こんにちは!
本重です!
先日行われた23年春夏商品説明会。
前回の〈NAKAMURA NOTE〉に続けて、

〈BEAMS F〉LINE UPを本日よりじっくりご紹介。
それではさっそく。
「クラシックで洗練された、魅力あるものを世界中から揃え、それを自分らしく自由に組み合わせて愉しんで頂く。今までのバイイングもそうですが、この23年春夏シーズンもそういった想いを込めて、本当に良いと感じたものを〈BEAMS F〉なりのフィルターを通してご用意しています。自信を持ってご紹介できるラインナップとなっていますので、ぜひご期待いただければと思います。」
「〈NAKAMURA NOTE〉にもありましたように、23年春夏シーズンはポジティブなムード、着こなしというものに注目しています。特に〈BEAMS F〉として提案したいのが"ポジティブなレイヤード"というもの。今まで通りセオリーに忠実に、同じテイストを重ねていくことはオーセンティックで間違いなく格好良いですが、そこに敢えて異なるテイストや色を重ねてミックスしていく。そんな、心から洋服というものを愉しんでいくような空気感を大切にしたいと思っています。”こうでなければ”という考えよりも”こういうのも良いよね”という、そんな”ポジティブな着こなし”というものを〈BEAMS F〉として世界に提案していきたいですね。」
「特にインスピレーションを受けたのは80年代頃のスタイルです。例えばシャツの中にポロシャツをレイヤードしたり、ポロシャツにタイドアップをしてみたり、全て柄物で構成したり。クラシックがある程度成熟してきた中で出てきた、セオリーを理解した上での、自由なファッションを愉しんだ着こなしです。リアルではやらないかもしれませんが、こういった着こなしも面白いよねというムードを愉しみたいなという気分です。ただ、あくまで"ムードやイメージとしての提案"です。こう着なければいけないということは全くありません。今まで通りオーセンティックにクラシックを愉しんで頂くのも、少しポジティブに変化をつけていくのも、”洋服を愉しむ”ということに変わりはありませんので、ぜひスタイルに合わせて取り入れて頂きたいと思います。」
「それではさっそく商品説明に行きます。先シーズンに続き、サンプルが間に合っていないものも多くありますが、ご紹介できるものは全てお見せします。まずはシャツからです。」
(ご紹介するアイテムは23年春夏シーズンに展開予定のものです。状況により予告なくキャンセルや、納期の遅延、仕様の変更などが考えられます。予めご了承くださいますようお願い申し上げます。)
「〈ALESSANDRO GHERARDI〉。リネンのオープンカラーシャツです。柔らかなトーンが特徴的なオレンジとブルーの色出しが上品な印象。他にマドラス風チェックのものも展開します。」
「〈CORDINGS〉。リネンのサファリシャツです。ジャパンフィットを採用した、フロント2ポケットのシンプルな表情の一着。素材には世界最高のリネンと称される〈SPENCE BRYSON〉のリネンを使用しています。」
「シャツのカテゴリーではないですが、流れでこちらも。同じく〈SPENCE BRYSON〉のリネンを使用したサファリジャケットです。」
「今シーズンから継続しているモデルに素材を載せ替えて展開します。色出しもポイントで、乾いた表情の奥行きあるブラウンにくすんだサックスのようなニュアンスのブルー。スポーティながら非常に大人っぽい雰囲気が魅力の一着です。シンプルにさらっと合わせても格好良いですが、トルソーのようにジャケットの上から羽織るレイヤードスタイルもおすすめです。」
「こちらも流れで。定番のリネンのトラウザーズです。サイドアジャスターのベルトレス仕様。ブラウンとベージュの2色で展開予定です。」
「ちなみにこちらは先ほどのサファリジャケットと同じ素材を用いていますので、ブラウンのみですがセットアップとしても着用いただけます。」
「〈Gian Gaetano ORIAN(ジャンガ エターノ オリアン)〉。イタリアのシャツブランド〈ORIAN〉の創業者であるジャン・ガエターノ・オリアン氏の名前を冠したドレスシャツブランドです。ラインナップのほとんどがドレッシーなシャツで、使われている素材も100双〜200双という非常に格式高いシャツメーカー。」

