23SS 〈BEAMS F〉LINE UP 〜パンツ編〜

本重 健吾 2022.12.10

こんにちは!



本重です!




今日は23SS LINE UP 〜パンツ編〜。




それではさっそく。



(ご紹介するアイテムは23年春夏シーズンに展開予定のものです。状況により予告なくキャンセルや、納期の遅延、仕様の変更などが考えられます。予めご了承くださいますようお願い申し上げます。)






 

「〈Fumiya Hirano THE TROUSERS〉。英国サヴィル・ロウの〈HENRY POOLE〉でもカッターを務めた平野氏によるトラウザーズ専業ブランドです。


 

「モデル”Savile Row”。その名の通り、サヴィル・ロウで仕立て屋が実際に穿いている仕様を踏襲した一本です。2インプリーツにフライフロント、サイドアジャスター、後ろ身頃は贅沢に一枚で取り、ハイバックで仕上げられています。本来ブレーシーズで吊って穿くトラウザーズですが、これはブレイシーズなしでも綺麗なシルエットが出るよう、緻密なパターンと縫製を行なっています。」


 

「生地には英国の老舗マーチャント〈WAIN SHIELL〉のウールヘリンボーンを採用。ハリがありつつも柔らかなドレープを魅せてくれ、この美しいシルエットを存分に堪能できる生地です。英国ビスポークの世界では当然のように存在しているワンピースハイバックトラウザーズ。それを日本で、さらに既製服で愉しめること自体に価値があります。もちろん、穿いていただくとその良さを肌で、より感じていただけますので、ぜひ一度お試しください。」


 

「モデル”Hampstead”。セレモニートラウザーズのディテールをビスポークのテーラーリングに落とし込んだ一本です。サイドシームを取らず、前身頃、後身頃を贅沢に一枚で仕立てています。プリーツとダーツのみで美しいシルエットを追求するという、究極のトラウザーズと言えます。こちらも2インプリーツのフライフロント、サイドアジャスター、ハイバック仕様。」


 
「生地は”DUGDALE BROS & CO”のウールギャバジン。滑らかなタッチとドレープ、柔らかな膨らみ。カジュアルなパンツをベースとしていますが、非常に品の良い仕上がりです。発色の良さもポイントで、このイエローがかったベージュともうひとつ、テラコッタをミックスさせたようなブラウンを展開予定です。」

 
「こちらも同モデル。生地に”Spence Bryson”のリネンを使用し、よりリラックスした空気感で仕上げています。ナチュラルな色出しとリネンならではの皺でできる陰影、そこにブランドならではの美しい仕立てが交わり、奥行きのある上質さというものを演出してくれます。素直にシャツやニットと合わせても良いですし、ジャケットスタイルに落とし込んでいくのも抜群に洒落ています。」


 

「〈BERNARD ZINS〉。」





 

「人気のモデル”BAC J”のワイドシルエットのものはバリエーションを広げて展開。ベルトループ付き、サイドアジャスターの仕様は生地によって変えています。」



 

「他にもLポケット付きストレートシルエットの”COPILOTE”、70年代のアーカイブから起こした”SACHA”、ミリタリーをベースとする”VENICE”など多彩なランナップです。また、未だサンプルはございませんが、もう一型ニューモデルの”ODEON”というノープリーツフレアシルエットのパンツを仕込んでいます。」



 

「〈IGARASHI TROUSERS〉。こちらは23年春夏シーズンから展開するビスポークライン。」


 

「ハンドメイドを多用した、ビスポークと同じ工程を経て仕立てられるトラウザーズです。通常のラインも抜群のフィッティングで魅せてくれるのですが、これはまたさらにその上を行きます。既製品とは思えないほどの美しく品のあるシルエットに手縫いならではの柔らかさや温もりが加わり、極上の一本に仕上がっています。また、生地には〈FOX BROTHERS 〉の”FOX AIR”を用い、最高の仕立てを最高の生地でオーダーしました。ハリのある強撚のフレスコは、立体的な表情と流れるようなドレープが魅力。耐久性やシワへの耐性も申し分なく、永く愛用いただける仕上がりです。」


 

「シルエットはストンと落ちるストレートシルエット。60年代の映画に出てくるような、風に靡くドレープが美しいクラシックなルックスをイメージしています。2インプリーツのフロントに3つのボタンで調整するサイドアジャスターの仕様など、細部まで英国ビスポークの空気感を感じられる点も唆られますね。こちらも生地は〈FOX BROTHERS 〉の”FOX AIR”。ブラウンのガンクラブチェックはスポーティなクラシカルムードが非常に気分。配色がモダンですので、現代的な装いにもナチュラルにマッチしてくれます。


 
「もちろん人気の通常ラインもしっかりと展開します。フレスコにグレンプレイド、サンプルはありませんがリネンコットンツイルとベーシックなチノも展開予定です。


 

「〈PT TORINO〉。23年春夏シーズンではベーシックなモデルを中心に展開します。その中でシーズナルなカラーのものなどを仕込んでおり、素材やカラーが愉しいラインナップとなっています。」


 

「〈GERMANO〉。人気の高い片側グルカのトラウザーズは次シーズンデニムではなく、シャンブレーを採用しています。もう一本シアサッカーも仕込んでおり、洒落た、カジュアルスタイルの主役を張れるような顔つきのものを展開します。もちろんベーシックなモデルも充実させています。」


 

「〈Tangent〉。40年代の英国軍のグルカショーツをベースとした一本です。


 

「フロントの長い持ち出しやボタン留めのループタブなど、所謂初期型をイメージして作られています。ドレスパンツに多用されるプリーツ入りのマーベルトと芯地を用いることで、直球のミリタリー感がありながらも、テーラードパンツのような大人っぽいシルエットを実現しています。こちらはサンプルとなり、実際のオーダーはもう少しブラウンよりのカーキで予定しています。」


 

「先ほどのものがイギリスに対してこちらはイタリアングルカ。フロントの二つの持ち出しが特徴的でややバギーなシルエットとなっています。オリジナルに近かったインラインのものから股下と裾幅を変更し、よりタウンユースにしやすい空気感に仕上げました。ただ、この生地もサンプルで、実際はネイビーのコットンドリルでオーダーしています。この他に人気のM-47、フレンチアーミーのドリルパンツもご用意させていただく予定です。」

 

「サンプルはありませんが、〈GTA〉や〈INCOTEX〉、〈AUDEMER(オードマー。旧AVN)〉など拘りのラインナップとなっています。お好みやスタイル、テイストに合わせてお選びいただければと思います。それでは次ですね。シューズです。





ということで次回

23SS LINE UP 〜シューズ編〜です。

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本重




 

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