こんにちは無藤です。
7月に入って、「いや~ 暑いですね」日中に街を歩いていて多くのビジネスマンの方たちを見ていても、さすがにジャケットを着て外出されている方はほとんどいらっしゃいませんね。先日、東京駅からほど近い丸の内エリアにありますビームス ハウス 丸の内に臨店した際に数名のスタッフから聞いた情報によりますと、「今年はクールビスにTシャツやポロシャツをご購入されるお客様が幅広い年齢層で増えているのを感じます」との事。早速、ランチタイム時に丸の内のオフィス街を歩いてみると、シャツ姿のビジネスマンの方たちの中に混じって確かにTシャツやポロシャツ姿のビジネスマンの方たちがいらっしゃる。という事で、今回はビジネスにも使えるおすすめのTシャツをご紹介しようと思います。

こちらの3種類のブランドは左から<three dots / スリードッツ>中央が<ANTICIPO / アンティチーポ>右が<SLOANE / スローン>になります。ネックの位置に合わせて並べてみました。ご覧のように一見するとどれも白無地のTシャツですが、襟ぐりのリブの太さ、袖口や裾の仕様、着丈も違うのがお分かりいただけると思います。こちらの画像のTシャツはそれぞれ真ん中のサイズを使用しています。「左からサイズ M、中央がサイズ 46、右がサイズ 4」という表記になります。






どれも白無地のクルーネックTシャツなので、1枚づつご説明すると分かりづらくなってしまいますので、ここから先は一番上が<スリードッツ = ③)>真ん中が<アンティチーポ = A)>最後が<スローン = S)>という並びでご紹介して行こうと思います。それぞれのTシャツを広げた時に感じる印象として、③)は身幅と着丈のバランスがこの中では一番オーソドックスでベーシックな万能シルエットだと言えます。A)は着丈が一番長くそれによって身幅がスッキリと細めに見えるシャープなシルエット、ディテールもモード感のあるスタイリッシュな印象です。S)はA)とは反対に着丈が短く身幅が広く正方形に近い、リラックス感のあるモダンな雰囲気のボックスシルエットです。



ネックの襟ぐりの広さやリブの材質、ステッチの有無に違いを見つけることが出来ます。③)はボディの素材と調和するような細い糸で編まれた細めのリブでストレッチ性がある素材です。ステッチは頑丈でカジュアルっぽく見えるベーシックな2本バリステッチです。首元はやや広めですっきりとしたカッティングになっています。A)は細かい格子状の様な変形編みのリブで、上質なハイゲージニットのパーツに近いリブが使われています。ジャケットのインナーに着た時に主張が出る少し太めのリブはドレスのVゾーンにきれいに収まると思います。ステッチはリブの綺麗な編み目を生かす極細のステッチが掛けられています。S)は目がきっちりと詰まったフライス素材のリブが使われています。この素材は強い弾力性と洗濯しても型崩れのしにくい保形性があります。首元がしっかりと見える太めのリブ幅にしていますが、ステッチは入っていません。これは、ステッチが入ることでカジュアル感やスポーティーな印象に見えてしまう事を避けて、ミニマムで上品なクリーンな雰囲気にするためです。もちろん地縫いだけでも型崩れしないという職人の絶対的な自信があるからこそ出来る「引き算の美学」といった縫製なのです。



袖についてもそれぞれ特徴があります。③)は袖口幅が一番細く、二の腕にフィットするすっきりとしたシルエットです。袖ぐりは一般的なTシャツに見られるスタンダードなカーブです。見頃に対してアームホールを広げ過ぎていないので、ジャケットやカーディガンを羽織ったときにも、脇の下で生地がゴワつかずインナーに適した収まりの良さがあります。A)は太い幅の袖口リブが付いています。そのリブがギャザーによってキュッと締まっているので数値的には一番細い袖口幅ですが、袖口リブの手前にはたっぷりと生地のゆとりがありストレスなく着ていただけます。また、脇の下の位置が低いゆったりとした深めのアームホールを採用しています。袖口がきつめのリブでピッタリとしているため、二の腕周りにはふんわりとした丸みが出るシルエットになります。S)は3枚の中で一番袖口幅が広く、ゆったりとしたリラックス感のあるモダンなシルエットです。身幅の広さに合わせて袖ぐりのカーブが非常に大きく、さらに肩の縫い線が腕側に大きく落ちるドロップショルダーになっているため、ストレスフリーで楽な着用感を生み、「1枚で着ても様になる」ように計算されたTシャツです。



裾の仕様もそれぞれに特徴がみられます。③)は3センチ程度のスリットが入っています。人体は骨盤やヒップにかけて横に広がっています。スリットがあることによって、裾が腰回りに引っかかって上に上がってしまったり、生地がグシャグシャなシワになるのを防いでくれます。A)は6センチ程度のしっかりとしたニットリブが付いており、着用した際に腰の位置でピタッとホールドされるので、ふんわりとした「ブラウジング」が出来ます。これにより、ウエスト廻りの体型カバーをしながらも、サマーニットの様なリッチな雰囲気を醸し出してくれます。裾を出して着るのには最も適したTシャツだと言えます。S)は首廻りのステッチ無し仕様の雰囲気を裾の仕様にも見ることが出来ます。モダンなミニマリズムを強調したボックスシルエットにしているので、あえてスリットは入れずフラットでリラックス感のある雰囲気に仕上げています。このように見てみると、首廻り、袖、裾といったすべてのパーツに「完成された統一感」を感じていただけると思います。



白いTシャツは1枚で着た時の「透け感」が気になりますよね。ビームスのオレンジシールを生地の内側に入れて検証してみたところ、一番透け感が無かった(ほぼ透けない)のは<スローン = S)>でした。かなり生地に厚みがありしっかりと高密度で編み立てられているという事もあり、ビームスのオレンジマークがうっすらと見える程度で輪郭もぼやけています。クリーンに着こなせる圧倒的な安心感のあるTシャツです。二番目は<アンティチーポ = A)>になります。S)と比べるとこちらのほうが多少はっきりとオレンジマークが見えます。この素材は糸の表面の毛羽を処理したシルキーな糸で編み立てられており、独特のとろみと光沢感がある柔らかな風合いが特徴です。1枚で着ていただいても下に薄いアンダーウエアを入れても良いと思います。③)については、オレンジのマークがハッキリと映し出されており、やや透け感が感じられます。こちらの素材は「スラブ糸」という糸の太さが均一ではない糸を使い、空気を含ませるように軽やかに編み上げているとても柔らかい素材です。そしてこの少しの透け感が抜群の通気性を生み出しています。真夏のリゾート地などでしたら1枚で着ていただいて、タウンユースでしたらシャツのインナーなどに使い勝手のよいTシャツです。
いかがでしたでしょうか。皆さまの周りでもクールビズスタイルに昨年とは違った変化を感じられるようになってきましたでしょうか。ビームス ハウス 丸の内にいらっしゃるお客様からは、「外出のないオフィスワークの日はストレスのないTシャツやポロシャツのほうがお仕事がしやすい」との理由で、これらのアイテムの需要が高まっているようです。ドレスコードが許されるようでしたら、是非Tシャツやポロシャツでのクールビズスタイルをされてみてはいかがでしょうか。
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