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現代の愛なんて<AUBERGE>長めのブログ

ご機嫌いかがでしょうか、新井です。



とりあえずやたらに物欲が掻き立てられるポケットだらけのアンディブルゾンでパシャリ。

最近はなんだかテーラード熱が下がり気味でカジュアルよりのモードとかラギッドな気分に。

珍しくブレザーを週の内の1日着るか着ないかって位に。まあまた直ぐにブレザー回帰になるんでしょうけど。こんなのを毎年20年も繰り返してるんだから凝りないものです。


昨年からこのビームス 銀座のお店は海外の旅行者の来店お買い上げで完全にフィーバー状態。なんなら1日の接客での会話が1回も日本語じゃなかったなんて日も。

その代わりに実は今までの日本のお客様方が減ってきてしまっている悲しい隠れた事実が。

とうとう見えてきてますリベンジ消費の宴の終わりの兆し。

2022年の終わり頃から始まったコロナ禍明けのリベンジ消費の波はアメリカでは3シーズンで2023年の昨年には既に終わりを迎えてますし。

ここ日本でも店頭にいると直に肌感で伝わって来るんですよね。海外客の波が予想以上なので隠れてしまってますが、それが無かったらもう日本国内のお客様だけでは結構シビアな結果と予想出来ちゃう訳で。

というかもう国内リベンジ消費はほぼ終わってるんですよ、実際。

これからは客数が目減りしていく一方という流れをしっかりと想定して衣料品物販を軸にどうやって利益を作っていくかはめちゃくちゃ大事なんですよね。

物価の上昇とか販管費の上昇とか物販に関わる全て経費が上がり続けるのも避けられない事態。こうなると後は人件費削ったり賃貸費を削っていくしか無いですし。

コロナ前に売上が戻った気持ちで以前と同じ様に呑気にやりたい商品を仕入れてしまっているとしたらこれからまた在庫過多の薄利衰退は自明でしょう。


そんな状況でほんのちょっと見える希望の光のひとつはこのブランド。

<AUBERGE>



銀座の街は兎にも角にも外国人旅行者お買い物フィーバー。

来店して結構な頻度で聞かれるのはこの店には日本のブランドで<orSlow>とか<AURALEE>とかは置いてないんですか?って質問です。

そして韓国の方が多いんですがこの<AUBERGE>を探しにくる人も先シーズンはよくご案内しました。



このとんでもない糸で紡がれた世界最高峰クオリティのカットソー達は今年も新作で健在。着た瞬間にハイになる生きる活力をくれる服って有るんですよ。




ストーリー性も抜群の、80年代当時に想いを馳せて着る服を選ぶという娯楽。


AUBERGE/ANDYミリタリージャケット
カラー:ネイビー、ブラック
サイズ:38〜44
価格:¥95,700(税込)
商品番号:24-18-0446-608

そしてそこにブランドの特性を活かしたパターンや今の技術を駆使した日本の職人技による最高峰生地を用いる特異性はそりゃー海外の服好きも食いつくに決まってます。


なんだかおフレンチ気分でフレアパンツにボーダーシャツを合わせたい気分。一生着れちゃうなー、そんな合わせ。



同じくコックジャケットも既視感はあるのにこのブランドで買いたくなるから不思議です。

AUBERGE/MALGATコットンリネンコックジャケット
カラー:グレージュ、チャコール
サイズ:38〜44
価格:¥66,000(税込)
商品番号:24-18-0448-608



新しいこのリネンシャツなんかも生地が異常な位にすごいから目新しさなんか無くても所有欲が湧いてきちゃうし。

AUBERGE/BRASSAIリネンコットンシャツ
カラー:ベージュ、ブラック
サイズ:38〜44.
価格:¥37,400(税込)
商品番号:24-11-0540-608


これほどの綿密なコンセプトありきのヴィンテージの復刻と、その時代時代のファッションアイコンのレジェンド達の愛用してた服達をオマージュで作り上げるブランドなんて世界で見てもそう無いはず。

ただこういった世界に誇れる物づくりに勤しむ国内のブランドあるあるは、宣伝広告とか大規模なマンパワーを必要とする海外向けの販路拡大なんてそうそう出来ないのが現状。

だからこそ大手セレクトの会社がそういったブランドを集約して資本を使って売り出していく手助けが必要なんじゃ無いかって。はっきり言ってウチの広告宣伝にかける費用はアパレル業界でもなかなか類を見ない様な規模って言えますからね。

それに最近ウチに入社してくる頼もしい若手社員達は結構な割合でバイリンガルで販売から始まって海外事業の部署に異動したいって目標持ってるんですよね。


日本が誇るべきブランド達をセレクトショップというフィルターを通して老舗らしい大きな規模で世界にもっともっと売りだしていけると最近は確信に変わってきましたし。

なんならこの銀座にあるビームスもインバウンドをしっかりと取り込めるジャパンメイドに特化した大型店にしたらドル箱なんじゃないかって思っちゃいますし。


誰かがこの駄文読んで、この店をそんなインバウンド向けビームスに刷新してついでにお直し工房併設とかにリニューアルしてくれたらテンション上がりまくるんですけどね。

それこそ本気でそんなリニューアルの企画書を作ってみようかなーって。



表題はボウイ師匠の83年発表アルバムの冒頭曲、



Modern Love



rockarchive/David Bowie
価格:¥194,700(税込)
商品番号:23-83-0267-950

ある映画でボウイ師匠がポップアートの巨匠を演じて実は本人が使ってた本物の銀髪のカツラを被って出演してたんですが、それがヤバいくらいにカッコよくて。当時高校生だった僕はその映画の世界観にハマったのなんのって。

