即興

こんにちは。BEAMS RECORDSスタッフの和田です。
あと数日で2024年が終わってしまうと思うと恐ろしいです。自分は今年が厄年だったので若干嬉しい気持ちもありますが…。

ところで、今年よく聴いたアーティストの一人にSam Wilkesというベーシストがいます。LAを拠点に、Sam GendelやLouis Cole、Teebsなど、様々な気鋭ミュージシャンと活動を共にする彼。今年は、Sam Gendelとのデュオ、ギタリストとドラマーを迎えたトリオ、そのトリオに更に二人のミュージシャンが加わったクインテットでのライブ音源の、3作品をリリースしました。


どれも素晴らしかったのですが、3つの作品に共通するのは即興性ではないかと個人的には思います。楽曲を制作し録音して作品にするというよりは、即興でプレーしたものからセレクトしてアルバムにしているような印象を受けました。クリエイティブな発想を持ちながら高い演奏能力を持つ彼とバンドメンバーならではの方法ですね。

また、彼やSam Gendelは、以前からレコーディングスタジオに限らずツアー先やレストラン、ライブ会場など様々な場所でのセッションを録音し、作品として発表しています。


ジャズやアンビエント、エレクトロニックなど多様な音楽的バックグラウンドを持ちながら、その上でどのジャンルにも縛られない、自由で即興性が高いプレーをするのが彼の最大の持ち味ではないかと思います。Grateful DeadやPhishを音楽のルーツと語っているのも一見意外ではありますが、納得できる部分もあります。


ライブも何度か見たことがありますが、その度に違うメンバーと違う音楽を奏でていて毎回楽しませてくれるので、これからもどんな音楽を作ってくれるのか楽しみなアーティストです。


というわけで、まずは最近入荷したSam Wilkesの作品をご紹介します。




【CASSETTE】Sam Wilkes / iiyo iiyo iiyo〈Wilkes Records〉
¥3,080 (税込)

こちらは2022年来日公演時のライブ音源です。Pat Methenyのトリオのメンバーでもあるキーボード奏者のChris Fishman、Blue Note作品にも参加するジャズドラマーのCraig Weinribのトリオに加え、ギタリストのDylan Day、Thom Gillをバンドメンバーに迎えたクインテットが、静岡県掛川市の〈FESTIVAL de FRUE〉と東京・渋谷の〈WWWX〉で行ったライブが収録されています。


個性豊かな演奏者同士の親密なやり取りによって生まれた、幻想的なアンビエントジャズ。実は自分も当時〈FESTIVAL de FRUE〉の会場でこのライブを観ており、素晴らしかったのを覚えています。


では、次も即興性を感じさせるジャズ作品をご紹介します。


【国内盤CD】Jeff Parker, ETA IVtet / The Way Out of Easy〈rings / International Anthem〉

¥3,300 (税込)

ポストロックバンドTortoiseのメンバーであり、ジャズ・ギタリストであるJeff Parkerを筆頭に、Meshell Ndegeocelloのアルバムのプロデュースも手掛けるサックス奏者のJosh Johnson、LAで数々のミュージシャンからその実力を認められているAnna Butterssなど、精鋭ミュージシャンたちによるセッションから生まれた音源。 


本作は、LAの伝説的ライブハウスであった ETAで、たった4本のマイクとカスタム・ミキサーで録音された長尺の演奏を厳選したもの。実験的でありながらリズミカルに心地よく展開されていく感じが素晴らしかったです。近年のUK JAZZなどがお好きな方にもおすすめしたいです。

最後にご紹介するのも、ジャズとはまた違った即興演奏を聴かせてくれるバンドです。



【LP】カフカ鼾 (ジム・オルーク・石橋英子・山本達久) / 嗜眠会〈Newhere Music〉

¥4,400 (税込)

Jim O’Rourke、石橋英子、山本達久による即興バンド 、カフカ鼾による8年ぶりとなるニューアルバム。2023年に下北沢ADRIFTで開催された『レコーディングライブ』での音源をジム・オルークが再編集、ミックス、マスタリングを行ったものになります。


三者の卓越したセンスが混じり合い、ジャンルに括ることの出来ない唯一無二の音楽を奏でていきます。また、即興ならではのスリリングさもありながら、単なるライブ音源にはとどまらない作品としての強度を感じるのは、ジム・オルークの編集によるものなのかもしれません。

2/24には渋谷のWWWで発売記念ライブもあるようなので、気になる方は是非そちらもチェックしてみてください!


ということで、今回は「即興」をテーマに3作品ご紹介させていただきました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
店頭ではCDやレコードのご視聴もできますので、是非お立ち寄りいただけますと幸いです!

本年も大変お世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。
良いお年を!


こんにちは。BEAMS RECORDSスタッフの和田です。

気が付いたら夏が終わって一気に肌寒くなりましたね。秋のほどよく冷たい空気の匂いがふわっと感じられた時、自分は本当に幸せな気持ちになります。それだけで色々な曲のことやライブのことまで思い出して、なんだかいつもより音楽が自分に染み渡る感覚になります。

そんな気分の最近は、先日当店にも入荷したSam Wilkes, Craig Weinrib, and Dylan Dayのトリオ作品などをよく聴いてしまいます。入荷はしていませんが、このトリオに加えてChris FishmanとThom Gillの二人が参加したライブの音源をまとめたアルバム「iiyo iiyo iiyo」も素晴らしかったです!

