《 ビームス別注事典 》vol.2

氏家 健 2024.08.02

"ビームス別注商品"を紐解いていくシリーズブログ 《 ビームス別注事典 》 をご一読頂きありがとうございます♪

「ビームス別注品」は、膨大な数が企画されておりますが、あまりの企画数から、時に埋もれがちに。。

また、"どういった別注なのか伝わりにくい"といったところも解決すべく、高松店が徹底解説させて頂きますので、何卒ご一読くださいませ!


さて、今回はスタッフ氏家が「CINQUANTA(チンクワンタ)編」を担当致します。





コチラの商品は"完全別注品"で、型から起こしてもらった一品。

本来であればアメリカンテイストのアイテムを、イタリーブランドであるCINQUANTAに制作して頂く事で、エレガントな仕上がりになり、いわゆる"クサさ"がない、素晴らしいアイデアかと!



首周りのリブも、本来であれば"折り返し"のついた厚みのあるリブですが、シンプルに仕上げてサラリとした印象に。



"袖リブ"や"裾リブ"も同様に、よくある"ライン"なども入れず単色に。

袖リブも本来ならターンナップする二重のリブがつきがちですが、あっさりと。

また、リブ部分の細やかな編み地模様も、なんとも雰囲気を感じます!



スナップボタンに関しても、丸っこい例のスナップボタンではなく、平ボタンを採用し、モダンな印象に。




カラーリングはこの通りなのですが、やはりそこはビームス完全別注品としてのカラー展開ですので、絶妙にトーンをズラした、"ほぼワントーン"に。

本来なら、アワードジャケットはIVYリーガーが着用していた事から、割と派手なカラーリングが元々ですが、大人のシックな装いに向く配色です。



もちろん、袖の皮革部分も、ゴツい印象の成牛革ではなく、見た目も着心地も柔らかい羊革。

ほっそりとした袖サイズもいいですね!


アイテムとしては定番的なアワードジャケットですが、細部に至るまで考え尽くされたコチラは、まさに"別注"を冠するに値する、素晴らしい一着です!


PT TORINO(ピーティートリノ)のジーンズと合わせて、アメカジの欧州解釈!というのもステキですし、本格トラウザースと合わせて、アメリカンディティールとのミックスコーディネートというのも、玄人的でサマになるかと!


是非、店頭でご確認くださいませ♩