2021年春夏のデビューコレクションより取り扱っている<quitan(キタン=綺譚)>。
デザイナー 宮田紗枝さんは、“文化の交歓”をコンセプトに、世界中の民族服や文化から着想を得た服づくりをされていて、それらを集めて“綺譚”な話を紡いでいきたいとの思いが込められています。
素材の追求や、始末の良いモノづくりを目指す姿勢も素敵なんですよね。真摯に向き合うエネルギーを感じます。
2022 Additional Collection “Dialogue(=対話)”でも、目や手で触れて、その豊かな質感や表現に心奪われました。
今季のアイテムの中で一際目を惹くアイテムがこちら。

ブータンで手織りされた美しいテープを背にあしらったVネックニットソーです。

<quitan>V-NECKED KNIT with BHUTAN HAND CRAFTED TAPE
価格:¥39,600(税込)
商品番号:66-11-0037-035
菱形紋がPINKやORANGE、GREEN、そしてBLUEと、絶妙な色彩バランスで織られたテープは、衣服を縛るための帯。幾つかあるパターンから<fennica>ではこちらのテープをセレクトしています。

<quitan>の感性によって中々触れることができないブータンの文化を纏うことが楽しめる素敵なアクセントに。
ボディに使われているウール素材も実に興味深く…
使われているのは、ニュージーランド南島のタラヌイ・ファーム産1/3有色ウール。
私たちが目にするウールというのは、羊毛に混入している草木の枯枝葉の破片などの植物性夾雑物を除去された状態が殆どだと思います。

ですがこちら、枯草も混じっているのが見えるでしょう。原料そのものが持つ、風合いや色味を活かすために、植物性夾雑物を除去する化炭処理の工程を一切踏んでいない素材なのです。
ウールの色味も染色をせず、人の手で選別され色を作っています。

これを尾州で編み立てられたウールインレー。片面を編まず大きめのループを残すことで生地に膨らみを出し、空気を溜め込んで保温性が高まります。

この素材の良さを存分に引き出せるよう、形はできるかぎり要素を減らしたシンプルなVネックニットソーに。首元はやや立ち上がり着物の襟のようにも見えるパターンで仕上げています。

起点の高い前下がりの空きは、どこか韓国のトゥルマギのようにも。

[スタッフ徳永 身長152cm]
合わせたパンツは同素材のイージーパンツ。このようにセットアップスタイルもおすすめです。

<quitan>EASY PANTS
価格:¥31,900(税込)
商品番号:66-23-0032-035
パンツも素朴な素材の風合いを活かしたシンプルなデザインに。

足の線を拾わないゆとりある形ですが、ワタリから裾にかけて、非常になだらかな傾斜があり、きれいなシルエットです。

シームを表に出すことで生まれるサイドラインや裾のカーブラインも愛らしい。
首元のフーディーは、<quitan>の遊び心に溢れたニットマスク。

<quitan>WOOL KNITTED MASK
価格:¥19,800(税込)
商品番号:66-41-0001-035
すっぽりとかぶったり、首元まで落としてフーディやスヌードのように使ったり。ツンと角が立つシルエットがチャーミングですね。

1921年のイランで学舎の前に並ぶペルシャ人とアルメニア人の女子生徒たちの集合写真の資料を見たデザイナーが、頭に巻くスカーフや布がもしフードであったら、必要な時にかぶり、そうでない時は脱ぐことができる。
<quitan>でならば、そんな自由で遊び心と余白に満ちたものがあってもいいとの思いでデザインされたのだそう。

素材は南米パタゴニアで自生する高山植物だけを食べて育った羊の、換毛期に刈ったオーガニックウール。羊の食事から整理工程に至るまでできる限り科学的なものを使用せずに糸にしています。
ゲージは可能な限り太くしながらも、可能な限り軽く仕上げるため、10本の糸を無撚糸で使用し、熟練の職人のハンドニットで仕立てています。
もう一つのカラー、BROWNはアルパカ。

<quitan>ALPACA KNITTED MASK
価格:¥19,800(税込)
商品番号:66-41-0006-035
ペルーやボリビアの標高4000m以上の南米アンデス山脈地域で飼育されているアルパカの毛を使用しています。

高所育ちで寒さに強いアルパカの毛は、独特なぬめりを持ち自然な光沢と保湿性に優れています。無加工の毛糸は、着用を重ねることで人が持つ油脂を吸収し、それぞれの風合いに変化。滑りのある柔らかい毛は肌あたりもチクチクしにくい仕上がりです。
ブータンの帯をアクセントにあしらったアイテムはパンツでも。

<quitan>EASY PANTS with BHUTAN HAND CRAFTED TAPE - Wool Pile
価格:¥58,300(税込)
商品番号:66-23-0033-035
[スタッフ森 身長152cm]
ボディは色目も質感も柔らかなウール素材。
ウェイトのあるパイル地を⽺⽑で編み⽴て、⽚⾯に起⽑をかけることでさらに膨らみを持たせています。起⽑した膨らみの中に空気を含むので、穿き心地はとても暖か。そして肌あたりはふんわり、軽さもあるんですよね。

WHITEとGRAYの中間色TINTは、濃⾊と淡⾊2⾊の⽺⽑の原毛色をブレンドして無染色で作られた色目。ブータンの手織りのテープも、合わせる素材で印象が変わります。

BROWNのイージーパンツ同様、ワタリから裾に向かいなだらかな傾斜を付けたリラクシーなシルエット。

サイドラインを彩る贅沢なテープ使いが、なんとも魅力的です。
最後にこちらの美しいロングシャツ。

<quitan>"Ao Dai" LONG SHIRT-Jute/Bamboo Twill
価格:¥49,500(税込)
商品番号:66-26-0018-035
[スタッフ片桐 身長165cm]
深く入ったスリットが特徴的なロングシャツです。

トルクメニスタンで⺠族⾐装として着⽤されていた⼥性⽤の⽻織や、ベトナムのアオザイのような深いスリットをイメージしたデザイン。

経糸に30/1の⽵繊維、緯⽷に1/7(⿇番⼿)ジュートと40/2オーガニックコットンを使⽤し、経糸と緯⽷のバランスをあえて崩した綾変則組織の横⼆重織の⽣地は、⽑織物の産地である尾州にて、ウールの⼆重織りコート地と同等の640g/mもの⽬付けで⾼密度に織り上げています。

緯糸ジュートの間に細いコットンの⽷を挟み打ち込むことで、表情が荒々しくなり過ぎず程良い⾵合いと光沢を帯びた⽣地に仕上がるのだそう。

コンパクトな衿は、東欧で⽇常着として着⽤されていたファーマーズシャツを参考に。

張りのある生地が輪郭を際立てます。

大きなスリットを活かしたレイヤードも考えるのが楽しいアイテム。

片桐は鮮やかなミラーワークのロングスカートを合わせています。世界の民族服からインスピレーションを受けた<quitan>の洋服は、クラフトアイテムと好相性ですね。
<quitan>のアイテムは<fennica>のシーズンテーマ“Art to wear”をご紹介するスタイリングでも。




<quitan>の洋服は明日10/29(土)よりご覧いただけます。
<quitan>による“文化の交歓”、美しいモノづくりに、ぜひ触れてみてください。
Mori
※ブログ内に記載の価格は、記事公開時のものであり、変更する可能性がございます。










































































































































































