Sam Wilkesは現在来日中でSam Gendelとの全国ツアーもやっていますので、気になる方は是非調べてみてください!自分も静岡で行われるフェスfrueで見に行く予定です♬

また、Sam Wilkesと並んでついついよく聴いてしまう作品がこちらです。

【LP】Jonah Yano / Jonah Yano & The Heavy Loopo〈Innovative Leisure〉

¥4,730 (税込)
【CD】Jonah Yano / Jonah Yano & The Heavy Loopo〈Innovative Leisure〉
¥2,860 (税込)


広島県出身でモントリオールを拠点に活動するシンガー・ソングライター Jonah Yano(ジョナ・ヤノ)が、彼のアンサンブル・バンドとともに収録した最新アルバム。


前作に引き続き、今作も素晴らしいですね..!ジャズのような雰囲気もありつつ、独特のローファイさを追求したようなサウンドが心地よいです。フォークやR&Bを想わせる独特のヴォーカルもまた心に染み入るような優しさを感じます。


今作のタイトルでもある「The Heavy Loop」も30分のインプロヴィゼーション・トラックになっており、ノイズやエクスペリメンタルなどの影響も感じ取れる、これまで以上に自由な演奏を披露しています。

次にご紹介するのはまた違ったフィーリングを感じることができるニューエイジ作品。

【CASSETTE】織川一 Hajime Orikawa / 穂遊 Suiyu〈造園計画〉

¥1,999 (税込)



メンバーが入れ替わる不定形のセッション集団、野流の創設メンバーでもあり、千葉県鎌取出身の音楽家、織川一による第一音源集。


ニューエイジの伝説的人物であるLaraajiのライブに衝撃を受け、オートハープを始めたという彼。今作では、オートハープ、エレピ、ムーグシンセ、オルガン、テナーサックスなどの楽器と環境音を宅録で重ね合わせています。


郊外都市のためのニューエイジとも評される独特の空気感が心地よい一枚。やはり日本から生まれた音楽は、どこか日本の土地から感じられるフィーリングの音になっているような気がします。

次にご紹介するのも日本の音楽にフォーカスしたコンピレーションです。


【LP】V.A. / Virtual Dreams II - Ambient Explorations In The House & Techno Age, Japan 1993-1999〈Music From Memory〉

¥6,160 (税込)

【CD】V.A. / Virtual Dreams II - Ambient Explorations In The House & Techno Age, Japan 1993-1999〈Music From Memory〉

¥3,740 (税込)


アンビエント/ニューエイジ最重要レーベル〈Music From Memory〉が手掛けたアンビエントテクノのコンピレーションとして話題となった『Virtual Dreams』の続編。90年代前半のIDM、ベッドルームテクノの影響を受けながらも、独自の発展を続けていた日本国内のシーンから生まれたアンビエント・テクノに焦点を当てて選曲されています。


同レーベルの名コンピ「HEISEI NO OTO」でも選曲を行っていた大阪のレコードショップ REVELATION TIMEの店主、Eiji Taniguchiと、〈Music From Memory〉の創始者であり、2023年末に急逝した稀代の音楽探求家であるJamie Tiller がセレクト。


ほとんどの楽曲がCDでしか聴けなかった希少な音源。個人的には各トラックのサウンドから日本の電子音楽らしさを感じることができて興味深かったです。また当時を知らない自分からすると、このコンピレーションを通じてこういったシーンやアーティストがいたことを知れたということもあり、そういう意味でもおすすめしたい一枚です。

最後にご紹介するのは秋の夜長にぴったりの作品です。


【CASSETTE】Diana Chiaki / Under Control〈Nocturnal Technology〉

¥2,860 (税込)

東京を代表するDJ/プロデューサーのMars89によるレーベル〈Nocturnal Technology〉からのニューリリース。BOLER ROOM、FUJI ROCK等への出演から、CMの楽曲制作まで活躍の幅を広げる、DJ/プロデューサーのDiana Chiakiによるアルバム。


ミニマルでありながら、パワフルなベースラインとビートが効いたスローテクノ。1曲目の「0:00」から最後の「6:00」までで夜明けを表現しているとのことで、どこか夜中から明け方の非現実的な雰囲気も感じます。カセットで聴くのもよさそうです。


ということで、新入荷の商品から4点ご紹介させていただきました!

