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シーズナブル・レコメンデーション【2023 EARLY SUMMER②】




こんにちは、藤本です。




今回は、前回投稿させていただいたシーズナブル・レコメンデーション【2023 EARLY SUMMER】の続きとなります。


ぜひ最後までご覧ください。


それでは早速、ご紹介していきます。




まず最初にご紹介するのは、オーストラリア出身のシンガーソングライター、Aaron Joseph Russo(アーロン・ジョセフ・ルッソ)によるあのFishmansの「Baby Blue」を日本語詞のままカバーした一曲が収録された7インチ。




【7"】Aaron Joseph Russo / Baby Blue(Fishmans Cover)/ Espresso 〈Kissing Fish Records〉
価格:¥2,200(税込)
商品番号:29-67-0582-526



日本や韓国をはじめとしたアジアのインディー音楽シーンに魅力を感じ、自身のサウンドにそれらの影響を反映させていることでアジア圏でも人気を集めているAaron。その中でも伝説的な日本のバンド Fishmansによる孤独感の中で愛する人だけに感じる希望的な想いを音像化した「BABY BLUE」が大のお気に入りらしく、本作にはそれを日本語詞のままカバーしたA1と、2020年に制作したウォーミーで穏やかなドリームポップB1を収録しています。


低音のベースが際立つ力強いビートと、レゲエのリズムを刻む鍵盤音が印象的な「BABY BLUE」を、さらにメロディアスに

かつサイケデリックに昇華させたサウンド。


Fishmansのヴォーカル、佐藤氏のあの柔らかい歌声を意識しているのであろう、儚げな歌声は、オリジナルとはまた異なる良い味を醸し出しています。堪能な日本語からは、彼のFishmansや日本に対するリスペクトがとても感じられますね。


傘をさしている人物のイラストが描かれているジャケのように、まさに梅雨の時期にオススメなサイケデリック・メロウナンバーです。



二枚目にご紹介するのは、今年のRainbow Disco Clubでのパフォーマンスも大絶賛で終えたデトロイトテクノのオリジネイター Jeff Millsによる最新のアルバム。



【3LP】Jeff Mills / MetroPolis MetroPolis 〈Axis〉
価格:¥6,380(税込)
商品番号:29-67-0591-526



戦前のドイツ映画界を代表する名監督 Fritz Langが手掛けたディストピアSFの金字塔『Metropolis』の世界観に魅了され、「マシンの力を借りた"人間対人間"の物語」と評しているJeff Mills。


2000年に同作のある特定シーンに沿う形でサウンドトラックを制作していますが、本作は、長年失われていた本編の完全な147分のフィルムが2010年に発見されたのを契機に、前回のサントラを下敷きにしつつもゼロから作曲をし直し、ある種のイメージアルバムとして制作されたものです。



惑星をテーマに、初めてオーケストレーションを念頭において作曲した2017年作『Planets』や、日本人で初めてスペースシャトルに宇宙飛行士として搭乗した毛利衛氏との対話から生まれた2013年作『Where Light Ends』。挙げたらキリがないですが、これまでJeff Millsがクラシック音楽とのコラボレーションで行われてきた実験、及びその成果を反映させた集大成作品ともいえます。


電子音楽とクラシックの狭間に宇宙を見るJeff Millsの美学が細部まで行き渡った本作、ぜひフィジカルで聴いてみてはいかがでしょうか。CDは店頭のみの展開となります。





続きまして三枚目にご紹介するのは、ポルトガルを拠点に活動するシンガーソングライター Manuel Linhares(マヌエル・リニャレス)による2022年にリリースされたアルバム。





【限定シルクスクリーン・ジャケット仕様CD】Manuel Linhares / Suspenso <Carimbo Porta-Jazz>
価格:¥2,860(税込)
商品番号:29-68-0069-526



昨今続々と新たなアーティストが表れている現在のブラジル音楽シーンの中でも、突出した才能の持ち主であるプロデューサー Antonio Loureiroが全面プロデュースしている本作。