「こちらのシャツはカラーとカフスが特徴的。襟腰の高い、アットリーニカラーと呼ばれる襟の表情に、ターンナップのミラノカフス。イタリアのドレッシーな空気感を存分に味わえるデザインを採用しています。もちろん作りに関しても申し分なく、後付けの袖にハンドの始末など、上質な着心地を叶えてくれます。こちらはサンプルの為、生地を載せ替えてのオーダーとなります。よりドレッシーな無地のものを実際には展開予定です。」
「〈ORIAN〉。リネンのプルオーバーシャツ。昨シーズンも非常に人気のあったモデルはカラーバリエーションを豊かに展開します。他には半袖のリラックスフィットのオープンカラーシャツや”RARMY”というシャツジャケットモデルもご用意しています。」
「〈ERRICO FORMICOLA〉。サンプルが少ないですが、23年春夏シーズンではバリエーションを増やして展開しています。着用しているのはレーヨン×ポリエステルのリラックスしたムードのカジュアルシャツ。柔らかなドレープ感と品のある色出しが上品に見せてくれます。」
「色のバリエーションはもちろん、柄にも奥行きを出しています。注目のチェックは大きさ、配色が新鮮で上品な存在感というものがありますね。左(向かって)がボタンダウン、右はタブカラーで提案しています。」

「〈Maria Santangelo〉。ドレスシャツに関してはオーセンティックなものを中心に揃えつつ、カジュアルシャツのバリエーションを増やしました。」
「昨シーズンから継続であるオープンカラーのプルオーバーシャツは、グレーカラーを新たに加えています。絶妙なトーンの色出しがコーディネートに深みを与えてくれる一着です。」
「こちらのシャツジャケットは〈BEAMS F〉別注の新型です。3パッチポケットでやや丸みのあるカッティング。少しヨーロッパリゾートの空気感を感じるデザインが特徴的な一着です。ナポリの手縫いの温もりを感じていただけるよう、ボタンホールもハンドで仕上げてもらいました。非常に大人っぽい上質なシャツジャケットです。」
「〈*A VONTADE〉。ガーデナーエプロンシャツ。ワークテイストのシャツですね。カバーオールまでは行かないような、やや緩さのある空気感が特徴的な一着です。」
「1900年代初頭のヴィンテージをソースとして作られたこちらは、小襟のレギュラーカラーになだらかな角度をつけて配されたパッチポケットが絶妙な抜け感を演出してくれます。一枚ではもちろん、軽い羽織りものとしても使える汎用性も魅力ですね。」
「〈CANTATE〉。スクエアカットのレギュラーカラーシャツです。」
「敢えて毛羽を残して色出しをすることで、ニュアンスある色出しに仕上げられています。イメージはオールドレンズで写したような、柔らかなフレアとボケ感。この微妙な、ふわっとした輪郭がポイントです。」

「ご好評いただいている〈BEAMS F〉のオリジナルシャツは23年春夏シーズンも拘って作っています。ベーシックで定番的な色柄は抑えつつ、ブルーにグリーンを混ぜたようなニュアンス感のある色出しのものや、チェックのバリエーションなど、既に一通りドレスシャツが揃っている方にもお楽しみいただけるようなラインナップでご用意しています。」

「また、カジュアルシャツも充実させています。マドラスチェックにタータンチェック、パッチワーク。オーセンティックなパターンから少し変化をつけた配色のものまで様々。お好みに合わせてお選びいただけます。」
「23年春夏シーズンから、カジュアルシャツのみディテールを変更しています。フィッティングをややゆったりと取り、ボタンをマザーオブパールから高瀬貝のシェルボタン10ミリサイズ(元は11.5ミリほど)のものにしました。アメリカンな空気感のものには光りすぎない、主張が控えめなものの方がより合うのではないか。そんな細かな理由からです。あまり大きな変化はもたらしませんが、微妙に顔つきが違ってきます。こういった細かく、マニアックな部分まで拘り抜くのが〈BEAMS F〉です。」
「サンプルは以上となりますが、他にも〈BARBA〉、〈Drake's〉、〈Labolatorio Napoletano〉、〈Gambert Shirt〉、新ブランドでは〈BERNARDO GIUSTI〉など豊富にご用意しています。まだまだ先になりますが、ぜひ店頭でご覧いただきたいラインナップです。それでは次、、、」
ということで次回。
〜ニット&カットソー編〜です。
本重

