2026年秋冬<NAKAMURA NOTE>、一気に見せます

伊藤 大貴 2026.05.20

こんばんは!伊藤です。


さて、先日よりチラ見せ紹介しておりました、2026年秋冬のラインナップ説明会。本日よりみなさまに詳しく紹介していこうと思いますがその前に、、、



まずはこれを紹介しなければいけませんね。

シーズンの流れやキーワードを網羅した<NAKAMURA NOTE(ナカムラノート)>。


これを見た上で今シーズンはどういったアイテムに注目すべきか、どんなアイテムを買い足すのか、ある程度考えていく上での指標になるかと思います。もしかしたら今シーズンあるもので使えるものもあるかも、、、

『あ、これ<NAKAMURA NOTE>で見たやつだ!』となるように、予習していきましょう。

ちなみに紹介順、というよりは紹介しやすいように順番変えてます。予めご了承ください。


※今回紹介に出てくるアイテムはこれから順次紹介していきますが、まだ私もどれがどのブランドのどのアイテムなのか、整理が追いついていません。今お問い合わせいただいても私もお答えできませんので、ぜひブログで紹介するまでお待ちいただければと思います。


また、秋冬商品の予約解禁は5月29(金)を予定しております。フライングでのご予約は受け付けておりませんので解禁までお待ちください。

また、ブログ内に記載の情報は記事公開時のものであり、仕様や価格、入荷時期など変更になる可能性がございます。あらかじめご了承ください。  


まずは<ITEM>編です。


”MOULINE KNIT(ムリネニット)”


いきなり新しい流れですね。

KEYWORDの欄で後述しますが”BRITHISH(ブリティッシュ)”の流れもあり、杢糸を使ったニットの提案がかなり増えていました。

古くからスコットランドのニットブランドなんかが使ってて、どちらかといえばクサいと言われてしまうようなニットなんですけど、単色ライクでコーディネートに取り入れやすく、無地よりも表情があって奥行き感じるムリネニット。

ニットブランドで展開していないところはないと言っても過言ではなく、様々なモデルにムリネの糸を使ったニットが見られました。


糸の特性上、ハイゲージというものはないですが、ミドルゲージからローゲージまで展開されておりました。

取り入れやすいナチュラルカラーから、

英国製のムリネニットにはないようなグリーンやブルー綺麗な色目のと言ったカラーもありました。



”FAIR ISLE KNIT(フェアアイルニット)”


こちらも”BRITHISH(ブリティッシュ)”の流れの一つですね。英国の雰囲気がわかりやすく表現できるアイテムですからね。

ただし、ムリネニットとじゃ違い、サプライヤーの提案が多いというわけではなかったですが、業界人の着用、そしてイギリスはロンドンのお店での打ち出しがかなり増えていたとのこと。



”OVER COAT(オーバーコート)”


昨年に続きゆったりとしたシルエットで着丈の長いオーバーコートの打ち出しは以前として多め。バルカラーからテーラードコートまで、コートというアイテムにおいてはこのシルエットが主流です。



”DUFFLE COAT(ダッフルコート)”

オーバーコートの中でも根強い人気なのがダッフルコートですね。

クラシックなタイプのものだけでなく、デザイナーブランド風のデザインのものも見られるなど、バリエーションも増えてきております。

いわゆるのダッフルコートではなくトグル使いのコート、アウターも増えてきています。

イギリス人、日本人ではダッフルコートの着用率高いが、ヨーロッパ、特にイタリア人は着ないイメージですね。



”FIREMAN COAT(ファイヤーマンコート)”

こちらも80年代後半から90年代にイタリアやフランスで大流行したファイヤーマンコート。数年前に<FAY(フェイ)>がアーカイブコレクションを打ち出したころからリバイバル的な人気が業界人の間で続いています。

商品の提案、というよりは世代が変わって、若い世代が70〜90年代のものを実際に経験していないため、新鮮に感じている業界人が取り入れている印象です。


個人の体感的には、日本のお客様よりもインバウンドのお客様に反応良かったイメージがあります。<BEAMS F>でも<MICHAEL CLASSIC APPAREL(マイケル クラシック アパレル)>のファイヤーマンコートを展開してましたよね。(ブログ執筆時点でベージュのS、Mだけ40%オフで残っていたのでチャンスですよ



”SHORT BLOUSON(ショートブルゾン)”


そして重厚な雰囲気のオーバーコートとは対極的な、軽快でカジュアルなショートブルゾンの打ち出しが増えてきています。広い意味ではブルゾンだけでなく、チョアジャケットやミリタリージャケット、ピーコートなどショート丈のアウターのバリエーションもこのカテゴリーに含まれますね。


”STAND COLLAR JACKET(スタンドカラージャケット)”


