<BEAMS F>2025年春夏ラインナップ説明会<JACKET & SUITS>vol.3

伊藤 大貴 2024.11.22

こんばんは!伊藤です。


引き続き<JACKET & SUITS>の紹介です。

今回で3回目、やっと折り返しですかね。


今季はかなりじっくり紹介しておりますので全部ご紹介するのには時間がかかりそうです。

先日、早速速報ブログの写真を見てこの商品はどこのブランドですか??とお問い合わせをいただきました。

熱心にご覧になっていただけているということでとてもありがたいですし、励みになります。


ただ、私自身もまだ撮った写真と商品の紐付けが完璧にできておらず、私ですらまだお答えできないものが多いです。

速報ブログであげた写真は個人的にも気になるもの、撮れ高の良かったアイテムたちなので間違いなくブログ内で紹介すると思いますため、長い目で見守っていただけたらなと思います。


前置きが長くなってしまいましたね、それでは早速いきましょう。


※ブログ内に記載の情報は記事公開時のものであり、仕様や価格など今後変更する可能性がございます。

あらかじめご了承ください。

また、以前からご要望が多かったので今回からは商品番号、商品名はなるべく載せようかと思います。その代わりお値段やカラー名、サイズ展開などは仕様変更となる可能性が高いので設定しないようにしますのであらかじめご了承ください。

になる商品ございましたら商品番号で店舗スタッフまでお問い合わせいただければと思います(商品名は正式なものがまだ決まっておりませんので伊藤の独断、偏見、予想でつけさせていただきますので悪しからず)。 


Finjack ニットジャケット
価格:¥77,000(税込)
商品番号:21-16-0648-367


本日のトップバッターは<Finjack>。この秋冬もとてもセールスの良かったジャケットです。

ニットジャケットながらテーラーリングらしい表情や着心地。

昨今ではこういったニットジャケットは様々なブランドから提案されていますが、ここまで綺麗に仕立てているブランドはないとディレクター中村に言わせるほどです。




一着のジャケットを作るためにパーツや箇所ごとに何種類もの機械を使い分けて編んでいたり、従来型のテーラードの製法でもなくニットの製法でもない独自の製法を採用することでこの唯一無二の着心地、シルエット美を実現しているとか。袖幅にも適度なゆとりとボリュームを持たせているため、一般的なニットジャケットにありがちな腕がスムーズに通らないというストレスも解消しています。



Finjack コットンリネンジャケット
価格:¥72,600(税込)
商品番号:21-16-0675-367


こちらは24年秋冬より展開しているビームス別注のシングルジャケットをベースにAMFステッチを追加し、春夏らしく袖裏地を無しにした新型。



和紙のようなシワ感が特徴的な生地ですよね。<Finjack>の春夏シーズンを代表的するリネンコットンポリエステルの楊柳織りの生地は、世界的に有名なメゾンブランドでも採用されている目付90gの超軽量生地。

その生地を使用して仕立てたジャケットはふんわりと羽織るように着用出来きます。

少し光沢があり、緩やかに波打った素材感がより軽さと涼しさを感じます。

さらっとした肌ざわりで汗ばむ季節も肌あたりが心地よく風通しも良いため春夏シーズンに大活躍。

楊柳織になっているのでシワも気にならず、旅行や出張のお共にも最適な点もポイントです。

こちらもまさにライトネスを感じるジャケットですね。



NEW&LINGWOOD 5ボタンリネンジャケット
価格:¥176,000(税込)
商品番号:21-16-0674-411

はい、私の本命きました。

<NEW&LINGWOOD>は5つボタンのリネンジャケットです。

伊藤はこれが欲しいです(これ、書かない方がいいのかなぁ、秋冬のChato LufsenもPaul Stuartも買えんかったからなあと思いつつ、我慢できずに描くことにしました)。



速報のトップ画像に使用しておりましたシーズンを象徴する3体のトルソー、そのうちの1つに使用されていました。

こんな感じでジャケットとして着用することもできますし、小辻のように上までボタンを留めてスタンドカラージャケットのように着用することもできる2WAY仕様になっております。


NEW&LINGWOOD 1プリーツリネンスラックス
価格:¥66,000(税込)
商品番号:21-23-1758-411


ジャケットだけでなく同素材のパンツも別売りでご用意。

セットアップでの着用はもちろん、単品同士での着用も可能なので、この上下を購入するだけでかなりコーディネートの幅を広げることができます。

ジャケットのディテールに惹かれていいなと思いましたが、改めて見るとパンツ単品でもいい仕事してくれそうです。

ホワイトのリネンのシャツに、このパンツというだけでも爽やかな夏スタイリングが完成します。


春夏のサイドアジャスターパンツというところもおすすめできるポイント。

今シーズンのテーマであるライトネスを体現できるディテールの1つだと思っております。


これは説明会での一コマ。

小辻はこのジャケットが5つもボタンがあると把握しておらず、スタンドカラーのように着用して欲しいバイヤー陣の意図を掴めなかったため中村がボタンを留めてあげてる図です。

