【ビームス工房レポート】デニムのリペア:お母さん他に穿くパンツないの?編

2021.05.26

こんにちは。

現在当店は、短縮営業中で20時閉店となりますので、ご来店時はお気をつけください。


まさかの連日のビームス工房ブログです。営業再開後は、休みや原宿勤務で、単純に丸の内への出勤回数が現状少なく、商品ブログ作成時間がないだけでございます…


意味深なタイトルをつけましたが… 事実に基づき、ビームス工房にて承ったデニムのリペアの仕上がり例の紹介です。


原宿オフィスのスタッフが、デニムの修理を見積もり出ししていた際、進行したい旨の連絡をたまたま受けていたのが私でして、そして引取りの時にもたまたま対面。許可をもらい、紹介させてもらいます。


デニムのダメージ部分を塞ぐ修理です。





業界的にはタタキと呼ばれますが、裏から当て布をして、上からミシンで縫い付け(タタいて)て補修というか補強をします。





跡はどうしても残りますが、仕上がりの強度と、修理代のバランスから、最もポピュラーな仕上げ方です。ウールのパンツ、特にスーツの組下パンツのヒップや股付近が裂けてしまった場合なども、この直し方が多いですね。

修理する箇所の生地と同じ生地(スペア生地や裾修理時の端切れ)があるとベターですが、ない場合は、似よりの生地でのお任せになります。




今回のリーバイスのデニムのダメージは、穿きこんで裂けてきたのではなく、元々ダメージ加工されていたモデルのダメージを目立たなくするのが目的とのこと。

「お母さん他に穿くパンツないの?」と娘に言われてしまったので…塞ぐことにしました…と苦笑いされていました。

私も週に2,3杯しかラーメン食べないのに毎日食べてると思われたり…イメージというのは恐ろしいものですが…お母さんは仕上がりに満足して笑顔で引き取られました。





今回の修理代は、外部お持ち込み品だとすると¥6,000+taxで¥6,600(税込)です。納期はご返答いただいてから1〜2週間程。

一例ですので、補修箇所の範囲や箇所の多さでお値段は大きく変動します。


また、ビームス購入履歴の確認ができる品物ですと、同じ修理内容でも修理代は下がります。ビームスクラブ会員のお客様ですと購入履歴が残りますので、未入会の方は入会をオススメします。


ビームスでの購入履歴の確認ができる洋服であれば、全国のビームス各店で承ることが可能ですが、購入履歴の確認ができない洋服(他社購入品含みます。)は、原宿のビームス工房にて、見積もり(お預かりする必要有)やお直しを承ることが可能ですので、ご相談ください。


ビームス工房インスタグラムもスタートしておりますので、修理例などを更に紹介していく予定です。


この日は、仕事終わりに町中華で晩飯を食べました。




いずれ紹介したいと思っております…



KATO