いよいよ明日8/6(土)よりスタートする『Late Summer Living』。
イベントには、晩夏の季節に心地良い、久留米絣の洋服も並びます。
6月下旬にリリースしたアロハシャツとスカートも記憶に新しいですが、もう2型準備していたんですよね。
今回は新たなデザインである、<オカモト商店 × fennica>のドレスをご紹介。

<オカモト商店 × fennica>ドレス
価格:¥34,650(税込)
商品番号:66-26-0019-520
過去にデザインしたモデルをベースに、シルエットに変化をつけたこちら。

織幅1尺(約38cm)の久留米絣をふんだんに使い、ややフレアに広がるロングドレスを製作しました。

スタンドカラーのスキッパーデザインは、<fennica>ディレクター エリスと北村が、過去にイタリアのラグジュアリーブランドへスペシャルオーダーした、チュニックがモチーフ。

日本独自に育まれた久留米絣とモードがクロスオーバーした、<fennica>ならではの提案です。

バックにはギャザー、サイドには逆V字に生地を継いでスリットを入れ、やや広がりが出るように。

今回も数ある織元の久留米絣を見せていただき、4柄を選びました。こちらは湖に浮かぶ三日月をイメージしたという“波間の月”。弧を描き揺らぐ経絣の線が静かで涼しげです。

身長165cmのスタッフ片桐でくるぶしが見える丈。同じく福岡が拠点の<宝島染工>のパンツで美しい染色を覗かせ、着丈を足すようにスタイリングしています。

サイドにはスラッシュポケットつき。透けも気にならないので、一枚でさらりと着て、久留米絣の風が抜ける涼しさを感じでいただけます。
こちらは爽やかなグリーンが目を惹く“十字”モチーフ。

昨日のブログでご紹介した<gochisou × fennica>の<小鹿田焼>モチーフのトートのBLUEがあわさると、どこかスカンジナビアデザインの色彩感覚を思わせます。

大小のクロスモチーフというのもボーダレスですよね。
絣ならではの不揃いな線が愛らしい。経糸の配置で十字部分の濃淡を織り成しています。

身長152cmの私で、くるぶしが隠れるほどの丈。<TEP_P × fennica>のボリュームあるソールで全体のバランスを取りました。
スタッフ徳永は“ギンガム七宝”を。<TOKIHO>のベストを重ねたコーディネートです。(徳永も身長152cmです。)

近づくほどに遠目で見る印象と変わる絣模様。ギンガムチェック自体は括りの工程が入りませんが、吉祥紋様である七宝が重ね合わさった絵絣なんです。

括りの技法と絣図案のテクニックを熟知した職人が試みたという、新たな絣模様。

定番のギンガムチェックも、織元の新たなアプローチでオリジナルなものに仕上がっていますね。
最後に“4ッ立”の絣模様。

こちら、先日ダシキをリリースした<宝島染工>と織元のコラボレーションにより実現したという絣模様なんです。
<宝島染工>で染色した経糸は、泥染めで下染めした後にインド藍でグラデーション染めを施されています。

久留米絣の製法を応用した整経技術で、グラデーションの美しさが、そのまま模様となって現れます。
経糸の細番手の綿糸に対し、緯糸は強度を補うスラブ糸を使用。太く凹凸のある糸が、より表情を豊かに。

こちらの絣模様は、明日ともにお披露目するもうひと型、プルオーバーシャツのデザインも製作しました。
プルオーバーシャツは次回ご紹介いたしますので、どうぞお楽しみに。
『Late Summer Living』
会期:8/6(土)-8/21(日)
場所:
[東京 新宿]BEAMS JAPAN 5階 / TEL:03-5368-7304
[兵庫 神戸]BEAMS KOBE B1階 / TEL:078-335-2720
*一部商品はオンラインショップでもご覧いただけます。こちら
Mori
※ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。
