皆様こんにちは。ビームス プラス 有楽町の落合です。
当ブログでは、前回staff河野が紹介した「SPORT COAT FAIR〜生地リコメンド〜」の番外編として、私の気になっている生地やオーダーを決めた生地をご紹介致します。
半期に一度開催される当店では欠かすことの出来ないイベント。
自身初となるスタッフ側としてのスポーツコートフェアとなります。新人目線ではありますが暖かい目でご覧頂けると幸いです。
会期は〜9/17(日)まで、 ビームス プラス 有楽町にて開催されております。アポイント等は不要ですのでお気軽にお越しくださいませ。
今回のトピックスはなんと言ってもこの圧巻のバリエーションのツイード生地。有名なインポート生地が勢揃いしております。
きっと自分好みの生地が見つかるはずです。
早速、私がオーダーを決めたツイードのバンチからご紹介致します。
新入社員で入社した際には、先ずヘリンボーン ツイードの生地でジャケットをオーダーしようと決めていました。
定番な柄であるからこそ、どのバンチからも様々な色柄のヘリンボーン生地がラインナップされています。
その中でも特に気になったのがこちらの4つ。
左上から時計回りに
・PORTER&HARDING 「HARTWIST」
・W.BILL 「CLASSIC SHETLAND」
・LOVAT MILL「THE TEVIOT TWEED」
・FOX BROTHERS「SPORTS JACKETING」
のバンチからチョイスしています。
イベントが始まった当初はW.BILLのダークブラウンでほぼ決定しておりましたが、訳あって(後ほど紹介します)トーンの明るいブラウンでオーダーをしようと決めました。
中でも柄がいい意味でぼんやり見え、無地のような見え方にもなってくれそうな、柄ピッチの細かい物が使いやすそうと思い画像左側の2つに絞り込みました。
このふたつに絞った時点で、起毛感が少なく、生地にハリコシとツヤ感があるチェビオット種の羊毛を使用したツイード生地が好みなのかもしれません……。
そして最終的に選んだのはこちら。
LOVAT MILL 「THE TEVIOT TWEED」
ツイードのスポーツコートを作るにあたって、いなたくて男臭いような物を選ぼうと考えておりました。若輩者の自分であるからこそいい意味でいなたく、古臭いようなアイテムを着こなせるのではないかと思ったため、こちらを選びました。
そしてなんと言っても今回、初めて取り扱うことの出来たミル。そういった点にも惹かれます。
こちらの生地にはオリーブとブルーのネップが織り込まれており、コーディネートの幅が広いのでは無いかと思った点も決め手です。
インナーにはモスグリーンのベストやブルーのタートルネックなど。パンツはグレースラックスやチノトラウザーズ、ミリタリーパンツやデニムなど広い守備範囲。幅広いコーディネートに合わせることが出来る優れものだと考えます。
ツイードの生地が決まり次にオーダーしようと決めていたのは、何を隠そうコーデュロイのスーツです。
秋冬シーズンのアメリカントラディショナルスタイルには欠かすことの出来ない生地のスーツには昔から憧れがありました。
一言にコーデュロイと言ってもウェイトやウェル(柄の細さ)、色、組成にバリエーションが多く存在します。
今回紹介するのはコットン100%組成のこちらのふたつ。
・PORTER&HARDING「CORDUROY」
・SHIBAYA「No.SB2150(14W)」
P&Hの生地は計測してみたところ8~9W程の中畝で、SHIBAYAの生地は14Wとなっております。
いわゆるお洒落で綺麗な見え方、扱いやすい重さのSHIBAYAの生地と、ガシガシとした生地感でやや重ためかつ、クラシカルな見え方になるP&Hの生地。
私が選んだのはP&Hのこちら。
画像真ん中の5085番の生地です。
こちらのTheブラウンという色味に一目惚れしました。
下の5086番も気になりましたが、個人的な解釈でトーンの似ているダークブラウンのスウェード靴には合わせられないかな…?と思いこちらをチョイス。
私の考えでは、黒靴はもちろん茶靴も合わせられます。
SHIBAYAの22番とも迷いましたが、P&Hに比べてやや明るめの所謂ゴールデンブラウンの色目が自分には派手すぎるかなと。
そしてなんと言っても先輩から言われた「クラシック」という言葉。アメリカントラッドを愛する当店スタッフはこの言葉で心が動かされます。
この色目の生地を選んだからこそ、ツイードのバンチからは明るいトーンの生地を選んだのです。
この2着でも十分かとは思いますが、まだまだ気になる生地があり、あと1着はオーダーしようと思っています。
・SHIBAYA「チノクロス」
・HARRISONS「UNIVERSAL」
・FOX BROTHERS「WORSTED CLASSICS」
汎用性を踏まえて端境期と春秋シーズンで活躍するアイビームード満載なコットンスーツを作るか、来たる秋冬シーズンに特化したウール生地でスーツを作るか悩んでおります。
まだまだ手持ちのアイテムが少ない為、単体でも使える生地でスーツを作ろうか……。
そうこうしているとあと1着が決まりません。
当ブログ内であと1着を決定するのは不可能であるため9/17までには決め、オーダー品が仕上がった時にご紹介させて頂こうと思います。
完全に個人的なオーダーアイテムのご紹介でしたが、少しでも皆様の参考になれば幸いです。
最後までご覧頂きありがとうございました!
週末土曜日に毎週恒例の「TRADMEN CHANNEL#20」が公開されます。
是非そちらも合わせてご覧下さい。
KOSEI OCHIAI