オンラインショップに載らない店頭のみの商品もありますので、是非ご来店お待ちしております!店頭でレコードなどの試聴もしていただけます。


また、店頭のみの商品もinstagramのDMやお電話でお問い合わせいただければ、通販可能ですので是非お気軽にご連絡くださいませ。


最後まで読んでいただきありがとうございました。

空気が鳴る

こんにちは。BEAMS RECORDSスタッフの和田です。


先日、当店でも販売中の『マジエルのまどろみ』を制作した作曲家の磯田健一郎さんのインタビューを最近読んだのですが、その内容がとても興味深かったです。90年代にアンビエント/ニューエイジ・ミュージックを発表し、吉村弘や芦川聡と近いフィールドで活躍した彼によって、過去の作品の再録音やその手法、アンビエントや音楽制作に関することが語られています。


こちらは店頭のみのお取り扱い。\2,750(税込)


その中で印象的だったのが、今のアンビエントと言われる音楽には「ソフトウェアからはみ出していない」「空気が鳴っていない」ものがあるという指摘でした。彼らはパソコンとヘッドホンを使って製作していて、スピーカーを使っていないため、和音が響いていないことが分からないからとのことです。


確かに、そもそも音とは空気の振動であり、その場で楽器から鳴っている音を録音していたのが音楽制作の始まりだったはず。ですが、いつからかパソコン一台あればその中で音を作り、その中で録音ができるようになりました。それ自体は便利で、音楽の発展に繋がったと思いますが、スタジオのマイクで録音された音に含まれるその場の響き(空気感)はそこにはないのかもしれません。



以前にアーティストの小袋成彬氏が、スタジオでレコーディングをしている場合も、楽器の音以外の余計な音の響きを減らすのが日本では主流であるのに対して、ロンドンのスタジオは(その場で)出て来たものを良しとする多様性や偶然を許容する懐の深さがある、と語っていました。


それで思い出すのは、かつてドイツのロックバンドCANは、「Future Days」をレコーディングする際に、自分たちのスタジオのドアを暑さを理由に開けっ放しにして録っていたため、独特の音の響きを生んだという話。またボーカルのダモ鈴木が座っていた椅子のクッションのカサカサとした音もマイクに入っていて、それも楽曲の一部になったというエピソードもあります。


話がだいぶ逸れてしまいましたが、音楽を聴くときにメロディやリズムだけでなく、そういった録音環境から生まれる音の響きや空気感の事も考えながら聴くと面白いかもしれません。



ということで話が長くなってしまいましたが、最近入荷した作品をご紹介します。


まずはCANのメンバーであるHolger Czukayのソロ作品から。




【帯付き初回生産限定盤LP】Holger Czukay / On The Way To The Peak Of Normal〈P-VINE〉
   ¥4,400 (税込)                商品番号:29-67-1168-538


クラウトロック・バンドCANでベースを務めていたHolger Czukay(ホルガー・シューカイ)による1981年発表のソロ・アルバム。同じくCANのドラマーJaki Liebezeitのミニマムなドラムに合わせて、ギター、ラジオ音声のコラージュ、オルガンなどが変幻自在に繰り広げられていきます。

KraftwerkやNeu!などのバンドの録音に関わり、多大な影響を与えたドイツの重要エンジニア/プロデューサーのConny Plankや、P.I.L.のベーシストJah Wobbleなど個性豊かなミュージシャンがゲスト参加。演奏の録音後に実験的な編集とエフェクトが施されており、演奏時の空気感を強調したり再構築しているような印象を受けます。エクスペリメンタルな作品がお好きな方はこの機会に是非どうぞ!


次にご紹介するのは、スタジオのセッションの空気感が楽しめる作品。




【LP】Qwalia / Abbreviations〈Albert's Favourites〉
¥5,720 (税込)  商品番号:29-67-1146-526



こちらは、ロンドンを拠点に活動するジャム・バンドQwalia(クワリア)の2nd アルバムです。ドラマーのYusuf Ahmedを中心に、ベーシストのBen ReedやギタリストのTal Janes、キーボード/シンセ奏者のJoseph Costiなど、Frank Oceanなど数々のアーティストの楽曲にも参加する実力派のミュージシャンが参加。

ジャンルにとらわれない即興演奏が特徴で、今作も1stアルバム同様、2021年4月にロンドンのフィッシュ・ファクトリー・スタジオで行われた13時間のセッションから抜粋されたものになります。即興演奏ならではの生々しさがありながらも、技術に裏打ちされたクオリティに驚かされる一作。



最後にご紹介するのは、楽器や声の重なりが美しい、話題のコラボレーション作品です。




Milton Nascimento & Esperanza Spalding / Milton + esperanza〈Concord〉
CD ¥3,300 (税込) LP ¥6,270 (税込)


「ブラジルの声」とも称されるほどブラジルを代表するミュージシャンのMilton Nascimento(ミルトン・ナシメント)。本作では、グラミー賞を通算5度も受賞してきた実力派ジャズ・ベーシスト/シンガーのEsperanza Spalding(エスペランサ・スポルディング)とコラボを果たしました!

