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OUTER FAIR-fennicaのおすすめアウター3選-

今週末はぐっと気温が低下するとの予報。皆さまアウターの準備はできておりますか?

BEAMSでは11/26(日)まで対象のアウターが10%OFFでお求めいただける「OUTER FAIR」を開催しております。

<fennica>でも選りすぐりのアウターをご紹介しておりますので、ぜひお気に入りを見つけにいらしていただきたいです。

今回はその中から3つピックアップして、スタッフ前田によるスタイリング紹介とともにお届け。


まずはこちら、<S.E.H KELLY>のバルマカーンです。


<S.E.H KELLY>Balmacaan Burlap Linen
サイズ:S,M
価格:¥206,800(税込)
商品番号:66-19-0036-158




純英国諸島製に拘る<S.E.H KELLY>による、バーラップリネンを用いた仕立ての美しいコート。


北アイルランドに残る最後のリネン工場で織られたバーラップリネンは、分厚くしっかりと重みを感じることのできる上質な素材です。


身体を沿うように引かれた優れたパターンは、その重みさえ心地良いものに。


冬に着るリネンもまた春とは違った素材とのコーディネーションが楽しみなところです。

以前のブログでもご紹介しておりますので、併せてご覧ください。▶︎こちら


トラディショナルな英国製のウォーキングコートをイメージしたバルマカーンから、まず足元は軽快な白スニーカーに。<TATAMIZE>のキャップ、<fennica>の泥染めイージーパンツと、<S.E.H KELLY>のバルマカーンならばクラシックから離れたアイテム選びも包容します。


イメージするシーンは休日の午前中に少し離れたスーパーマーケットへ。帰りにホットコーヒーを片手に公園へ寄り道しようかなという気分に誘うような、軽やかながらもシックな装いです。


2つ目はこちら、<WARREN SCOTT × fennica>の“Melton Coat”です。


<WARREN SCOTT × fennica>Melton Coat
カラー:BLACK,BEIGE
サイズ:40
価格:¥75,900(税込)
商品番号:66-19-0028-247




MALLALIEUS>社のヘリンボーン生地に、<Brisbane Moss>のコーデュロイをパイピングした一枚仕立てのノーカラーコート。


同じBLACKでも質感の違いが表情に奥行きを与えます。


もともとレディース向けに作られていたものをメンズサイズにアップデートし、組み合わせを特別にオーダーしたアイテムなんです。


ダブルジップでインナーとのバランスも調整可能。ノーカラーは首周りのレイヤードも様々浮かんで楽しいですよね。


以前に更新したブログも併せてご覧ください。▶︎


前田は、ふと黒は国旗に使われている色であることが過り、スタイリングの色合わせを組み立てていったんだそう。国旗に使われているような鮮やかなカラーを取り入れたら斬新でありながら筋が通るのではと<Meals Clothing>の鮮やかなグレープカラーのシェフパンツをチョイス。


<Jamieson’s Knitwear × fennica>のフルベ族の毛織物から着想したニットベストにも国旗に使われる赤があり、またリブに使われた黒が全体を引き締めます。


3つめは<HAVERSACK × fennica>の“Stand Collar Blouson”。


<HAVERSACK × fennica>Stand Collar Blouson
カラー:NAVY
サイズ:M,L
価格:¥64,900(税込)
商品番号:66-18-0051-229



1950年代にニースの仕立て屋によって作られたドライビングブルゾンをイメージソースとしたスペシャルアイテム。


細かなディテールや素材選びはデザインをより活かすものにアップデートしています。


リブをミリタリーセーターなどに見られる矢振り編みにしたのも<HAVERSACK>ならではのアプローチですね。


サイズバランスも現代的なバランスとなるようゆとりを持たせました。


こちらのブログも併せてご覧ください。▶︎こちら


こちらのスタイリングでは、1950年代のニースをイメージしてクラシック且つリッチで色気漂う男性像を投影。美しいジャカード織が印象的な<NEZU YOHINTEN>のハイウエストパンツを合わせることで、注文服を合わせているように見えれば狙い通りとのこと。


<GITMAN VINTAGE>のドットシャツに<Jamieson’s Knitwear × fennica>のストライプニットベストと、パターンオンパターンを繰り返し、華やかで洋服に拘りを持つ男性をイメージしています。


今回ご紹介したスタッフ前田による3つのスタイリング。

ご覧いただいた方もいらっしゃるでしょうか?先日のインスタライブにてご紹介したスタイリングでした。


この日に着ていたジャケットも「OUTER FAIR」対象アイテムです。


<SUGAR CANE × fennica>Double Coverall
カラー:NATURAL,INDIGO
サイズ:34,36,38,40,42
価格:¥27,500(税込)
商品番号:66-18-0804-086


ポストカードをクリップで留めたこなしは、ロンドンのファッションシーンでチープな古着を缶バッチでカスタムしたりボタンを変えて楽しんでいた時代を思い出してのスタイリングとのこと。

一つひとつにストーリーのある前田ならではのスタイリングをぜひご参考になさってくださいね。ライブアーカイブはこちらからご覧いただけます。▶︎こちら



「OUTER FAIR」は明日まで開催しております。ぜひこの機会に見にいらしてください。


「OUTER FAIR」
期間:11/17(金)-11/26(日)