勿論彼のファッションはジャケットにナローなタイドアップで色落ちジーンズにウェスタンブーツ。

渋カジブーム後だったので買い漁ったトニーラマやらフライのウェスタンブーツは全部売ってしまったのでメチャクチャ後悔しましたもの。


もともとグラムロックにハマりまくって知ったボウイ師匠の名曲達だったので、この後半の83年に出されたあまりにも変化してしまった姿には唖然でしたよ。この時代のいわゆる軽快なダンスポップチューン達がその当時は大嫌いだったんですよね。やっぱり少年にはエッジの効いたジギーというロックスターがいちばんだったんですよ。


そんな僕も大人になって少しは人生のビター味を知る様になると不思議とこの83年のアルバムがノリノリで聴ける様になってるから不思議です。

このアップテンポチューンがクラブで大音量でかかろうもんならテンション爆上げでダンスステップ踏んじゃいますもんね。

何かに諦めの様な感情を持ち合わせながらも皮肉とかこめて一心不乱に歌い軽快なリズムに乗って踊るのもきっと大人の立ち回りなんだと思います。


皆んなそれぞれ色々あるよね

でも諦めたりせずにやり遂げようよ

踊り続けようよ。

恋に溺れ騙されたりなんか僕はしないよ


その刹那だけでも頭を空っぽにして踊るってのも悪く無いもんです。









それでは相変わらず銀座でお待ちしてます。



新井

10代の精神のような香りがする

ご機嫌いかがでしょうか、銀座店の新井です。




今日もブレずにブレザースタイル。すみません、朝夜の通勤はかなり寒いのでレザーパンツで防寒対策してます。本日の接客は時の過ぎゆくままにと艶っぽくなりそうですね。


今週末土日は<AUBERGE>先行予約会で銀座店はフレンチヴィンテージ祭りの真っ最中。



今回の予約会でも新作で細めのボーダーカットソーが登場。残念ながらまだ予約会のみのサンプルです。



そしてロックアーカイブ。


rockarchive/NIRVANA photo
価格:¥110,000(税込)
商品番号:23-83-0090-950

90年代から今までにどれだけのブランドさんが彼らの音楽やスタイルにインスパイアをされてオマージュを捧げたか。

世代としては中学生になりたてのぐらいでギリギリでしたが彼らの突如のブレイク、そして衝撃的なバンドの終焉までリアルタイムで見る事が出来たのを考えるとやっぱり私にとってはノスタルジックな存在であり、胸がグッと掴まれるような感覚になりますね。そして同じ様な感じになる人が多いからこそオーベルジュさんのそれも大人気になったんでしょう。

1番有名な映像としてはMTV アンプラグドの演奏でしたね。このアルバムは彼の没1年後に発売されて、まあその当時は何処の店でもかかってました。その中で私が一番大好きだったのは世界を売った男って曲からのペニーロイヤルティーでのアコギ一本で慟哭のように唄う彼の姿。

でも1番に胸に刺さった世界を売った男って曲はかの御大グラムロック中佐のカバーだと知ってなんだかガッカリもした記憶が有りますが。

そして彼らのセカンドアルバムの大ヒットを筆頭にグランジロックというジャンルが明確に台頭していき、ネルシャツやクラッシュジーンズ、オールドスニーカー等を駆使したグランジファッションが瞬く間に一世を風靡していったんですよね。モードブランドのコレクションでもグランジスタイルを取り入れてメチャクチャ素敵だったんです。

その時は私は北関東でオシャレ番長を目指す高校1年生で、グランジスタイル被れでお洒落にネルシャツを腰に巻いて出掛けてましたが、足はチャリな訳なのでその巻いたネルシャツが車輪に巻き込まれてコケて怪我するわシャツは破けるわで大変でした。でもその破けた感じがまたグランジ感が出てていい感じでしょ〜って。

そして30年後にまたまたグランジのアイコンアイテムと言えるモヘアカーディガンが若い世代を中心に昨年辺りから爆発的に流行り出してくるんですから、洋服のトレンドって結局巡るものだとしみじみ面白いものです。なかなか若い子じゃ買えそうも無いお値段で相変わらずの無駄に超絶レベルのそれを作ってしまうとは。


90年代初頭にロサンジェルスからヘビィメタルバンド達がスターダムにのし上がり、商業的な成功によって所謂お金持ちのロックに変貌していってしまった時に、シアトルから出て来たストリートの今の空気感をはらんだハードロック、パンクを表現したのが彼ら達。思いのありったけを吐き出し存在そのものをぶつけてくる様な音楽がニルヴァーナにはあったと思うんです。でもそれがメジャーシーンに熱狂的に迎えられると、ベビメタと同じ様にハードロックの一様式としての末路に向かっていってしまうのは時間の問題。彼はそれに抗う様にアンダーグランドに固執し、祭り上げられた境遇に苦悩する末に自死を選んでしまう訳ですが。