伝統的なポルトガル・ジャズ、現行のミナス音楽などの聴き応え溢れるメロディやリズムを、ラージ・アンサンブル(大編成でのジャズ・アンサンブルの一種で、ビッグバンドより現代音楽の影響を受けたものがラージ・アンサンブルと呼ばれている)という手法で一つに纏め上げていて、複雑ながらも緻密で、広がりのある美しい音楽を創出しています。



Antonio Loureiroの技量に驚かせられると同時に、そんなラージ・アンサンブルにも引けを取らない、Manuel Linharesの渋みを携えた鮮烈な歌声にも脱帽。じめっとした気候の日の夜に、この涼感ある一枚はうってつけです。



ちなみに、本作をリリースしたポルトガルのレーベルCarimbo Porta-Jazzは、CDのプレスは限定枚数のみで、毎度鉛筆手書きのシリアルナンバー付き、7インチサイズのペーパースリーヴ、という凝った仕様でリリースしているレーベルです。本作もシリアルナンバー付きのかなり限られた一枚ですので、気になる方はお早めにゲットしておくのをオススメします!





続いて最後にご紹介するのは、ウルグアイを拠点に長年インディー・シーンにおいてマルチに活躍してきたアーティスト、Fabrizio Rossi(ファブリツィオ・ロッシ)が2021年にデジタルのみでリリースしていたアルバムです。





【LP】Fabrizio Rossi / Recuerdos de Uruguay〈Little Butterfly〉
価格:¥5,060(税込)
商品番号:29-67-0682-526



ブラジルとアルゼンチンに挟まれた小さな国ながら、南米一幸福な国といわれているウルグアイ。「南米のスイス」とも称されるほど社会福祉国家を目指している国です。



実際にウルグアイの国民的音楽は、18世紀後半に、アフリカ各地から奴隷として連行された黒人達のコミュニティで行われていた宗教的儀式 カンドンベが由来で、それらのリズムが白人層にも浸透し、今日までの国民的音楽となっているそう。


先日、Youtubeでウルグアイを訪れている日本の方の動画を拝見しましたが、ストリートでトランペットの演奏をしている方や、サンバ風の音楽をダンスを含めてパフォーマンスしているシーンがあり、日常生活の中でなんらかの形で人々が音楽に触れているのだなと感じました。



そんな国で生まれ育ったFabrizio Rossiによる本作も、まさにそんな多種多様なジャンルの音楽からの影響を伺える作品。


フォルクローレ調と、柔らかな歌声を主軸に、ジャズ、フォーク、ボサノヴァ、さらには現代アルゼンチン音楽にも通じる牧歌的余韻をたたえたアコースティックな楽曲に、Sam Gendel周辺にも通じるアヴァンギャルドな手法を取り入れたインスト曲まで、聴き応え溢れる全13曲を展開します。



コンテンポラリーな南米音楽、実験的要素のあるヴォーカル作品をお探しの方は要チェックです!



長くなってしまいましたが、以上でシーズナブル・レコメンデーション【2023 EARLY SUMMER】完結です。



気になる作品がありましたら、お気軽にお問い合わせください!

皆さんのご来店、お待ちしております。



最後までご覧頂き、ありがとうございました。








シーズナブル・レコメンデーション【2023 SPRING】



こんにちは、藤本です。


日ごとに春らしくなってきて、暖かい日差しが気持ち良いですね。明るくポップな音楽がより似合う時期がやってきました。



ところで、皆さんは先日の第95回アカデミー賞授賞式をご覧になりましたか?


私は、数々の賞にノミネートされ話題となっていた『Everything Everywhere All At Once』を授賞式前日に鑑賞していたので、さて、どうなるのか!とニュースをチェックしていたのですが、同作品が作品賞をはじめ、監督、脚本、主演女優など7冠もの賞を取っていてとても驚きました!


