少し肌寒くなり、また季節の進むのを感じられるこの頃。
早いもので来週末には10月に入りますね。
10月は<fennica>が各ブランドと共同で製作したスペシャルアイテムの入荷を多く控えています。
今回ご紹介するアイテムは10月中旬入荷予定のアイテム、古き良きヴィンテージをMade in Japanで今に表現する、お馴染み<Sanca(サンカ)>とのタッグで製作した“British Army Hospital Jacket”です。
*10月中旬入荷予定
こちらも、<fennica>2022年秋冬シーズンテーマ、“Art to wear”をご紹介するブログで一足早くご紹介していたもの。
1940年代のブリティッシュアーミーホスピタルジャケットをモチーフに製作しています。
バイヤー渡辺が、1991年にハヌマンブック社から出版された「David Hockney Picasso」を手にした際に、私物で持っていたホスピタルジャケットを連想し、今回のアイテム製作へと繋がりました。
ホスピタルジャケットは傷病兵あるいは従軍医が着るジャケットとして支給されたもの。中でもブリティッシュアーミーのホスピタルジャケットは希少性が高く、ヴィンテージショップでも高騰しているアイテム。
肉厚なウール100%の贅沢な作りで、特にこの美しいホスピタルブルーカラーが印象的です。
今回の製作にあたり、まず生地探しから始めたバイヤーチーム。
経に綿の双糸、緯にウールの双糸を使用した綾織でやや肉厚な生地を採用しました。
そして、この特徴的なホスピタルブルーを表現するため、染色にも拘っているんです。

微妙な染色の違いの中からオリジナルに近いものを選び、このような仕上がりに。
左が今回製作したジャケット、右がヴィンテージジャケットです。
鮮やかなBLUEが、イメージソースとなった英国人画家のスタイルとリンクします。
形は4つボタンのシンプルなジャケット。ですが、ディテールを見ていくと面白いです。
緩やかなカーブラインを描くフロントカットやアームスリーブ。
アームホールはインナーにセーターをあわせてもストレスが無いよう、オリジナルよりゆとりを持たせています。またサイズバランスもやや大きく調整し、ハーフコート感覚で着られるように。
一枚仕立てで内側にはダッフルコートでも見られる補強のためのコットンテープ。カラーもオリジナルに近いものを選びました。
後ろにまわり、フックベント。
襟裏には襟芯を押さえるために入れたステッチ。
オリジナルの緩やかなカーブラインのステッチからジグザグステッチへ変更しています。
左右にはパッチポケット。角はややラウンドしています。
オリジナルはこのような仕様なのですが…BLACKとBLUEでポケットの形状やステッチに違いがあるのがわかりますでしょうか?
細かなディテールは個体によって少しずつ異なるため、渡辺私物のBLACKとBLUEから良い雰囲気に仕上がるよう組み合わせていき完成させました。
スタッフ前田は身長174cmでサイズ 2を着ています。スタイリングは、この特徴的なホスピタルブルーに様々な質感やパターンのBLUEを重ねていったスタイル。
<SUGAR CANE × fennica>ボタンダウンシャツの上に<marimekko>ボーダーカットソーを重ね、<弘前こぎん研究所>のタイでタイドアップ、ボトムには良いフェード感の<orSlow × fennica>スロウワークマンをチョイスしています。
また、このホスピタルジャケットとともにコーディネートしていただきたいのが<cableami × fennica>のベースボールキャップ。 こちらも、細部に拘って製作したスペシャルアイテムです。
*10月中旬入荷予定
詳しくは明日のブログにてご紹介しますので、どうぞお楽しみに!
店頭とお電話での受付に加え、本日よりオンラインショップでのご予約も開始しております。
【fennica 展開店舗】
[東京 新宿]BEAMS JAPAN 5階 / TEL:03-5368-7304
[兵庫 神戸]BEAMS KOBE B1階 / TEL:078-335-2720
そして、「BEAMS CLUB ダブルポイントキャンペーン」は今週末9/25(日)までです。
ビームス 熊本にて開催中の『fennica pop-up store ビームス 熊本 vol.1』も今週末までですよ。
『fennica pop-up store ビームス 熊本 vol.1』
会期:9/16(金)-25(日)
場所:ビームス 熊本
ぜひこの機会に、秋冬のお買い物のお手伝いをさせてください。店頭でお待ちしております。
Mori
※ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。