Milton自身の楽曲や愛聴してきたブラジル音楽、The Beatles、Michael Jacksonのカバーに加え、Esperanzaが2曲を新たに作曲。UKジャズを牽引するShabaka Hutchings、坂本慎太郎ともコラボするブラジルのロックトリオO Ternoの中心人物Tim Bernardes、ロンドンのSSWのLianne La Havasなど豪華なゲストが参加している点も見逃せないポイントです。

ブラジル音楽の自由さやジャズらしい演奏が合わさりながらも、どこかポップな仕上がりになっている印象です。ブラジル音楽を聴き始めるきっかけにもなりそうな一作。

こちらは音源ももちろん良いのですが、アメリカのラジオ局であるNPRの人気企画「Tiny Desk Concert」でのライブ映像(こちら)も素晴らしかったです。ライブ音源だとそれぞれの楽器の鳴りがはっきりしていてそれも良いですね。Mlitonが座りながら歌っているのも渋いです。


以上、新入荷の中からご紹介させていただきました。
最後まで読んでいただきありがとうございました!

〈FIIO〉新時代のポータブルカセットプレイヤー「CP13」


皆様、こんにちは!

ビームスレコーズ高荷です。



今回は、ビームスレコーズにて新しくお取り扱いを開始する〈FIIO〉のポータブルカセットプレイヤー「CP13」ご紹介いたします!





〈FIIO〉はFI (FIDELITY) と IO (1 and 0, Digital)に由来し、その設計品質と安定した製造品質が高く評価されている世界最大級のポータブルオーディオ機器ブランドです。そんな本ブランドがレトロでありながらも新しいデザインコンセプトを持たせた「復刻シリーズ」第一弾として開発したのが「CP13」。懐かしさだけでなく優れた品質を追求し、音質・デザインにとことんこだわった新時代のカセットプレーヤーです!






カラー展開はブルー、ブラック&ホワイト、トランスペアレントの3色。





FIIO / CP13 ポータブルカセットプレイヤー
カラー:ブルー
価格:¥19,800(税込)
商品番号:29-74-0068-859






FIIO / CP13 ポータブルカセットプレイヤー
カラー:ブラック&ホワイト
価格:¥19,800(税込)
商品番号:29-74-0068-859






FIIO / CP13 Transparent ポータブルカセットプレイヤー
カラー:Transparent
価格:¥19,800(税込)
商品番号:29-74-0069-859



アルミニウム合金製のボディが放つ美しいメタリックな色合いと角型ながらも丸みを帯びたフォルムが魅力的です。

長時間のバッテリー駆動が可能で、一回の充電で最大13時間再生。サイズも厚さ31.8mmという薄さとコンパクトさが実現されており、通勤通学はもちろんのこと、旅行先などでも大活躍しそうな一台です!




皆さんが気になっているであろう音質面にも触れておきます!

一般的なカセットプレーヤーでは1.8Vや3V電源で駆動すモーターが使われるところ、CP13は4.2V電源で駆動する高電圧モーターを採用。この高電圧モーターが再生速度を安定させ、カセットテープの音源をより忠実に再現することを可能にしています。また、オーディオ回路は磁気テープヘッドから信号増幅に至るまで完全にアナログ回路で構成されおり、よりピュアなアナログ音質を実現しています。



デザイン、音質共に妥協したくない方はマストバイの一台。店頭にてサンプルもご用意しておりますのでご視聴して、気になる方は是非店頭におこしくださいませ。




それでは!




OTHER MUSIC



こんにちは。BEAMS RECORDSスタッフの和田です。


先日目黒シネマという映画館にて「アザー・ミュージック」という映画を見てきました。たくさんの音楽好きやミュージシャンに愛され続けていた、ニューヨークの伝説的なレコード屋“OTHER MUSIC”が閉店するまでのドキュメンタリーなのですが、とても良かったです。


1995年にアルバイト先のレンタルビデオ屋で知り合ったジョシュとクリスが大手レコード屋の目の前にお店をオープンさせ、“OTHER MUSIC”と名付けます。メジャーなものなら何でも売っている大手のレコード屋に対して、文字通り”他の音楽”を販売し続けた彼らの店には、メジャーなものより、よりインディーでオルタナティブな作品を求めている人々が来るようになりました。


しばらくすると、音楽への愛と探究心が強く、変わり者のスタッフたち(かつてはAnimal Collectiveのメンバーも!)が働き始め、お店には沢山の音楽好きが通うようになりました。そして、単にレコードを買うだけではなく、スタッフとのコミュニケーションによって新しい音楽を知るための場所として人気を得ていました。しかし、その"OTHER MUSIC"が、iTunesの普及やNYの家賃高騰を理由に2016年に閉店してしまいます。


というのが映画の内容なのですが、劇中で映されるお店の雰囲気が素晴らしく、感銘を受けました。決して気取ることなく、真摯に良い音楽を伝えようとするスタッフたちを見て、自分もこのようなレコード屋の店員でありたいと思わされました。


ということで早速、最近入荷したものから個人的にother music感のあると思うものをご紹介します!