この映画のあらすじを簡単に説明すると(ネタばれ注意)、破産寸前のコインランドリーを経営する中国系アメリカ人のエブリンがヒロインの作品で、

突然、気の弱い夫・ウェイモンドといくつもの並行世界(マルチバースというらしい)にトリップ。そのマルチバースには、別宇宙の自分の姿があり…。という、なかなか奇想天外でトリッキーなストーリーでした。


かのChristopher Nolan監督の『Inception』も比にならないほど複雑でややこしい世界観に最初は戸惑いましたが、この作品は、なんといっても「今の自分とは違う選択をした自分」がマルチバースで見れるのが興味深かったです。


小さな自分の選択が、どこかの宇宙の自分の行動に繋がっているというスピリチュアルな視点が新鮮で、作中のセリフでもあるように、宇宙の広さに比べると、自分の身に起きている問題や悩みはちっぽけであるといった仏教的な思想、世界観で着地する点も面白かったですね。


ずっと前に見たフランス映画にも「宇宙の寿命に比べれば、ほんの一瞬のことです」というセリフがあったなと鑑賞中思い出しました。


また、マルチバースのややこしさ、SFならではのファンタジーな世界観が強く描かれながらも、エブリンの実父ゴンゴン、娘ジョイとの確執や、

ジョイのニヒリズム、ウェイモンドの優柔不断など、現実的共感ポイントが意外にあったのも印象的でした。


本作の映画制作会社 A24は、なかなか受け入れ合えない親子、家族間の価値観の違いを解決するような糸口を示してくれる作品が多く、今回のオスカーはその積み重ねの成果でもあるのかなと、しみじみと感じています。


音楽好きとしては気になっていたサウンドトラックも素晴らしく、Son LuxとMitskiとDavid Byrneによる主題歌「This Is A Life」がエンディングを飾ります。ぜひ、まだ見られていない方はチェックしてみて下さい。




さてそれでは本題に。


今回は、シーズナブル・レコメンデーション【2023 Spring】と題して、これから本格的に訪れる春の時期に、ぜひ聴いていただきたい音楽をご紹介します!


まず最初にご紹介するのは、当店ではお馴染みな方も多いのではないでしょうか、L.A.を拠点に活動するマルチ・インストゥルメンタリスト/プロデューサー Sam Gendel(サム・ゲンデル)の最新アルバムです。





【LP】Sam Gendel / blueblue < Leaving Records>
価格:¥4,620(税込)
商品番号:29-67-0516-504


Sam Gendelという名前をこれまで、何回聞いたのでしょうか。少なくとも月2、3回は誰かしらとのトークで発している気がします。そんな彼の最新アルバムはその名も『Blueblue』。江戸時代に発展したという日本の伝統的な刺しゅう「刺し子」のさまざまな模様をそれぞれの楽曲に名付けた今作は、まさにそれらの模様からインスパイアを受けて制作された一枚です。5週間をかけてオレゴン州のコロンビア川の支流に建てられたスタジオで録音した音源をもとに、NY出身のドラマーCraig Weinribと共に完成させました。


ギターによる作曲が軸となっていることから、これまでの作品よりギターの音が前面に出ている印象で、Sam Gendel的ギター・アンビエントともいえそう。もちろん、ギターだけでなく、お馴染みのサックス、ドラム、電子音が、刺しゅうのように織り交ぜられた丁寧なサウンドを展開しています。これまでアイルランドで録音した音をサンプリングし制作された『AE-40』など、自然と対面した作風であったのが、今回は伝統的な文化、民藝、手仕事を思わせる作風なのが印象的で、より身近な日常に品を持たせてくれるような凛とした世界観が感じられ、過去作とはまた違った感覚で楽しめます。春の木漏れ日に照らされながら聴きたくなりますね。




続いてご紹介するのは、「90年代シティポップ」を語る上で外せない名シンガーこと障子久美が、1990年に発表した2nd アルバム『Motion & Moment』。Diskunionのレーベル<FUJI>傘下で、京都のレコード・ショップ Meditationsのスタッフ/バイヤーである門脇綱生氏の新しいレーベル<Sad Disco>からのリイシュー盤です。






【LP】障子久美 / Motion & Moment <Sad Disco>
価格:¥4,290(税込)
商品番号:29-67-0531-526


ユーミンの夫であり日本の音楽シーンを代表するプロデューサー 松任谷正隆が代表を務める音楽学校『MICA MUSIC LABORATORY』出身で、1990年から2001年にかけてコンスタントに活動していた彼女。ユーミンの楽曲「天国のドア」でもコーラスとして参加しているみたいです。


