皆様こんにちは。
いよいよゴールデンウィークに突入ですね。本日は5/7(土)から開催するイベントのご紹介の続きをさせてください。
先日のブログでもご紹介したイベントですが、いよいよ来週末から開催となります。
『エタブルとエタブルオブメニーオーダーズ Evolving Works-進化する服や鞄-』

今回初の試みとなるアップサイクルについて、エタブルのデザイナー洋子さんに色々伺ってみました。
まず最初にこの企画の話が持ち上がったあと、実際にわたしたちが預かっていた作品が熱海の工房に戻っていきました。
洋子さんからは、なかなか旅立った作品とまた向き合うという機会がないので良い機会でした、とお話を頂きます。
工房でその作品たちと2ヶ月近くにらめっこをし、しばらく一緒に過ごすうちに「アップサイクルは単純にリメイクするということではなく、愛着をもう一度湧くように仕立てるような、お化粧するようなイメージなのかも?」と思ったそうです。
こちらはエタブルさんの代表的な作品、ハンガーバッグのBEFOREとAFTERです。なんと木工オーナメントがボディに!こちらはエリスからキーワードとして出た「フェティッシュ」という言葉について洋子さんの中でもじっくり考え直した時に「祈りを込める」という意味で落とし所をつけ、製作に挑んだそう。
今まで一度も見たことのないハンガーバッグに進化しておりました。
エタブルさんでもアップサイクルは初めて行ったそうなので、本当に世の中に1点だけ生まれたモノになりました。。そう思うだけで愛着が湧いてきます、、。
そしてこの加工を施した理由も面白いのです。もう一度このバッグを攻める!という意味も込めて、エタブル的なパンクの意味があるそう。そのため木工品を取り付けているようですがよく見るとそのデザインには角があります。私の中のエタブルさんのイメージそのものだと思いました。一見ほっこり見えるのですが、デザインは一癖も二癖もありエッジが効いているものばかり。代表的なバッグに彼らの持つ芯の部分が反映されたような、まさにエタブル!と言える素敵な作品になって新宿のお店に戻ってきてくれました。

こちらはなんと、、留め具が丸い木のボールの可愛らしいティンバッグにミャオのプリーツスカートを履いたエタブル人形が付いて帰ってきました!
このミャオ人形は覚えている方もいらっしゃるかも?2018年の企画展、貴州のリサーチの際に生まれたミャオ族のお洋服からインスピレーションを受けて制作された人形です。最初に作り始めた試作品があったそうなのでそれを付けてくれました。

こちらはわたくしの私物ですがその時のもの。ミャオのプリーツスカートを藍で塗っています。
このティンバッグは小さいので物を入れるというよりはお守りみたいな感覚で身に付けてもらえたら嬉しいとのこと。これも持ち歩くだけで気分が上がりそうですね。


こちらはペイントシリーズです。ヌメ革や畳の特徴ではありますが、やはり経年変化で日焼けがどうしても起きてしまいます。ただこの色が変わっていくのがまた一つの楽しみでもありますね。それを生かして元の完成されたデザインを残しながらペイントを足していきます。
陽の光を受けて栄養をもらい、新たな命が芽生えてくるようなイメージで草を書き足してくれました。この鞄たちが新たな光を受けて、新しい持ち主の元に辿り着く日が来ると良いなと感じられる暖かさがあります。


こちらは畳ベルトに木工オーナメントが取り付けられています。攻める意味もあり、他のアイテムと同様に緑化する、生命が芽生えるというイメージもあり、統一感が出るようにデザインを合わせています。
このように一つ一つの物語が生まれた新しい作品を、ぜひ見に来てもらえたら嬉しいです。
またお洋服のご紹介もさせてください!
来週の7日をぜひ楽しみにお待ちくださいませ。
Kikuchi Yuri















































































