【瀬古有美の器】

こんにちは。


この白い磁器は拙宅でサラダボウルとして欠かせないモノ。








別に菜食主義ではありませんが、

少し血糖値には敏感な今日この頃。


カミさんと野菜を食べる量を確認する際に

「昼の野菜は瀬古さんのボウルで...」という他愛もないワードとして聞こえてくる。



[瀬古有美さん]は原宿や新宿、そして関西では神戸や篠山、沖縄でもご一緒したような...

最後の方はあいまいですが割と会う機会があったり、

メッセージで互いの近況を伝えたりと勝手に身近に感じているヒト。


瀬古さんの磁器はfennicaで取扱いがあるので既に周知頂いていますが、

先月7月から個人的に投稿を再開するときに

【瀬古有美の器】と題してフォトログで瀬古さんの作品や世界観を

拙い文章で紹介していましたが、ご覧いただけました?


新宿や神戸のfennicaでは沖縄、出西、小鹿田、益子など陶器の取扱が多い中

瀬古さんの器は少し違う毛色と感じるかもしれないけども

益子の濱田窯や英・セントアイブスのリーチポタリーで学び過ごした時間は

誰が手にとってもわかる“手のしごと”がつぎ込まれているのです。



削って描く陰影の美はしっかり手元において時間をかけてみれば気づきます。







幾つかの蓋物は神秘的で且つ口許緩む愛らしさがあって...










いやはや、瀬古有美さんの作り出す世界は生活にウィットな感覚を与え

意志の強さと繊細な機微がひとつひとつにあります。


手にとってみてほしい瀬古さんの器。

また会って話したいけど待ち合わせ場所に迷ったら迎えに行きますからね。


そんな可愛い素敵な人なんです。





【つなぐ服...】

こんにちは。



昨日は衝撃の知らせ...


いつかはと思いながらも想いを整理しながら感謝して。














確信的に革新をし「服」以外のファッションやアートを教えてくれた。

この服はfennicaで知った手のしごと。


私にとっては大切につづく服であり、つなぐ服。







ありがとうございました。

安らかに...







【旅した気分...】

こんにちは。



我が家の隅にゴロンとおいている木のかたまり。

かなり前にアジアやアフリカの雑貨を取り扱う神戸の名店

価格も決めずに並べてあったものを店主に譲ってもらったモノ。


細やかな部分、そうでない大らかな部分も含め

温かみ感じる“味”のある手のしごと。








7月、フォトログにて「BLOCK PRINT」のシャツを紹介したコトがあり

その際に“気の遠くなりそうな工程を繰り返すしごと”と記したが

こうして出来挙がったファブリックを見れば納得できる。








違う視点で見れば細やかな細工が施された大きな版木のパターンが幾つかあり、

部分的に色を変え丁寧にファブリックに規則正しく捺されていて......









その様子の一部がこの紙タグに鮮やかに記されて、

これだけでも現地に行って、見て体験したい衝動にかられる。






同じファブリックのいくつかのアイテム。

スカーフはトグロ巻かせてこちらを見つめているような感覚は

蛇ににらまれた蛙のように身動き取れず素直に買って帰る既視感のような...





この間はCUBAにでも行ったような体験をしたかのように

今回はインドを旅した気分になった.........ん?妄想癖って?平和なだけ(笑)

兎にも角にも「BEAMS PLUS」の持つ魔力なのかもしれない。



ではでは。


【うまいコーヒーを飲んでいるのはだれだ?】Vol.1

こんばんは。



少し前のある日、

所用で向かった大阪は雨。


梅田から南へいく機会に恵まれれば
行きたい場所や店があり、

ここはそのひとつで

ココでひっそり深煎り珈琲を頼み、

店主の所作をみたり少しの軽口をたたくのがおきまり。




冷たい感じのカウンターに置く瞬間に小さくカチャと
スプーンが当たる音がするのがなんかいい、

カップアンドソーサーで出されると
❝珈琲をのむために店に来た❞感じがして。


ここは御堂筋からビルの合間を東へはいり

この辺りでも特に旧い佇まいのモダンな建物の

更にこの手摺りにそって地下へ降りる...



【Mole Hosoi Coffee】
この店は大阪を代表するビジネス街にあり

主の繋がりやリピーターメインでどれだけお客様が来ても

いい意味変わらないスタンスがあって、

気を使うのではなく繁忙時でも

折角来たお客様が美味しい珈琲が飲めるような

空気が自然に成立している。

店側も客側も...


