ブログ小鹿田焼について

前田 健一 2023.03.25

こんにちは。

前回のブログではやちむんについて書かせて頂きまさしたが、今回は大分県日田市にある小鹿田焼の器についてのご紹介ブログです。


開窯して約400年、集落の中に川が流れ、唐臼を使って陶土を挽く皿山と呼ばれる集落の中で陶器が作られています。器の特徴は飛び鉋、打ち掛け、刷毛目、櫛描き、流し掛けですが今回ご紹介する器は少し違っています。小鹿田焼の壺というと、うるか壺やふっくらとした胴回りの貯蔵用一斗壺を連想する方も多いと思いますが、こちらの器は小鹿田焼の伝統的な壺とは全てが異なっております。







イギリスの陶芸家であるバーナード・リーチが1954年に小鹿田に訪れた際に作ったパン容れがベースになっています。




当時の蓋の形状は指を通す穴があったり、胴体の部分に模様が描いてありますが、改めてオリジナルな蓋物を作って頂く事が出来ました。


 

胴体の2本ラインも上蓋をかぶせた時に美しいシルエットに見える事に一役かっています。

fennica別注小鹿田焼7寸広口
カラー:飴、白色差
サイズ:7寸
価格:¥17.600(税込)
商品番号:66-99-4474-188



そして次なる蓋物



何を描いているのか、はっきりしないような模様。



元々は小鹿田焼の礎を築いたと言われる坂本茂木さんが螺旋状に描いた大皿があって、その雰囲気を再現して欲しいとのリクエストから生まれました。



当時作られた螺旋状大皿は描いたのでは無く、釉薬をたっぷりと浸した筆を高い所から垂れ流して模様を描いている為、迫力がある大皿には向いているのではとの返答を作り手である坂本浩二さんから頂いたので、5合壺のサイズで作り手さんが流し易いやり方で生まれたのです。



 

窯元の職人の熟練した手さばきに加えて、同じ小鹿田焼で昔に作られた大皿からインスピレーションを感じ、考えて発案した素晴らしい陶器がまさに、ここにあります。






流して描かれている為、しずくによって出来た点打ちのような模様。





蓋を外して季節の花々を飾る花器としても良いサイズ感。



柄はアソートになりますがオンラインショップでも購入が可能です。

ルームコーディネートの新しい仲間として如何でしょう。



fennica別注小鹿田焼5合壺
カラー:青流し
サイズ:5合
価格:¥6.490(税込)
商品番号:66-99-3625-188



お付き合い頂きまして有難うごさいました。

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