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ランドセルができるまで【第七弾~仕上げと大峽製鞄の皆さま~】

皆さまこんにちは。


こども ビームスのたまのです。


2023年ご入学のお子さまのランドセル活動もそろそろ終盤ですね。

そして来年度になると、


もう、2024年度ご入学のランドセル活動が始まります!



まだ決めかねている方、


「ランドセルができるまで」の

第一弾第二弾第三弾第四弾第五弾第六弾

もうご覧いただけましたでしょうか??

ついに!

第七弾の今日が最終回になりました!


前回までのブログがまだの方はぜひ合わせてご覧くださいね♩


さて、

今日ご紹介するのはランドセルの仕上げの部分です。


安全性や耐久性、

6年間安心して使って欲しいという、職人さんたちの沢山の思いが詰まった

【オオバランドセル】


入念に最後の仕上げがなされていきます。


職人さんの手際がよすぎて、

いとも簡単そうに仕上がっていくのが

まるで魔法のように見えるのですが、



ミシンも手縫いも、

熟練された職人さんだからこそできる、

とっても重要で難しい仕事だそうです。



そして、

仕上げの作業が終了すると、

不良がないかを目で見ながら丁寧に梱包されていきます。


しっかりとチェックも終わり、

こちらで、完成!


と思いきや…


検品されたランドセルに、

更に最終チェックが入ります。


熟練された方の目で何度も何度も丁寧に検品されます。


言われなければきっと気づくことのない、

些細な縫い目の歪みを、職人さんが一つ一つ

まっすぐに直していきます。


ほとんど気にならない、

ほんの少しはみ出しているような糊の跡も

きれいに拭き取られていきます。


お子さまが6年間使う大切なランドセル。

気持ちよく使い始めてほしい。

ピカピカで完璧なランドセルをお届けしたい。


そんな気持ちを込めて、

ランドセルを初めて背負った時の

お子さまの笑顔を思い浮かべながら、

最終チェックをおこなっていると仰っていました。


このようにしてできたランドセルが、

やっと、皆さまのお手元に届くのです。


まだランドセルのご購入を悩まれている方、

これからご入学を控えていらっしゃる方に、


少しでも安心してランドセルをお選び頂けるようお手伝いできたらと思い、

今回、大峽製鞄の工場に見学に行かせていただきました。


このブログを通して、皆さまのランドセル選びのきっかけになれば嬉しいです。


また、すでに【大峽製鞄 × こども ビームス】のランドセルをご購入くださった方にも、

今回のブログを見て、

やはりオオバランドセルにして良かった!

と思っていただけたら幸いです。



ではでは最後は、


大峽製鞄の皆さまのお写真で。


長い期間に渡ってお届けした


「ランドセルができるまで」


最後までお読みいただきありがとうございました!


おわり。

ランドセルができるまで【第六弾~安全性、耐久性について~】

皆さまこんにちは!


こども ビームスのタカハシです。


皆さま、「ランドセルができるまで」の第一弾第二弾第三弾第四弾第五弾

もうご覧いただけましたでしょうか??


まだの方はぜひ合わせてご覧くださいませ♩




第六弾の今回は、

~安全性、耐久性について~

です!




まずは、安全性についてです!

実は、ランドセルに反射材が使われているのをご存知ですか?














このように外周と、ショルダー部分に使われいる「反射材」。


大峽製鞄では、”ヒカリ玉”と呼んでいるそうです。

呼び方がカッコイイですね。


車のライトなどに反射して、暗い道でおこさまを安全の守ってくれる役割をします。

元々は帯状の素材なのですが、大峽製鞄では、反射材を使う箇所によっては、

中に芯を入れて丸くすることで、美しい形になるようにしています。









このちょっとしたひと手間に見える作業、実はとても繊細。

「一番おこさまにあたる大事なところなので、丁寧に作っています。」とお話されていました。




そして、挟み込んだ反射材の部分も一緒に5番と呼ばれる太い糸でミシンをかけています。




こちらは、防犯ブザーをつける金具を打ち付けているところです。






「たまに防犯ブザーの音を鳴らしてみるのは大事ですよね。いざという時に電池が切れていないように。」と、

実際にランドセルを使うおこさまのことまで考えて作っている気持ちが伝わってきました。


おこさまの安全はもちろん、親御さんの安心にも繋がるように心掛けているそうです。


次は、耐久性についてです!
毎日、しかも6年間使用するランドセルの中でも一番負荷のかかるショルダー部分。








ランドセルとショルダー部分を繋ぐのは、こんなにしっかりした金具です。






レザー部分には、このように穴があいているだけです。

金具のパーツを組み合わせます。








つなげた後は、こんな感じです。




見た目の美しさはもちろん、

細部にいたるまで安全性や耐久性までしっかり考えられ、

おこさまが毎日使うシーンを想像しながら作られていました。


では、今回はこの辺で。


第七弾の”たまの”のブログもお楽しみに!


