十代の騒乱<Insonnia Projects>長めのブログ

SHUN 新井 2024.03.27

ご機嫌いかがでしょうか、新井です。




JACKET: RINGJACKET ORDER

SHIRT: BEAMS HEART

PANTS: INSCRIRE

SHOES: simon fournier

最近またブレザーにスウェットパンツ復活しました。

シャキーンと鋭角な肩パッド入りのスクウェアショルダーのブレザーをようやくおろしましたがかなりいい感じです。

何だか肩が四角いロボットショルダージャケットが一番しっくりくるんですよね。

ビッグサイズな上に極厚肩パッドの80年代バブルみたいなジャケットやってるブランドないですかねー




今年もロック大好きオジサンの我々が狂喜乱舞しちゃう様なあのアイテム達が入ってきました。




Insonnia Projects/SONIC YOUTH 100% DIRTY
カラー:ブラック
サイズ:1,2,3
価格:¥13,200(税込)
商品番号:23-04-0115-539


80年後半から90年代に青春時代をロックと共に過ごした僕みたいな中年世代は小踊りしちゃう位にソニックずくしでノリノリです。


レディースフロアでも沢山ロックTがあるんで洋楽好きオジサンはニヤけちゃう限り。


GOOD ROCK SPEED/別注BAND BIG T
カラー:ホワイト
サイズ:ONE SIZE
価格:¥8,580(税込)
商品番号:61-04-0568-545


90年代に全盛を極めたオルタナロックでもソニックユースは頭ひとつ先に出た存在なんだよ。

とか若者達にすぐに講釈を垂れちゃいたくなりますが、それにしても中学生の僕にはガチャガチャノイズ多めで轟音の洪水みたいな彼らの音はそれ程ピンとこなかったのが実は本音。

でもその中でこの一枚って言われてた蝋燭のジャケットのアルバムの冒頭曲には完全にノックアウトでした。
その頃なんて無料動画も洋楽を流してくれる気の利いたテレビ番組も無かったのでレコードショップとか深夜番組でちょこっと流れる映像位だったのですが、紅一点のキム姉さんがブロンドのロングストレートヘアーにド派手なワンピースにピンヒールの出立ちでベースかき鳴らしてる姿には胸キュンものだったのを思い出します。ヒールでフットペダル踏む姿なんてステキ過ぎます。


多分バンドに紅一点で女性が楽器を演奏するロックグループの走りだった。ポップグループとかでボーカルが女性は有りましたが、ギターの男性とベースの女性がその都度歌うツインボーカルスタイルのベビーなオルタナロックグループで轟音かき鳴らすツインボーカルは初体験で完全に僕は心を奪われちゃった訳でして。

その影響でその後のロックグループで女性がベースとかでいるツインボーカルスタイルのバンドにハズレは無いってのが僕の持論になっちゃった訳です。


特にこのグループのキム姉さんは90年代にイケてる女の子達の間で一世を風靡したX-girlというファッションブランドを生み出したんでその当時はメチャクチャカリスマってたんです。


大体イケてるガール達はそのブランドのピチピチにタイトなリンガーTシャツ着てて男子達はみーんな目がハートマークでしたもん。5年後位に日本の企業に買収されるまでの90年代の多分5年間位がキム姉さんがタッチしてた時期。カルト的な人気でイケてるカジュアルファッション誌の表紙モデルさんは大体エックスガール着てたなー。


何となくそのブランドにも通じる少しサイケ感のあるアートデザインがこんなにも沢山揃っちゃうから選ぶの大変です。


ベタだけどブルーの洗濯機ジャケTは高円寺とかの古着屋で目立つところにずーーっとハンガーで掛けられてて4、5万位の値段だから買う訳ねーだろーって感じなのでこの機会に買っても良いかなーなんて思いますよね。


Insonnia Projects/SONIC YOUTH WASHING MACHINE
カラー:ブルー
サイズ:1,2,3
価格:¥13,200(税込)
商品番号:23-04-0118-539



たしか2000年ちょうどの年に大学生だった僕は周りに洋楽ライブに一緒に行ける友達が見つからなかったので1人でビビりながら来日公演に行ったのが彼らのライブ初体験。記憶では赤坂とか渋谷の中規模のライブハウスだったので大爆音ノイズの波に脳内がドロドロのヘロヘロの完全に飛んでしまった光悦なライブ体験。

やっぱりインテリの作るアート系ノイズサウンドは小難しい感じで理解がしづらいなーとか少し思っちゃってましたが、初期の大名曲とも言えるteenage riotはとんでもない疾走感と初期衝動にテンション爆上げだった訳です。



上手くいくはずだよ

きっと上手くいくと

街の中心でさえも静まりかえっていく

僕らを呼び覚すのは十代の暴動しかないのさ



80年代の後半まで続いてた巨大産業としての大衆的ロックに若者達は退屈しつつある時代感。そんな予定調和を破壊してほしい衝動は徐々に高まりつつある。

ロックキッズ達がこれから巻き起こる嵐の予感に胸を躍らせている。きっとそんな時代をサーストンムーアはこの曲で表現したかったんでしょう。


そしてこの曲で歌われる、彼が考える待ち侘びるロックヒーロー。サムの考えるヒーローはもう1人の寡黙なカリスマでしたが、それが数年後に予想も出来ない形でカートという強烈なアイコンが突如として現れ世界を変えていくドラマチックな展開は毛穴が開く程に熱い衝動にかられます。


rockarchive/NIRVANA
価格:¥605,000(税込)
商品番号:23-83-0270-950

GOOD ROCK SPEED/別注ビッグT
カラー:ホワイト
サイズ:FREE
価格:¥8,580(税込)
商品番号:61-04-0223-545


カート兄貴の話にまで及ぶともうブログが終わらなそうなので次の機会に楽しみにしておきますかね。モロにリアル体験世代だからなー



今回のSONIC YOUTHは全型全てBEAMSのみの型留め展開。ライブあるあるの多分色んなフェスとかで着てて知らない人と被るっていうあのビミョーな雰囲気が回避出来るのが毎週ライブ通いな僕的には非常に嬉しい限り。



表題は我らがインディーズカルトオルタナヒーロー、SONIC YOUTH88年発表のアルバム冒頭曲。





Teen Age Riot






始まりの静かなトーンで紡がれるキム女史の抑えたポエトリーリーディングの様な歌から一気に加速するサーストンムーアのクールな歌声と歪みながらも疾走していく2本のギターの響き。


正直歌ってる内容なんて大して意味なんてないだろうぐらいに音を聴くだけで分かる彼らのパッションの音の洪水。

題名の十代の暴動って言葉と後半の高みまで昇り続ける様な疾走感あるサウンドを聴くだけできっと僕と同じような青臭い感情で胸がトキメクはず。

この曲を高校生の時にこれまたヘッドフォン大爆音で朝のチャリ通学で500メートル位あった下り坂を大疾走するのが最高に気持ち良かった。


きっと明日もTeen Age Riotをヘッドフォンで聴きながら出勤する僕の足取りは、未来への期待の高まりで軽やかなんでしょうね。




ロックTはビジュアルで買うもんじゃないんだよ、そのバンドのパッションを身に纏う儀式みたいなもんなんだよ。とか講釈垂れるとまた若者達に煙たがられるんだろうなー





それではSONIC YOUTHとともに銀座でお待ちしてます。



新井