【CASSETTE】V.A. / Skateland Soundtapes, 1980-1986〈Death Is Not The End〉

商品番号:29-69-0199-526    ¥3,520 (税込)


まず一つ目はこちら。世界各地の骨董音楽を掘り起こすロンドンの気鋭レーベル〈Death Is Not The End〉から、10周年を記念したリリースの第一弾です。ダンスホール・レゲエ黄金期の1980~1986年に、ジャマイカのキングストンで最も有名なローラースケートリンクであるHalfway Treeで行われたセッションの録音から構成されたミックスになります。当時のジャマイカやサウンドシステムの生々しい熱気が感じられる音源は、カセットで聴くとまた一味違う味わいがありそうです。


続いても、これからの季節に合いそうなDJミックスをご紹介します。


DJ サモハンキンポー / Imaginary Island〈Noche Tropical〉

商品番号:29-68-0422-170  ¥1,320 (税込)

AIWABEATZと共にパーティー/レーベルを主宰するDJサモハンキンポーの新作ミックスCD。吉祥寺 bar Cheekyにて開催されているパーティー発のレーベル〈Noche Tropical〉からリリース。電子音楽、アシッドダブ、アンビエント・ジャズを用いて、エキゾチックでサイケデリックな世界観を爽やかに表現しています。ジャンルや時代を飛び越えながらも一貫した心地よさが続くミックスです!


続いてはLAのアンビエント・ジャズのシーンでも活躍するアーティストの作品。


【LP】Mia Doi Todd & Andres Renteria / Morning Music〈City Zen〉

商品番号:29-67-1096-526   ¥4,950 (税込)

シンガーソングライターとしてLAで活躍するMia Doi Todd(ミア・ドイ・トッド)が2009年にCDでリリースした作品。ハルモニウム、ピアノ、ティン・ホイッスル、タンブーラ、アコースティック・ギター、ドラムなど様々な楽器によって作られたインストゥルメンタルは、ミニマルながら豊かな世界を表現しています。LaraajiやScientist、Andre 3000、Calros NInoなどとのコラボレーションでも知られる、彼女の唯一無二の個性を感じられる作品です。


最後にご紹介するのはポルトガルのアーティストによる実験的な作品です。

【LP】Rafael Toral / Sound Mind Sound Body〈Drag City〉※店頭のみ
商品番号:29-67-1103-526   ¥6,600 (税込)

ポルトガルの実験音楽家/ギタリストである Rafael Toral(ラファエル・トラル)が1994年にリリースした1stアルバムが、30周年を記念して初ヴァイナル化! Jim O'Rourkeのレーベル〈Moikai〉からも再発されるなど、ドローンの傑作として愛されてきた一枚。洗練されたギターと電子音の響きはアンビエントのように聞き流すこともできますが、実験的な印象も感じます。現行のアンビエントを追っている方にも、是非今聴いていただきたい作品です。

以上、最近の新入荷から4点ご紹介させていただきました!
店頭のみの商品もありますので、お近くにお越しの際は是非お立ち寄りくださいませ。


最後まで読んでいただきありがとうございました!




AIAIAI MORE VARIATION 5.25 sat - 6.9 sun


皆様、こんにちは!

BEAMS RECORDSスタッフの高荷です。



タイトルにもある通り、本日から店頭&オンラインショップにてデンマークのヘッドホンブランド〈AIAIAI(アイアイアイ)〉のモアバリエーションを開催中です!普段、当店ではお取り扱いのないモデルやパーツを多数ご用意しております。店頭では全種類お試しも可能となっていますので、この機会にぜひ足をお運びください。





今回は、モアバリエーションで新たにお取り扱いするモデルを一挙にご紹介いたします!

ヘッドホンやパーツの新調をお考えの方は参考にしていただけますと幸いです。





それでは早速ご紹介していきます。







AIAIAI / TMA-2 DJ XE (S01,H01,E02,C05)
価格:¥16800(税込)
商品番号:29-75-0055-717

レコ―ディング、DJモニターなどに最適なサウンドを追求したモジュラー・スタジオヘッドホン「TMA-2 DJ XE」。AIAIAIが独自に開発したバイオセルロース・ダイアフラムドライバーを搭載し、原音に忠実かつクリアでバランスの取れたサウンドが実現されています。また、軽量化にも優れており重量はわずか168g。長時間の作業やDJプレイにもってこいのモデルです!








AIAIAI / TMA-2 Ninja Tune Edition (H06, E81,E82, S83, C83, A83)
価格:¥29800(税込)
商品番号:29-75-0057-717

当店でもお馴染みUK屈指のインディレーベル〈Ninja Tune〉とのコラボ・モデル「TMA-2 Ninja Tune Edition」。ヘッドバンドにはBluetooth接続に対応した「H06」を使用し、コードレスで快適に音楽をお楽しみいただけます。また、スピーカーユニットには〈Ninja Tune〉のリサイクル・ヴァイナルを素材に使用した「S83」が採用されており、同レーベルファンやレコード好きにはグッとくる仕様となっています。音質も機能性も妥協したくない方へオススメの1台です。






