初めまして、ビームス 大宮 スタッフのコヴと申します。
この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。
では、早速。
こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。
ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。
今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。
第76回目はこちら
『ビリーブ 未来への大逆転』
監督:ミミ・レダー
出演:フェリシティー・ジョーンズ / ルース・べイダー・ギンズバーグ / アーミー・ハマー / ジャスティン・セロー
あらすじ:
努力の末にハーバード法科大学院に入学し首席で卒業するも女性であるという理由でどの法律事務所にも就職が出来なかったルース・ギンズバーグ。大学の教授をしながらも弁護士になる夢を諦めなかった彼女に夫がある訴訟の記録を読む様に勧める……
のちにアメリカの連邦最高裁判事に任命され、現地時間の2020年9月18日にお亡くなりになったルース・ベイダー・ギンズバーグ氏の実話を基にした物語です。
この方がハーバード法科大学院に進学した1950年代当時は500人を超える学生の中で女性は9人で、その後も女性だからという理由で就職が出来なかったりと相当の苦労と差別による悔しい思いされた事が映画の中でも描かれています。そんな中、夫であり弁護士でもあるマーティンが持ち込んだ案件に注目します。この案件が後に史上初となる男女平等裁判に繋がっていきます。
事実を元にしている話なので結末は調べると出てくるのですが、是非、映画で観て頂く事をお勧めします。
そしてこの裁判の後の弁護士時代も、そして最高裁判事に任命されてからも人種、性(男女関係無く)差別に対して撤廃を求めるリベラル派の判事として有名でした。
リベラルな判決を下す事が多かった事もそうですが、メディアの取材にも対応する事が多かったらしく注目を集める事になり、よりこの方の人柄が知られるようになり、人気も高まっていったそうです。
Tシャツやピンバッジなんかのグッズも発売されたり、ギンズバーグ氏の半生を題材にした絵本も出ているそうです。そして有名なラッパーの名前をもじったニックネームが付いたりもしていました。
今回の映画は事実を元にした物語ですが、実際のギンズバーグ氏を取材したドキュメンタリー映画もありますし日本語訳された本も出ているので、こちらも観て読んで頂くとよりこの方の人柄が分かるのではないでしょうか?
いつもは衣装にも注目するのですが、今回はお休みさせて頂きます。
この物語以上にルース・ベイダー・ギンズバーグ氏自身が魅力的な方なので、是非、他の作品も観て頂きたいと思います。
それでは『ビリーブ 未来への大逆転』どうぞお楽しみ下さい。
コヴ