Mori


ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。

“S.E.H KELLY” 純英国諸島製への拘り

2023年春夏シーズン、<fennica>レーベルでは初となる<S.E.H KELLY(エスイーエイチケリー)>の取り扱いをスタートいたします。


少し前にご紹介した<rdv o globe>と同じく、BEAMSとしては<International Gallery BEAMS>レーベルで取り扱っていました。

一貫して純英国諸島製に拘る<S.E.H KELLY>は、納得のいく素材が国内に無ければ使用しないというほど、ストイックなクリエーションをナチュラルに実践するブランドです。しばらくの間本国でクオリティコントロールを行っており、取り扱いを休止しておりましたが、BEAMSでの取り扱いを<fennica>で再開することとなりました。

Sara Kelly氏はサヴィルロウで修行を積む中で、サヴィルロウでしか使えない素材や技術があることを疑問に感じ、その上質な素材や技術をデイリーウェアに落とし込むブランドとして、パートナーのPaul Vincent氏と<S.E.H KELLY>を立ち上げました。


<S.E.H KELLY>POLO SHIRT HAND KNIT
カラー:LINSEED
サイズ:M
価格:¥107,800(税込)
商品番号:66-02-0008-158


ポロシャツは熟練したニッターひとりによって手動編み機で編み上げたフルファッションニット。


袖はインセットですが肩の縫い目を前に出すことで、より滑らかなラインに。テーラードのように各パーツを個別に形成し最適な形状とフィット感を実現するフルファッションニットの特徴的な部分です。


見頃の3本撚り糸の3-plyに対し、袖は双糸の2-plyと薄手。


袖のステッチも他の部分に用いたタックステッチではなく、フラットなプレーンステッチで、上からジャケットを着るときもプレッシャーなく重ねられます。


弾力性と通気性に富んだ、綿密に施されるタックステッチ。素晴らしい技術、質感と一目で分かる印でもありますね。





柔らかな綿糸で編んだ異なる重さや質感のパーツやパネル。極小の糸の輪を手と編み針で次の輪に繋げて全体を組み立てる工程は、世界有数のハンドリンクを要します。

素材はプレウォッシュをかけた柔らかなコットンヤーン。1982年に英国南西部ウェールズで設立され4世代に渡り伝統の技術が受け継がれる工場で編まれています。




襟も編み方を変えることで、立ち上がりが美しいシルエットに。

ふたつの色調の糸が混じり合うボディに対して、べっ甲のような濃淡とマットな質感のホーンボタンが好相性です。

身長174cmのスタッフ前田がSIZE Mを着てこのようなバランス。


<Monitaly>のアフリカンアートをパッチワークでまとめたパンツや<Universal Works>のチェックハットと、色柄で遊んだスタイリングです。



<S.E.H KELLY>SMOCK LINEN LAWN
カラー:DARK NAVY
サイズ:M
価格:¥64,900(税込)
商品番号:66-11-0082-158


スモックは潮風にさらされる海の伝統と、陸地での日常生活を元に作られた万能なプルオーバー。ゆったりとした形はこのようにシャツの上に重ねても、そして女性が着ても良いバランスですね。




ハンドウォーマーとしての役割を持つフロントの大きなポケットは、左右から中で繋がり、内側をやや窄めているためポケットに入れたものが落ちない設計。


ネックは高めの位置で後ろは更に高く、肩はドロップしたデザイン。ほぼ正方形の型もトラディショナルな海用のスモックを踏襲していて、着込むほどに使い手の身体がスモックの形状を形成していきます。


バックはアームホールの高さに合わせてヨークがあり、ヨーク中央に吊り下げるためのハンギングループと背中にゆとりを持たせるためのボックスプリーツがあしらわれています。


袖は女性が着ると長めですが七部ほどで、シャツやカットソーとのレイヤーも楽しめます。


素材は北アイルランドのベルファストから数マイル南にある、1800年代終わりに建設とこの地域に残る最後のリネン工場で織られた高密度のリネンローン生地。滑らかでハリコシのある高級グレードの素材です。

身長152cmのスタッフ徳永がSIZE Mを着ると腰回りが隠れるバランス。


<rdv o globe>のセーラーパンツがモチーフのデニムパンツでトーンを揃えつつ、<宝島染工>の墨と珈琲で染めたシャツや<TATAMIZE>のタイキャップ、<rosa mosa>のサンダルで、ホワイトのユニークなアクセントをプラスしています。



