修理のお話し(靴のハーフラバー編)

長谷部 健 2023.08.19

こんにちは。


私は〈ビームス ハウス 丸の内〉の他に

原宿にある〈ビームス工房〉という修理専門店舗の兼務をしておりまして、

毎週月曜日を担当しております。


そこで今回、

靴の修理に関するお話しをさせて頂きます。


革靴を履き続ける上で気になるのが

ソール(靴底)の傷みや減り。


オールソール交換が可能な場合は

最終的にその手もありますが、


修理代が高額な事と、


せっかく馴染んだ靴の

ソールだけが新しくなる事で

履き心地が変わったり、


新品の固いソールに対して

馴染んで柔らかくなったアッパーにも

余計に負担がかかってしまう(=傷み易くなる)

というデメリットもございます。


そこでオススメなのが

【ハーフラバー貼り】。


レザーソールの表面に

薄いゴムを貼って保護する事で、


①ソールの減りを防げる。

②(雨の日や駅のトイレ等での)水の染み込みを防げる。

③何度も貼り替えが出来る。


という

メリットがございます。


特に個人的には、

「あまり気にせずガンガン履ける。」

「馴染んだソールでずっと履き続ける事が出来る。」

という点が大きいです。


〈ビームス工房〉を通して

この修理のメリットを実感してしまった私は、


今履いている靴のほとんどに

ハーフラバーを貼っています。








コチラは

トゥスチールも付けてみました。








(ちょっとやり過ぎました…)



「せっかくのレザーソールの感触を味わえなくなる。」

とお考えの方もいらっしゃるかと思いますが、


これからも長くご愛用頂く上での

ひとつの参考として頂ければと思います。


弊社でのご購入履歴が確認出来るお品物でしたら

当店でも承る事が出来ますので、

どうぞお気軽にご相談ください。



長谷部