こんにちは!みかです。
今日は写真の作品集をご紹介します!
写真ってたくさんの説明はいらないのかもしれないですけど、だからこそ!
パッと見ただけじゃわかんねえ、、なものって多いんですよね。
私が実際にお店にある本を読んで、いろんな情報を知ってからこんなに面白い内容だったのか!
と体験したものを今から教えます!!♪
①清水尚

2003年から始まったイラクでの軍事活動によって多くの兵士が亡くなりました。
そんな子供たちを失った後も家族の日常には未だはっきりと存在しています。
2003年て聞くとまだ最近のように思えるのですが、軍事活動や兵士という言葉自体に違和感を感じてしまいます。
私は最初何も知らない状態でこの写真集を読んだのですが、写真それぞれの共通点や温度感を見つけられず本を閉じました、、
そして数ヶ月してこのテーマを初めて知ってからもう一度読んだとき違う本を読んでるのかと思うくらいの感動がありました!

わかりやすい子供の写真や着ていた制服だけじゃなく、ボロボロになった家具や部屋など不意に写る全ての物に思い出があって
そこにはいないはずの子供の気配と家族愛が感じられました。
時間が止まったような冷たい雰囲気よりもあったかい感じですね。
そのくらい普段と変わらない自然な写真です。
Portraits of silence
価格:¥2,750(税込)
商品番号:58-81-0502-185
こちらの写真を撮影した清水尚さんの他の写真集で子供を迎えたゲイカップルの本があります。
それも目には見えないものを物体を感じたり伝えるのは難しい事なのに、写真から血の繋がりを越えた愛を写し出していました。かっこいい。
②joel meyerowitz

こちらはシンプルに言えば海辺の近くのプールを撮影したものです!
ある日作家さんが風が強ーく吹く日に海と海の近くにあるプールの2つの水が、お互い違うエネルギーで波の色や形を変えて
動いている姿に魅入り、「水辺の水」というものに惹かれたらしいです。
この気付きってすごいですよね、普通に夏とかによく見られる光景ですが何も疑問は抱かないですよね。
でも明らかに野生と人工が隣り合っているのは不自然。
こういう場所に惹きつけられる時はだいたい夕暮れ時だったみたいで、ここが!タイトルの決め手です!!
大事!!
フランス語でマジックアワーを表すイヌとオオカミの間という言葉があるらしく
光が消えゆく夕暮れが既存から未知へ、飼いならされたものから野生へ、プールそして海
こういったアイデアの繋がりで出来ました!
ロマンチックで良い!
いろんな刺激が繋がって稲妻が走った感じですね、何十年もこのテーマで作品を作り続けています。

穏やかな写真の中に水面から伝わる動きで音がしっかり伝わってきます。
海を景色にしてプールに入るってどんだけ贅沢なの、、と痛感。。。
マジックアワーの景色はとっても綺麗で同じだけ不気味で、でも落ち着く、変な感情です。まさに犬から狼に変わりそうな、、
Between Dog&Wolf2
価格:¥8,140(税込)
商品番号:58-81-0532-706
③大和田良

広島にある植物園「叢」(くさむら)の植物を撮影したブック。
19世紀半ばにヨーロッパで発明された湿板写真という手法で撮られているのですが、この撮り方は同じものは製作出来ず
一点物のような一つ一つ味が違う作品になっています。

彩度が無くとも植物の雰囲気が引き出されていて個性的!
大和田良さんは常に新しさと古さを兼ね合わせたような
実験的な作品がたくさんあって見てて面白いし飽きないです。
叢本草
価格:¥4,400(税込)
商品番号:74-81-0086-152
ただの写真集ではないとわかる商品が他にもあって私も大好きなんですが
アイデアが詰まったノートブック形式のZINEがあるんです!
ノートに写真が合間に印刷されているようにも思えるし、ZINEに便箋が印刷されて見えるなんとも不思議なノート。
もちろんノートとして使えます!かなり洒落ている。
&BOOK
価格:¥1,320(税込)
商品番号:74-81-0079-619
まだまだたくさん紹介したい本があるので
気になる方はBEAMS JAPAN 4Fまでお越しください!
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