<S.E.H KELLY>POP OVER
カラー:EARTH
サイズ:S,M
価格:¥72,600(税込)
商品番号:66-11-0083-158


ポップオーバーは、オープンカラーの一枚仕立て。見頃はゆとりを持たせ、シャツの上に着るミッドレイヤーとしてもお召しいただけます。


胸半分まで前が開きますがボタンで留めて開き具合を調整可能。


ソフトなプレス加工を施した襟はかしこまりすぎずエレガントに広がります。


左胸ポケットのフラップを上げると玉縁ポケットが付いた2重構造。ギミックが効いていますね。


このポケットをはじめ、テンションが掛かる部分には補強ステッチのバータックが丁寧に施されます。


袖は途中からプリーツが入り、手首を包み込むようなカフスに変化。

サイドには着脱をスムーズにするための深いベンツがあります。着ている時は生地が重なりベンツが広がらない作りに。


バックはスモック同様、ヨークとループが施されています。


素材もスモックと同じリネン工場によるもの。テーラードジャケットに使われるとても細い長繊維の糸を高密度に織り上げていて、滑らかな表情にするためのシルケット加工と、次に収縮性を取り除くサンフォライズ加工を施しています。

身長165cmのスタッフ片桐がSIZE Sを着てこのバランス。


上質なリネン素材に、藍染めと草木染めが美しい<宝島染工>のティアードスカートがマッチします。エレガントな襟の開きは女性の首元も美しく見せるデザインですね。



<S.E.H KELLY>FIELD SHIRT BURLAP LINEN
カラー:WARM GREY
サイズ:S,M
価格:¥140,800(税込)
商品番号:66-18-0073-158


フィールドシャツは、裏地が無いので嵩張らず、シャツとジャケットの間のようなミッドレイヤーとして着られるアイテム。


襟はショートスロートタブが取り付けられ、風を防ぐために反対側に留めたり、このようにボタンをかけて目立たないようにすることができます。


ボタンはホーンボタンで、色は濃くマットな質感。やや加工していますがナチュラルな状態に近く、マーキングや影の入り具合がそれぞれ異なります。


フロントのボタンはアイレットと金属製のリングを通して取り付けられ、取り外しも可能。




胸のポケットは、袖から胸にまたがる縫い目に組み込まれ、良く見ると左はベローズパッチ、右はステッチインシームポケットと仕様を変えているのもポイント。




肩はラグランでもインセットでもなく縫い目はありません。これは最も柔軟な着易さを想像できるショルダーであることを意味します。


それは着用者の自然な肩のラインに乗ることになります。袖口は結構スリム。スタイル的にシャツよりもコートのようです。







素材はスモックとポップオーバーと同じリネン工場のもの。北アイルランドからのバーラップリネンは分厚く、クリスプですが、洗いをかけているので柔らかさと心地より手ざわりが感じられる生地です。

スタッフ前田がSIZE Sを着てこのバランス。


<cableami>のベレーや<orSlow × fennica>のオーバーパンツ、<TEP_P × fennica>のモンクストラップシューズと、ウォームグレイのニュアンスに合わせたアイテムに、<NECESSARY or UNNECESSARY>のポロシャツでターコイズブルーを効かせたスタイリングです。



<S.E.H KELLY>BALMACAAN BURLAP LINEN
カラー:LINSEED
サイズ:S,M
価格:¥206,800(税込)
商品番号:66-19-0036-158

最後に、こちらのバルマカーン。シングルブレストで、2枚仕立てのラグランスリーブとトラディショナルなデザインをベースに作られています。


やや大きめの襟は下ろすと真っ直ぐ、立てると首にぴったりと沿うパターンがきれいです。


風の侵入を防ぐためのチンストラップとカフタブ。


カフタブは袖の外側の縫い目から逆方向に短いカフタブがあり、2段階の締め付けが可能です。


ボタンはフィールドシャツ同様、ホーン製。


フロントは比翼仕立てです。


サイドには手を入れる際丁度良い高さに設定されたポケットが。一見わからないですがコートの内側に手を通すための入り口の役割も果たします。


100年以上前のアーミーコートに由来するシャツやジャケットなどへ簡単にアクセスできる仕様です。


バックには、着丈の1/2あたりまで深く入ったインバーテッドプリーツが隠されています。

これはミッドセンチュリーの英国製ウォーキングコートに見られるような、古風でやや複雑な構造で、着用者が前や横に動いたときにコートが膨らむようになっています。


内側に着用時左サイドにあるポケットは肘に負担がかからないように通常よりも少し低めに作られていて、財布や携帯電話サイズとなっています。


素材はフィールドシャツと同じバーラップリネン。ですが、一枚仕立てのフィールドシャツに比べ、ずっしりとした重量感があります。


身長179cmのバイヤー渡辺はSIZE Mでこのバランスに。


合わせたのは<TATAMIZE>キャップと<HAVERSACK × fennica>ベストのワークアイテムと<orSlow × fennica>スイスアーミーオーバーパンツのミリタリーアイテム。<fennica>が提案し続けるスタイルにもすっと馴染みます。

足元は浅草のアトリエで個人オーダーした<RENDO>の“GB001”。


4/28(金)より始まる<RENDO>のカスタムオーダーフェアも間もなくです。


オーダー会については明日のブログでご紹介しますので、どうぞお楽しみに!



『RENDO CUSTOM ORDER FAIR』
会期:4/28(金)-5/7(日)
場所:BEAMS JAPAN 5階 fennica STUDIO


オーダーフェアと同期間で
「BEAMS CLUB ダブルポイントキャンペーン」も開催します。

ぜひお得な機会にお買い物をお楽しみください。


Mori



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