これまでに何度かあった珈琲の波に乗ったような流行りの店ではなく、

少なくともメニューを見上げながら舌噛みそうになって頼む店ではない。

探していた都会にある居心地のいい「喫茶店」。
僕らの欲していた場所なのです。



主である細井君は前職の頃からの知合いで
飄々としてるけど礼節も重んじて酒も服も音も程よく好きで
浅くはにかむ笑顔が丁度いい感じなんです。
※誉め言葉です!


この日は帰り間際、ノーゲストになったから近況報告して
飾ってある懐かしいアーティストのレコードジャケットみて

“そのアーティストに似てるんちゃう?“

”なんで今それなん?”

二人して笑い、余韻残して帰るころには雨は上がっていた。




こんな四方山話のようなコーヒーに纏わる事を書いていると

“うまいコーヒーを飲んでいるのはだれだ?”
という昔のCMのフレーズが浮かんでくるのです。

またコーヒーの話を出来れば...

【つづく?つなぐ服】

こんにちは。


めがねぶろぐへようこそ。



今年の春と夏の〈KENNETH FIELD〉に

マドラスのパッチワークのアイテムが多いのですが

実は前からストールを中心に端材などを繋いで活かしたモノがある。








丁寧に織られた素材を裁断後も

余すことなくカタチにして届けたいという

ブランドディレクターの草野氏の

服を対しての❝想い❞であり、

服を通じて伝えたい❝精神❞なのです。


商業的な意味の強い「サスティナブル」とは

どこか何かが違います。



つなぐ服はつづくのです...。


【Que tenga un buen día! 】良い一日を!

こんにちは。

少し前のこと。


仕事でも、そうでないときも店に顔を出します。

私は仕事がら...という野暮な視線ではなく、

純粋にひとりの洋服好きとして楽しむために。

とは言いながらスタッフの表情、所作、

スタッフ間のやりとりなどは目についたものは気に留めます、

もちろん何処の店に行ったとしてもですが...


“楽しむ”方法は至ってシンプルで

取扱いブランド、カテゴリー、ディスプレイでの提案...ではなく

色々な要素が組み合わさって醸し出す空気を感じれるか?なのです。


例えばビームス 神戸店のこの辺りから見える

この角度はBEAMS PLUSであるけど

少し違う熱い国のように感じたりする。

一筋のイメージで括れないレーベルの可能性?世界観でしょうか?

壁となるガラスの枠越しに見るこのコーナー、

ジュートの床と相まって

エジプシャンリネンのイタリアンカラーのシャツは

麻独特の色や淡い色の合わせのボールドストライプが似合います。





それに合わせるのは白い太いパンツが定石かもしれないけど

此処は麻と綿を鰊の骨のように織った光沢をもたせた綾の生地に、

更に刺繍をほどこすことで少し癖ある表情の渡りの太い長めのショーツをセットしてある。

その組み合わせの妙が何故かくすぐり、“やられたぁ”感があって個人的に堪らないのです。





こうなればスタイリングまで想像を膨らませると...


グルカサンダルにリネンのソックスを合わせて隙は見せずに。




パナマ被ってシガー嗜む...もいいかもしれない。


これも?いえ、これぞBEAMS PLUSだからこそできるスタイル。

暑い夏だからこそ茹だってダラダラせずに背筋伸ばして颯爽と歩きたい。



店に行くと単に買い物に終始せず、ほんの少し視点を変えれば

楽しさに気づく小さな贅沢があるのです。


今日も店に行こうと思う。






【KYOTO? ART?】

こんにちは。



ふたたび「めがねぶろぐ」へようこそ。


しかし暑いですね...

❝あつ、あついねぇ❞と

京都のトモダチは言葉を二度重ねるので

2℃ぐらい温度が上がるのかもしれない。
それほど京都の熱さは別格です。


さて昨日は京都に行くならココに行こう!

としたところで「明日につづく」でした。


ここはご存知のように四条と寺町に面した[藤井大丸]。
新京極に移転前のビームスはココに店を構えてました。


なのに、なんでココなん?


と思われるかもしれませんが、

ココには随分前からARTの分野でも注目していて、

著名なアーティストも当然の事ながら

コアなファンを持つアーティストまで幅広く紹介しているのです。
よほど大手のギャラリーや有力なキュレーターが

関わっているんだろうと思っていたら

それが何と藤井大丸の社員の方がディレクションからキュレーションまで

になっていると聞いて驚きました。



館内挙げてのART...

