こんにちは無藤です。
まだまだ暑い日が続いてますね。でも、私の様にある程度の年齢を重ねてくると暑くてもTシャツ一枚で外出というのには何となく抵抗があるんですよね。でも、アウターを羽織るのはやはり暑いと悩まされます。そこで本日は一枚あると便利な軽く羽織れるライトアウターをご紹介しようと思います。そしてこのところのメンズドレスのカラーコーディネートとしてトレンドとなっている「ネイビーワントーン」コーディネートを使ってご紹介いたします。全身をネイビー一色で統一するので簡単でとても上品な印象に見えるのでお勧めのコーディネートです。
いつも同じことを申し上げておりますが、日本の夏は外はとても暑いですが室内に入ると冷房でいきなり寒くて体温の調節に困ってしまう事が良くあります。そんな時に持っていると便利なアイテムが薄手素材のシャツジャケットです。それでは英国の老舗ラグジュアリーコンフォートウエアブランドである<DEREK ROSE / デレク・ローズ>のパジャマシャツからご紹介いたします。
名前の通りパジャマの上着シャツです。このパジャマシャツに同素材のパンツが揃えば、ナイトウエアのパジャマとしてお使いいただけますが、今回はシャツ単品のバイイングとなっております。実はこのシャツをバイイングした<BEAMS F>のバイイングチームの意図が、この画像で私が着ているようにオーバーシャツとして着ていただくためのピックアップだからという事です。リネン100%素材なので、通気性が良く涼しい着用感で着ていただけます。
<DEREK ROSE> / 【別注】リネン スリーピング シャツ
カラー:ネイビー
サイズ:36、38、40
価格:¥25,740(税込)
商品番号:21-16-0659-145
フロントボタンを留めてみるとラウンドした襟、3つのパッチポケット、袖のターンナップカフス、そして、それぞれのディテールに施されたパイピングが目立つように見えてパジャマっぽい印象が強く感じられると思います。パジャマらしいゆとりのあるリラックスシルエットが昨今のオーバーシャツに見られるゆるい雰囲気にぴったりと合っていると思います。私はフロントボタンを開けて着るほうが好きですね。
ボタンは高級な白蝶貝を使い、表面に削った様な柄を付けている洒落たデザインです。上質な白蝶貝のボタンには存在感と高級感が感じられて、このシャツの品格を上げてくれていると思います。
<DEREK ROSE>は、最高級の素材、最高品質の仕立て、洗練されたデザインで知られるパジャマとラウンジウエアを専門に製造する英国のラグジュアリーブランドです。その製品はパジャマ、ローブ、Tシャツ、アンダーウエア、ラウンジウエアなどといった多彩なラインナップです。今回のバイイングにはありませんが、アンダーウエアはカシミア、シルク、スーピマコットンなどの最上質の素材で作られたシリーズなどもあり、英国の有名高級百貨店「セルフリッジ」「ハロッズ」にはトータルコレクションのコーナーが展開されており、もちろんイタリアで行われているメンズウエアの展示会である「PITTI UOMO / ピッティ・ウオモ」にも出店している超有名な老舗ブランドです。
こちらは<MARIA SANTANGELO / マリア・サンタンジェロ>のシャツジャケットです。一見したところでは、最初にご紹介した<DEREK ROSE>のパジャマシャツに雰囲気が似ておりますが、ワンピースカラーの襟の雰囲気やポケットの縫製、カフスの形状といったディテールを見るとドレスシャツから派生したシャツジャケットだという事がお判りいただけると思います。
シャツらしくそれぞれのディテールやカッティングが角張ったシルエットになっています。このシャツはイタリア・ナポリのシャツ工房<MARIA SANTANGELO / マリア・サンタンジェロ>のものです。この規模の小さいシャツ工房はハンドメイドの工程を多くの個所で使った高いクオリティがイタリア国内外からとても高く評価されています。創業当時から門外不出の<MARIA SANTANGELO女史>独自の技術が快適な着用感や美しい襟型カフスなどのディテールに現在まで脈々と息づいています。そのシャツ工房に<BEAMS F>レーベルが別注したのがこのシャツジャケットです。
イタリアのカジュアルシャツらしいワンピースカラーがベースになっており、インナーにシャツを入れずに一枚で着ても雰囲気が良さそうなシャツジャケットです。フロントボタンを留めた感じはドレスシャツらしいすっきりとしたシルエットだと言えます。残念ながら私が着用するときに左側の襟が内側に入り込んでしまい、襟のないシャツのように見えております。すみません。
カフスを見ればシャツブランドだという事がお判りいただけるスクエアカフスになっています。今の季節でしたらカジュアルシャツ同様に袖をまくって着ても雰囲気がとても良いと思います。こちらも素材はリネン100%ですが、ジャケットらしく厚手のヘビーウエイトの素材を使用しています。
ナポリのシャツ工房らしい「鳥足付け」というボタン付けのテクニックが使われています。「鳥足付け」は一つのボタン穴を基準に3方向へと運針を重ねてボタンをつける方法で、白蝶貝ボタンにこの「鳥足付け」がとてもリッチな印象に見えます。見頃はネイビー系をミックスした綾織り素材が使われています。
テーラードタイプのシャツジャケットは<GIANNETTO / ジャンネット>のシャツ生地を使ったジャケットかなり薄手のシャツ生地なので、シャツアウターと呼んでも良いと思います。ジャケットの襟幅を広くする別注をしているのでテーラードジャケットらしい見え方になっていると思います。それなので、ちょっとしたパーティーなどのドレッシーさが求められる場所にも着ていけると思います。
<GIANNETTO> / 【別注】コットン ネイビー シアサッカー ジャケット
カラー:ネイビー
サイズ:44~52
価格:¥64,900(税込)
商品番号:24-16-0528-272
3パッチポケットのスポーティーな印象のシャツジャケットですが、素材感のあるオックスフォードのボタンダウンなどとニットタイといったカジュアルに寄せたタイドアップスタイルもカッコよく決まりそうですね。こういった薄手のジャケットもとても重宝すると思います。<GIANNETTO社>も南イタリアにある熟練の職人がハンドメイドを駆使してシャツを作っている工房です。そのシャツ工房にパターンも何もないところからこのシャツジャケットをビームスが完全別注しました。なかなかの出来栄えだと思います。
ジャケットの素材はコットン・ポリエステルのシアサッカーです。表面の凹凸感と濃いネイビーではなく青みがかったブルーが夏のリゾートを感じさせる雰囲気を持ったジャケットだと思います。襟についている太陽をイメージしたマークは<GIANNETTO>のコーポレートマークになっています。<GIANNETTO>の作るシャツの第二ボタンと第三ボタンの間にも同様のイエローの刺繍が入っているのは皆さまご存じなのではないでしょうか。
いかがでしたでしょうか。
8月も中旬となって、店内にはそろそろ秋冬商品も入荷してきております。そして洋服好きの顧客様を中心にそれらの商品に早くも動きが出始めております。
まだまだ暑いこの季節ですが、店内はとても涼しいですので、是非店頭に新入荷の商品を見にお越しいただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。
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