こんにちは。
前回のブログでも触れた革用のクリーム。
あの子たちは、本当マルチに活躍してくれますので、是非お手元になければポチッと。
今回は1歩踏み込んで、革用クリームの大まかな種類と、その使い方をご紹介できればと思います。
大きな分類として、
・クリーム
・ポリッシュ
に分けることができます。

クリームはイメージの通り、水分量が多く、革に浸透しやすいもの。ビンに入っていることが殆どです。
そしてポリッシュですが、蝋の成分が多く固形です。よく缶に入った状態で販売されております。
ここまでは大丈夫そうですね。
では、靴を光らせたいんだ!という方、ここから本題です。
そもそもの原理?に触れると、
物体に当たった光が、どうやって眼に届くか、で感じ方が変わってきます。
結論からお伝えしますと、いかに光の【乱反射】を【全反射】に変えられるか、がポイントです。
先ずはスッピン状態。
革にも毛穴や歪みがありますので、よーく見ると表面はボコボコ。

光がいろんな方向に反射しますので、マットな質感に見えます。
続いてクリームを塗った状態。

溝に入り込んだクリームが表面に滲むこと(夏場に額が脂汗でテカるイメージです。)更には溝の凹凸を平すことで、光沢を感じます。
ポリッシュだとどうでしょう。

固形のポリッシュ(水で溶きながら塗布する必要があります)により凹凸を無くし、表面を平らな状態に変えます。
ボーリングの球がピカピカしているイメージです。
限りなく平らに鞣されたガラスレザー、コードバンなんかがピカピカしてるのも、こういった原理です。
ですが、ポリッシュは上記の通り、浸透させるというより、表面を強制的にコーティングする為、デメリットも生じます。
履きジワ部分の白化や、水滴による強い風合い変化などなど。
ですので、ここから杉山のオリジナル?
クリームしか使わずに、ポリッシュの原理を再現できないか?と。
クリームタイプの種類をみると、【乳化性】と【油性】に分けられます。


乳化性クリームは水分量が多く、油性クリームは油分が多く含まれます。
水と油は混ざらない…!!!
てことでこんな感じ。

先に油性のクリームで土台を作り、上から乳化性クリームを重ねます。その後更に油性クリームを。
もし手元のクリームを見ていただいて、2種類お持ちの方がいれば是非試してみてください!
※クロムエクセルレザーや、ミンクオイルを既に塗布していた方は、先に乳化性クリームを塗布してください。油性クリームが先だと、革の内側に含まれる油分と結合しやすく、1層目としての役割が薄くなります。
その後、最終的に油性クリームが表面にくる様に仕上げていただければ、なかなかの光沢を感じられると思います。
最後に、靴に限らず革製品は、鞣し方やそれに伴う革内部の油分量が異なります。
今まで所持してきた革製品を基にしたオススメの内容ですので、ぜひ参考の1つとしてご活用ください!
ではでは。






