2025年秋冬NAKAMURA NOTE<アイテム編>vol.2

伊藤 大貴 2025.05.22

こんばんは!伊藤です。




昨日に引き続き2025年秋冬NAKAMURA NOTE<アイテム編>の紹介です。

昨日のブログを見返していて思いましたが、画像の順番が上手く調整できていなかったですね。

画像から探して入れていったので、今順番逆ならもっと伝わりやすかったなあなんていうのもありました。

今回はブログの作り方を変えて改善していきますので引き続きよろしくお願いいたします。



というわけで本日も早速紹介していきましょう!



Flights Jacket...


今シーズン、会場で特に目立っていたのがフライトジャケットの着用率。 サプライヤーからの打ち出しというよりは、来場者のリアルな着こなしとして取り入れられていたのが印象的でした。  

中でもB-3タイプのムートンが多く見られたほか、A-2やG-1など各種モデルがバランスよく着用されている印象です。


以前のようにドレススタイルに肩掛けで合わせる“抜け感”スタイルではなく、プレッピーやタイドアップスタイルなどのドレッシーな要素を合わせて、ジャケットを重ねずに着用して少し引き締めるといったバランスの着方が多くなっています。


文章のように商品としての打ち出しは少ないので画像は少なめ。B-3は<International Gallery BEAMS>で展開してましたからね。

アイテムとしての人気は変わらずですが着こなしの仕方が変わったというわけですね。




Cotton Flannel Shirts...




今シーズンはニットの提案が主流となる中、シャツの存在感はやや控えめ。 


その中でシャツブランド各社が力を入れていたのが、コットンフランネルシャツです。  

「カシミヤタッチ」と呼ばれるような、柔らかな風合いを重視した素材が多く、実際にカシミヤ混のラグジュアリーなシャツもありました。



柄物よりも無地のカラー展開が目立ち、ニットやカットソーのようにインナーとして着る無地のシャツという感覚が支持されている様子。

カットソーとニットを着用するシーズンの中間に着用するイメージですね。

最近だとカットソーと合わせたレイヤードスタイルもよく見かけるのでそういった着こなしの幅が広いアイテムというところも注目ポイントです。



Western shirts...


今シーズン、海外ではインフルエンサーの影響もあり、スナップなどで目立つのは全身ウエスタンスタイルを取り入れた装いが印象的なスタイルとして注目されています。  

とはいえ実際の来場者を見ると、コスプレのような全身ウエスタンスタイルではなく、ベルトやブーツなど、ウエスタン要素を一点取り入れるスタイルが主流。

中でも気軽に取り入れられるということで最も多く見られたのがウエスタンシャツでした。  従来のデニム素材だけでなく、今季は色物のバリエーションが豊富で、コーデュロイなど異素材を使ったモデルも登場。ビームスでも、今季は店頭に並ばないぐらい予約でいっぱいのウエスタンシャツがあったりと人気のアイテムですが、ここにきて一般層にも再び広がりを見せている印象です。


ちなみに写真はこの春夏入荷予定の<Brilla per il gusto>オリジナルのウエスタンシャツ。個人的にオルタネイトストライプが気になっています。



Scarf&Stole...


今シーズンは、スカーフやストールといった巻物アイテムの提案が各所で目立ちました。 

ネクタイの需要減少が続く中、これまでネクタイを主力としていたメーカーも、スカーフやネッカチーフ、ショールなど新たなアイテムを積極的に展開しています。  

これまでウールやカシミヤのマフラーを打ち出していたブランドも、スカーフやネッカチーフを打ち出しを強化している傾向があります。


より軽やかでスタイリングの幅が広がる巻物は、来場者の中でも実際に着用している姿が多く見られました。

お客様で巻き方はどうするの?と不安に思う方もいらっしゃるかと思いますが、巻き方に明確なルールがあるわけではなく、自分のスタイルや気分に応じて取り入れられる自由に取り入れていただければと思います。



Knit Cap...(こちらは商品紹介がありませんでしたので文章だけで、、、)


ここ数年、ヨーロッパではあまり見かけなくなっていたニットキャップですが、今シーズンは久しぶりにその存在感が戻ってきた印象です。 

来場者の着用率もさることながら、ミラノやロンドンのショップディスプレイでも、ニットキャップをスタイリングに取り入れた演出が目立っていました。


冬の定番としての役割に加えて、現在はドレススタイルのはずしとしての役割を担うケースも増加中。

カジュアルな装いはもちろん、タイドアップやコートスタイルに合わせる人も少なくありません。  

ネクタイや巻物と同じく、コーディネートに気軽に色を取り入れることができるアイテムなので、個人的にも挑戦したいアイテムの一つです。



Baseball Cap...(こちらもサンプル紹介がありませんでしたので文章だけです、、、)


今シーズン、圧倒的に着用率が高かったのがベースボールキャップ。 

展示会場やスナップでもその姿が多く、先に紹介したニットキャップと、このベースボールキャップ。 この2つが、とにかく今回の展示やスナップの中で、被り物として圧倒的に多かったです。


イタリアはもちろん、ロンドンのショップディスプレイでも多数のキャップスタイルが見られ、国際的な広がりを感じさせる傾向に。

かつて、ボルサリーノのような“ツバ付きの本格的な帽子”が流行していた時期がありましたよね。 今はリブニットキャップとベースボールキャップが同じような感じで流行ってきている、そんな印象です。

もはやトレンドというより“マス化”とも言える広がりを見せています。



Tie Trends...


ネクタイの需要が減少する中で、多くのブランドが新たな方向性を模索しています。提案の中心は「色」と「配色の工夫」。今季は特に、定番色に差し色を加えた組み合わせが目立ちました。  ベースカラーとして最も多く見られたのはブラック。ここにピンク、パープル、ブルーなどを差したコンビネーションが多数展開されています。 





グレーベースも豊富で、ミディアムグレーを中心としたワントーンのほか、ブルーやブラウンを加えたモノトーン系の配色が目立ちました。  ブルー系ではアビオブルーの継続に加え、ブラウンやパープルを混ぜた新しいバランスの配色が提案され、グリーンは明るめのオリーブからグレイッシュなスモーキーグリーンまで、秋冬らしい広がりを見せています。  色物ではパープルとピンクが印象的。ローズピンクやマゼンタに近い色合いは、ブラックやグレーと合わせて使われるケースが多く、なかでもブラック×ローズピンクの組み合わせは、1980年代の“フレンチアイビー”を思わせる懐かしさと新鮮さを併せ持つ配色として注目されています。  



パターンでは、引き続きヴィンテージ調が主流。中でもペイズリーの打ち出しが多く見られ、エトロを思わせる大柄デザインも展開されています。ジャカード織も含めて、懐かしさと華やかさのバランスを取った柄の提案が中心です。  厳しい市況の中でも、“クラシックの中でできる更新”を各ブランドが模索している様子が印象的なシーズンとなりました。




、、、といった感じでアイテム編は終了です。明日はキーワード編です。



※秋冬商品の予約解禁は5月30(金)を予定しております(6月2日(月)から4日(水)までの3日間はシステムの関係で予約の受付を停止しております)。 

ご予約は店頭、またはお電話にて受け付けております。ご都合の良い店舗までお問い合わせください。その際にブログ内に記載している商品番号をお伝えいただくとスムーズにご案内しやすいですのでご活用ください。  




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※ブログ内に記載の情報は記事公開時のものであり、仕様や価格、入荷時期など変更になる可能性がございます。あらかじめご了承ください。  


伊藤 大貴