その90年代の全ての不幸を背負っていったヒーローの波瀾に富んだ悲劇の生涯にその当時も数多くの人達が惹きつけられたと記憶しています。だからこそ彼の着ていたグランジファッションにも夢中になってしまう。

冷静に見れば、あれだって人によっては寝巻きにしか見えないし。むしろ一般的には絶対にモテない気もしますし。それでも彼の様に着てみたいと思ってしまうのは多分それだけ男はロマンチストなんでしょう。悲劇のヒーローに憧れちゃうんです。


<AUBERGE>さんの洋服ってそんな感じで様々なカルチャーストーリーを今にモディファイして具現化してるからこそ、それに惹かれて色々なお客様がお求めにいらっしゃるのだと思います。

そしてそんな自分もおじいちゃんになるまでに少しずつ買い足していった<AUBERGE>の服を大事に着てる未来を妄想出来ちゃうんです。

あと20年か30年後の自分の大切な洋服をしまったクローゼットの中で、例えば右端にはサヴィルロウであつらえたハンツマン辺りのビスポークスーツが掛かっているとすれば、その反対端にはきっと<AUBERGE>の服達が掛かっているんでしょうね。



それでは銀座店開催<AUBERGE>先行予約会にてお会いしましょう。


新井




東京

ご機嫌いかがでしょうか、銀座店の新井です。

今週はネタが渋滞してるので土日連日投稿で頑張りました。



今回もオーベルジュ推しのスタイリングにしときます。なんせ前回が大盛況だったので今回もかなり力入ってますからね。

2月25,26,27日の3日間はオーベルジュ先行予約会です。

※状況により延期や中止になる可能性もございます。


AUBERGE/BOULOGNE
カラー:ベージュ、オリーブ
サイズ:38,40,42,44
価格:¥74,800(税込)
商品番号:24-18-0411-608

この春物のキャンバスコットン生地のジャケットがまたまた良い感じなんですよね。世界最高クラスなあのブランドのガーデンバッグと同じ生地なんですが、これがまたもっちりとしっかりとした感じなのにとろける様に柔らかい肌触り。毎度ながら面白い企画が出てくるのは流石オーベルジュさんですよね。


そんな商品達に触発されてか、今年に入ってふと思い立ち、2022年秋冬向けに商品企画書を半日使って作成してみたのですが、手前味噌ながら出るわ出るわ。あっという間に15品番位。とにかくこの秋冬シーズンを通してお客様との会話や要望等を限りなく商品企画書に反映させてみました。企画時代に後進には「企画が溢れ出て止まらないんだよねー実際に商品化できる枠が少な過ぎだなー」なんて自慢の多い先輩風吹かしてて、とてもイヤな感じでしたが。



とにかく自分が大事にしてるのは実際に現場でお客様のご案内をして、どんな方がどんな物をお買い求めにきているのかを自分の肌で感じる事。セレクトショップのオリジナルブランド企画はより多くのニーズを捉えて売り上げをとる、商業的な企画デザインが非常に大切ですからね。まあ今回はドレス商品チームに企画を挙げるだけなので実際に具現化するかどうかは分かりませんが。


嫌がらせの様な大量の企画書を商品チームのディレクター2人に送りました所、直ぐにレスポンス頂けまして、既に進行している品番もちらほら。先日はレーベルディレクターの小林氏が候補生地を持って相談に来てくれました。



アウター向きのラグジュアリーな生地てんこ盛りで


小林氏もかなり力入ってます。曰く、統括ドレスディレクターも乗り気みたいなので頼もしくも嬉しい限りです。

現場の声をちゃんと仕入れのスタッフ達に伝える事、しっかりと売る為の準備をする事、そして作り上げた物をしっかりと熱量を持ってお客様にご紹介する事。

商品を作るスタッフ、宣伝するスタッフ、現場で売るスタッフが同じゴールに向かって一丸となって動いていくのは凄く大事だし、何よりこの部活みたいな一心同体に思える連帯感は洋服屋の最高の醍醐味かも知れませんね。

はっきりいって言い出しっぺで責任を取るつもりで動いていく所存ですので、この企画達は必死でこのブログで随時ご紹介をしていこうと思います。どうかご期待下さい。


いつもしつこい程言っているのはセレクトショップの命運は質の高いオリジナル商品だと。


この十年は色々と世界中の都市のファッションを勉強しに渡航してみました。ミラノ、ロンドン、上海、香港、ソウル、台北、ホーチミン、シンガポールなどなど。でも何処のショップを見てもビームスクロージングみたいな豊かなブランドバリエーションとオリジナル商品が幅広くオリジナリティ溢れる展開でやってるトコは無かったんですよねー。帰ってきて自分とこのショップを見るとやっぱりビームスはメチャクチャ面白いショップなんじゃないかなーって痛感してたんですよね。どこの店でも君はビームスのスタッフなのか!って喜ばれて仲良くなれますし。やっぱり日本のセレクトショップの中でも洋服好きが集まってるなーって。