Janet Jacksonのようなニュージャックスウィングっぽい軽やかなリズムと多重コーラスが爽やかな「わかっているわ」をはじめとしたリズミカルな楽曲を主に、しっとりしたバラードのなかでも少し捻りの効いたアレンジが施された楽曲も配されていて、一枚通して文句なしの今作。当時の日本のシティポップ~クラブシーンで名を馳せていたドラマー/プロデューサーJohn Robinson、Larry Carltonのバンドなどで活躍し、尾崎亜美などの作品にも参加していたベーシストNeil Stubenhausらが携わっていることも注目です。


色々と調べていると、彼女の90年以降の作品にはJanet Jacksonの音楽ツアーの監督や、Boys Ⅱ MenのRemixなどを手掛けてきたRex Salasというプロデューサーがアレンジなどに関わっているらしく、これ以外のアルバムも気になるところ。90年代~2000年代前半のR&Bがお好きな方も是非チェックしてみてください!



次にご紹介するのは、ダブシーンにおいて欠かせない復刻レーベル<Pressure Sound>からのリリース作!





【LP】Al Brown & Inner Force / Dub Cuts <Pressure Sounds>
価格:¥4,070(税込)
商品番号:29-67-0544-813

Al Greenの「Here I Am Baby」をレゲエ・カバーしていたジャマイカ人シンガー Al Brownが、自身のバックバンドThe Inner Forceと一緒に制作したものの、なぜか世に放たれていなかった幻の音源を、BR Stylersや、The Dub Syncの創始者であるダブ・ミキサー Paolo 'DubFiles’ Baldiniがミックスした一枚です。


個人的に元DRY&HEAVYで現在はThe Minimalizeでも活躍しているレゲエ・キーボーディスト外池満広が参加した楽曲「Liquid Dream」がオススメ。

全体を通して重厚感のあるドラムス&ベースはもとより、同曲では外池氏の凛としたキーボードの音色によって軽妙洒脱なサウンドにアップデートされていてアルバムに華を添えています。とはいえ全曲素晴らしいので、耳の肥えたダブ好きの方はマストハブですよ!



続いては、Amy Winehouseや、Mark Ronsonら多くのアーティストと共演を果たしてきたドラマーHomer Steinweissと、フォークシンガーPaul Springがタッグを組んだバンド、Holy Hive(ホーリー・ハイブ)の作品をご紹介。




【LP】Holy Hive / Harping <Big Crown>
価格:¥4,510(税込)
商品番号:29-67-0548-526


ブルックリンのインディレーベル<Big Crown>から2019年にデジタルオンリーで発表したデビューEPで、ハープ奏者 Mary Lattimoreをフィーチャーした本作。リードヴォーカルは日本の妖怪、"濡女”がインスピレーションとなったアルバムがとても話題を集めていたSasamiです。


フォーキーでどこか懐かしさを覚えるメロディとコーラス、ラグジュアリーなオーケストレーションなど全編にわたって文句なしのプロダクションで、Lattimoreのハープの音色が加わることで従来のフォーク以上の穏やかさ、幸福さを放っているように感じます。


快晴の日というよりは、パッとしない曇り空がよく似合う、最低限まで抑制されたグルーヴが心地良いですね。



そして最後に紹介するのは、説明不要のNujabesのレーベル<Hydeout Productions>から2007年にリリースされたコンピレーション・アルバム第二弾。今回は2LPで、ブックレット仕様になっています。





【2LP】V.A. / 2nd Collection : Hydeout Productions <Hydeout Productions>
価格:¥3,960(税込)
商品番号:29-67-0540-494

1st Collectionが、先行してリリースされていたアルバムなどをまとめた内容だったのに対し、この2nd CollectionはNujabesが「Modal Soul」を完成させるまでの過程で培っていった、より深い音楽に対する理解や発見を軸に作り上げられた曲がずらりと並ぶアルバムです。


もちろん、Nujabes節というのでしょうか、彼らならではの流麗なピアノを中心としたジャズやヒップホップ、フュージョンなどクロスオーヴァーしたサウンドは相変わらず◎。何と言っても、わたしも高校時代良く聴いていたPete Rock & C.L. SmoothのMC側、C.L. Smoothが参加している「Sky is falling」が聴くことができるのもポイントですね。


当店では海外の方にも人気で、今回も即完売してしまいそうです。

ぜひ気になっている方はお早めにゲットしておくことをお勧めします!


