この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。
では、早速。
こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。
ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。
今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。
第172回目はこちら
『ウォルター少年と、夏の休日』(2003)
監督:ティム・マッキャンリーズ
出演:ハーレー・ジョエル・オスメント / ロバート・デュバル / マイケル・ケイン / キーラ・セジウィック / エマニュエル・ヴォージエ
あらすじ:
1960年代初頭のテキサス。母親の都合で夏休みの間、破天荒な大伯父兄弟と過ごす事になったウォルターだったが……
最初は母親に一方的に連れられて来たウォルターを徐々に大伯父兄弟が受け入れ馴染んでいくと共に、二人に感化される様に成長していく姿が描かれます。
何をするにしても破天荒な二人の過去をガース伯父が話し始めるのですが、これが余りにも出来過ぎた物語の様で話を聞いてるウォルターも観客も本当なのか嘘なのか分かりません。しかし少しづつ真実が明らかになっていくと……
本当の所はどうなのかは実際に映画を観て確かめて頂ければと思います。
大伯父のロバート・デュバルとマイケル・ケインの二人も魅力的なのですが、やはり主人公のウォルターを演じたハーレー・ジョエル・オスメントがとても良かったです。
演じた時期もウォルターをほぼ同じ歳の15歳なのですが、最初のおどおどした自信のなさげな表情から物語が進むにつれて芯が出来ていく成長する姿を演じてるのが本当に素晴らしかったです。
夏の最後にウォルターがどの様な決断をするのかも是非、ご自身で確認してみて下さい。
ここからいつも通りは衣装を見ていきましょう。
やはり注目はウォルターの衣装です。初登場の場面では夏なので開襟のシャツを着ています。
この柄が小紋柄というには大きい総柄なのですが、親戚の家を訪ねるからか一張羅を着ている様な少し大人びた雰囲気で着ていてるのが良いですし、このシャツにスニーカーにデニムパンツという合わせではなくトラウザーズにレザーシューズを合わせているのも背伸びをした感じが出ていてとても良かったです。
それでは今回のBEAMS PLUSのアイテム紹介です。
ビームス プラス / アジュラックプリント ショートスリーブ オープンカラー シャツ
カラー:ブラック、ブルー
サイズ:S,M,L,XL
価格:¥14,300(税込)
商品番号:38-01-0023-139
今回登場したアジュラックプリントですがビームス プラスの夏のシャツとしてはお馴染みのブロックプリントの技法の一つだそうで、インド西部の代表的な染め方で、工程は洗い、防染、媒染、乾燥、煮出し等16工程あるそうで全て人の手で行われており、相当時間もかかるプリント技法だと言われています。
通常のブロックプリントは木版で染料を押して色を重ねていくのですが、アジュラックプリントは防染剤や媒染剤などのほとんど色のついていない物を木版で重ねていき、その上に染料を入れる事で化学反応が起こり色が変わって美しい色合いに変化するそうです。
プリントに使用する木版を一つ作るのに約15日かかり、一つのモチーフをプリントするのに3~4個の木版が使われるので準備の段階から手の込んだプリント方法なのが分かります。
今回のシャツは幾何学模様やフラワーモチーフをベースにデザインしています。
シャツの柄と色がかなり強烈で他に合わせるアイテムはシンプルな方が良いと思うので、ホワイトやナチュラルカラーのリネンのトラウザーやショートパンツを履いてレザーのサンダルを合わせるのなんかは如何でしょうか?
とても夏らしくて涼やかなコーディネートだと思います。
こちらのシャツは既に入荷しているので、気になった方はお近くの店舗にお問い合わせ下さい。
映画自体も夏の思い出になる様な作品なので今の時期にピッタリの作品だと思います。
それでは『ウォルターと、夏の休日』お楽しみ下さい。
コヴ