BEAMS Fが世界進出

安武 俊宏 2019.01.17

こんにちは、安武です。



ついにBEAMS F(ビームスF)が世界進出を果たします。


今まで、BEAMS PLUS(ビームス プラス)などは海外でも販売していましたが、

カジュアルアイテムではなくドレスアイテムはサイズスペックの問題等もありなかなか実現しませんでした。


ただ、ここ数年海外出張に行くたびに感じていたのは、

「世界中のファッション関係者、ファッション好きな人はBEAMS Fを知っている」

ということです。


PITTIでの西口、高田の知名度もそうですし、台湾に行った際の中村の人気、

シンガポールのテーラーもBEAMS Fに関心を持っていました。

もちろん様々なお誘いはあったのですが、数年前からその世界進出先を模索していました。


そこで初の世界進出先として相応しい場所と出会いました。


2011年2月に始まったイギリスのオンラインサイト「MR PORTER(ミスターポーター)」です。

メンズスタイルにおけるグローバルリテールとメディアを併せ持つ、世界最大級のビッグメディアです。

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始まりは数年前のPITTIにて。

MR PORTERのバイイングマネージャーであるサム・カーショウがPITTIを訪れた際、

「クールな日本人集団が居るな」

と思い、それがBEAMSチームだったということ。


その直後、日本を訪れた際に原宿の「BEAMS F」に来てくれました。

店内のヴィジュアル、スタッフの雰囲気、そしてカタログ等、その世界観に感銘を受け、取り扱いできないか?と声を掛けてきました。

(左からMR PORTERブランド&コンテンツディレクターのジェレミー・ラングミード、BEAMS代表の設楽、YOOX NET-A-PORTERグループ経営最高責任者のフェデリコ・マルチェッティ、BEAMS副社長の遠藤)


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もちろんここまでの道のりは平坦ではありませんでした。

BEAMS Fのオリジナルは日本人の体型に合うように何十年もかけて進化を遂げてきたもの。

それを欧米仕様にするには何度も何度もサンプルをあげ、サム・カーショウとBEAMSチームで打ち合わせを繰り返しました。


結果、両者が納得するコレクションが出来上がりました。

テーラードアイテムはサイズスペックを欧米仕様にアップデート、カジュアルアイテムはイタリアなどの有力な工場を手を組みサイズ展開豊富に作っています。


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この取り組みを記念して、ミラノメンズコレクションの期間中にカクテルパーティをMR PORTERとBEAMSの2社が主催して行いました。

完全招待制で、ショーのスケジュールも見えない中(ショーって結構予定時刻に始まらなかったりするんですよね)、このように世界中の方々が集いました。


ドイツ人スーパーモデルのヨハネス・ヒューブルや、



右はアレッサンドロ・スクアルツィ。

左はサム・カーショウです。


このブログでもおなじみのプリモ・グエルチレーナ、真ん中はSTILE LATINOのヴィンチェンツォ・アットリーニ。


LARDINIのルイジ・ラルディーニ。


TAGLIATOREのピーノ・レラリオ。



THE ARMOURYのアレンとジャン。


このように、国籍も職種も様々な人々が集まりました。

パーティの様子は海外のWWDでもニュースとして取り上げられるなど、世界的にも注目が高まっています。

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このMR PORTER × BEAMS Fのカプセルコレクションは英国時間の1月28日(月)にMR PORTERで販売されます。

世界の人々にBEAMS Fが認められるか...

ぜひ皆さんも見守っていてくださいね。



安武