AIAIAI / UNIT-4 Wireless+
価格:¥128000(税込)
商品番号:29-74-0074-717

今回のモアバリエーションの中でもイチオシなのがこちらの「UNIT-4 Wireless+」。〈AIAIAI〉独自の革新的なワイヤレス技術 ”W+ Linkテクノロジー” により、16msという超低遅延のワイヤレス伝送を実現し、非圧縮の高品位なサウンドを提供するスタジオモニタースピーカーです。従来のBluetoothスピーカーは音の遅延が発生するため、音楽制作の場面では敬遠されがちでした。しかし、本スピーカーはBluetoothの一番の弱点でもある遅延を人の耳では全く感じないレベルにまで改善しているため、音楽制作の場面でも大活躍する1台です。コード類で散らかりやすい機材周りでもすっきりとコードレスで使用でき、音質もハイクオリティと申し分なしです。音楽制作用のスピーカーやご自宅用のハイクオリティーなスピーカーをお探しの方はぜひ一度お試しください。





AIAIAI / Bumper Case
価格:¥5680(税込)
商品番号:29-74-0070-717



AIAIAI / Isolation Pads
価格:¥6279(税込)
商品番号:29-74-0073-717

「UNIT-4 Wireless+」用のバンパーケースとアイソレーションパッドも展開しております!ご購入検討されている方は合わせてチェックしてみてください。





AIAIAI / H01 -Slim - PU foam padding Headband
価格:¥5280(税込)
商品番号:29-75-0045-717

AIAIAI / H02 - Rugged - Silicone padding Headband
価格:¥10799(税込)
商品番号:29-75-0046-717

AIAIAI / H03 - High comfort - PU leather padding Headband
価格:¥9579(税込)
商品番号:29-75-0047-717


AIAIAI / H04 - High comfort - Microfiber padding Headband
価格:¥9579(税込)
商品番号:29-75-0048-717

AIAIAI / H10 - Wireless + Headband
価格:¥19800(税込)
商品番号:29-75-0049-717

ヘッドバンドは5種類を展開。すべて〈AIAIAI〉『TMA-2』の各プリセットへの付け替えが可能なモデルです。お好みのモデルへご交換いただくことで、ヘッドホンのフィット感やディテールの変化をお楽しみいただけます。

※〈AIAIAI〉『TMA-1』には対応していません。






AIAIAI / S01MKII Balanced sound - Bio-diaphragm
価格:¥8980(税込)
商品番号:29-75-0050-717

AIAIAI / S02MKII Punchy sound
価格:¥11799(税込)
商品番号:29-75-0051-717

AIAIAI / S05MKII - Detailed sound
価格:¥12799(税込)
商品番号:29-75-0052-717

スピーカーユニットはこちらの三種類がラインナップ。ヘッドホンの音質を大きく左右する部品で、各モデル違った質感の音を表現します。店頭にて聴き比べも可能ですので、ぜひお気に入りの音を見つけてみてはいかがでしょうか!

※〈AIAIAI〉『TMA-1』には対応していません。






AIAIAI / X02 - Transmitter
価格:¥9780(税込)
商品番号:29-75-0054-717

AIAIAI / X01 Transmitte Wireless+
価格:¥8599(税込)
商品番号:29-75-0053-717

AIAIAI / E01 - Microfiber On Ear
価格:¥3180(税込)
商品番号:29-75-0044-717

AIAIAI / C17 - Straight Neon straight 1.2m - Remote with mic
価格:¥3380(税込)
商品番号:29-75-0043-717

AIAIAI / C05 Straight black 1.5m
価格:¥2779(税込)
商品番号:29-75-0042-717

AIAIAI / A04 Hardcase large
価格:¥4979(税込)
商品番号:29-75-0041-717

ヘッドバンドやスピーカーユニットの他にも、普段当店ではお目にかかれないパーツやグッズが盛りだくさんですのでぜひ店頭または商品ページにて詳細をチェックしてみてください!


ご視聴だけでも大歓迎ですので、BEAMS RECORDSスタッフ一同皆様にお会い出来るのを心よりお待ちしております!







薪風呂から考えるアナログの良さ

こんにちは。BEAMS RECORDSスタッフの和田です!

突然ですが、皆さんは銭湯はお好きでしょうか。私は家から歩いて5分ほどのところに銭湯があるのですが、めんどくさくてあまり行きません。たまに行くと気持ちいいのですが、お湯に浸かったりサウナに入っている時間が退屈に感じてしまう時があり、家のシャワーで済ませてしまうことが多いです。(最寄りの銭湯はサウナに入りながら、イヤホンをしていたり本を読んでいる人が多く、最初は驚きました。)それから、熱すぎるお湯も苦手で、場所によっては一瞬しか入っていられない時もあります。そんな銭湯が得意とはいえない自分が、先日友人の家に遊びに行った際に立ち寄った銭湯が素晴らしく感動しました。


そこは繁華街のはずれでひっそりと営業されている、昔ながらの銭湯。体を洗ってお湯に浸かってみると何かがいつもと違うことに気づきました。普段だったら入ってしばらくは熱くて、慣れるまで時間がかかるのですが、その日は入った瞬間から優しい気持ちよさがありました。なぜかいつもよりお湯が柔らかい感じがすることに気づき、その銭湯に通っている友人にそのことを伝えると、薪でお風呂を沸かしているから、お湯が柔らかくて気持ちいいのだと教えてくれました。

 

