こんばんは!伊藤です。
さて、本日は、、

ラインナップ説明会、終了しましたので今日から順次詳しく紹介していこうと思います。
まずは写真のNAKAMURA NOTEから紹介して、今シーズンの動向を確認してから25秋冬のアイテム紹介をしていこうと思います。
今回はディレクター中村がスタッフ向けに話した内容を私なりに噛み砕いて要約、私見を混ぜて紹介していこうかなと思います。
というわけでまずはアイテム編から。

Double Bleatsed Jacket&Suits...
ここ数年、ファッションシーンで存在感を増しているダブルブレステッド(ダブル)のジャケットやスーツ。
海外の展示会でも多くの来場者が着用しており、サプライヤーからの提案も年々増えている注目のアイテムです。
とはいえ、日本ではまだダブル=フォーマル、難しそうと感じる方が少なくないかもしれません。
実際、ダブルというとタイドアップしてきちんと着なければというイメージが根強く、シングルと比べて敬遠されがちです。

ですが、欧米ではもっと気軽に取り入れられており、シングルと同じ感覚で日常的に着用されているのが実情。最近では、Tシャツやタートルネックといったカジュアルアイテムとの組み合わせも一般的になってきました。
スタッフのスタイリングを見ているとそういった着こなしも増えてきていますからね。
実際私もシングルよりもダブルのジャケット、スーツの所有率が高く、そういったアイテムもスポーティに着崩して着用することが多いです。
次のシーズンは、そうしたきちんと感にとらわれず、もっと自由なダブルの着こなしに挑戦してみてはいかがでしょうか。
写真を多く貼り付けている通り、25秋冬はダブルの種類がグッと増えております。

Over Coat...
昨年の冬は暖冬の影響で、オーバーコートが本格的に動き出したのは1月に入ってからという実情があり、今年はが提案が少ないのでは?という予測もありましたが、ふたを開けてみれば、今シーズンも主役はやはりオーバーコート。各店頭の打ち出しでも、しっかりと存在感を放っています。
ヨーロッパでは“冬になったらオーバーコートを着るのが男のたしなみ”という伝統があり、特に洋服にこだわる人たちの間では今もその感覚が息づいているのもいまだにオーバーコートがしっかりと打ち出されている理由の一つなのでしょう。
トレンドとしては、ゆったりとしたシルエットで、着丈が長めのデザインが引き続き主流。
ただし、ここ数年の気候を反映してか、“軽さ”を意識したモデルが多く、サプライヤーからも今季は軽い生地を載せているよといった声が多数聞かれました。
私も暑がりなので冬でも重たいウェイトのコートは出番が少なく、こういった軽めのコートを着用することが多かったです。
今年も暖冬が予想されますので、気候に合った素材やウェイト選びをすることでファッションを楽しんでいただければと思います。
Shot Coat...
今シーズン、オーバーコートと並んで注目されているのが、着丈の短いショートコートです。
短丈といっても、春先の軽快なコットンコートだけではなく、しっかりとしたウール素材で仕立てられたショート丈のコートも数多く登場しています。
スーツの上に着るというよりも、ジャケットの上にさらりと羽織るようなカジュアル寄りの提案が主流です。
このトレンドは、ここ数年続く<Barbour>やファイアーマンコートといったワーク&ミリタリーテイストの流行とも関連があるんじゃないかと。
それらの雰囲気を残しつつ、もう少しドレスらしいルックスで楽しめるアウターとして、ショート丈のウールコートが求められているのかもしれません。
着丈が短い分、軽快さや抜け感もあり、普段使いにぴったりな一着。特に通勤通学で電車や車を利用される方にはオーバーコートよりも取り回しがしやすく、より日常に溶け込む1着となるかもしれませんね。