春夏の<NAKAMURA NOTE>でもこのスタンドカラーは登場していましたがさらに増えていました。イタリアのブランドも提案していましたね。

完全な最初からスタンドカラータイプのものと、襟を立ててスタンドカラー風に着用する2つのタイプがあります。


日本ではフレンチのイメージが強いですが、60年代後半から70年代前半に世界的に流行し、2000年代前半にはイタリアでも流行した襟型とのこと。

最近ではジャケットブランドが既存のモデルをベースにこのスタンドカラージャケットを、なんていうのも見かけるようになりました。

<BEAMS F>でも<Chato Lufsen>が人気ですね。私も昨年ぐらいから欲しいと思っていたところ、今シーズンようやく購入できました。今抑えておけばかなり長く着用できそうですね。



”TRUCKER JACKET(トラッカージャケット)”


こちらも”SHORT BLOUSON(ショートブルゾン)”と近いイメージかなと思い順番整理してみまいした。”TRUCKER JACKET(トラッカージャケット)”というと真っ先にデニムを想像しますが、日本もデニムジャケットがブームで、着用している人多いかと思いますが、ヨーロッパのお店を見てもオアスロウとか日本のデニムブランドを取り扱っているところが増えてきています。


それ以外にもレザーや布帛でGジャンタイプのブルゾンというのが増えてきています。逆にデニムジャケットはレイヤードアイテムとして、コートやブルゾンのインナーに着用しているコーディネートも見られました。




”CARGO TROUSERS(カーゴトラウザーズ)”

ここからパンツですね。

久しぶりに多くのサプライヤーからカーゴパンツの打ち出しが増えていました。以前は細いものが多かったですが、今回はスリムからワイドまでシルエットも幅広く、そしてパンツブランドだけでなくトータルブランドからも提案されておりました。

今回のラインナップでは紹介がなかったので今シーズン人気だった<BRIGLIA 1949(ブリリア)>のカーゴパンツの写真を拝借。

コットンからウールまで。パンツブランドならほとんどのブランドか提案していた



”WIDE LEG TROUSERS(ワイドレッグトラウザーズ)”


ワイドパンツの流れは引き続きありますが、ワイドテーパード、ワイドストレート、ワイドクロップドなど、様々なワイドシルエットのトラウザースを履く業界人が増えていました。

ただしこれはあくまで業界人の話。日本では街中でワイドパンツ履いている人を多く見かけますし、PITTIでもスナップに撮られるような人でワイドパンツを履いている人を見かけますが、サプライヤーの提案はそれほど増えているわけではなく、特にヨーロッパでは一般人の方はワイドパンツをほとんど履いておらず、圧倒的にテーパードやスリムシルエットのパンツを履いている人が多かったとか。


ちなみにパンツのシルエットは時代によって流行りの変遷があります。

60年代はスリムが流行って、

70〜80年代はフレア、バギー。

80〜90年代はワイド、

90年代はブリティッシュが流行って、細めのプリーツ入りパンツが増えてきて、2000年代はまたスリムが流行りました。


それを見ているとなんとなく今の流れもわかりますよね。



”FIVE POCKET(ファイブポケット)”

カジュアルだけでなくドレスのミックススタイルとして、ファイブポケットが多く見られました。デニム素材のものだけでなく、コットンやウールのものも増えてきていますね。

シルエットはオーセンティックな501のようなストレートからワイド、そしてブーツカット(フレア)も多いです。


デニムをカジュアルではなくドレス系のアイテムに合わせて革靴を履くと言ったスタイルが多い




”STOLE & SCARF(スカーフ&ストール)”


ここ数シーズン、スカーフやストールがさらに注目されております。ロンドンのお店を見てもめちゃくちゃな量でスカーフが展開されています。

特に業界人だとすごく多いのですが、スナップを見ていると垂らすだけの人からポケットに入れるだけだったり、防寒の役割になってない付け方が多いんですよね

アクセサリーとして注目されているという側面が強いですね。


ネクタイの着用機会が世界的に減っており、低迷するネクタイブランドがネクタイの代わりにこういったスカーフやストールの提案を増やしているという事情もあるようですね。そういう背景もあり、ネクタイブランドがネクタイで提案するような英国調のクラシックなものからイタリア的な綺麗な色柄のものまでバリエーションはとても多くなっております。



”TIE TRENDS(タイトレンド)”


一方でネクタイは必須というよりは趣味でしている人が増えてきているので、大きなトレンドの変化はないですが毎シーズンごとに色の傾向は変わってきています。


“Monotone(モノトーン)”


ブラック&ホワイトだけでなく、他のトレンドカラーを差し色に使うことによってシックなトーンに色気を加わったものが多くなっております。


“Antique red(アンティークレッド)”