それでは長くなりましたが、この春にオススメなアルバムのご紹介は以上となります。

最後までご覧いただき、ありがとうございます!






シーズナブル・レコメンデーション【2022/23 WINTER】


遅ればせながら、あけましておめでとうございます。

今年もどうぞよろしくお願いいたします!


年末年始はいかがお過ごしでしたか?

私は実家に帰り、映画やドラマ、積読していた本などを読んだりしてのんびり過ごしました。


早速ですが本日のブログは、シーズナブル・レコメンデーション。遅ればせながら今年度のWinter編です。


あっという間に2023年も1月が終わりますね。

といいつつ、まだまだ寒い日々が続きそうですが、そんな時期にオススメしたい作品をいくつかピックアップして今回もご紹介していきます。



1枚目は、80年代半ばから音楽活動を続けているイタリアはヴェネツィアの音楽家 Gigi Masin(ジジ・マシン)による最新アルバム。


Gigi Masin / Vahine <Language of Sound>




29670487526
価格:¥4,400(税込)
商品番号:29-67-0487-526



手のモーションでその曲の物語を表現し、現代ではバンジョー(タヒチアンウクレレ)といった伝統楽器の奏でる音楽に合わせて優雅に踊られている、タヒチ周辺の伝統的なダンス"アパリマ"にインスパイアを受けたという今作。


個人的に、Gigi Masinは穏やかなピアノのメロディが際立つアンビエント、ニューエイジ、そしてドリーミーなバレアリック・ポップの狭間を行き交う印象が強かったのですが、今作ではそれらの要素に、ミニマルやディープ・テクノ的なアプローチが効いた重厚なサウンドが聴こえてきたのが新鮮でした。



それでいて決して荒っぽくなるわけでもなく、あくまでもこれまでの音空間の延長線上として聴こえてくるのが、Gigi Masinの技量だなと改めて実感させられましたね。



昨年惜しくもこの世を去った自身の妻へと捧げられた1枚で、それを知って聴くと不思議と一つの人生を描いたかのような曲構成のように感じられ、なかなか感慨深く何度聴いても惹き込まれてしまいます。





続いてご紹介するのは、ブラジル出身で、現在はL.A.を拠点に活動しているギタリストFabiano Do Nascimento(ファビアーノ・ド・ナシメント)。


そしてHermeto Pascoal率いるHermeto Pascoal E Grupoなどで活躍するベーシスト/作曲家、Itibere Zwarg(イチベレ・ズヴァルギ)のコラボレーション作品。




Fabiano Do Nascimento & Itibere Zwarg Collective / Rio Bonito <rings>





【限定日本語帯付きLP】Fabiano Do Nascimento & Itibere Zwarg Collective / Rio Bonito <rings>
価格:¥3,960(税込)
商品番号:29-67-0480-526


Fabianoが作曲した曲を中心に、Itibereが先導してアレンジをした今作は、よく引き合いにも出されるボサノヴァの立役者の一人 Baden Powellのようなテクニカルかつ現代的なエッセンスも忍ばせたFabianoのギター。


そして彼のそのギターに共鳴するように繰り広げられるItibereたちのベースやピアノ、パーカッション、サックスなどの流麗な音色に聞き惚れてしまいます。



Baden Powell、Luiz Bonfaといったブラジルの名ギタリストから、Sam Gendel、Pino Palladino、Blake Milles周辺がお好きな方にも刺さるであろう1枚です。






次にご紹介するのは、ペンシルヴァニア州ランカスターにて結成されたフォーク・トリオ、The Innocence Mission(ジ・イノセンス・ミッション)による7枚目のスタジオアルバム『Now The Day Is Over』。


ジャケットを新たに施したリプレス盤です。




The Innocence Mission / Now The Day Is Over <Badman>





【LP】The Innocence Mission / Now The Day Is Over <Badman>
価格:¥5,500(税込)
商品番号:29-67-0098-526