Patterned Knit...
今シーズン、各ブランドから数多く登場しているのがパターンドニット。
ケーブル編みの立体的な表情をはじめ、ノルディック、アーガイル、ボーダー、ヘリンボーンなど、さまざまな柄をあしらったニットが豊富にラインナップされています。
オン・オフ問わず、肩肘張らないリラックス感のあるスタイルが支持を集める中で、ニットの需要が高まり、それにともないデザインの幅も大きく広がっているのでしょうね。
特に 装いがシンプルになりがちな季節だからこそ、コーディネートにほどよいアクセントが加わるパターンドニットが注目されているのでしょう。

Zip up Sweater...
イタリアンスタイルの定番として長らく親しまれてきたジップアップニットですが、今はカジュアルやモードといった異なるテイストのトレンドとも結びつき、クラシックの領域にまでその波が広がっています。
ハーフジップが主流ですが、フルジップのものもあり、ニットだけでなくスウェット素材のジップアップなども合わせルト、バリエーション豊富に展開されております。
以前はシャツをインナーに合わせるようなスタイルが一般的でしたが、ここ数年はクルーネックやタートルネックなど、襟なしのニットをレイヤードするスタイルが主流。
ジップアップのニットは、イタリアらしいエレガントさは残しつつも、どこか力の抜けた今っぽい表情へとアップデートさせてくれるアイテムとして、注目したいアイテムです。
この写真の中に、個人的に購入を決めているアイテムもあり、私自身も注目しているアイテム。どれが欲しいかはまた今度紹介しますね。

Turtre Neck...
コートと同様に暖冬傾向の影響を受けて苦戦が予想されていたタートルネック。
しかし今シーズン、ふたを開けてみると、変わらず各ブランドが積極的に提案するアイテムでした。ヨーロッパも同様に暖冬だったのにと思いますが、オーバーコートが変わらず強いなら、そのボリューム感に負けないインナーのニットはやはりタートルネックのニットになるんでしょうね。
日本では昨年、気温がなかなか下がらず、動き出したのはクリスマス頃という遅めの立ち上がりでした。
その反省から「ハイネックやモックネックに切り替えた方が良いのでは?」という議論も一部でありましたが、今季のサプライヤーの提案を見る限り、圧倒的に主流はタートルネック。スタイルとしての支持は変わらず高いようです。
豊富なカラーバリエーションだけでなくケーブル編みなどのパターンドニットとの組み合わせも増えてきています。
日本ではモックネックで冬を凌ごうといった考え方の方も多いかと思いますが、世界的な提案を見渡すと、そうは許してくれなさそうです。
温だけに左右されず、ファッションとしての魅力で選ばれていることが伺えます。

Cardigan...
日本でも最近、「ジャケットやスーツはもう着ないんだよ」というお客様の声が多くなってきており、店舗のレポートなどでもその傾向が非常に多く見られます。この傾向は日本に限った話ではなく、ヨーロッパやアメリカでも共通して見られる流れです。
かつて当たり前だったドレススタイルが、今や“好きな人だけのもの”になりつつある中で、ジャケットの代わりに注目されているのがカーディガンです。
特に、軽く羽織れる感覚で使えるミドルゲージ〜ローゲージのざっくりとしたニットが人気です。
カーディガンは、ジャケットスーツほど堅すぎず、それでいてきちんと感も残せる絶妙な存在。羽織りものとして、日常に無理なく取り入れられるアイテムとして再評価されています。店頭に立っていても、お仕事用にカーディガンをお求めのお客様が増えてきた印象があります。
デザインの幅も広がっており、定番のショールカラーはもちろん、ポロ襟タイプやリラックス感のあるVネックのざっくり編みまで、今季は多彩なバリエーションが揃っています。

Parker...
近年、街中でも展示会場でも目にする機会が多かったのがパーカー。
ミリタリーやアウトドアといったテイストを取り入れたモデルが非常に目立ちました。
リアルな古着のような風合いを持つヴィンテージライクな一着を着こなす人もいれば、ラグジュアリーブランドがアウトドア、ミリタリーパーカーをモチーフにしたアイテムを多数打ち出しているのもここ最近ならではの動きです。
長くなりそうなので今日はここまで。
アイテム編はまた明日続きを紹介いたしますね。
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伊藤 大貴