四条通に面したエントランスもこのように祇園さん仕様。




メインは7階のこちら7 Gallery】。





私が京都のエリアのマネジメントをしていた際に

他の商業施設に比べ藤井大丸のスタッフは洋服好きの多さはダントツで

業務とは別に話しても自然と言葉の温度が上がり

胸が熱くなった記憶があります。




ディレクターの水野氏とは私が担当を変わってからも

連絡取り合い情報交換していて昨年開催した『UNKOWN ASIA』で

レヴュアーとして参加が実現し

京都でも日本をメインとしたアジア各国のアーティストの作品が

観みれたり紹介したりとサポートも担って頂いている心強い存在なのです。

ここにきて展示作品を観て

水野氏と話すことが私にとって京都に来ることの理由でもあるのです。

少し前に“産れる前からトモダチ”の豊田弘大のEXHIBITIONがあり、
来月は今年活動30周年、先日まで新宿B GALLERYでも開催した

PALM GRAPHICS』豊田弘治のEXBIHITIONがスタートします!
私にとって“こどもの頃から先輩”のARTに触れることも楽しみで

来月の京都も楽しみで待ち遠しい!


京都に行くならARTもでしょ?

【コンチキチン...】

こんにちは。



雨予報の昨日はすすまない作業を幾つか取り掛かる休みにしようと

蝉の声を聞きながら家の中で過ごしている。


基本的に出不精...そんな僕が今行きたい京の町。

なんでなん?


ここ数週、通勤で梅田駅に着くと

ホームや駅構内に流れるお囃子は

このまま京都線に乗って終点[河原町]まで“おこしやす”と

小豆色の電車からの暗示にすでにかかっているから?


案の定、祇園さんの「山鉾巡業」準備は着々とすすみ

先週末の17日に〈前祭〉にはじまり今週は〈後祭〉が行われる。


観光で京都入りする人よりも

3年ぶりに祇園さんを迎える地元の京都の人のほうが

ザワザワ、セワセワしてはるような。




少し前に所用で訪れた京都は〈前祭〉前、

行きかう人はまばらだけども

東西南北どこを上がっても下っても入っても

通には“コンチキチン...”と祭囃子がきこえ

町の其処此処に貼られたお神酒札を目にしたら

もう始まりが見えてくる。






人の多いところは苦手ですが祇園さんは別。







そしてココにも来る理由がある。

その理由はまた明日...





❝コンチキチン...❞


今も笛や太鼓、そして鉦の音がずうっと鳴り響いてる。


【シトシトアメノヒ...】

こんにちは。


昨日夜から稲びかりと雷音と共に降り出した激しい雨は

今日は少し大人しくなり、いまはシトシト降り続くだけ...

こんな休みの日は熱い濃い珈琲を淹れて過ごします。








たまに苦い珈琲をのみたくなることがあるけども

たまに飲む珈琲が苦く感じることもあり、

たまたま今日はそういう日なのです。


いつもはマグカップを使うけども

今日は改まって背筋をのばして

柳宗理デザインのカップ&ソーサーである人を偲んで。



【やちむんへの思い】松田米司①

こんにちは。


今日と明日は“真冬の寒さ”との予報を聞いて家を出たけど

手がかじかむような寒さではないような。

少し前の寒い日にかじかんで手を滑らせたわけではないけども、

大切なやちむんを〝ぱかーん〟と割ってしまった...。






これは北窯の松田米司親方の呉須と飴釉の絵付け

正しいかどうかわからないけど

勝手に〈ジグザグ〉と呼んでいる。

今も作られているけどもフェニカがオーダーした最初のモノで

色の濃さや柄のピッチの違いがお判りいただけるでしょうか?

それだけに気に入って食卓への登場頻度の高い皿でした。

ただ陶器の欠け割れは“あたりまえ”なので

久々に金継ぎをしてみようかと。

うん、そうしよう!と決め個人のSNSに載せると「え?できるの?」と

コメントやDMが多くて驚いています。
不器用なのでまだまだ腕を上げないといけませんが
それも陶器を長く使う醍醐味とも思っていて

景色?表情?が変わっても❝モノを大切にする❞ことになり

より一層愛着がわくと考えます。


また仕上がりを報告します。


何気に今月はやちむんに纏わることが多いなあ...。



ではでは。






【やちむんへの思い】田村窯①

こんばんは。

今日の夜は少しオレンジがかり大きくキレイです。
気温が低く空も澄んでいるからでしょうか?

と思ったら雪が降りだしてきました...

冬になると“暖かい地へ行きたい”と思うのは

我がままとわかってますが

今週は沖縄から会いたかったトモダチが

神戸に来ているので尚更なのです。

唐突ですが[田村窯]はご存知でしょうか?
やちむんに興味のある方はピンと来られたかも。


2010年に沖縄・読谷村の北窯から独立した田村夫妻が

大宜味村に工房を作り作陶をしながら

コツコツと作り続けていた登り窯が完成し

その初窯展が神戸・六甲の〈フクギドウ〉で開催されています。


そして田村さん本人も数日間の在店のために

神戸に来ていることを知り連絡を取り合って会うことに。


年賀状のやりとりはしているのですが実際会うのは10年ぶりかな...


