こんにちは!
本重です!
今日は25AW〈BEAMS F〉LINE UP
〜スーツ、ジャケット編 ②〜です。
それではさっそく。
(ご紹介するアイテムは25年秋冬シーズンに展開予定のアイテムです。生産中止や納期遅延などの可能性もございます。予めご了承ください。また、各アイテムについてのお問い合わせにつきましては恐れ入りますが、店舗のメンズドレス担当スタッフまでお願いいたします)
「〈FUMIYA HIRANO LONDON〉。新型モデルのネイビーブレザー」
「6mmステッチに2パッチポケット、深く切り込まれたセンターフックベントと、ややアメリカンなムードを表現した一着。ブランドらしいイングリッシュドレープや、高い位置で設計したウエストラインなど、ブリティッシュなシルエットはもちろんそのまま。英国的な端正な顔とアメリカンな動きのあるディテールをミックスしたモダンなバランス感が特徴的です」

「続いてスーツ」
「深く取られたベントに高いボタン位置、ウエストシェイプ、袖山のビルドアップ。英国的エレガントなイングリッシュドレープを愉しめるブランドらしい一着。やや変則的なグレンプレイドは、ストイックな配色ながら柔らかく取られており、都会的な品の良い表情をしています。チェンジポケットのディテールもよりブリティッシュなムードに。トラウザーズにはロンドン、ウエストエンドの中心であるRegent Streetをイメージしたモデル”REGENT”が付きます」

「〈LARDINI〉。パイピングのニットジャケット」
「今シーズン注目のグレーのグラデーションで表現されたヘリンボーンとパイピングのマッチングが洒落ています。ヘムの部分にボリュームが出すぎないように縫い上げられており、カジュアルながら上品さは保った仕上がりです。柔らかな膨らみのあるウール100%の生地も軽やかな着心地を魅せてくれます」
「ブランドでは定番の片畔編みのニットジャケット。ニットのふっくらとした柔らかな質感がカーディガンライクな軽やかさを感じさせてくれ、それでいてテーラードジャケットのような立体的な仕立て。カジュアルながら上品見えする、大人の絶妙な塩梅で仕上げられたブランドの縫製の技術があってこその一着です。ネイビーとブラウンの展開。どちらも綺麗な色出しがポイントです」

「モデル”ROMA”。25年春夏シーズンからの継続モデル。これまでのブランドのフィッティングからほんの少しゆとりを持たせることで、よりモダンなシルエットへとアップデートされた一着です。ラペル幅もやや広く、ゴージ位置も低めの設定。ブランドのオリジナル素材のバスケット生地が落とし込まれ、しっとりとしたタッチながらざっくりとした表情が良い塩梅で仕上げられています」

「こちらも同モデル”ROMA”。ブランドオリジナル素材のグレンプレイドは、ウールをベースにカシミヤをブレンドすることで、立体的ながら柔らかな膨らみとしなやかな表情を併せ持ったものに。グレーで表現されたグレンプレイドにほんのりとベージュのペーンが重ねられ、都会的かつラグジュアリーな奥行きのある佇まいがポイントです」

「〈Le Barche〉。モデル”Santa lucia”」
「ショールカラーにややゆったりとしたサイズ感のAラインシルエットのべルテッドジャケット。ラペル〜前身頃裾、肩先にはハンドステッチを施し、着丈裾と袖口の始末もルイスミシンを使用せず、ハンドでの奥まつり仕上げと、カジュアルながら非常に手の込んだ、ビスポークムードを感じられる一着です。コットンにシルクをブレンドした生地はフワッとした柔らかな膨らみが特徴的で、400gほどのウェイトでありながら重さをほとんど感じないような軽やかな仕上がり。洗練された、シティなラグジュアリームード漂うリラックスジャケットです」
「〈SARTORIA TRAMONTO(サルトリア トラモント)〉。こちらは店舗限定販売商品です」
「アントニオ・パスカリエッロ氏に師事し、5年の間ナポリに住み込みでその腕を磨いた佐々木 聖男氏によるサルトリア。師匠譲りの美しく味のある縫製と日本人らしい繊細な美意識。ナポリの技術をふんだんに落とし込みクラシックに仕立てながらも、どこかモダンで都会的な顔をしている。シンプルかつこなれた奥ゆかしさを持つ新進気鋭のサルトリアです」

