事でCagoule Shirtも購入。
考え付きそうで絶対しなそうな組み合わせは、今シーズン一番グッときました。
コーディネート云々ではなく、一つのアウターとしてオススメのコンビネーションです。
ALL NIGHT BEAMS PLUSラストに今シーズン一押しのアイテム紹介でした。
ここまで長々とお付き合い頂き、本当にありがとうございました。
お次はビームス プラス 有楽町より、ブログを更新していきたいと思います。
引き続き、皆様も新体制の『ALL NIGHT BEAMS PLUS』をお楽しみ下さい。
『BEAMS PLUSへの物欲は眠らない』
JUNICHI YANAI