元々のジャケもリプレス盤のジャケも共通して幼い子どもが寝ているイラストが描かれているのですが、これが象徴するように、

寝るときに子どもに聴かせるような、シンプルで落ち着いたギターやピアノをバックに繰り広げられる澄んだ美しい声が至福。


Louis Armstrongによる「What A Wonderful World」や「Edelweiss」などスタンダードからトラディショナルな楽曲までを披露しています。


朝目が覚めてコーヒーを飲みながらも良し、一日の終わりにくつろぎながらも良し、どのシチュエーションでも癒しと安らぎを与えててくれる1枚です。




続いては、オバマ夫妻もファンと公言しているアメリカのシンガーValerie June(ヴァレリー・ジューン)によるカバー集!


Valerie June / Under Cover <Concord>




Valerie June / Under Cover <Concord>
価格:¥2,640(税込)
商品番号:29-68-0105-494


【限定イエロー・ヴァイナル仕様LP】Valerie June / Under Cover <Concord>
価格:¥5,280(税込)
商品番号:29-67-0288-494


60~70年代活躍したシンガーソングライター/ギタリストJoe Southの 「Don't It Make You Want To Go Home」、

アメリカンフォークの旗手  Gillian Welchの「Look At Miss Ohio」、私も大のお気に入りであるFrank Oceanの「Godspeed」に、

Nick Cave & The Bad Seedsの「Into My Arms」の未発表バージョンなど、


まさにJuneのお気に入りのアーティストたちの楽曲をJuneなりに解釈した豊富なアレンジで蘇らせています。



個人的に、1曲目のNick Drakeに、2曲目のMazzy Starへの流れが素晴らしく、

幽玄的でアメリカーナな演奏がJuneの歌声を引き立てていて初っ端から魅了されてしまいました。


ベッドの上でくつろいでいるようなジャケのアートワークのように、休日にゆっくり、じっくり聴きたくなりますね。




続きまして最後にご紹介するのは、サンフランシスコを拠点に活動していたシンガーソングライター、Matthew Larkin Cassell(マシュー・ラーキン・カッセル)による1977年に発表されたアルバム『Pieces』。


<P-VINE>から日本語帯付きでリプレスされた1枚です!



Matthew Larkin Casssell / Pieces <P-VINE>




【日本語帯付きLP】Matthew Larkin Casssell / Pieces <P-VINE>
価格:¥4,378(税込)
商品番号:29-67-0256-538


凄腕プロデューサーMadlib(マッドリブ)と、今は亡きMF Doom(MFドゥーム)からなるデュオ Madvillainの「3.214」で

サンプリングされていた「Heaven」(脳ジャズがアレンジもしていましたね。)が収録されていて、まさにこのサンプリングから話題を集めた作品です。


1977年にアメリカ西海岸でひっそりと300枚だけプレスされていたもので、

屈指のディガー Muroさんや、Kon & Amirらもこぞって探し回っていたという話も。


フュージョン、AORに限らず、メロウ・グルーヴからフォーキージャズ、フリーソウル、更にモダンソウルまで多彩に富んだ楽曲群が並びます。

ウィスパーな歌声によってセンチメンタルなムードが増していて、今の寒い冬の時期に聴いても違和感なく、丁度いい塩梅で◎。


レコードでは聴けないですが、ドライブとかにもハマりそうですね。


以上、今の時期にオススメしたい5作品をご紹介させて頂きました!

気になる作品がありましたらお気軽にお問い合わせください。


それでは店頭でお待ちしております!












シーズナブル・レコメンデーション【2022 AUTUMN】


こんにちは。


早いものでもう9月に入り、少しずつ過ごしやすい気候の日が続いていますね。昨年にも同じようなことを言っていますが、この時期は、風景や気候の変わりようなどから、どこか寂しさや物悲しい気持ちを覚えるというようなイメージがあります。そんな気持ちの時に聴くとより味わい深く感じられる音楽を、BEAMS RECORDSのPICK UPページにて『哀愁漂う秋を彩るエモーショナルな音楽』と題して厳選しました。今回は、この中からいくつかご紹介したいと思います。