次回で、最終回です。






ランドセルができるまで【第五弾~クッションや立体的な形について~】

皆さまこんにちは!


こども ビームスのたまのです。


皆さま、

「ランドセルができるまで」の第一弾~第四弾は、

もうご覧いただけましたでしょうか??


まだの方はぜひ合わせてご覧くださいませ♩

過去のブログはこちらから!


第一弾第二弾第三弾第四弾



そして、

前回の高橋のブログから少し日にちがあいてしまいましたが、

第五弾の今回は、


~クッションや立体的な形について~


です!


大峽ランドセルのこだわりのひとつに、


"毎日使うものだから、丈夫で使いやすく"


とあります。


"丈夫さ"はこれまでのブログからもたくさんお伝えしてきましたが、

今日は、

"使いやすさ"の部分をお伝えしたいと思います!


小さなこどもたちに負担をかけないように、

私たちが気づかないような細かいところにも工夫がなされていました◎


「これ、どこの部分か分かりますか?」

と、工場長の椎谷さんが手に持っているのは…


肩紐部分。


子どもたちは毎日何気なく背負っていますが、

実は中にはしっかりとクッション材が入っていたのです。


たくさんの教科書が入ったランドセルは

決して軽いとは言えず、小さな肩にはとても負荷がかかりますよね。


少しでも柔らかく、持ちやすいようにと。


小柄だと背中でかばんがグラつくことがある為、

ベルトが少しカーブさせてあります。


そうすることで、優しいホールド感でグラつきにくく子どもの体に合う形になったのだそう◎



また、こちらは何か分かりますか?



実は腰側のベルト部分になるんです!


黒い部分だけでも十分柔らかいのですが、

更にその下には白いクッション材が。


脇腹に直接当たる部分だから、

脇腹部分にベルトが食い込んで痛い思いをしないように、

こちらにも中にはクッション材が入っているのですね。


さて、お次は

背中の部分。


腰部分には3cm、

肩部分には2cmの厚みのクッション材が入れられています。


厚みをかえているのもポイントだそう。


凹凸をつくることで、背中に沿わせ前かがみにならなくても重心が腰に来るように。

そうすると、肩にかかる負担が減り、より軽く感じるのだそう。


そして、この凹凸のお陰でムレにくいという利点も!

背中にこもった熱を外逃す道(みぞ)が出来たのです。


「クッション材の上にこんな感じで革を被せていくんですよ。」

と、椎谷さんが実践してくださったこちらの革…


何と、

"本革"を使用しているのです。


背中に当たる面が本革なのも

オオバランドセルのこだわりポイント!


表面は本革でも、

背中面は無駄がないクラリーノが使われるランドセルも多いようです。


が!

オオバランドセルは、

レザーモデルだけでなくクラリーノモデルも背中面は全て本革を使用。


子どもたちの背中に直接触れる部分だからこそ、

快適性を追求すると、熱がこもりにくい本革にこだわったのだと。


ちなみに、

右の革にうっすら丸が描いてあるのがわかりますか?


実は丸の中には本当に小さな傷があるのです。

写真では全くわかりませんね。

それぐらい些細なきず。

小さな傷や汚れも見落とさず、完璧なものを届けたいからこそ検品も丁寧で念入りでした。



立体的に貼る作業も見せていただきました。

革を立体的に貼るのはとても大変なんだそうです。


なぜなら、

革がかたすぎても、柔らかすぎてもしわになってしまうから。


綺麗な状態に仕上げるには、

革にある程度のかたさがあり、柔軟性も必要なんですね。


つまり、

このようにしわ一つなくつるっとした表面にする為に、

とても良い革を使っていることが分かります!


この立体的な高さがあるからポケット部分にも物が入れやすく、取り出しやすいんですよね。


「ちょうどこちら、こども ビームスさんのオーダー分ですよ!」

と声をかけられ目を向けた先には…


縫製を待っている、

グレーのランドセルたちが並んでいました◎


"こども ビームスのランドセル"

ちゃんと分かって作ってくださっているのもまた嬉しいですよね!


そしてこちら、

見ていただくと分かりますが、

"台形"になっているのです!


背中に当たる部分だけ大きく、

フタに向かって幅が従来のサイズに狭まる"台形"にすることで、

見た目のコンパクトさは変えることなく、

A4サイズもすっぽり入れやすい仕様に。



子どもたちが6年間毎日使うものだから、

ちょっとしたわずらわしさも大きな負担になってしまいます。


そんなわずらわしさをなくし、

少しでも使いやすく毎日を快適に。


大峽ランドセルには、そんな思いや優しさが沢山込められていました。




では、今回はこの辺で。


第六弾の高橋のブログもお楽しみに!


次回につづきます。