久留米絣のドレス-Late Summer Living-

2022.08.05

いよいよ明日8/6(土)よりスタートする『Late Summer Living』

イベントには、晩夏の季節に心地良い、久留米絣の洋服も並びます。


6月下旬にリリースしたアロハシャツとスカートも記憶に新しいですが、もう2型準備していたんですよね。

今回は新たなデザインである、<オカモト商店 × fennica>のドレスをご紹介。


<オカモト商店 × fennica>ドレス
価格:¥34,650(税込)
商品番号:66-26-0019-520


過去にデザインしたモデルをベースに、シルエットに変化をつけたこちら。


織幅1尺(約38cm)の久留米絣をふんだんに使い、ややフレアに広がるロングドレスを製作しました。


スタンドカラーのスキッパーデザインは、<fennica>ディレクター エリスと北村が、過去にイタリアのラグジュアリーブランドへスペシャルオーダーした、チュニックがモチーフ。


日本独自に育まれた久留米絣とモードがクロスオーバーした、<fennica>ならではの提案です。


バックにはギャザー、サイドには逆V字に生地を継いでスリットを入れ、やや広がりが出るように。


今回も数ある織元の久留米絣を見せていただき、4柄を選びました。こちらは湖に浮かぶ三日月をイメージしたという“波間の月”。弧を描き揺らぐ経絣の線が静かで涼しげです。


身長165cmのスタッフ片桐でくるぶしが見える丈。同じく福岡が拠点の<宝島染工>のパンツで美しい染色を覗かせ、着丈を足すようにスタイリングしています。


サイドにはスラッシュポケットつき。透けも気にならないので、一枚でさらりと着て、久留米絣の風が抜ける涼しさを感じでいただけます。


こちらは爽やかなグリーンが目を惹く“十字”モチーフ。


昨日のブログでご紹介した<gochisou × fennica>の<小鹿田焼>モチーフのトートのBLUEがあわさると、どこかスカンジナビアデザインの色彩感覚を思わせます。


大小のクロスモチーフというのもボーダレスですよね。

絣ならではの不揃いな線が愛らしい。経糸の配置で十字部分の濃淡を織り成しています。


身長152cmの私で、くるぶしが隠れるほどの丈。<TEP_P × fennica>のボリュームあるソールで全体のバランスを取りました。


スタッフ徳永は“ギンガム七宝”を。<TOKIHO>のベストを重ねたコーディネートです。(徳永も身長152cmです。)


近づくほどに遠目で見る印象と変わる絣模様。ギンガムチェック自体は括りの工程が入りませんが、吉祥紋様である七宝が重ね合わさった絵絣なんです。


括りの技法と絣図案のテクニックを熟知した職人が試みたという、新たな絣模様。


定番のギンガムチェックも、織元の新たなアプローチでオリジナルなものに仕上がっていますね。


最後に“4ッ立”の絣模様。


こちら、先日ダシキをリリースした<宝島染工>と織元のコラボレーションにより実現したという絣模様なんです。

<宝島染工>で染色した経糸は、泥染めで下染めした後にインド藍でグラデーション染めを施されています。


久留米絣の製法を応用した整経技術で、グラデーションの美しさが、そのまま模様となって現れます。

経糸の細番手の綿糸に対し、緯糸は強度を補うスラブ糸を使用。太く凹凸のある糸が、より表情を豊かに。


こちらの絣模様は、明日ともにお披露目するもうひと型、プルオーバーシャツのデザインも製作しました。

プルオーバーシャツは次回ご紹介いたしますので、どうぞお楽しみに。


『Late Summer Living』

会期:8/6(土)-8/21(日)
場所:
[東京 新宿]BEAMS JAPAN 5階 / TEL:03-5368-7304 
[兵庫 神戸]BEAMS KOBE B1階 / TEL:078-335-2720

*一部商品はオンラインショップでもご覧いただけます。こちら


Mori


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