その前に余談なのですが先日、早稲田松竹でロードムービーの巨匠、Wim Wendersの特集上映が行われていて、最終日に駆け込みで"都会のアリス"を鑑賞しました。




ここからネタバレになるのですが、"都会のアリス"は、旅行記の執筆のためにアメリカを放浪していたドイツ人作家 フィリップが、空港で少女 アリスとその母に出会い、ひょんなことからアリスをアムステルダムに引き連れていくことになり、その道中を描くロードムービー。というよりかは迷子になっているようなストーリー。久しぶりに鑑賞しましたが、やはり、あのWendersならではの目的があるようでないような、不器用な温かさに包まれた空気感が心地良く、朗らかな気持ちになりました。特に序盤は台詞が少ないのですが、その少ない台詞のなかでも異様に共感できる台詞が連発され、どんどん惹き込まれてしまいます。


そういえば本作の音楽は、ジャーマン・プログレの金字塔ともいえるバンド CANの中心メンバーでギタリストのIrmin Schmidtが手掛けているのも音楽好きでは有名ですね。CANの「Vitamin C」をはじめ、The Rolling Stonesの「Under The Boardwalk」「Angie」、そして劇中にフィリップがChuck Berryのライブを見ているシーンが挟まれていたりと、音楽好きには堪らない要素がたっぷりです。他の作品でもさまざまなバンドを起用していて、Wendersの古さと新しさをいい塩梅で織り交ぜるセンスや器量が素晴らしいな~とつくづく感じました。


そんなWim Wendersをはじめ、Jim Jarmuschの映画などのサウンドトラックを彷彿とさせる作品が入荷しています!




【LP】Daniel Aged / You Are Protected By Silent Love <Chiron Sound Ltd>
価格:¥5,500(税込)
商品番号:29-67-0306-526

兄弟ユニットinc. no worldの弟の方で、最近ではSam GendelとSam Wilkesの作品でベースを披露し、Frank Oceanをはじめ、KelelaにFKA Twigs、Zselaなどの楽曲のプロデュースも行ってきたプロデューサー/ベーシスト、Daniel Aged(ダニエル・エイジド)が2021年にリリースしたアルバムです。

個人的によく動向をチェックしている好きなアーティストなのですが、スティールギターの音色が優しく広がる1曲目「Whole Heart」から、まさに彼にやって欲しかった緩やかなサウンドが流れ、アンビエント・ジャズ〜フォーク、バレアリックの系譜を感じる展開に酔いしれてしまいます。 ラストソング「Not a Dream」は、鳥のさえずりをサウンドエフェクトに使った、エンディングにふさわしい壮麗な音空間。秋のなんともいえない鬱々とした気分に聴いても、すんなり耳に馴染むソフトな質感も堪りません。マスタリングは、Michael JacksonやSteely Dan等数々の名盤に貢献したBernie Grundmanで納得の高音質で楽しむことが出来るのもポイントです。



続いてご紹介するのは、前述に挙げたバンド CANと並んで同時代にNYで活動していたバンド、The Velvet Underground(略してVU)のドキュメンタリー映画のサウンドトラック盤です。



【2LP】The Velvet Underground / The Velvet Underground: A Documentary Film By Todd Haynes <Republic>
価格:¥5,280(税込)
商品番号:29-67-0203-494


Apple TV+限定で配信されているVU初のドキュメンタリー映画で、アーカイブ資料やインタビュー、当時の録音、Andy Warholの映像などを交えながら、VUがNYでカルト的な人気を得るまでの過程と、その後のロックやパンクシーンに影響を与えたことを紹介しています。私もたまたまApple TV+に入っていたので鑑賞したのですが、バンドメンバーJohn CaleやMaureen Tucker、Doug Yuleが当時のことを振り返っているシーンに胸が熱くなりました。映像も60年代のニューヨークを分割させてコラージュのように見せたりと細かいところまで拘り抜かれた洒脱な表現が印象的で、ドキュメンタリー映画にありがちな飽きっぽい演出でなかったのがVUらしいなと思いました。