「こちらはビスポークで使用している同じ型紙を既製品に落とし込んで製作をした一着。”クリーンなナポリ仕立て”というものをイメージしており、低いゴージラインにやや深めのVゾーン、ラペルから裾へと弧を描くような丸みあるデザインと、ナポリのムードを感じられる顔つきが特徴的。ごく薄いパッドを肩に仕込むことにより、僅かにコンストラクションを添えている点も師匠譲りの仕立て。さらに、ボタンホールは温かみある手穴を施し、最終工程では6.2kgのアイロンで生地に熱を加え、ラペルのロール感と袖山の膨らみをより立体感が出るように仕上げているといった、細かな手の加え方にもこだわっています。完成度の高い、コストパフォーマンスに優れたジャケットです。今シーズンはファーストシーズンということでこのモデルのみの展開ですが、今後展開を増やしていきたいと考えています。生地は〈Lovat〉のブラウンシェパードチェックツイード。グレイッシュなブラウンの色出しとシンプルな柄行きで様々な装いを愉しめる仕上がりです」

「〈Stile Latino〉。モデルは継続の”FAUSTO”。ディテールやシルエットに変更はありません」

「ブランドらしい洒落たセンスの光るオーバーチェック生地はブランドのエクスクルーシブ。ウール×アルパカ×シルクで構成され、敢えて甘く打ち込むことで滑らかなタッチとしなやかなドレープを表現しています。淡いナチュラルをベースに、ベージュの大柄グレンプレイド、大きいブルーのペーンのコンビネーション。グレイッシュな色出しを重ねることで、大柄の主張を和らげ、洒落たニュアンスへと昇華しています。他にはあまり見られない、らしい一着です」

「6つボタンダブルのネイビーブレザー。モデルはこれまで同様”LEO”。深みのあるネイビーで、ナポリらしい色気を纏いつつ、都会的かつ端正な空気感を持ち併せています。ウィンターリネンをベースにウールとカシミヤをブレンド。370gほどのウェイトで、長いシーズン愉しめる点も魅力です」
「キャメルブラウンのジャケット。しっかりと打ち込まれたハリコシに優れた質感で、ウェイトは360gほど。しっとりとした色出しが品良くラグジュアリーに映る一着です。着込んでいくごとに増していく、こなれた風合いも愉しめます」
「オーセンティックなグレーヘリンボーン。ヘリテージなルックスながら、質感はモダンに仕上げられています。ラムズウールのメランジ糸を使用し、ライトウェイトなヘリンボーンに。クラシックな顔をしていながら、非常に軽い着用感で軽快に羽織れる一着です」
「ブラウンベースのシェパードチェックのジャケット。こちらも310gと、見た目のヘリテージさとは裏腹に軽めに仕上げられた一着です。ナチュラルベースにダークブラウン、グレイッシュなオレンジのコンビネーションは、落ち着いたタッチと大きすぎない柄行きが上品なバランス。ヘリテージに振っても良し、都会的にシティムードに合わせても良しの汎用性の高い仕上がりです」

「6つボタンダブルブレストのハウンドトゥーススーツ」
「オーセンティックかつ堅実なハウンドトゥースですが、起毛してあるがゆえにその表情は柔らかく、上品かつエレガントな顔つきをしています。生地のウェイトも290gとほどよく、着用しやすい質感。身体のラインを美しく見せるブランドらしい色気あるシルエットは健在です。タイドアップはまず間違いなく、ニットなどを合わせドレスダウンした装いにもおすすめしたい一着に仕上がっています」

「〈Brooks Brothers〉。ワークなムードを落とし込んだビームスエクスクルーシブのブレザー」
「25年春夏シーズンからの継続モデルを今回はブレザーで表現しています。所謂ブランドの1型と呼ばれるもので、ナチュラルショルダーにボックスシルエットのアメリカントラディショナルなディテールが特徴的。さらにこちらは仕立てをシャツ仕立てにすることで、より柔らかく軽快に着流せるものへとアップデートしています。ウールにナイロンをブレンドした膨らみのある生地感で、リラックスしたムードの着こなしにおすすめ。軽やかにトラッドなスタイルを取り入れられる一着です」

「同じモデルでブラックウォッチのジャケット。ボタンをブラウンからブラックにリクエストし、より落ち着いたルックスでこなせる一着に仕上げました。柄の出方も落ち着いており、洗練されたトラッドムードを纏えるカジュアルジャケットです」
「それでは次に、、」
続きは次回に。
25AW〈BEAMS F〉LINE UP 〜スーツ、ジャケット編 ③〜です。
本重