これだけの洋服マニアがいるんですから、もっともっと質の高いオリジナル商品を作っていけると思うんですよね。ただこれからはしっかりと売る事もちゃんと考えた意味でも質が問われる時代となっていきます。

そしてコロナ以降、洋服を売る形態も大きく変わってきています。恐らく国内需要は更に縮小傾向になるかもしれません。会社によっては国内注力を抑えて、アジア圏やヨーロッパ圏への越境でのEC拡大に動いている話をチラホラ耳にします。


そうなんですよ、絶対にこれだけのセンスや熱意を持ったスタッフ揃いなんですから、海を越えた世界のマーケットに向けて、ビームススタッフの作り上げる質の高い洋服達を発信していく事がこれからのアパレルサバイブの鍵のひとつなんじゃないかって勝手に考えてます。

国内で全てをまかなえる生産体制による純日本製の質の高いビームス商品を作り上げていく事。国内需要に留まらず外貨も見据えたマーケットへの展開を開拓していく事。

その始まりは現場という最前線にいる販売スタッフ発信の商品企画の声だと私は確信に満ちています。そしてそのスタッフの企画を作り上げる未来の希望の種は、勿論お客様の声に他ならないんですよね。


表題は様々な歌手より100曲位は歌われている余りにも多い曲名。でもわたしにとっての唯一は京都の大学サークルから生まれた当時3ピースのあのバンドのメジャーデビュー曲のそれなんです。99年の初夏に大学にも余り行かずにプラプラ銀座から有楽町、日比谷を徘徊していた先に、日比谷野音から漏れ聴こえてきた彼らのこのシンプルな曲は、京都から来たばかりの心情と私のとが分かりやすくシンクロしたかけがえの無いものとしてずっと心に響き続けています。

東京という場所に存在を置き続けることに無我夢中だったこの20数年。折り返しとなってきた今は、この東京という場所から今度はビームスという光の束の一端となって国外へ発していくべきなんだと青臭く胸をときめかせちゃってます。


それでは今月25,26,27日のオーベルジュ先行予約会でお待ちしております。


新井



えりざ

ご機嫌いかがでしょうか、銀座店の新井です。

今週はネタが渋滞してるので明日日曜も投稿致します。頑張りました。



この合わせは全くもって世代的に懐かしい。デルカジとかキレカジとかの類でしょうか。やはり歳はとっても原体験はずっと心に残ってるもんですね。90年代あの当時は70505のサードモデルにアニエスのボーダーTでリーバイのブラックデニムかホワイトピケのボトムスをピタピタで履いてブラックのトニーラマウェスタンブーツ。

でも何故かその出立ちで宇都宮の内陸地方都市なのに足にはビーチクルーザーのチャリに乗ってたんですよ。客観的に考えるとヘンテコな中学生ですよね。考えると1人でニヤニヤしちゃいます。

まだ20代の若いスタッフには、「新井さんのブログって昔話が多いですよね」って。確かにそうなんですよねー。昨今の90年代リバイバルブームとかもあると思うのですが、失われた世代とか言われてたバブル崩壊前後のあの時代の空気感がやたらとノスタルジックを感じてしまうのと、同じ位の世代の人が今のトレンドとかを作っているのも有るので、90年代をさかのぼってその当時の空気感みたいな物を言いたくなっちゃうんですよね。勿論カラオケ行ったら80〜90年代の名曲を片っ端から入れちゃう派ですし。



くどいですが開催日までは銀座店、各スタッフ毎日ブログで告知宣伝させて頂きます。なんだかんだ言ってスタッフが1番楽しみにしてるかもしれないですから。



2月25,26,27日はオーベルジュ先行予約会です。

※状況により急遽延期等の変更になる可能性もございます。



ずっとこのブランドのデニムジャケットが気になってるんです。入荷当初はどんだけお金持ちが楽しむコスプレ的な贅沢Gジャンアイテムなんだよ!って1人で突っ込んでました。


実はメチャクチャ贅沢な作りなのは着てみると一目瞭然なんですよね。とにかく着た瞬間に感じるのは生地の丁度良い軽さと柔らかさ。個人的には袖の仕様がカフスボタンでは無く筒上げでベルト付きの感じがツボです。重ね着で使うのを考えると袖はこっちの方が絶対に着やすいんですよね。そしてデニム自体軽めのオンスなのでそれまた重ね着がしやすい。アメリカのデニムブランドじゃこんな気の利いたバランスはなかなか無いっす。

そして極め付けはまたまた無駄に最高に贅沢な背中に大きく刺繍で装飾された虎の顔。そりゃこんだけ手がこんだら価格が10万円近くなりますよ。


なかなかなおバカ振り切り企画商品だと笑っちゃってましたが、毎日お店で目にしてるとやっぱりオーベルジュマジックで、10周くらい回って欲しくなってきちゃうんです。

いやー欲しい。これは欲しい。白髪のおじいちゃんになってジタンを口に咥えてこのデニムを羽織りたい。

フランスファッションカルチャーの普遍のアイコン的存在である彼の、たまたま家族写真で着てた謎のフレンチテイスト満載のデニムジャケットから着想してこんな変態アイテムを作っちゃうって。そういえば小林さんがオーベルジュを始めて間もない頃の4年位前に買ったシルクシャツ  、SERGEってモデルを愛用してますが、それも彼がやたらちっちゃい衿の謎のデニムシャツを着てる1枚の写真から商品企画をした名作でした。