その作中に流れている音楽などを監督のTodd Haynesと映画の音楽監修を担当したRandal Posterがピックアップして制作した本作は、VUやLou Reedの代表曲をはじめ、当時バンドに影響を与えたハイテナーボーカルが印象的なNolan Strong率いるThe Diablosや、ブルースとロックンロールの掛け橋となり、Chuck Berry、Little Richardらとともにロックンロールの生みの親のひとりとして知られるBo Diddleyの楽曲までを収録しています。やはり秋といえば、芸術の秋といわれているように、この機会にアートと音楽と映画が掛け合わさった芸術要素溢れる作品を楽しんでみるのも趣がありそうです。




続いてご紹介するのは、ロンドンを拠点に活動するPuma Blue(プーマ・ブルー)によるデビューアルバムのライヴ音源に未発表音源を加えた限定盤LPです。



【クリア・ヴァイナル仕様限定LP】Puma Blue / In Praise of Shadows (B-Sides & Live Versions) <Blue Flowers>
価格:¥3,630(税込)
商品番号:29-67-0404-512


同名のデビュー・アルバムに収録されている楽曲のライブ音源と、本人が影響を受けていたRadioheadの楽曲「All I Need」をよりミニマルに削ぎ落としたカバーや未発表曲を収録した1枚です。

日本に古くから存在する生活様式などにフォーカスを当て、そこにある「影や暗がり」から生まれる美しさが論じられている、谷崎潤一郎の随筆『陰翳礼讃』を英訳したアルバム・タイトルからも窺えるように、本作は『陰翳礼讃』から受けたインスピレーションをもとに制作。ライブ・ヴァージョンでは、より余白と深みが感じられるサウンドと本人の甘美さを帯びた歌声が際立っていて、深く実感を伴ってその影響を感じ取れます。


本人が「暗闇の中で光を見つけることについての作品」だと述べているように、挫折や苦悩、不安といったものを暗がりに例えて、その中でしか見いだせない美しさが感じられる本作。私も非常に共感を覚え、リリース当時からずっと愛聴しています。秋の夜長のなか暗がりの部屋で、じっと耳を澄ましながら聴くアルバムとしてとてもオススメです。




そして最後にご紹介するのはロンドン発の気鋭デュオ、Jockstrap(ジョックストラップ)による最新アルバム。


【限定グリーン・ヴァイナル仕様LP】Jockstrap / I Love You Jennifer B <Beat Records/Rough Trade>
価格:¥3,960(税込)
商品番号:29-67-0414-813

【LP】Jockstrap / I Love You Jennifer B <Beat Records/Rough Trade>
価格:¥3,190(税込)
商品番号:29-67-0415-813

以前ブログで紹介したBC, NRのヴァイオリニスト Georgia Elleryと、Guildhall School of Music and Drama(Mica Leviなどが卒業生)で同級生だったTaylor Skyeから成るデュオです。前作は<Warp>からリリースしていましたが、今作は<Rough Trade>に移籍後の初のリリース。(この時点でJockstrapが只者ではない事は十分感じますよね。)

オルタナ、インディー、フォーク、アンビエント、エレクトロまでを網羅した抜群のポップセンス。全編を通して現代的なエレクトロニクスで歪めた、どこか懐かしさを感じるサウンド。何度聴いても咀嚼できないその新しさに、一瞬で魅了されてしまいます。


全曲素晴らしいのですが、個人的に「Glasgow」の歌詞と曲構成には圧巻。


“Every time I see”

いつでも意識している

“What's missing from my life”

私の人生から何が失われたか


という冒頭の歌詞とその後の壮麗なヴァイオリンの音色が心に刺さり、とても感動的な曲です。また、Georgiaの自分の気持ちやインスピレーションを反映させた詩的な歌詞のアプローチ、滑らかに耳に入ってくる歌声も◎。


Neol Magazineのインタビューでは、「最悪な気分の時にその気持ちを表現するのに、シュールレアリズム的なイメージを使うのが好き」と言っていて、なぜこんなに魅了されているのかその理由が一つまた分かったような気がしました。


以上、今回は個人的な好みも含めた4タイトルをご紹介させていただきました。秋はやはり豊富にリリースが続いていて、多数新譜が入荷しています。


また現在9/25(日)までダブルポイントキャンペーンも行っていますので、是非気軽にお立ち寄りください!ご来店お待ちしています。










近日中の出勤日↓


【9/19,20,22,24,26,27,30】



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