一体それが科学的に証明できる事なのかは自分にはわかりませんが、同じ水道水を使っていても沸かし方の違いで、感じ方がここまで変わるのかと驚きました。さて、銭湯の話が長くなってしまいましたが、これは音楽にも通じる話だと思い、書いてみました。同じ音源を聴いているのにデジタルデータとレコードで音の違いを感じるというのはまさにそうで、アナログなものにはどこか不思議な魅力があり、人はそこに惹かれるのではないのでしょうか。利便性やコスト面でいえばデジタルの方が優れているのに、いまだにフィルムの写真や映像にこだわる作家や、アナログ・シンセサイザーを愛用する音楽家がたくさんいます。

また、当店でお取り扱いさせていただいている〈TAGUCHI〉のスピーカーにも同じような魅力を感じます。元々はコンサートホールや映画館などのために、オーダーメイドのスピーカーを作られていたブランドということもあり、注文が入ってから一つ一つ手作りで作られるスピーカーの音には、どこか暖かみや柔らかさを感じます。高い技術力によって生まれるハイクオリティな音はもちろんのこと、職人の方の手作業によって特別な魅力が宿っているのも、沢山の人々に愛されている理由の一つなのかもしれません。

画像左が〈TAGUCHI〉の スピーカーCANARIO、右がLITTLE BELというモデル。どちらも木目を生かしたデザインが素敵です。

店頭でご視聴もしていただけますので気になる方は是非お越しくださいませ!



話が逸れてしまいましたが、最近はそういったアナログ、オーガニックなものを少しずつ生活の中で増やしていけたら幸せだなと思っています。レコードやカセットテープもその一部ですが、料理を作ったり、コーヒーを淹れたり、植物を育てたりすることにもハマっています。また、最近は生楽器やパーカッションなどが入っていたり、人間らしいグルーヴがあったりと、どこか有機的なエレクトロニックに惹かれることが多いです。


ということで話が長くなってしまいましたが、新入荷のタイトルから個人的にそんな雰囲気を感じるものをご紹介します。




【LP】Contours / Elevations〈Music From Memory〉

¥4,950 (税込)


まず一つ目は、マンチェスターを拠点にドラマーとしても活動するTom BurfordによるプロジェクトContours(コントゥアーズ)の新作。ニューエイジ/アンビエント系の最重要レーベルでお馴染みの〈Music From Memory〉からリリースされました。マリの木琴のような打楽器であるバラフォンの探求から始まったというこのプロジェクトは、広大な自然の中で自分を忘れたいという彼自身の願望が反映されているそうです。アコースティックとエレクトロニクスそれぞれが調和しており、オーガニックなアンビエント・サウンドを創り上げています。パンデミック期に同世代の音楽家たちと自宅でレコーディングされたということもあり、親密で繊細な印象も感じます。Nala Sinephloなどのアンビエント・ジャズ好きな方に是非聴いていただきたい作品です。




【LP】Mixmaster Morris, Jonah Sharp, Haruomi Hosono / Quiet Logic〈WRWTFWW〉

¥6,600 (税込)


続いてご紹介するのは、細野晴臣、Mixmaster Morris(ミックスマスター・モリス)、Jonah Sharp(ヨナ・シャープ)の三者によるアンビエント・テクノの名盤。1997年に細野晴臣のスタジオで制作されCDとカセットでのみリリースされたものが、良質な再発を続けるスイスのレーベル〈WRWTFWWR〉から初めてヴァイナル化されました!有機的に変化し続けるドラムパターンと洗練されたシンセサイザーが絡み合うトラックは、今聴いても全く色褪せないサウンドです。この機会に是非LPでどうぞ!



そして、最後に紹介するのはDIY感溢れるデザインのミックスCDになります。




悪魔の沼 with MOOD魔N / 沼探り〈ALLIGATER〉

¥1,760 (税込)

 

Compuma、Dr.Nishimura、AwanoからなるDJユニット、悪魔の沼。彼らが”FESTIVAL de FRUE 2022”で、MOODMANを迎えた4人の特別編成で行ったプレイを記録したものがCD化。「沼探り」というタイトル通り、4人が様々なジャンルを横断しながら、ディープな世界観でスローなテクノを展開していく様はまさに抜けられない沼のようです。カオスでスリリングなミックスでありながら、経験に裏打ちされた安定感がやはり素晴らしいです!前半78分間がCDには収録されていて、DLコードから3時間のフルバージョン(MP3)がダウンロード可能となっています。盤に押されたハンドスタンプ、ペーパー・スリーブもDIY感がありかっこいいです!



以上、新入荷の中から3点ご紹介させていただきました!

店頭でしか販売していないアイテムもありますので、是非お近くの際はご来店いただけると幸いです♪♪


最後まで読んでいただきありがとうございました。




♪New Arrivals♫

こんにちは。BEAMS RECORDSスタッフの和田です。

本日は新入荷の作品から、個人的おすすめ作品をご紹介します!