まるでおじいちゃんが孫に衣装を着せているみたいです笑



<NEW&LINGWOOD>のジャケットのボタンの付け方(ハウススタイル)はこんな感じです。

1-2個目が約1.5cm、2-3個目が約2.5cm、3-4個が目約1.5cm。並び付け。袖先2つと肩側2つの間にスペースがあるのが面白いですよね。

お直しする際の参考にしていただければと思います。



ちなみにパンツは同型で色違いがあります。

こちらも最近ありそうで少なかったホワイトリネンのパンツ。やや生成りがかったクリーム色なので真っ白が苦手な方でも着用していただきやすいかと。

またサンプルはありませんでしたが、もうひと方シャツジャケットのようなモデルを展開予定です。

la favola ブッシュジャケット
価格:¥97,900(税込)
商品番号:21-16-0676-837

こちらもほぼ予約が埋まってしまい、店頭にな並ぶ機会の非常に少ない<la favola>。今季は原宿でモアバリエーションも開催しており、非常に好評だったみたいですね。

そんな<la favola>からはブッシュジャケットが登場です。



ブッシュジャケットというと馴染みのない方も多いかと思います(私もそうでした)が、聞き馴染みある言い方でいうとサファリジャケットです。

アフリカの草原地帯での狩猟や探検、旅行時に使用した快適さと機能性を求めて作られたジャケットですね。



そんなミリタリー色の強いジャケットを仕立て屋である<la favola>がいかにテーラードらしく作れるか、そんなコンセプトのジャケットがこちらというわけです。

サイドポケットは大きめに設定し、バックスタイルは可動域を十分に取り、プリーツは深め、ベンツも深めの設定。テーラー風にも軍もの風にもなり過ぎず絶妙なバランスはかなり伊藤好み。

ベージュのウールトロピカルで全体的に軽く仕立てられております。



la favola セミダブルジャケット
価格:¥93,500(税込)
商品番号:21-16-0677-837


<la favola>からはもうひと型、ブランド定番のセミダブルのジャケットを展開予定。

これ、存在はしっているのですがいまだに店頭でご対面したことがなく、、、

というわけで欲しい方は予約必須です。


Le Barche ストライプショールカラージャケット
価格:¥86,680(税込)
商品番号:21-16-0773-687

こちらは取り扱い3シーズン目に突入した<Le Barche(レバルケ)>。

モデルは変わらずインラインモデルSanta lucia(サンタルチア)。

ショールカラーにややゆったりとしたサイズ感のAラインシルエットがとてもエレガントな印象。大人の余裕を感じされる一着です。

カジュアルなショールカラーの見た目ながら、仕立てはテーラードの技術やハンド仕上げの箇所も多く、本格的なビスポークのディティールをお楽しみ頂けるようになっております。

スラックスにタイドアップのスタイルからデニムやカットソーなど、自由にスタイリングを組みやすい懐の深さも魅力の一つです。



そしてべルテッド仕様もこのジャケットの特徴。巻いた状態でもポケットに仕舞い込んだ状態でも自然なドレープ感が出て、エレガントさとリラックス感を両立した着用感に。

このジャケットを店頭で接客させていただく際にベルトはどうすれば、、、という声をいただくことが多いですが、個人的には上の写真のようにベルトの両先をポケットに仕舞い込んでいる状態が良いリラックス感を演出できていてかっこいいのではないかと思っています。


最後にこのストライプ生地については、目付250gのウール88%、リネン12%のグレーストライプ。数字だけ見るとリネンの混率は控え目に感じるかもしれませんがはほんのりホワイトが見え隠れすメランジ調の表情やリネン特有のネップ感はしっかりとあります。それでいて、ウールの混率のおかげでシワになりにくいのでリネン100%のものよりもお取り扱いしやすいかと。


Le Barche ショールカラージャケット
価格:¥86,680(税込)
商品番号:21-16-0771-687

<Le Barche>はもうひと型、シーズン感のあるブルーグリーンのジャケットも展開予定。先ほどのストライプと素材は一緒ですので単純な色柄違いです。

しっかりとしたグリーンよりも洒落感があり、コーディネートに取り入れていただきやすいかと。

DEREK ROSE ジャカードスリーピングシャツジャケット
価格:¥31,900(税込)
商品番号:21-16-0662-145


こちらは今シーズンも好評でした<DEREK ROSE>。日本では他で展開のない本国イギリスのクラシックフィットを採用したパジャマトップスです。

パイピングの色などももこちらで指定しています

ジャケットは3ポケットとクラシカルな襟がポイントのリラックスモデル。 


上質で軽量なコットン100%生地にプリントで施された特徴的なジオメトリックデザインは、<DEREK ROSE>の今季のコレクションテーマ「冬のイギリス海岸」から、船舶で使われるロープがモチーフになっています。

こういう由来がちゃんとあるというのも洋服付きの方々からすればグッとくるポイントですよね??