不思議な物ですよね、デザインソースや企画ストーリーが見えるだけで何ともロマンを感じて、なんなら往年のファッションアイドルを真似てコスプレみたいに着飾る事がこんなにも楽しく幸せを感じる事が出来るんですから。


AUBERGE/刺繍デニムジャケット
カラー:インディゴ
サイズ:38,40,42
価格:¥99,000(税込)
商品番号:24-18-0398-608

表題は95年にフランス発のサスペンスロードムービー。当時人気爆発のフレンチロリータ女優を主演に添えたロマンスサスペンスの終幕に華を添えたのは、Gジャンやデニムシャツのモデルとなった彼のフレンチポップ、シャンソンの金字塔と言える同名曲。

この曲が流れてオーベルジュデニムを着るだけでパリに行った気になっちゃいます。華やかなピアノにのせて歌うのは20歳ほど歳下の女性への想い。40歳の男性が20歳程の女性への恋心って。かなーりヤバめな気もしますが、こんなのもパリ気分コスプレと相まってオジサンの非日常への憧れと楽しい妄想としてご勘弁下さい。


2月25,26,27日の3日間はオーベルジュ先行予約会。


それでは当日の銀座でお会いしましょう。


新井






パリへの旅


ご機嫌いかがでしょうか、銀座店の新井です。



久しぶりのツルタパイセンからのお便りがきっかけでご祝儀買いのスーパーウルトラワイドスウェットパンツ。ウエスト120センチに裾幅37センチって。そこにヒールブーツを履くわたくし。

どうやら本日は大正ロマンな、はいからさん接客になりそうです。



突然にパイセンからこんな素敵な画像が送られてきまして


やっぱり嬉しいもので、翌日には会いに行ってきました、外苑前。




あまり詳しく載せると怒られそうなので。

フラッとお土産渡してサクッと試着もしないで買って帰る漢買いで行こうと思ってましたが、あっという間の2時間滞在という買い物なのか、井戸端会議なのか、おじさんの寄り合いなのか分からないけどメチャクチャ楽しいし、刺激を受ける体験。

コレなんですよ、今のこのつまらない日常から解放される時間の使い方。変な邪魔も入らずにしっかりと来店客と真っ向に向き合い接客をし、ゆっくりと時間をかけてお互いの壁を融解していく洋服を介するひと時。今や個店が調子が良いという話も納得しちゃいますね。

高校生の頃、チャリでぶらつきながら宇都宮のセレクトショップを必ず2軒ハシゴする毎週のルーティーン。ショップのオーナーやスタッフと何なら半日位店内でまあまあ下らない話から映画まで様々な話題で盛り上がり、何ならついで買いでオススメの洋服を買うという意味が無いけど最高に贅沢な時間の使い方だと今なら感じちゃいます。

ツルタパイセンに会いに行ったらおんなじ様な流れかなーとは予想してましたが。やっぱり予想通り、いや、予想以上の2時間滞在でした。それでも1番うるさくてゲラでずーっと喋ってたのはワタシでしたが。

このワイドスウェットパンツはパイセンも河上氏も、みーんな履いてる感じなので、制服コスプレみたいにワタシも仲間入りです。週2回は履いちゃいそうです、これ。今まで生きてきた中で1番幸せになれるワイドパンツです。


そんなワタシの幸せな日と同じ様な体験が出来るイベントが今月末開催のオーベルジュ先行予約会。しばらくは宣伝も兼ねてこのブランドの話で。


2月25,26,27日は銀座店オーベルジュ先行予約会です。

※このご時世ですので急遽延期、中止になる可能性もございます。

流石に直前にならないと秋冬サンプルは到着しないのですが、前回もサンプルでオーダー可能だったこのシャツが今季は展開されて入荷済みです。

見た瞬間に感じたのは、ギャザーがたっぷりと使われたエレガントなふんわりシルエットで、それこそ1995年位にミニシネマ系で上映されてて、食い入る様にそのファッションに引き込まれてしまった19世紀フランスの詩人達の服装に出てきそうだなーと。映画作品自体はカリスマ的で破滅的な若き才能溢れる詩人とそれに惹かれる中堅詩人のジェンダーレスな内容で、当時北関東の高校生だった私には本当はピンと来ないけど、そのファッションとかインディー系映画を観るという行為自体に浸る事がステータスだったのだと思いますが。

ただその後も、中世の芸術的な偉人達を綴る映画を沢山観るのですが、内容よりもやたらと惹きつけられたのはその当時を再現する衣装達だったんですよね。丁度その19世紀を跨ぐ西洋での男性服はフロックコート、白いシャツ、蝶ネクタイ、ステッキにシルクハットという装いが一般的。

多分同じ時期のフランスヴィンテージでもよく見られるケープみたいに正方形の生地をギャザーたっぷりでシャツ型に成形したシャツを元ネタに作られたのがこのモデルみたいですね。