【180g重量盤LP】Herbie Hancock / Speak Like A Child〈Blue Note〉

¥5,060 (税込)

商品番号:29-67-1038-494

まず、はじめにご紹介するのは、ピアニストとして60年代からジャズ界の第一線で活躍してきたHerbie Hancock(ハービー・ハンコック)が1968年にリリースしたアルバム。ピアノ、ベース、ドラムのトリオに加えて、バス・トロンボーンなど中低音域の管楽器を3名迎え入れた編成。終始繰り広げられるHerbie Hancockのピアノが美しい作品です。半世紀以上の時が経ってもなお魅力的な本作は、是非この機会にレコードで聴いていただきたい1枚です♪♪



過去の名盤を楽しむのも良いのですが、そのあとにまた現行のアーティストを聴くとまた違った解釈ができるなぁと思い、過去と現在の音楽を行ったり来たりする日々です。ということで、次は現行で活躍するジャズ・ミュージシャンの作品をご紹介します。



【LP】Shabaka / Perceive Its Beauty, Acknowledge Its Grace〈Verve〉

¥5,060 (税込) 

商品番号:29-67-1028-494

Shabaka / Perceive Its Beauty, Acknowledge Its Grace〈Verve〉

¥2,640 (税込)

商品番号:29-68-0392-494


Shabaka And The Ancestorをはじめ、Sons Of Kemet、The Comet Is Comingなどのプロジェクトを率いる、UK出身のミュージシャンであるShabaka Hutchings(シャバカ・ハッチングス)の最新作。サックス奏者としてよく知られている彼ですが、今作では打って変わってフルートや尺八などを演奏しています。


LAの前衛ジャズシーンの最重要人物Carlos Ninoを筆頭に、ヒップホップグループOutKastのメンバーにして、最近ではフルートによるニューエイジ・ジャズアルバムを発表し衝撃を与えたAndre 3000も参加。他にもニューエイジ界の伝説的存在Laraaji、UKのダンス・ミュージックを代表するDJ・プロデューサーであるFloating Pointsなど錚々たるメンバーをゲストに迎えています。


全体を通してニューエイジやアンビエントに影響を受けたサウンドで、自身の内面を追求したようなイメージの楽曲が続きます。Carlos NinoやSam Gendel周辺のアーティストが好きな方には刺さる作品かと思います!

 

ところで、最近はすっかり春になり、急に気温が上がったので自分はTシャツ1枚で過ごすことも増えてきました。

自分は暑くなると聴きたくなる音楽がたくさんあるのですが、次にご紹介するアーティストもそのうちの一つです!




【限定ソレイユ・ヴァイナル仕様LP】Khruangbin / A La Sala〈Dead Oceans〉

¥5,720 (税込)

商品番号:29-67-1016-512


Khruangbin / A La Sala〈Dead Oceans〉

¥2,310 (税込)

商品番号:29-68-0385-512

タイファンクやダブなど幅広い影響を感じさせるサイケデリックなサウンドで人気を誇る、テキサス州のバンドKhruangbin(クルアンビン)の4枚目のスタジオアルバム。今作はキャリア初のゲストなしの作品ということもあってか、メンバー3人の演奏により洗練された印象を受けます。ただ彼らのオリジナリティが失われることはなく、よりパーソナルな世界観を表現されている印象です。


部屋にいるような暖かみがテーマとのことで、聴いているとつい窓の外をぼんやりと眺めてしまうような心地よさがある一枚です。ジャンルにこだわらず良い音楽を探し求める方は是非どうぞ!個人的にもいつかライブで絶対見たいバンドです♪♪


こちらのLPは、太陽のようなデザインのカラー・ヴァイナルかつ、通常ジャケットの窓の部分がくり抜かれているユニークな仕様の限定盤になります!



そしてラストにご紹介するのは、パーティーにぴったりの1枚です。



【EP】Wallace / Papertrip〈Rhythm Section International〉

¥3,850 (税込)

商品番号:29-67-1025-526


昨年末のCIRCUS TOKYO / OSAKAでの来日公演も記憶に新しいUK拠点の気鋭DJ / プロデューサー Wallaceが、ロンドンの名門〈Rhythm Section International〉からリリースした最新EP。ディープな雰囲気のシンセを使いながらグルーヴィーなハウスに仕立てたA1、うねるようなベースと浮遊感のあるシンセが交差するB2など、至極のダンストラック4曲が収録されています。ダンスミュージック好きやDJの方は必聴です!一曲の中に細かくアイディアや展開が詰め込まれているので、クラブはもちろんのこと、ホーム・リスニングでも楽しめる作品かと思います



以上、スタッフ和田のおすすめ新入荷でした!♬ほかにも紹介しきれなかった作品がたくさんありますので、ぜひ店頭までお越しくださいませ。また、気になる商品がございましたらお気軽にお問い合わせください。


それから、BEAMS RECORDSのSpotifyアカウントにて、私が選曲したプレイリストがUPされましたのでお時間ある方は聴いていただけたら嬉しいです!(こちらからどうぞ

70年代の楽曲から新進気鋭のアーティストまで、ジャンルや時代を問わずに、今聴きたい日本の音楽をセレクトしました。普段から国内の音楽を聴く方も、そうでない方も楽しめるよう意識しましたので、是非お楽しみください♬


最後までご覧いただきありがとうございました!