ネクタイだけでなくストールにも使われている。

赤だけでなく、赤茶とかパープル、ボルドーなどの赤みのある色が多く提案されています。


“Warm brown(ウォームブラウン)”

ダークブラウンやラセットブラウン(ちょっと赤みのあるブラウン)など、他の色を引き立てる差し色としても使われているカラーが多かったです。


“Patterned jacquard(パターンドジャカード)”

同色で表現される無地ライクなジャカードや、異なるモチーフを重ねて奥行きを持たせたジャカードが増えている。

ジャカードって重たく見えるので春夏よりも秋冬なんですよね。なので今シーズン多くなってます。

また、ペイズリーの流れは継続しており、プリント、ジャカードともにバリエーションが多い。



続いて<KEYWORD>編です。



”BRITHISH(ブリティッシュ)”

多くのサプライヤーからこのブリティッシュ(英国調)というワードが出てきていました。今シーズンはイタリアブランドでもブリティッシュがテーマですというところが多かったです。

この英国調というのはサビルロウとかジャーミンストリートとか、堅苦しい英国的な着こなしと言うことではなく、英国的な雰囲気をコーディネートに取り入れるという流れであり、ITEM編でも”MOULINE KNIT(ムリネニット)”、”FAIR ISLE KNIT(フェアアイルニット)”と言ったように柄や素材感で英国を想起させるような、という意味合いかと思います。





”GLENPLAID(グレンプレイド)”、”HERRINGBONE(ヘリンボーン)”、”CORDUROY(コーデュロイ)”


まとめて3つ紹介します。この3つとも上記の”BRITHISH(ブリティッシュ)”に通じますね。

まず昨シーズンに続き最も多く打ち出されている柄がグレンプレイド。昨シーズンよりもさらに増えているとのこと。傾向としては細かい柄のものはあまりなく大柄でウインドウペンが入っているものも多くなってきました。

洋服だけでなくバッグなどの小物にも採用されているとことを見ました。


そしてグレンプレイドと同じくらい提案が多いヘリンボーン。グレンチェックが春夏でも多く登場しているのに対して、ヘリンボーンは秋冬のツイードのイメージが強いせいがあまり多くなかった印象。その分、秋冬のらしさを感じる英国長のアイテムとしてちょうどいいのかもしれませんね。

グレンプレイドと同じく大柄ではっきりとした柄のものが多く、それでいてリアルなツイードではなく軽く柔らかい素材感のものが多いのも今シーズンの傾向です。


最後にコーデュロイ。夏のシアサッカー、冬のコーデュロイというところですね。

ブリティッシュというテーマがある以上、コーデュロイが注目されないわけがないですね。

こちらは今季色々なブランドのアイテムがありました。カラーバリエーションも例年より多い印象ですので、要チェックです。遠目から見ても明らかにコーデュロイだなとわかるはっきりとした太畝と中畝が多めでした。




”DOUBLE BREASTED(ダブルブレステッド)”


ジャケット、スーツ、アウター、コートもとにかくダブルブレストが多く提案されておりました。日本人が思っている以上に展示会では提案されており、ヨーロッパではセールスがいいんだなという印象を受けました。

ダブルブレストのアイテムに対して堅苦しい印象をお持ち方もいらっしゃるかと思いますが、最近ではクラシックなテーラードものを除けば、リラックス感のある、カーディガン感覚で着用できるダブルブレストも出てきており、シングルよりも着こなした際のアクセントがつくアイテム、として気軽に着用できるようになってきているという印象です。同じダブルブレストというカテゴリの中でもバリエーションが増えている印象です。

私もダブルのジャケットを着る際はほとんどボタン留めずにラフに着用することが多いですからね。



”DOUBLE FACE(ダブルフェイス)”


手縫いで軽く柔らかくハンドメイドで作られたダブルフェイスの生地を使ったアウターやコートの打ち出しが多く見られた。これは<BEAMS F>で取り扱いのアイテムではあまり見かけないですが、昨今のクワイエットラグジュアリーな雰囲気をわかりやすく伝えることができる素材であることが人気の理由だとか。




”TWISTED PREPPY (ツイステッドプレッピー)”


ちょっと前に流行っていた時から数は少なくなってきたものの、かなり捻りを加えたプレッピーなコーディネートが多く見られました。

リアルの世代を体験していない人も増えてきているからか、年代のミックスも混沌として、もはや何がプレッピーなのかもわからない状況と言ってました笑

まあこの自由な感じがプレッピーのいいところでもありますからね。


一般の人の傾向でないのでそれだけご注意を。


”OUTDOOR(アウトドア)”


マウンテンパーカー、ダウンベスト、カウチンセーターなど、様々なテイストのアウトドアウェアを取り入れたコーディネートが見られました。70年代後半にのヘビーデューティの頃に流行ったようなものが出て来ている印象です。<BEAMS F>的なコーディネートで言えばダウンベストが一番取り入れやすいですかね?