AUBERGE/PHILLIPPE
カラー:ホワイト
サイズ:38,40,42,44
価格:¥31,900(税込)
商品番号:24-11-2076-608

こんな無駄にギャザーを使うシャツ見た事無いです。更には微起毛が最高の肌触りのシェブロンマイクロピーチ生地。贅沢なデザインに贅沢な生地を重ねて、今のトレンドなど全くお構いなしで普遍的なヴィンテージ服をオマージュするという振り切り様はこのブランドの真骨頂。


着てみたらやっぱり欲しくなっちゃう最高のエレガントシャツでした。日常に着れるシンプルさとか、頑張り過ぎてない感じとか、なのに着ると気分を高揚させる贅沢さとか。流石にもう機会は無いですが、合コンに参加する際にはスーツ着て、その後にランチデートをするのならばこのシャツでサラッと爽やかさと大人の上質さを演出したい。オッサンのバカな妄想さえもさせてしまう幸せのスーパーエレガントシャツ。

他にもシャツのモデルだけでも何型も有るので、先行予約会当日に向けて期待で胸がときめいて仕方がありません。

表題は95年の詩人2人の破滅的な生き方を描いたイギリス映画の冒頭に響く一曲。映画音楽ならではのバイオリンを主とした弦楽器により、物語の行く末を悲哀に満ちた旋律で奏でられるバックミュージック。主人公を演じる青年詩人の衣装から容姿そのものまで全てが美しいんです。その数年後に彼はハリウッド大作で豪華客船の先端で女性と両手を広げて立っちゃうんですが。

私的にはその垢抜けて成熟する手前の、少年と青年の狭間の世代に演じたこの皆既日食映画のが断然に良いと思えるんです。少し狂気のはらんだような儚さとか危うさが入り混じる成人手前の瞬間がやたらと惹きつけられます。その演技と映像、音楽とがリンクしてその刹那でしか成し得ない美しさといったら。その美しさを表現するのにひと役を買ってるのが彼が着ているドレープの美しいギャザーたっぷりの白いシャツ。

白いシャツってこんなにも人を凛々しく、美しく、そして繊細に魅せる事が出来るのかと。なんせ100年以上も人が装う為に変わらずに存在し続けてますから。

彼が作中で着る、太陽と月に背く様に真っ黒なフロックコートと相反する白いギャザーシャツは、言うなれば太陽が解ける海の様に永遠なんだと思います。



それでは2月25,26,27日の銀座店オーベルジュ先行予約会にてお会いしましょう。


新井

センチメンタルウォーク

ご機嫌いかがでしょうか、銀座店の新井です。



とことん着てます、ブレザーにウエスタンにフレアパンツ。本当にスタイルに偏りが有りますよね。本日も安定の君は薔薇より美しいと美声を轟かす接客となりそうです。


銀座店にこのブランドがまた春風を巻き起こすようです。

昨年3月に開催された2022FW先行予約会イベントが今年も銀座店ドレスフロアでやる事になりました。

期間は2月25日からの27日までの3日間。

※開催に際しましてこのご時世ですので急遽延期や中止になる可能性もございます。

60品にも及ぶサンプルを展示し、その中からオーダー頂けます。

前回の開催は3月で納品は10月下旬から11月中旬頃でしたので今回も同じくらいの時期で見て下さい。


最初はステンカラーコートが大ヒット、この秋冬は私的にはゴルビジェジャケットが1番接客した記憶があります。

AUBERGE/ジャーマンレザーゴルビジェジャケット
カラー:ブラック
サイズ:38,40,42
価格:¥118,000(税込)
商品番号:24-18-0381-608

本物の革じゃないジャーマンレザー

お客様に聞かれて慌てて調べた苦いご案内の記憶があります。流石にそこそこ長い間アパレル業やっててもジャーマンレザーは知らなかったすよ。。申し訳ございません。でもレザーって名前なのに天然革じゃなくて地厚の綿素材って引っ掛けじゃないすか。。お問合せの時に正直に知りませんって白状しといて良かったです。中途半端に知ってる雰囲気で革の話をしてたら炎上間違いなしでしたね。精進致します。

私が古着屋さんで見た、バカ高いプライスだったフランスの公務員等に支給された本物は襟がウール素材でボディがカッチコチの分厚いレザー素材でした。


古着好きなら本物のヴィンテージ買えば良いでしょーってなる人もいるでしょう。いやいや、これは古着あるあるの臭い、汚い、重い、硬いって四重苦を考えれば女性に好かれるのは絶対にこちらのブランドの物だと思います。

以前に、古着マニアの家に霊感の強い知人女性が泊まっちゃったら、夜に戦時中の服装をした人が現れちゃって身体は痺れちゃうわ、うなされるわと怖い話も聞きましたから。

流石にオマージュはしてますが本物よりも程良く現代服にマッチする洗練されたパターンで、よりジャケットとしての見え方ですかね。サイズを上げてオーバーサイズでピーコート風に着ても良い感じです。シルエットもちゃんと今の時代に合う、太めなんだけどもしっかりと考え抜かれたパターンだと思います。どうしても本物はもっと簡素化された量産感が強いので野暮ったすぎると思うんですよね。

そして何より特筆なのは生地ですよね。このやたら厚手のモールスキンなのですが、アルパカの毛を少し混紡させる事で滑らかな風合いと上品な微光沢がやたらと癖になる肌触り。またまた無駄な位にすごい生地使ってる所がこのブランドの真骨頂。最初はなんて事ないやたらと厚いモールスキンだなー位に舐めてたんですが、着てみるとやっぱり唸っちゃう訳ですよ。