ほんの少しの時間、コーヒーを飲みながら話しましたが

独特の照れくさそうに発する言葉、素朴な人柄は全く変わらずで

何だかじんわり嬉しく思えたりして。


今回のイベント『田村窯 登り窯焼成記念初窯展』を開催する

〈フクギドウ〉の店主と田村さんは同じ時期に同じ店で働き

その二人が未だにこうして繋がっていることもビームスらしくて嬉しくて。









今回は伝統的で力強い絵付けの尺越えの大皿のバリエーションの多さに加え

田村窯らしいモダンな面持ちの使いやすい5寸から8寸の皿やマカイが豊富な印象。

※但し、日に日に売れていきますのでご了承くださいませ...
















そして田村さん(右)とフクギドウ店主。





会期は1月22日㈯まで。


時間の合う方は是非足をお運び頂き手に取ってご覧ください。
https://www.fukugi-do.com/

https://www.instagram.com/fukugido/?hl=ja



【いつかのスタイリング 2022...】

いつかの...


インスタグラムにもですが

“いつかの”という言葉に近しい人から

いろんな言葉を頂いています...



一番多いのは食べたりスタイリングの写真を撮ったけど

“いつか”を忘れたから“いつかの”とアップしてるんでしょ?という意見...。


あながち間違っていないというよりも

そのラインで進めたほうがいいのではと考えています(笑)


ということでシリーズ化しますのでお付き合いください。







特にスタイリングに関してはサクッと自撮りですので

全身撮れていなかったり表情が硬いので『スタリング』ではなく

こちらでチョコッとアップしていきます。


もちろん個人のインスタグラムでアップしてますので

併せてご覧いただければ幸いです。


ドゾ、ヨロシク。

【いつかの散歩】@HAT神戸

こんばんは。



3連休の中日ですが、遠出は少しおっくうですね...

とはいえ天気は良くても家に閉じこもっては気持ちは晴れないし

通常の行動範囲と違う景色をみてぼんやり過ごすことがいいのでは?



そんな時は歩きませんか?


出来るだけ人の“密”にならない

陽を浴びて風や気温の変化を感じる場所へ。


以前にも紹介しましたと思いますが

私の住む神戸は山と海が近くて

どちらに向かって歩いても

ちょっと気分を変えれます。


いつかの、この日は

兵庫県立美術館のある“海側”へ。





ぼんやり海を眺めたり

凧あげたりアートを身近に感じたり...

楽しみ方はそれぞれ。






出かける場所に次第で

スタイリングを考えるのも小さな醍醐味です。

気候を読み切れずに反省も屡々ですが(笑)




この日はカミさんとゆっくり歩いて、

ほっこり時間。


今年はこんな時間を大切にしようと思います。

決して焦らず慌てず走らず移動する間の景色も楽しみながら、

ゴールがあって同じ道を選んでもいいし敢えて違う道を選ぶのもいいし。






歩く距離や歩数よりも意味を持たせて。







【新たな年を迎えて...】

2022年、新たな年を迎えて早1週間...



年末年始はゆっくり過ごせたような、

せわしなく過ぎたような。

いずれにしてもそういうモノですね。


毎月替えるカレンダーも何となく

色彩と図柄が新しい年を迎えた気分にさせます。


もう羽子板や独楽や遊ぶことはないけども

近くのグランドや港で凧揚げする姿は今見てもホッとします。


神戸は山からの海へ吹き降ろす風が強いので

凧糸が切れるかの手ごたえを感じるぐらい

力強く飛ぶのです。


何となく鬱積する気分も吹き飛ばしてほしいほどに。












新しい月を迎えるごとにカレンダーを変える楽しみが始まる。

皆様にっても良い年になりますように...




【私のアイコン?】


とある日のスタイリングで気づいたこと...


元々、偏重気味なNAVY好きに加えて

INDIGO、もしくはINDIGO風な合わせ、

自分で自分を見て少し笑えた...


そんな日だけではないのですが

そんな日が多いのも事実。


そんな日に限って好きなブランドばかり。


〈藍と紺〉













また偏り過ぎに気づいたら報告します(笑)


【夏に咲く花】


入荷時にはそれほどだった記憶だけど

真夏に近づく毎に

色遣いや描かれた花が力強くて

ハッとするほど印象に残る。


花のことは詳しくないけど

夏に咲く笑顔になれる花に違いない。



実際見るとやっぱりほしい...

Gitman VintageのSHIRTSは毎シーズン心くすぐる。




Gitman Vintage / Floral Voile 長袖シャツ
価格: ¥18,480(税込)
商品番号:66-11-1428-369