最後に<COLOR>編です。



”BORDEUX(ボルドー)”


1番多かったのはやっぱりボルドーです。

春夏から継続して打ち出されているボルドー。今シーズンを象徴するキーカラーと言えるほど多くのブランドで展開されておりました。

ドレスアイテムだけでなく、ダウンのようなカジュアルなウェアにも取り入れられていたとか。

難易度高いように感じますが、ダークトーンのものならドレス系のアイテムとの親和性も高いです。難易度高いと感じる方はこちらのニットのような面積の少ないものや、ベルトなどの小物で取り入れていただくと良いかと。




”GREEN(グリーン)”


ボルドーと共に提案が多かったのがグリーン。広く深みのあるグリーンから発色の良いグリーンまでトーンのバリエーションも多かったです。

ラインナップ内でもグレイッシュなグリーンのアイテムは多い印象なので注目のカラーです。


”ORANGE(オレンジ)”

オレンジも多かったです。

カジュアルは発色の良い明るいオレンジ、ドレスは深みと温かみのあるオレンジが多い。

面積の広いコートやブルゾンなどの提案もあったが、ニットなどの差し色で取り入れていただくのがいいかと。


”YELLOW(イエロー)”

発色の良いイエローをブラウンやベージュにポイントカラーとして使うコーディネートが多く見られました。

発色のいい色はこの3色。


”RED(レッド)”

ボルドーほど多くはないが、カジュアルを中心に意外と多く見られたカラー。メンズはそれほどでもないのですが、ウィメンズは次の秋冬のメインのトレンドカラーにもなっています。

ウィメンズの傾向はメンズに少し遅れて入ってくる傾向があるので、覚えておいていいのではないかと思います。


オレンジ、イエロー、レッドはサンプルがあるものの中ではちょうどいいものがなかったので文章だけで紹介いたします。



”BROWN(ブラウン)”

ベーシックカラーの打ち出しの中で、多く見られたのがブラウン。


ラインナップ説明会の前に<BEAMS F>、<Brilla per il gusto>両ブランドのシーズンルックを撮影しましたが、、用意されたハンガーラックを見て、まず最初に思ったのがブラウンが多いなと。<BEAMS F>とかもう少しシックなカラーも多いかと思っていただけに意外でした(個人的に最近ブラックが気分なだけというのもありますが、、、笑)。

それぐらい注目度が高く、そして現実味のある、日常に取り入れやすいカラーかと。

トーンもさまざまで、秋冬らしい深みのあるブラウンからミディアム系は少しスモーキーなトーンも多く見られる。またブラウン系でまとめたワントーンコーディネートも多く見られました。






”CAMEL(キャメル)”、”NEUTRAL(ニュートラル)”、”GREY(グレー)”

ラグジュアリー繋がりでキャメル、ニュートラルとグレー。特にニュートラルとグレーはクワイエットラグジュアリー(主張しないラグジュアリー)を象徴するようなカラーですね。

もはやこの3色は定番になってきてますね。今シーズンも多くのサプライヤーから提案されていました。

特にキャメルは、アウター、コート、ニットを中心に打ち出されていました。

先ほどのダブルフェイスもこのキャメルが代表的なカラーなので多かったというのもありますね。


グレーはチャコールほど濃い色のものはあまりなく濃いものはとブラックに振れていましたね。


”NAVY(ネイビー)”

こちらも昨年の秋冬から継続しているネイビー。今回もネイビーワントーンでの提案が多く、差し色を使う場合もブルーのトーンでまとめるコーディネートが多く見られた。

黒に比べるとネイビーの打ち出しが多かったですね。




今回紹介したトレンドは絶対に取り入れなければならないというものではなく、取り入れる取り入れないは自由。

ここに載っていない流れももちろんあるし、載っていても<BEAMS F><Brilla per il gusto>で今シーズン登場しないものもあります。


ですが流れを知って選択をするか、知らないままなのとは大きな違いが出てきます。これから紹介するアイテムも、そういった観点から、どれを取り入れていくべきか、押し入れに入れっぱなしだったアイテムが使えるかどうか、チェックしていただければと思います。



といった感じで2026年秋冬<NAKAMURA NOTE>、一気に見せますの紹介でした。

今まではアイテム編、キーワード編、カラー編と分けて紹介しておりましたが、予約解禁までにできるだけ多く商品を紹介したいと思い、ぎゅっと濃縮しました。

明日からの商品紹介も、しっかり紹介するところと継続品のためさらっと紹介するところ、サンプルがない商品の紹介方法など、バランスをとりながら見やすくなるように調整していこうと思います。






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伊藤 大貴