いきなりタイトルで「鳥取が好きだ」と告白されても
困る人がいるかもしれない...
それも生まれも育ちも関西で
そもそも鳥取県に行ったことがないw
いままでフェニカを通じて民藝に興味を持ち
因州中井窯や牛ノ戸焼、延興寺窯に福光焼を手に入れた。
もちろん山根窯も手に取って欲しいという衝動にかられたこともある。
と物欲に関してはこれぐらいにして...
けれどもこの本を手にしてからは
違う「好きだ」という気持ちが加わった。
【鳥取が好きだ。】水丸の鳥取民芸案内という一冊。

むかし見た雑誌や広告のイラストや村上春樹の小説やエッセイの表紙で
馴染みのある安西水丸の本。
難しくなく鳥取の民芸を紹介されていて
安西水丸ファンだった僕には?いや僕ら世代には堪らないのだ。
出張で東京に行った時の夜にセンパイと原宿の路地に入った
半地下にある広東料理の店で静かな佇まいで座っていたことを
いまでも想い出す。
東京生まれの安西水丸が好んだ手仕事が丁寧に紹介されていて
僕はこの本を大切な人に勧めたりしていたのだ...
そして最近目にして手にしたこのフリーマガジン。
ひそかに毎号気にしているのだけど、
2016年に京都の美術館「えき」KYOTOで開催された
『イラストレーター 安西水丸展』のポスターなどに使用された
[口笛のきこえる]が表紙のイラストとして選ばれている。

フリーマガジンへの興味と安西水丸のイラストに引き寄せられたのだ。
このフリーマガジンの内容の一つはやっぱり村上春樹だった...そして安藤忠雄。
前回のブログに「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」に触れたけど
偶然に?半ば強引にこじつけた感を余韻として残しながら次に繋ぐのであった...。

何気にフェニカで手仕事に触れたくなった。