季節は秋を迎え、少しづつ食欲が増し、朝はお布団から離れ難くなって参りました。
今年はなんだか春と夏がぽっかりと抜け落ちてしまったかのようですが、寒くなってくると自ずと次の季節へと気持ちが進んでいきます。
「秋は何を着ようかなぁー」「そうだ靴はどうしよう・・・」とぷかぷかと思っていたところに、「これは!!」と思っていた素敵な靴達が届きましたので、ご紹介させて下さい。
International Gallery BEAMS でも、長いご縁となる<MANOLO BLAHNIK(マノロ ブラニク)>から、新たなコレクションが到着しております。

「BAYLOW」
インド起源の「チンツ(更紗)」は、国内メーカーを守る為に17世紀には一時的にフランスやイギリスで使用を禁止されるほどの絶大な人気でした。近年では1980年代にダイアナ妃の多大なる影響により、多くのランウェイを彩りました。
イギリスでも老舗の工場で織り上げられた生地を使用した「チンツ(更紗)」シリーズは、17世紀18世紀に人気のあった花柄からインスピレーションを得たテキスタイルです。この可憐で光沢感のある小花柄を見ていると、長い歴史の中で何度も人気を再燃させたのが頷けます。
ポインテッドトゥやキトゥンヒールのシルエットがモダンな一足。フェミニンなテキスタイルを、アイコニックなバックルやパイピングに使用されたネイビースエードが印象を引き締めます。シェイプされたつま先へと繋がっていく美しい放物線・・・少し幅広く取られた筒はクラシカルな印象を掻き立て、足首をほっそりと美しく見せます。

「ZEHAMU」
クチュールの黄金時代であった1950年代・・・エレガントでグラマーなファッションの全盛、なだらかなショルダーライン、くびれたウエスト、そして長い裾のスカートにあしらわれた優美なボタン。MANOLOでも度々登場するサイドにボタンがあしらわれたデザインは、そこから生み出されました。

ダークカーキのスエードが秋へのムードを高めるミュール。華奢なフロントストラップが、女性らしいエレガントなアーチを描きます。ミュールながら、ダブルストラップによりホールド感が強く、ソックスやタイツとの秋冬らしいコーディネートをお楽しみ下さい。
7cmと少し高めのヒールとアワーグラスヒールの細いくびれが、華奢な女性らしい足元を演出します。接地面の広いアワーグラスヒールは安定感があるので、高めのヒールに挑戦する際はお勧めです。

「TEXEPA」
アメリカの彫刻家アレクサンダー・カルダーへの愛情から生まれたコレクションは、流動的な彫刻「モビール」のパターンに見られる抽象的で不規則なシェイプが特徴的です。

幅の広いサイドストラップが生むシェイプが新鮮な一足。ユニークなスロートラインは深く見えますが、甲の筋が覗き、生まれた陰影が足を華奢に見せます。
トレンド感のあるブラウンカラーは、ワードローブにマッチするお勧めのカラーです。履き心地の良いフラットシューズは、フォーマルにグレーのパンツスーツに、カジュアルにニット+デニムに、様々なシーンで活躍しくれます。

「BELI」
ツィード生地を使用したクラシックスタイルからインスピレーションを得たシリーズ。優れた耐久性から狩猟の際に着用されていたツィードは、タフでマスキュリンなイメージを引き立てます。

男性的な印象ながら、スタイリングに取り入れるとシャープなフォルムが知的な女性らしさを演出します。ツィードならではの粗っぽい表情を、パイピングやヒールカーブの黒いレザーが引き締めます。
マニッシュなスタイルはもちろん、フェミニンなスタイルにコーディネートすることでグッと新鮮な雰囲気にアップデートされます。

現在 International Gallery BEAMS の1階にて、当店がご提案するスタイリングと合わせて<MANOLO BLAHNIK(マノロ ブラニク)>をご紹介しております。
リラックスしたパジャマのようなルックに、動きがエレガントな華やかなドレスに、モコモコの温かなエコファーコートに、なんて妄想を広げながら、この季節の一足をゆっくり選んでいただきたいです。

アート・カルチャー・映画・音楽・インテリア・・・へと造形の深い彼のコレクションは、毎回そのインスピレーションの幅が広く豊かなことに驚かされます。また、現在に至るまでのアクティブで挑戦的なデザインや仕事から感じる、年齢を重ねても尽きることのない好奇心・探求心には尊敬しかありません。
一方で彼の美意識は明確で「美こそ全て」と語られる言葉に全てが集約されているように感じます。現在のシューズの主力とも言えるプラットフォームシューズとスニーカー。プラットフォームに関しては流行する以前の70年代にプロポーションが美しくないと判断し、スニーカーに関しては未だ美しいと思える物に出会えていない、ということで<MANOLO BLAHNIK(マノロ ブラニク)>では作られていません。(71年に山本寛斎のショーには、レンガで下駄を作りたいとのイメージから厚底のサンダルが提供されています)
ファッションにおいても多様性が認められ、半ば「なんでもあり」という風潮も強い現代。感性がモノを言うファッションであってもビジネスである以上、デザイナー自身の明確な美意識や好みを貫き通すことは簡単なことではないはずです。
それでも彼の生み出すシューズは長きに渡り、多くの顧客に選ばれ満足させてきました。数多あるシューズブランドの中で<MANOLO BLAHNIK(マノロ ブラニク)>を選択する理由は、挙げればキリがありませんが、私が思うには他にはない足に通した時の高揚感。彼のシューズを履いた女性が、いかなる環境であっても輝いて見えるのは、彼が変わらず真摯に美しさを追求しているからではないでしょうか。
もしかすると、この美しいシューズ達は、彼が美を探求する過程で生まれる副産物に過ぎないのかもしれません・・・彼の不敵な笑みを見ていているとそう思えてなりません。
Shimazu
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■65-32-0233 「BAYLOW」 ¥183,700(税込)
■65-32-0131 「ZEHAMU」 ¥124,300(税込)
■65-32-0132 「TEXEPA」 ¥122,100(税込)
■65-32-0234 「BELI」 ¥117,700(税込)
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