初めまして、ビームス 大宮 スタッフのコヴと申します。
この時間は、私の独断と偏見で、アメリカに(BEAMS PLUS)纏わる映画を新旧問わず紹介していきたいと思います。
では、早速。
こんばんは。BEAMS PLUS ロードショーへようこそ。
ナビゲーターを務めさせて頂きます、コヴです。
今宵も、新旧問わずアメリカ(BEAMS PLUS)に纏わる映画をご紹介。
第61回目はこちら
『アメリカン・ギャングスター』(2007)
監督:リドリー・スコット
出演:デンゼル・ワシントン / ラッセル・クロウ / キウェテル・イジョフォー / ジョシュ・ブローリン
あらすじ:
1968年、ベトナム戦争を利用し、麻薬の密輸でのし上がったフランク・ルーカス。汚職に手を染める事の無かった刑事のリッチー・ロバーツが捜査を進め徐々にフランクを追い詰めていく。
実話を基にしていて、かなり骨太なストーリーです。成り上がっていくフランクと捜査を進めていくリッチーが交互には描かれるのですが、ほとんど接点がないまま終盤で対峙するシーンは鳥肌が立ちました。
当時も今もアフリカ系、イタリア系、東欧系、アジア系、その他にも様々な人種が住んでいるニューヨークなので、犯罪集団もそれぞれの人種によって構成されています。そして犯罪集団同士でも差別がある事を改めて知りました。
また他の映画でも沢山描かれていますが警官の汚職が蔓延している事も未だに解決出来ない問題ですし、現在は警官による人種差別の問題も出てきており、現在に続く問題を色々と考えさせられる映画でした。
それでは今回も衣装を見ていきましょう。
まずは闇社会でのし上がっていくフランクですが、目立つ事を避ける為に一見すると地味な物を着ています。しかし使っている生地は上等な事が分かりますし、勿論フルオーダーだと思うので、体にしっかりフィットしていて相当格好良いです。いつかはあんな風にスーツやジャケットを着てみたいです。
しかし今作で一番印象に残ったのはリッチーが序盤に着ているアロハシャツです。柄はブルーベースでヤシの木がメインの総柄で、多分ペラッペラの着古したレーヨンのアロハシャツだと思うのですが、この着古した感がとても良かったです。
そんなこれからの季節に欠かす事の出来ないアロハシャツのお勧めを紹介します。
こちらです。
生地には染めをしづらいレーヨンの糸に2回、別の染め方をした糸を使い、ジャカード織りした生地です。そして生地の裏側から手作業で部分ごとにカットし、手間をかけて柄を表現しています。加工もかけている生地なのでレーヨンがまるでコットンの様な手触りなのと、レーヨンの光沢感を上手く抑えている為にアロハシャツの派手さが苦手な方でも手に取って頂けると思います。
是非、店頭で手に取って頂ければと思います。
上映時間は長いですが、その長さを感じさせない位の濃密な映画でした。
それでは『アメリカン・ギャングスター』どうぞお楽しみ下さい。
コヴ