ハンギングしても全く形が変わらなくて鎧みたいに見えるんですが、何とも癖になる微起毛の硬いんだけどもしなやかさや滑らかさを感じると言いますか。絶対におじいちゃんになるまでガンガンに着続けられそうな感じは勿論なのですが、この現代テキスタイルの技術で生まれた生地は10年後、20年後にどんな経年変化を遂げるのか。

よくある古着のカチカチでボソボソなんだけど原料が良いので雰囲気あるなーって感じとは絶対に違う雰囲気になりそうですよね。

値段はイタリア高級アウターブランドのダウンウェアと同じ位の11万円強しますが、たぶん未来永劫に着続ける事が出来るコストパフォーマンスと時代に左右されない普遍性のデザインを考えると、どちらを買うべきかはもう言うだけ野暮です。

それに着てみると納得しちゃうのが腕を前に出しやすい可動性を考慮された前振りの袖付け。でも本物程袖が馬鹿みたいに太くない。太いのは太いんですが、ちゃんとオシャレな見え方のするバランス。

シンプルにこのゴルビジェジャケットのデザインパターンは素晴らしいですよね。まだ予約会にむけてサンプル作成の生地を作ってる段階らしいのですが、このモデルで新しい生地とかやってくれないかなーとか、ジャーマンレザーの生地を使って新しいモデルが出て来んのかなーーとか。当日に見れる60型程のサンプルへの期待と妄想が止まらなくなってしまってます。


表題は81年フランスのサスペンスロマンス映画の劇中で流れるピアノナンバー。映画の題名の女神と崇められるオペラ女性歌手と郵便配達員青年が明け方のパリの街並みを2人で歩くシーンで流れるこの曲は、ピアノだけで紡がれる美しさと儚い感じが映画中盤の名シーンを彩り、強烈に心に響きます。本当に研ぎ澄まされたシンプルな音階をピアノの単音だけで表現されるのに、何故もこんなに心に響くのか。劇中でも2人の散歩する姿の中にも、その心の距離感であったり夜明けのパリの澄んだ空気感だったりがそのピアノの音階だけでなんだか胸にじんわりと伝わってくるんです。

最新の演奏技術で凝りにこった曲よりも、シンプルで研ぎ澄まされた曲の方が心に響く好例と表現出来るこのナンバー。オーベルジュさんの洋服を見てると正に同じ様な事が言えるんじゃないかと。

凝りまくったデザインや仕様、新しいトレンドが詰まった洋服も良いですが、このブランドの真骨頂とも言えるオーセンティックかつベーシック、クラシカル。そしてノスタルジックさえも感じさせる研ぎ澄まされたオーベルジュの洋服達。


今月25,26,27日はオーベルジュ先行予約会。

出来れば劇中のディーバが歌うアリアも予習しといて下さいね。


それでは25〜27日の銀座でお会いしましょう



新井




「AUBERGE」欲しい物ばかりの2022春夏展示会。

銀座よりこんにちわ、北角です。


突然ですが、


私とスタッフ滝ヶ崎である親子写真を真似してみました。


ちなみにこれは昨日のブログでご紹介した


〈AUBERGE(オーベルジュ)〉2022春夏展示会での一コマ。


今回は同ブランドの展示会にてリアルに注文した(い)アイテムをそれぞれご紹介させて頂きます。


まず二人共にほとんど即決だった



経糸に濃淡の違う色糸をランダムに、緯糸にある二人の人物からイメージしたペールピンクで染め上げたスヴィンコットンを打ち込み、



見る角度によってほんのりピンクを感じるアメリカ的ではない同ブランドオリジナルシャンブレー素材の「フレンチローズシャンブレー」。


そんな素材を使った




私はウエスタンシャツに





滝ヶ崎はワークシャツにそれぞれ一目惚れ!


いわゆるアメリカ的な薄手のハリ感あるシャンブレーではなく、スヴィンコットン特有の滑らかさと適度なコシを持ち合わせた気持ちいい素材感です。


ウエスタンシャツは、




モデル名「SERGE ROSE」、


ワークシャツに関しては


「CHARLOTTE ROSE」とくれば、



冒頭のこの写真の意味がお解り頂けるかと。詳しくお話出来ないのは大人の事情として察して頂けますと幸いでございます。


続いて、

滝ヶ崎「白かなぁ?」


滝ヶ崎「グレーもいいですよね?」と大人買いの予感がするのは、



ある有名な女優の方が若い頃に好んで着ていた弟の古着のカレッジTシャツに、バカンスで訪れていたサントロペのお土産Tシャツを合体させ


ヴィンテージチャンピオン好きならお馴染みの通称8812(ハチハチイチニー)のコットン88%にレーヨン12%のあの風合いを目指しつつ、密度を上げて織り込んだオリジナル生地で仕上げた「ST TOROPEZ」モデル。


これ実は、


プリントのように見えますが、刺繍で表現しております。


元々考えていたデザインだととんでもないライセンス料で断念したが、結果こんなキャッチーな一枚に仕上がりました!


