ビームス 銀座で働き始めて早半年。
ビームス 銀座でスーツスタイルやテーラードについて学ぶ日々。
ビームス 銀座で働くベテランスタッフから刺激を受けながら知見を吸収する日々。
ビームス 銀座で出会う様々な職種のお客様と接する楽しい日々。
そのどれもが貴重でまたとない時間。それは瞬間の繰り返し。また明日も楽しみに満ち満ちています。
こんばんは、Minamiです。
本日は、ビームス 銀座で働き始めてから承ることができるようになった<Custom Tailor BEAMS>のパターンオーダーで自分用に仕立てたスーツをご紹介させていただきます。「いや、別に見たいなんて言ってないよ!」なんて声が聞こえてきそうですが、少しでもご興味ある方は是非最後までお付き合いください。
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今回は初めてのパターンオーダーだったこともあり、生地から裏地、釦などの細かな仕様までじっくり考えました。
生地は1875年創業の老舗ファブリックメーカー<William Halsted>のものを選びました。仕立て映えする抜群のハリコシでガシッとシャリッと、是非触れていただきたい特徴的な触り心地。330g/mのため夏物にしては少しばかり厚みと重みがありますが、こちらのウールモヘアーは暑さを感じることなく通気性に優れていて最近のカラッとした猛暑日にも快適に着れています。
また、写真をみていただくと分かるように縦糸と緯糸が青と黒と、異なる色で構成された玉虫織となっているため、同色糸で織られたものとは全く違う、深海の様な深みのある青色が目を惹きます。英国王室公式カラーなロイヤルブルー、デス。

ダブルブレスト
スラントポケットで、ベテランスタッフから教わった<Edward Sexton>や<Chittleborough & Morgan>などの様な、私が感じた英国ムードに仕様を寄せています。今回は弊社のパターンオーダーということもあり肩パッドと袖山はなく、それらと比べると物足りませんが、それはそれでこれこれ。何かに憧憬の念を抱いたり思いを馳せながらするオーダーは非常に心地良いものです。
釦は夏らしく黒蝶貝のケシをチョイス。洒落っ気溢れる水牛とも迷いましたが、ここはオーダーらしさを優先しました。
裏地は数ある中から紫の逆(裏側)をチョイス。赤と迷いましたが、ここは自分色を吹き込みました。また、袖の裏地は英国ハウススタイルを真似てストライプにしても良かったのですが、今回は身頃と同じ紫にしています。次回はストライプが合う生地でオーダーしたいと考えています…なんて次のことばかり、オーダー欲で溢れています。
6月を目前にクールビズによるビジネスシーンの軽装化が本格的に進み始めている頃かと思いますが、「それでも着たい」と周囲と関係なく自分の意思でスーツやテーラードジャケットに身を包みネクタイを巻くお客様、「スーツやテーラードジャケットは欲しいけど洋服屋に並ぶものは見飽きた」と新たな発見や新鮮なものを求めるお客様へ。
是非ともご提案したい生地がここビームス 銀座にはあります。
敷居が高いイメージもあるかと思いますが、ご興味ある方は是非お気軽にお問い合わせください。
皆様のご来店心よりお待ちしております。
南