パジャマにもこだわりのある間瀬は、このパジャマジャケットがかなり気に入ったみたいで、ボトムスも同じ生地でないんですか??と詰め寄ったそうな笑




DEREK ROSE リネンソリッドスリーピングジャケット
価格:¥42,900(税込)
商品番号:21-16-0659-145

そしてこちらはリネン素材のパジャマジャケット。もちろん英国のクラシックフィット。

そしてリネン素材のパジャマは本国でも展開がなく、ビームスのみの特別な完全別注です。展開がないなんて意外ですが、イギリスは緯度が高く夜は寒いのでリネン素材のパジャマというのがなかった(需要がなかったんじゃないか)のではないかと推察されていました。

今回のリネンはイタリア製。軽量で美しく柔らかく、通気性に優れた暑いコンディションでも涼しく快適な着心地です。

もちろんリゾートシャツとして普段着着用もありです。今季はスタッフがジャケットがわりに着用しているのをよく見かけました。


Chato Lufsen EASY BORESTIERE スタンドカラージャケット
価格:¥121,000(税込)
商品番号:21-16-0666-343


続いて今シーズンも大人気でした<Chato Lufsen>。予約回ってこなかったなぁ、、、

こちらは今季の新型EASY BORESTIERE。

フランスを代表するジャケットを忠実に再現して、ライニングをなくしより軽い仕立てに仕上げております。以前のモデルと比べると袖周りがベースとなったモデルにより近いゆったりとしたバランスになっております(以前までのモデルは細く調整されていました)。

このミントグリーンもフランスらしい洒落た色ですよね。ネイビーカラーとの相性もよく、コーディネートに取り入れるだけで気分が変わる一着になってくれそうです。

BRISBANE MOSSのMONTE CARLOリネン100%を使用しております。


こちらはネイビー。

このダークトーンでまとまっているのも格好いいですよね。こちらの方が敷居が低いかなと。

ネイビーのリネンって製品で探すと何故か少ないので、ちょっと新鮮に感じます。


ボタンはフランス最古の軍用ボタンを作っているアトリエに別注したChato Lufsenオリジナル象マークボタン。 表地の色毎にボタンカラーを変更しており、 ミントカラーにはシルバーメタルボタン、ネイビーにはマットブラックメタルボタンが付けられています。

余談でChato Lufsenのロゴマークには象が記載されている理由は、デザイナーのクリストフさんがブランドを立ち上げる際に何か象徴的な動物をロゴマークにしたく、陸上動物で一番大きな脳を持っておりとても賢いので象が好き、ということで像のマークになったみたいです。



袖捲りしやすいように生地の見返しも多くとっています。

サンプル間に合いませんでしたがもうひと型だけパリのアトリエ製の別注品が入荷予定です。

また追って紹介いたします。




Placide ストライプシャツジャケット
価格:¥42,900(税込)
商品番号:21-16-0682-752


本日最後はフランスのカジュアルシャツメーカー<Placide>。

シャツとはいってもパッチポケットが付いており、ジャケットのように着用できます。

モデル自体は昨シーズンまでの継続の別注モデルです。




Placide ワイドストライプシャツジャケット
価格:¥42,900(税込)
商品番号:21-16-0683-752

Placide ハウンドトゥースシャツジャケット
価格:¥42,900(税込)
商品番号:21-16-0684-752

生地はビームス別注です。

西口曰く、コレクションにいい生地がなかったので探し直してもらったとか。

この辺りのこだわりはビームスらしいと言っていいでしょう。



個人的にはこちらのハウンドトゥースが気になります。


かなり細かいハウンドトゥースでくすんだグレーのような表情です。

暑いのが苦手な私は、こういう軽いジャケット感覚で着用できるアイテムはかなり重宝します。

ニットの上からサラッと羽織って、ネッカチーフで色をプラス、なんていうのが容易に想像できます。




はい、本日はここまで、そしてセレクトの<JACKET & SUITS>は一通り紹介が終わりました。

今回サンプルはありませんでしたが、スタッフにも大人気でした<HUSBANDS>も展開予定ですので楽しみにしていてください。


また、一部シャツブランドのご紹介の際にジャケットが登場することもあるかと思います。

あれ、あのブランドのジャケットは??と思われた方はこの後のSHIRTS編を合わせてチェックしていただければと思います。

明日vol.4では<BEAMS F>オリジナルの<JACKET & SUITS>を紹介いたします。



※ブログ内に記載の情報は記事公開時のものであり、仕様や価格など今後変更する可能性がございます。

あらかじめご了承ください。


伊藤