最後に私は、

シンプルなラグランスリーブTシャツのモデルRENEが気になります。


こちらは、


スーピマコットンを糸の状態で毛羽を取って仕上げた一品。



特有の気持ちいい肌触りと超長綿の細く長い特徴による洗いざらしでもシワになりにくい点が魅力的です。



スーピマコットンをこのボリューム感で使用しつつもコスパに優れた点も見逃せませんでした。


これら以外に、

人気の「BIG CHARLOTTE」や


同じく人気の「COCO」とそれぞれに新色を用意し、こちらも見逃せない内容となっております。


そんな魅力的な商品サンプルがご覧頂ける


オーダーフェアーを現在はBEAMSで開催しております。


開催店舗は以下の2店舗のみ。

ビームスF 新宿

7/31(土)・8/1(日)


ビームス ハウス 梅田

8/7(土)・8/8(日)


詳細はこちらからご覧下さい。


またご参加前に、




小林氏による2022春夏全型を紹介しているYoutube動画での予習もよろしいかと。


ご不明点は開催の各店舗までお気軽にお尋ね下さい。


本日もご覧頂きありがとうございました。


フォロー頂きますと簡単に投稿をご覧頂けます。


皆様のビームス 銀座 3Fへもご来店お待ちしております。


3Fフロア TEL 03-3567-2224


「AUBERGE」2022 春夏展示会へ行って参りました。

銀座よりこんにちわ、北角です。


心配していた天候崩れもなく


最終日ぎりぎりの〈AUBERGE(オーベルジュ)〉2022春夏展示会に参加して参りました。









いつもながらの小林氏のいい意味での変態的なこだわりの詰まった新作ばかり!


今回は、


その小林氏公認のAUBERGE女子である弊社スタッフ滝ヶ崎と共に。


着用しているのは

ヴィンテージプリント柄に、1910年代に起きた芸術運動であるDADAの象徴的な手法である文字とフォントのコラージュのイメージで作成したプリントシャツのDADA DEMIモデル。


ニューヨークで見つけた30年代以前のオリジナルスタンプを使用した文字プリントに、ゆったりとしたシルエットが今の気分にピッタリ。


ではそれ以外もいくつかご紹介致します。



フレンチヴィンテージの定番素材であるブラックシャンブレー生地を使ったこちらは、



1900年代初頭に狩りが貴族の趣味だった際に音を立てながら撃ちやすいよう獲物を追い込む役のユニフォーム的な「ビーターコート」をモチーフに作成したBEATER NOIRモデル。


あるご縁より手に入れた

40年代のヴィンテージアトリエコートの


何とも言えない独特な雰囲気を残しつつAUBERGE的に表現出来ないかと考えて、





通常より長く天日干しする事でグレーっぽくなったブラックヘンプとスヴィンコットンを経糸に、緯糸にネップのあるシルクにコシのある超長綿マナプールを使用し、


生地の状態で洗いをかける事でそれぞれの縮率で縮み凹凸感のある本物以上のヴィンテージ感を感じさせる素材となっております。


見た目よりは軽快な着心地ですが、独特なゴツゴツとした表面感は他にはない同ブランドならでは。


続いて、


小林氏が所有するあるフランス製のトートバックの織組織をベースとした生地で作成したアイテムを取り揃える




「ガーデンパーティー」と名付けられたシリーズより、



1920年〜1930年代にフランスで作られた左右非対称なハンティングジャケットを元に、



現代的なサイズ感で仕上げたBOULOGNEモデルは、



ベースとなったバックの織組織を、



グリーンのこちらは、経糸をグリーンのスヴィンコットンに緯糸はダークブラウンのフレンチリネンで表現し、



色違いのベージュを素材そのままに、



経糸をライトベージュに緯糸をダークベージュにて表現、どちらも使用しているスヴィンコットンの柔らかさが効いて長年使いみながらも品のあるような仕上がり具合に。


最後はこちらを。


前回の21春夏の一番の目玉であった

BILPITT、今回はヴィンテージ・フレンチミリタリーを語る上では欠かせないヘリンボーンを元に作成したフレンチリネンヘリボーンに藍染と黒顔料を加えたBILPITT Ⅱが再登場!


前回と同じ職人が仕上げAUBERGE全体で今回は限定50着!


と今すぐにでも着て帰りたくなる魅力的な商品サンプルばかりとなっておりました。


そんな魅力的な商品サンプルがご覧頂ける


オーダーフェアーをBEAMSで開催する事となりました。


開催店舗は以下の2店舗のみ。

ビームスF 新宿

7/31(土)・8/1(日)


ビームス ハウス 梅田

8/7(土)・8/8(日)


詳細はこちらからご覧下さい。


またご参加前に、




小林氏による2022春夏全型を紹介しているYoutube動画での予習もよろしいかと。


ご不明点は開催の各店舗までお気軽にお尋ね下さい。


次回は今回の展示会で私と滝ヶ崎がリアルに注文した(い)商品をご紹介させて頂きます。


本日もご覧頂きありがとうございました。


フォロー頂きますと簡単に投稿をご覧頂けます。


皆様のビームス 銀座 3Fへもご来店お待ちしております。


3Fフロア TEL 03-3567-2224