こんにちは無藤です。
5月を迎え、これから本格的な夏到来だというのに、私どもは24年秋冬の商品説明会に追われております。
ブログの更新がなかなかできずにおりました。
そして、25年春夏のプレコレクション展示会が始まり、今がいつのシーズンなのかがわからなくなってきました。
これから夏を迎えるのか冬に向かっているのか、ちょっと頭の中が混乱しております。
そして、皆様ご存知のタリアトーレのプレコレクションに行ってまいりましたので、 早出しすぎますが、ちょっとだけピーノ・レラリオさんのプレゼンテーションをご紹介させていただきます。
25年春夏のタリアトーレは「軽さ」と「着心地の良さ」というところを重要なテーマとしてコレクションを作っています。
タリアトーレならではの「新しいテーマカラー」もいくつもあり、デザイナー兼経営者でもあるピーノ・レラリオ氏の攻めの姿勢が感じられるコレクションになっていました。

最初にご紹介いただいたのは、「軽さ」というテーマで、25春夏シーズンはシャツ生地を多く使用しているということです。
そして、ジャケットだけにとどまらずショートブルゾンなどのアウターにもシャツ地を使う事で、さまざまの軽量化したアイテムがコレクションされていました。
このように袖の裏地も見ごろの裏地も一切ないシャツ生地のアンコンジャケットです。
今シーズンのタリアトーレにも、このようなアンコン仕様のジャケットはありますが、それがコレクションの中で幅が広がってきたという印象です。
ベージュのジャケットは、ハンガーの色が透けてしまっているくらい薄い素材を使っています。背中の部分を見ると後ろの背景が透けてしまいそうですね。
ダブルポケットのシャツジャケットタイプは、ピーノ氏らしい上襟の大きいオープン カラーが特徴のオリジナリティのあるデザインに仕上がっています。
ニット素材のジャケットやブルゾンも一枚の薄い仕立てで作られています。ニット編みなので、背景が透けていますね。
このニットは日本のニットメーカーで探したと言っていました。
イタリアなどのヨーロッパの素材だけでなく、日本の素材にも注目しているとピーノ氏は言っておりました。デニムや混紡繊維などは今や日本の独壇場になっていますね。

25年春夏にタリアトーレがテーマカラーに選んだ色目をご紹介いたします。
オレンジ系です。ジャケット単体を見ていると「どのように合わせればいいのかな?」と、ちょっと考えてしまいそうなカラーですが、実際に袖を通してみると、日本人の肌色ともなじみが良く、顔が明るく見えるのが好印象につながりそうな色目です。
オレンジは淡いトーンでも見た人からは印象に残るパワフルなカラーなので、ディレクターの小林のようにインナーやボトムスをベーシックカラーにしてオレンジを引き立たせるようなコーディネートにするとしっくりとなじみますね。

グリーン系もテーマカラーの一つです。淡いグリーンから濃いグリーンまで幅広くコレクションされています。
ベーシックなジャケットのチェック柄に挿し色としてグリーンを入れているという使い方も見られました。
先ほどの画像でご紹介したブラックのニットジャケットと同じ素材の色違いがこの画像にある抹茶グリーンです。
ご覧のように、かなり網目が大きいニット素材です。
ピンク系からラベンダー、パープルもまたテーマカラーです。
テーマカラーは春夏らしいきれいなカラーが多いですね。このコレクションに使われているテーマカラーの特徴に、色目が淡いという事が挙げられます。
色目の主張が強すぎないので、ジャケットの色目を引き立たせるようなコーディネートをすると清涼感のあるコーディネートが作れると思います。
それにしてもタリアトーレはコレクションがとても多いです。今回のコレクションでは新しいアイテムが登場しておりました。
次回はタリアトーレの新しいアイテムをご紹介させていただきます。
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